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Case:天野 1
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私は数年ぶりにとある駅の西出口に降り立った。普段は乗換駅で、私もよく利用している。しかし、西出口から出たのは何年ぶりだろう。大学時代はよく洋服を買いに立ち寄っていたけれども、社会人になってからは立ち寄らなくなった。
空はカラッと晴れていたが空気は冷たい。確実に冬の訪れを感じる。
私は冷たい風にブルリと身震いをして、肩からかけた葡萄色のニットを羽織り直す。建ち並ぶファッションビルを見上げながら、初めてこの街に訪れた気分になっていた。ビルの広告は全て若者向けだ。ハロウィンも終わりクリスマスの内容になっている。
「東出口の利用は多いけど、西出口ってこんな感じだったかしら。大学を卒業して数年経てば変わってしまうわよね。流行は直ぐに変わってしまうものね」
私は何となく独り言を呟いてしまう。
私がよく利用する駅裏方面である東出口は、飲食店街が多く並ぶ繁華街になっている。夜になると活気が溢れる街だ。飲み会でもよく利用するお店があるし、少しだけお酒が飲みたい時は立ち寄る事もある。女性が一人でも気軽に入る事の出来るお店が多いが、少し裏路地に入ると街の雰囲気はがらりと変わる。ラブホテルや風俗街となっているから注意も必要だ。
反対に駅本来の表玄関である西出口は、ファッションビルが多く建ち並んでいる。少し路地を入れば、古着やセレクトショップが所狭しと並んでいる。飲食店も多いが、駅裏の飲み屋街とは違い明らかに若者向けのカフェが多い。つまり東出口とは客層が異なっている。
西出口はいつも高校生が沢山いる街となっていた。近年は新幹線やバスといった交通網の発達で、地方に住んでいる若者も気軽に訪れる事が出来る様になったからだろう。
私の若い時よりずっと年齢層が若くなったわね──と、ぼんやりビルの広告を見つめていたのだが、すれ違う人達の視線を妙に感じる。
もしかして、私……変なのかしら? お店のディスプレイ前に映った自分の姿を確認する。今日は天野の妹さんに会う事もあり、お洒落に気合いを入れたつもりだ。
エコレザーのロングフレアスカートは定番の黒色だ。上着は白にほど近いクリーム色をした体にフィットした七分丈のシャツ。出来るだけシンプルに。肩からは果実カラーのニットを肩掛けにしている。足元はスニーカーにするかブーツにするか悩んだけど、結局履き慣れている、バックストラップのヒールになった。
小物はダークブラウンでまとめたのだけど……何処かおかしいのかしら。変なところはないわよね……と、緩く一つに結んだ髪の毛に触れてみる。
「はっ」
その時に、気がついた。
同じ様にすれ違う十代後半、二十歳前半の女性達は皆、同じエコレザーのスカートでもミニスカートだったり、シャツワンピースだったりと弾けた若さで可愛らしかった。
しかも今日は土曜日だけど断然多いのが制服姿の女子高生。そんな人達の中、ファッション的にはおかしくないけども、一人だけアダルトな雰囲気を醸し出す私。
うわぁ~恥ずかしくなってきた。もしかして、母親が娘の買い物についてきたと思われている?! そんな事を感じて頬を染めて俯いた。
だが仕方がない。天野の妹さん、陽菜さんとの待ち合わせが、若者の街になってしまったのだから。保護者と言っても過言ではないだろう。
どうやらこの街に天野の妹さんである陽菜さんが、ずっと行きたがっていた洋服屋さんがあるらしい。そのお店に久し振りに会うお兄さん──天野についてきて欲しいのだとか。その買い物の時に食事をする事になり、天野の彼女として会う事になっている。
◇◆◇
「妹……陽菜って言うんだけど。俺の彼女に会えるってものすごく電話口で喜んでた。何かくすぐったいな」
天野が自分の口を覆って照れていた。
「喜んで貰えるのは嬉しいわ。でも……そんな風に言われると、余計緊張するわね」
「緊張だなんて。陽菜も同じ事言ってたぜ。だけど陽菜のヤツ、絶対俺の事を財布としか思ってないんだな。あーあ、久し振りにジェットコースターに乗れると思ったのにな。岡本が言った通り、陽菜を使って倉田と遊び倒そうって思っていたのに。もしかして、駄目になったのは岡本の呪いかな?」
天野は陽菜さんとの約束を取り付けた電話を終えた後、そう言いながらがっくり肩を落とし笑っていた。
天野は陽菜さんと会う為に、郊外にあるアミューズメントパークに行く予定を立てていた。しかし陽菜さんに却下されてしまった。
── え~先週彼氏と行ったばっかりだし駄目! そんな事より、気になっている服を買って欲しいの! ──
だ、そうだ。
天野はおどけてみせるけれども、私は気づいていた。本当に天野はガッカリしていたのだ。
天野自身がアミューズメントパークで純粋に遊びたかったのよね。
若い時はプロサーファーになる為に世界中を飛び回り必死だったから、年頃のデートや遊びをして来なかったらしい。そんな話は天野からそれとなくは聞いていた。
天野の若かりし頃は、女性との派手な付き合いがあった事に注目してしまいがちだけど(いや、最近までそうだったのだけど)、根は優しくて真面目なのだ。
天野が行こうとしていた有名なアミューズメントパークは、ジェットコースター等のアトラクションだけではなく、夜にはパレードもある。老若男女楽しめるデートスポットの定番だ。陽菜さんはつい先日、彼氏と一緒にアミューズメントパークに行って来たばかりで天野からの提案はあっけなく却下されてしまった。
私は肩を落とす天野の手をとり、優しく笑った。
「また遊びに行ける機会はあるわよ。付き合っている限り、何歳になったって」
そう言うと天野は垂れ気味の二重を大きく丸めた。それから自分の気持ちを見透かされた事が恥ずかしかったのか、照れながら私に一つキスをした。
「そうだな。陽菜をダシに使わず、何が何でも二人きりで行ってやるさ。見てろよ岡本の呪いなんて必ず打ち破ってやる」
「呪いはないと思うけど……」
「いーや。絶対岡本の呪いなんだ。あいつ陰険眼鏡だからな、黒魔術とかしてそうだし」
黒魔術かどうかは定かではないが、いつか必ず二人きりで出かけようと誓う天野だった。
◇◆◇
この場所で自分の存在がいたたまれず、俯いたままそんな事を思い出していた。
はっ。ぼんやりしている場合じゃないわ。とにかく待ち合わせの場所まで行かないと。
「待ち合わせ場所は……っと」
いつも岡本の家で集合という週末を過ごしていたので、普通のデートみたいに定番の待ち合わせ場所で会おう──というのは、結構新鮮よね。
そういうのも楽しみの一つだよなと天野は言っていたっけ。
待つのも待たされるのも、期待でドキドキするよな──と天野がはにかんで笑っていた。
私が思い出して微笑み、一歩踏み出そうとした。すると、突然目の前に二人の男性──というより、男の子が立ち塞がった。
「おねーさん、一人?」
そう男の子が尋ねてきた。
空はカラッと晴れていたが空気は冷たい。確実に冬の訪れを感じる。
私は冷たい風にブルリと身震いをして、肩からかけた葡萄色のニットを羽織り直す。建ち並ぶファッションビルを見上げながら、初めてこの街に訪れた気分になっていた。ビルの広告は全て若者向けだ。ハロウィンも終わりクリスマスの内容になっている。
「東出口の利用は多いけど、西出口ってこんな感じだったかしら。大学を卒業して数年経てば変わってしまうわよね。流行は直ぐに変わってしまうものね」
私は何となく独り言を呟いてしまう。
私がよく利用する駅裏方面である東出口は、飲食店街が多く並ぶ繁華街になっている。夜になると活気が溢れる街だ。飲み会でもよく利用するお店があるし、少しだけお酒が飲みたい時は立ち寄る事もある。女性が一人でも気軽に入る事の出来るお店が多いが、少し裏路地に入ると街の雰囲気はがらりと変わる。ラブホテルや風俗街となっているから注意も必要だ。
反対に駅本来の表玄関である西出口は、ファッションビルが多く建ち並んでいる。少し路地を入れば、古着やセレクトショップが所狭しと並んでいる。飲食店も多いが、駅裏の飲み屋街とは違い明らかに若者向けのカフェが多い。つまり東出口とは客層が異なっている。
西出口はいつも高校生が沢山いる街となっていた。近年は新幹線やバスといった交通網の発達で、地方に住んでいる若者も気軽に訪れる事が出来る様になったからだろう。
私の若い時よりずっと年齢層が若くなったわね──と、ぼんやりビルの広告を見つめていたのだが、すれ違う人達の視線を妙に感じる。
もしかして、私……変なのかしら? お店のディスプレイ前に映った自分の姿を確認する。今日は天野の妹さんに会う事もあり、お洒落に気合いを入れたつもりだ。
エコレザーのロングフレアスカートは定番の黒色だ。上着は白にほど近いクリーム色をした体にフィットした七分丈のシャツ。出来るだけシンプルに。肩からは果実カラーのニットを肩掛けにしている。足元はスニーカーにするかブーツにするか悩んだけど、結局履き慣れている、バックストラップのヒールになった。
小物はダークブラウンでまとめたのだけど……何処かおかしいのかしら。変なところはないわよね……と、緩く一つに結んだ髪の毛に触れてみる。
「はっ」
その時に、気がついた。
同じ様にすれ違う十代後半、二十歳前半の女性達は皆、同じエコレザーのスカートでもミニスカートだったり、シャツワンピースだったりと弾けた若さで可愛らしかった。
しかも今日は土曜日だけど断然多いのが制服姿の女子高生。そんな人達の中、ファッション的にはおかしくないけども、一人だけアダルトな雰囲気を醸し出す私。
うわぁ~恥ずかしくなってきた。もしかして、母親が娘の買い物についてきたと思われている?! そんな事を感じて頬を染めて俯いた。
だが仕方がない。天野の妹さん、陽菜さんとの待ち合わせが、若者の街になってしまったのだから。保護者と言っても過言ではないだろう。
どうやらこの街に天野の妹さんである陽菜さんが、ずっと行きたがっていた洋服屋さんがあるらしい。そのお店に久し振りに会うお兄さん──天野についてきて欲しいのだとか。その買い物の時に食事をする事になり、天野の彼女として会う事になっている。
◇◆◇
「妹……陽菜って言うんだけど。俺の彼女に会えるってものすごく電話口で喜んでた。何かくすぐったいな」
天野が自分の口を覆って照れていた。
「喜んで貰えるのは嬉しいわ。でも……そんな風に言われると、余計緊張するわね」
「緊張だなんて。陽菜も同じ事言ってたぜ。だけど陽菜のヤツ、絶対俺の事を財布としか思ってないんだな。あーあ、久し振りにジェットコースターに乗れると思ったのにな。岡本が言った通り、陽菜を使って倉田と遊び倒そうって思っていたのに。もしかして、駄目になったのは岡本の呪いかな?」
天野は陽菜さんとの約束を取り付けた電話を終えた後、そう言いながらがっくり肩を落とし笑っていた。
天野は陽菜さんと会う為に、郊外にあるアミューズメントパークに行く予定を立てていた。しかし陽菜さんに却下されてしまった。
── え~先週彼氏と行ったばっかりだし駄目! そんな事より、気になっている服を買って欲しいの! ──
だ、そうだ。
天野はおどけてみせるけれども、私は気づいていた。本当に天野はガッカリしていたのだ。
天野自身がアミューズメントパークで純粋に遊びたかったのよね。
若い時はプロサーファーになる為に世界中を飛び回り必死だったから、年頃のデートや遊びをして来なかったらしい。そんな話は天野からそれとなくは聞いていた。
天野の若かりし頃は、女性との派手な付き合いがあった事に注目してしまいがちだけど(いや、最近までそうだったのだけど)、根は優しくて真面目なのだ。
天野が行こうとしていた有名なアミューズメントパークは、ジェットコースター等のアトラクションだけではなく、夜にはパレードもある。老若男女楽しめるデートスポットの定番だ。陽菜さんはつい先日、彼氏と一緒にアミューズメントパークに行って来たばかりで天野からの提案はあっけなく却下されてしまった。
私は肩を落とす天野の手をとり、優しく笑った。
「また遊びに行ける機会はあるわよ。付き合っている限り、何歳になったって」
そう言うと天野は垂れ気味の二重を大きく丸めた。それから自分の気持ちを見透かされた事が恥ずかしかったのか、照れながら私に一つキスをした。
「そうだな。陽菜をダシに使わず、何が何でも二人きりで行ってやるさ。見てろよ岡本の呪いなんて必ず打ち破ってやる」
「呪いはないと思うけど……」
「いーや。絶対岡本の呪いなんだ。あいつ陰険眼鏡だからな、黒魔術とかしてそうだし」
黒魔術かどうかは定かではないが、いつか必ず二人きりで出かけようと誓う天野だった。
◇◆◇
この場所で自分の存在がいたたまれず、俯いたままそんな事を思い出していた。
はっ。ぼんやりしている場合じゃないわ。とにかく待ち合わせの場所まで行かないと。
「待ち合わせ場所は……っと」
いつも岡本の家で集合という週末を過ごしていたので、普通のデートみたいに定番の待ち合わせ場所で会おう──というのは、結構新鮮よね。
そういうのも楽しみの一つだよなと天野は言っていたっけ。
待つのも待たされるのも、期待でドキドキするよな──と天野がはにかんで笑っていた。
私が思い出して微笑み、一歩踏み出そうとした。すると、突然目の前に二人の男性──というより、男の子が立ち塞がった。
「おねーさん、一人?」
そう男の子が尋ねてきた。
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