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04 一泊計画
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天野と岡本は、あれから妹さんお姉さんとそれぞれ会う計画を立てていた。それぞれ私を恋人だと紹介する為の計画だ。
もちろんその時は、天野と岡本のどちらかが欠けて会う事になる。
「いつも三人で過ごしているから……どちらか不在って変な感じがするわ」
私が呟くと天野と岡本は二人とも同じ反応を示した。
「「そんな事は」」
「ないな」
「ありません」
語尾はそれぞれ違うものの、凄い勢いで言い切られてしまった。だから、私は苦笑いしか浮かべる事が出来なかった。
しかも、ここからが長かった。何故か自分家族に会う為に立てた計画を、お互いがチェックしては何かと衝突していた。
◇◆◇
私はソファに座ってラグの上に座る天野と岡本のやりとりを眺めていた。最初の計画を考えてからもう三回も繰り返している。
「天野さん……何が妹さんとの顔合わせですか。さっきから何度も言いますけれども、これはただのデートプランじゃないですか。家族と会わせるだけなのに、何故アミューズメントパークに行くんです?」
天野の書き起こしたメモに視線を走らせて、岡本が声を上げる。
「こっ、これはだな……妹が前に遊びに行きたいって言っていたから」
天野は何故かしどろもどろになりながら視線を彷徨わせる。その様子に岡本は何かを思いついたみたいで少し顎を上に上げて黒縁眼鏡を光らせる。
「はっはーん……高校生の妹をダシに使って、二人きりでなかなか遊びに行けないアミューズメントパークで楽しむつもりですね。ふーん……なる程なる程。いい年こいて高校生みたいなデートをするつもりですね」
そんな岡本の言葉に、天野はカーッと顔を赤くして喚いた。
「こっ、高校生みたいなデートって。俺は高校の時からモテてたからこんな幼稚なデートに憧れなんてないんだっ! ハッ」
言ってから天野は慌てて自分の口を押さえた。
「語るに落ちるってヤツですか。それが答えですね。しかも、遊んだ後そのまま併設のホテルに泊まるつもりでしょ。全くやる事やろうとするなんて。油断も隙もない」
天野の書き起こしたメモを見ながら、岡本が赤ペンで大きく×マークを付けていた。
そのメモを奪い取りながら天野は犬歯を見せて歯ぎしりをした。どうやら図星らしい。
「うるせえな! せっかく倉田と二人きりで出かけるチャンスなんだ。恋人らしいデートしたっていいだろ。それより、岡本こそ何だよこの、豪華ホテルで待ち合わせって。結婚前の打ち合わせかよ……姉貴がセレブ相手の有名人だか何だか知らねぇけど、ひねりがないな。これだから金があるヤツって面白くない」
天野は少し垂れ気味の二重を細めた後、岡本の書いた予定メモを鼻先に突き付ける。
「ひっ、ひねりがないって言いますか?! そのホテルを指定したのは姉が泊まっているからであって、僕がそのいいなと思って選んだわけじゃないですからね」
岡本は何故かしどろもどろになりながら口を尖らせて俯く。
その様子に天野は何かを思いついたみたいでメモを見直していた。
「ん? このホテルの隣って新しく出来た水族館があるよな……夜遅くまで開いていて恋人対象のイベントを開催してるとか。何だ岡本はここに行きたかったのかよ。って、お前こそ普通のデートコースじゃねぇか。つまんねぇの」
そんな天野の言葉に、岡本は青ざめてショックを受けていた。
「普通のデートって。つまらないって。くっ! 結構考えたのに……僕は女性とはベッドの上で過ごす事ばかりだったのでこういう普通のでいいんですよっ。ハッ」
言ってから岡本は慌てて自分の口を押さえた。
「嫌だねえ。これだから体の関係しか築いてこなかったヤツって。普通のデートが憧れってか? しかも、遊んだ後そのまま豪華ホテルに泊まるつもりだな。何だよその落差。セレブのお戯れかよ」
岡本の書き起こしたメモを見ながら、今度は天野が赤ペンで、大きく×マークを付ける番だった。
二人はあーでもない、こーでもない、と言い合いをしてとにかく駄目出しをしていく。全くまとまらない話に私は痺れを切らし溜め息をついてしまった。
「それぞれの家族に会うだけなのに。どうして二人きりのデートの話になるの? それに泊まりがけって。そうじゃなくても──」
好きな人の、恋人の家族に会うなんて結構考えたら大きなイベントだ。その日はどんな顔をして会ったら良いのかって考えただけで緊張するのに。だからその後のデートなんてこれっぽっちも考えられないのに。
するとラグの上に座っていた天野が立ち上がり、ソファの真ん中に座る私の隣に腰を下ろした。それから肩を抱き寄せてポンポンとあやす様に叩いた。天野の体からはいつもつけている香水、ダージリンの仄かな香りがする。
「もしかして、倉田は俺の妹や岡本の姉に会うっていう事に緊張しているのか?」
「!」
言い当てられて私は肩をピクリと上げた。
一見チャラそうに見えても面倒見がいい天野だ。人生経験も豊富だからか、人の機微に聡い。
「倉田は真面目だからな」
ぽつりと呟いた天野に私は思わず反論する。
「だって。天野と岡本の家族はずっと会えなかったのが恋人の私を優先したのが原因って思うだろうから。いい印象は持ってないかもしれないなって」
私はスカートを押さえながらソファの上で膝を抱える。口元を膝に付けて小さくなる。
緊張するでしょ。家族に紹介して貰えるなんて人生で初めてなのに。
そんな私の姿を見て天野が岡本に合図をおくる。そしてその合図を受け取った岡本が、私の隣、つまり天野とは反対側に座った。岡本からはいつもつけている香水、イランイランの仄かな香りがした。
「大丈夫ですよ。何の心配もいりません。姉は倉田さんに会ったら、安心すると思います。『ようやくまともな女性を捕まえた』ってね」
岡本はそう言って私の髪の毛を一房持ち上げるとキスを落とした。見上げると黒縁眼鏡の奥一重の瞳が優しそうに弧を描いた。
「うん……」
私が岡本に微笑むと、今度は唇にキスを一つ落とした。
すると私の肩に回していた手で肩をポンポンと叩いて、天野が低い声で呟いた。
「そうだぞ。俺の妹だって安心すると思うぜ。『日本語が通じる相手にしてよ』って言っていたからな」
そう言うと私の首筋にキスを一つ落とした。
「プッ。日本語が通じる相手って。それってどうなの」
二人とも私を笑わせようとしてくれたのだろう。その気持ちが嬉しかった。
ただ、私は……三人で一緒にいる事を選択しているから。それぞれの家族に会える事は実に光栄で嬉しい事だけれども、それはそれぞれの家族に嘘をつく事になる。
つまり、もう一人の恋人の存在を隠したままになってしまう。いきなり言えるはずもない。大人でも混乱しそうな関係なのに、天野の妹さんは高校生、未成年なのだから。
そんな事を考えて無言になっていると、私の頭上で岡本が静かに声を上げた。
「倉田さんを不安がらせて駄目ですね。僕もまだまだです。それに、二人のデートに固執してしまって済みませんでした」
すると天野も岡本の声に反応して静かに呟いた。
「そうだな。俺も何だか二人って聞いて、嬉しくってちょっと舞い上がりすぎた」
「え? ううん。いいのよそれは別に。だって久し振りに会うんでしょ? それぞれの家族が喜んで貰えるプランで大丈夫だから。それならきっと私も楽しめるし、ね?」
そう言って二人を見上げて微笑むと、岡本が何かひらめいた様な顔をした。
黒縁眼鏡の向こうで岡本の瞳が大きく見開いた。
「もういっそ家族に会う日は一泊デート前提って事にしませんか? 後、どんな感じかは気になるだけになりますから、天野さんと僕のそれぞれプランは秘密って事で」
その案を聞いた天野が「いいねぇ!」と声を上げた。
「そうしようぜ。一泊デートの内容は倉田のみが知るって事でさ。いっその事知らなければ相手のプランに駄目出ししなくても済むしな」
そう言って天野が岡本の方に手を伸ばし握手を求めた。岡本は天野の手を掴むと固く握手をした。
握手をした手がぎゅっとお互いの手を力一杯握っていた。
それは、血管が浮き出るくらい。
力一杯天野が握る手に、歯を食いしばったのは岡本だった。
「ぐっ……デート内容は秘密ですけど、家族の反応は教えてくださいよねっ」
岡本が力一杯天野の手を握り返した様で、天野も犬歯を見せて歯ぎしりをしていた。
「そうだな。家族の反応は気になるしなっ……くっ」
「だから一泊デートじゃなくて。家族に会うっていう重大なイベントだからね」
全然『一泊デート』から離れてくれない二人に私は、必死に体を押し返した。
その後、やはりどちらが先に家族に会わせるかで再び一悶着あったけど──
先攻天野、後攻岡本(?)という事で決着した。何故戦う事になってるの……
「後攻を自ら選ぶなんて変なヤツ。こんなのは先手必勝だぜ」
と、鼻息を荒くする天野。
「分かってませんね天野さんは。何でも先だったらいいってもんじゃないですよ。そういえばセックスもやたら先に突っ込みたがりますもんね」
一言多い岡本。
「何だと。お前最近一言多いぞ!」
「天野さんのが移ったんですよ!」
当然その後、天野と岡本はつまらない言い争いを繰り返してた。毎回の事なんだけどね。それでも最後には不思議と意気投合する天野と岡本だった。
と・に・か・く! ドキドキしてきたわ。一泊デートはさておき、いよいよ私はそれぞれの家族に会うのね。三人の関係を将来的にどう話すかはさておき、家族に会う関係になるなんて……!
まずは来週末に天野の妹さんである、天野 陽菜さんに会う事になった。
もちろんその時は、天野と岡本のどちらかが欠けて会う事になる。
「いつも三人で過ごしているから……どちらか不在って変な感じがするわ」
私が呟くと天野と岡本は二人とも同じ反応を示した。
「「そんな事は」」
「ないな」
「ありません」
語尾はそれぞれ違うものの、凄い勢いで言い切られてしまった。だから、私は苦笑いしか浮かべる事が出来なかった。
しかも、ここからが長かった。何故か自分家族に会う為に立てた計画を、お互いがチェックしては何かと衝突していた。
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私はソファに座ってラグの上に座る天野と岡本のやりとりを眺めていた。最初の計画を考えてからもう三回も繰り返している。
「天野さん……何が妹さんとの顔合わせですか。さっきから何度も言いますけれども、これはただのデートプランじゃないですか。家族と会わせるだけなのに、何故アミューズメントパークに行くんです?」
天野の書き起こしたメモに視線を走らせて、岡本が声を上げる。
「こっ、これはだな……妹が前に遊びに行きたいって言っていたから」
天野は何故かしどろもどろになりながら視線を彷徨わせる。その様子に岡本は何かを思いついたみたいで少し顎を上に上げて黒縁眼鏡を光らせる。
「はっはーん……高校生の妹をダシに使って、二人きりでなかなか遊びに行けないアミューズメントパークで楽しむつもりですね。ふーん……なる程なる程。いい年こいて高校生みたいなデートをするつもりですね」
そんな岡本の言葉に、天野はカーッと顔を赤くして喚いた。
「こっ、高校生みたいなデートって。俺は高校の時からモテてたからこんな幼稚なデートに憧れなんてないんだっ! ハッ」
言ってから天野は慌てて自分の口を押さえた。
「語るに落ちるってヤツですか。それが答えですね。しかも、遊んだ後そのまま併設のホテルに泊まるつもりでしょ。全くやる事やろうとするなんて。油断も隙もない」
天野の書き起こしたメモを見ながら、岡本が赤ペンで大きく×マークを付けていた。
そのメモを奪い取りながら天野は犬歯を見せて歯ぎしりをした。どうやら図星らしい。
「うるせえな! せっかく倉田と二人きりで出かけるチャンスなんだ。恋人らしいデートしたっていいだろ。それより、岡本こそ何だよこの、豪華ホテルで待ち合わせって。結婚前の打ち合わせかよ……姉貴がセレブ相手の有名人だか何だか知らねぇけど、ひねりがないな。これだから金があるヤツって面白くない」
天野は少し垂れ気味の二重を細めた後、岡本の書いた予定メモを鼻先に突き付ける。
「ひっ、ひねりがないって言いますか?! そのホテルを指定したのは姉が泊まっているからであって、僕がそのいいなと思って選んだわけじゃないですからね」
岡本は何故かしどろもどろになりながら口を尖らせて俯く。
その様子に天野は何かを思いついたみたいでメモを見直していた。
「ん? このホテルの隣って新しく出来た水族館があるよな……夜遅くまで開いていて恋人対象のイベントを開催してるとか。何だ岡本はここに行きたかったのかよ。って、お前こそ普通のデートコースじゃねぇか。つまんねぇの」
そんな天野の言葉に、岡本は青ざめてショックを受けていた。
「普通のデートって。つまらないって。くっ! 結構考えたのに……僕は女性とはベッドの上で過ごす事ばかりだったのでこういう普通のでいいんですよっ。ハッ」
言ってから岡本は慌てて自分の口を押さえた。
「嫌だねえ。これだから体の関係しか築いてこなかったヤツって。普通のデートが憧れってか? しかも、遊んだ後そのまま豪華ホテルに泊まるつもりだな。何だよその落差。セレブのお戯れかよ」
岡本の書き起こしたメモを見ながら、今度は天野が赤ペンで、大きく×マークを付ける番だった。
二人はあーでもない、こーでもない、と言い合いをしてとにかく駄目出しをしていく。全くまとまらない話に私は痺れを切らし溜め息をついてしまった。
「それぞれの家族に会うだけなのに。どうして二人きりのデートの話になるの? それに泊まりがけって。そうじゃなくても──」
好きな人の、恋人の家族に会うなんて結構考えたら大きなイベントだ。その日はどんな顔をして会ったら良いのかって考えただけで緊張するのに。だからその後のデートなんてこれっぽっちも考えられないのに。
するとラグの上に座っていた天野が立ち上がり、ソファの真ん中に座る私の隣に腰を下ろした。それから肩を抱き寄せてポンポンとあやす様に叩いた。天野の体からはいつもつけている香水、ダージリンの仄かな香りがする。
「もしかして、倉田は俺の妹や岡本の姉に会うっていう事に緊張しているのか?」
「!」
言い当てられて私は肩をピクリと上げた。
一見チャラそうに見えても面倒見がいい天野だ。人生経験も豊富だからか、人の機微に聡い。
「倉田は真面目だからな」
ぽつりと呟いた天野に私は思わず反論する。
「だって。天野と岡本の家族はずっと会えなかったのが恋人の私を優先したのが原因って思うだろうから。いい印象は持ってないかもしれないなって」
私はスカートを押さえながらソファの上で膝を抱える。口元を膝に付けて小さくなる。
緊張するでしょ。家族に紹介して貰えるなんて人生で初めてなのに。
そんな私の姿を見て天野が岡本に合図をおくる。そしてその合図を受け取った岡本が、私の隣、つまり天野とは反対側に座った。岡本からはいつもつけている香水、イランイランの仄かな香りがした。
「大丈夫ですよ。何の心配もいりません。姉は倉田さんに会ったら、安心すると思います。『ようやくまともな女性を捕まえた』ってね」
岡本はそう言って私の髪の毛を一房持ち上げるとキスを落とした。見上げると黒縁眼鏡の奥一重の瞳が優しそうに弧を描いた。
「うん……」
私が岡本に微笑むと、今度は唇にキスを一つ落とした。
すると私の肩に回していた手で肩をポンポンと叩いて、天野が低い声で呟いた。
「そうだぞ。俺の妹だって安心すると思うぜ。『日本語が通じる相手にしてよ』って言っていたからな」
そう言うと私の首筋にキスを一つ落とした。
「プッ。日本語が通じる相手って。それってどうなの」
二人とも私を笑わせようとしてくれたのだろう。その気持ちが嬉しかった。
ただ、私は……三人で一緒にいる事を選択しているから。それぞれの家族に会える事は実に光栄で嬉しい事だけれども、それはそれぞれの家族に嘘をつく事になる。
つまり、もう一人の恋人の存在を隠したままになってしまう。いきなり言えるはずもない。大人でも混乱しそうな関係なのに、天野の妹さんは高校生、未成年なのだから。
そんな事を考えて無言になっていると、私の頭上で岡本が静かに声を上げた。
「倉田さんを不安がらせて駄目ですね。僕もまだまだです。それに、二人のデートに固執してしまって済みませんでした」
すると天野も岡本の声に反応して静かに呟いた。
「そうだな。俺も何だか二人って聞いて、嬉しくってちょっと舞い上がりすぎた」
「え? ううん。いいのよそれは別に。だって久し振りに会うんでしょ? それぞれの家族が喜んで貰えるプランで大丈夫だから。それならきっと私も楽しめるし、ね?」
そう言って二人を見上げて微笑むと、岡本が何かひらめいた様な顔をした。
黒縁眼鏡の向こうで岡本の瞳が大きく見開いた。
「もういっそ家族に会う日は一泊デート前提って事にしませんか? 後、どんな感じかは気になるだけになりますから、天野さんと僕のそれぞれプランは秘密って事で」
その案を聞いた天野が「いいねぇ!」と声を上げた。
「そうしようぜ。一泊デートの内容は倉田のみが知るって事でさ。いっその事知らなければ相手のプランに駄目出ししなくても済むしな」
そう言って天野が岡本の方に手を伸ばし握手を求めた。岡本は天野の手を掴むと固く握手をした。
握手をした手がぎゅっとお互いの手を力一杯握っていた。
それは、血管が浮き出るくらい。
力一杯天野が握る手に、歯を食いしばったのは岡本だった。
「ぐっ……デート内容は秘密ですけど、家族の反応は教えてくださいよねっ」
岡本が力一杯天野の手を握り返した様で、天野も犬歯を見せて歯ぎしりをしていた。
「そうだな。家族の反応は気になるしなっ……くっ」
「だから一泊デートじゃなくて。家族に会うっていう重大なイベントだからね」
全然『一泊デート』から離れてくれない二人に私は、必死に体を押し返した。
その後、やはりどちらが先に家族に会わせるかで再び一悶着あったけど──
先攻天野、後攻岡本(?)という事で決着した。何故戦う事になってるの……
「後攻を自ら選ぶなんて変なヤツ。こんなのは先手必勝だぜ」
と、鼻息を荒くする天野。
「分かってませんね天野さんは。何でも先だったらいいってもんじゃないですよ。そういえばセックスもやたら先に突っ込みたがりますもんね」
一言多い岡本。
「何だと。お前最近一言多いぞ!」
「天野さんのが移ったんですよ!」
当然その後、天野と岡本はつまらない言い争いを繰り返してた。毎回の事なんだけどね。それでも最後には不思議と意気投合する天野と岡本だった。
と・に・か・く! ドキドキしてきたわ。一泊デートはさておき、いよいよ私はそれぞれの家族に会うのね。三人の関係を将来的にどう話すかはさておき、家族に会う関係になるなんて……!
まずは来週末に天野の妹さんである、天野 陽菜さんに会う事になった。
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