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猿ヶ辻異聞
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「この刀に見覚えはござらぬか」
田中新兵衛は顔を上げて刀に目をやった。
文久三年(一八六三)五月二十六日。京都町奉行所の座敷で、新兵衛は町奉行永井主水正の訊問を受けていた。
薩摩藩士である新兵衛をお白洲に座らせるわけにはいかない、ということもあり、座敷での訊問が行われている。
去る五月二十日の深夜、公家の姉小路公知が朝議の終わった帰路、猿ヶ辻のあたりで何者かに暗殺された。公知を斬った者は逃げて行った。
主水正が掲げる刀は公知が斬られた場所に落ちていたという。
新兵衛は横に座している男に目を向けた。その男は凝然《ぎょうぜん》と刀を見ていたが、ゆっくりと主水正の前に膝行して刀を手に取る。男は手にしたものをまたしばらく眺めた。志士たちが愛用する反りが少ない長寸の打刀であった。
「志々目どの。その刀はそなたのものに相違ござらぬか。山城信国でござろうな」
永井の問いを受けて志々目献吉はがくりと首をうな垂れた。どうやら姉小路公知暗殺の犯人は志々目で間違いなかろう。
新兵衛は膝立ちになって志々目の肩を叩いた。
「人斬りってのは因果じゃのう。同情するぜ」
町奉行の役人たちが捕らえようと近づいてきた時、志々目は甲高い叫び声と共に立ち上がり山城信国を抜刀した。
「と、捕らえよ」
主水正が上ずった声を上げたが、役人たちは慄いて退く。
「ご免――」
新兵衛が膝立ちのまま抜き打ちで背後から志々目の胴を薙いだ。
噴出した血が畳を叩く。志々目は濡れた音を立てて倒れた。
血飛沫を浴びた主水正は尻もちをついた姿で目を見開いていた。
「人斬り新兵衛――」
誰からともなく声があがった。
深紅に染まった部屋は時が止まったかのように誰一人として動かない。ただ一人、田中新兵衛――人斬り新兵衛だけが部屋から出て行った。
◇◆◇◆◇
偉丈夫というべき体格の新兵衛が京の町を歩いていた。夏の太陽が赤銅色の筋肉に光る。
新兵衛は薩摩藩士であるが、末席に名を連ねる程度であった。天誅の用命があれば金を取って人を斬る。薩摩藩からすれば都合の良い役回りであるため、自由な行動が許されている。というより、人斬り新兵衛の異名に恐れをなして近づく者がいないというのが本当のところだ。
新兵衛が料理屋に入ると、外の蝉の鳴き声が遠くなった。
奥の縁台に背を丸めるように座る武士がいる。
近づいて銭の音がする袋を武士の傍に置く。
「以蔵、ようやった」
声をかけたら、男は料理をつついていた手を止めて顔を上げた。
岡田以蔵。土佐藩士であるが、近頃藩から出奔していた。
京では泣く子も黙る尊王攘夷派の中心的集団、土佐勤皇党。その領袖が武市半平太という男。以蔵は武市の弟子であり、武市の命ずるがままに天誅を行ってきた。いつしか人斬り以蔵と呼ばれるようになっていた。
どうやら以蔵と武市の仲がこれまでのように良好ではなくなったらしい。
以蔵には人を斬る天性の才がある。武市の喜ぶ顔を見たさに、刀を振るいまくった。度を過ぎるまでに。武市は以蔵のことが手に負えなくなった。
実のところ新兵衛の責任もあった。天誅で金を稼ぐためには、以蔵の剣は捨てがたいものがある。いつしか二人は相棒となって金を稼ぐようになっていた。それが武市の目には以蔵の暴走と映ったのだろう。
以蔵は新兵衛と目が合うとすぐに視線を逸らせた。以蔵は大人しく人見知りである。しかし、誰かに従っていないと身動きできない性分のようであった。すなわち武市の弟子となることであり、新兵衛の相棒でいることである。
「おまえの取り分じゃ。姉小路公知は大物じゃったな」
新兵衛は腰から刀を外した。奥和泉守忠重の作。鮫の黒塗の柄が手垢に黒光りしていた。
袋を手に取って中の金を覗いている以蔵の向かいに、新兵衛は腰をかけた。
「わしが姉小路公知を斬った場所に、おまえが盗んだ志々目の刀を置いてくれたおかげじゃ」
新兵衛は以蔵の肩を叩きながら笑った。以蔵も俯きながら笑みを浮かべていた。
「あいつは人斬りの商売敵じゃったからのう」
「おれは新兵衛さんが言ったとおりにやっただけだから」
「ああ。大金もいただいて商売敵も斬った。一石二鳥じゃったな」
新兵衛は以蔵の料理を指でつまんで口に運ぶ。
二人の座る縁台をいくつかの影法師が覆った。
新兵衛はゆっくりと顔を上げる。顔に汗を光らせた凶暴な目つきの男たちがこちらを睨んでいた。
「鵜木さん何用だい」
鵜木孫兵衛は一緒に店に入ってきた三人の男たちに目をやってから、新兵衛に向けて薄っすらと笑みを浮かべた。
「田中。きさま志々目さんを斬りおったな」
「志々目どのが乱心した故、町奉行さまのお許しを以て斬っただけじゃ」
「ふざけるな!」
鵜木と男たちが抜刀した。店の中で悲鳴が上がる。
同時に以蔵が鞘の先端の鐺を男たちの一人の足の甲に叩き落とした。
声にならない悲鳴を上げて男がうずくまる。
その隙をついて俊敏な動きで以蔵は店の外に駆け出した。
「待て!」
男たちが以蔵を追うと、店の中には新兵衛と鵜木の二人だけになった。
新兵衛は口に含んだ茶を柄に勢いよく吹きかけてから刀を抜く。
鵜木が左肘を体につけて上段に構えた。薩摩藩士が使う示現流の蜻蛉の構えである。
新兵衛も同じように蜻蛉の構えを取ったが、肘は曲げずに伸ばしている。こちらは薩摩の下級武士たちが使う野太刀自顕流であった。
「田中。なぜ同じ薩摩藩士で斬り合うか」
「薩摩藩など関係ない。剣が強ければ、人を斬ればいくらでも金が手に入る。わしは京で大金を手に入れるんじゃ」
「この人斬りが」
向かい合ったまましばらく時が過ぎた。
「鵜木さん、聞こえるかい」
「なに」
「蝉の鳴き声じゃ」
店の壁に張り付いているのか、大きな鳴き声が耳を打つ。
「あの鳴き声が止んだら合図じゃ。どちらの剣が早いか勝負といこう」
鵜木の顔に玉のような汗が垂れた。新兵衛も汗が頬を伝うのを感じる。
永遠に続くかと思われた蝉の鳴き声がふいに止んだ。
「チェストッ!」
お互い同時に裂帛の気合と共に刀を振り下ろした。
いや、寸分早く新兵衛の刀が鵜木に到達し、右肩から腹まで斬り裂いた。
天井まで血が吹き上がる。
「わしの方が早かったのう」
新兵衛は血刀を鵜木の着物で拭いてから鞘に納めて外に向かった。懐から銭の入った袋を取り出して店の主に投げる。
「血で汚してすまぬ」
店を出ると以蔵が佇んでいた。白い通りには赤い血で濡れた三人の男が倒れている。
「やったか」
以蔵が頷いた。以蔵は一刀流と、江戸で鏡心明智流を修めたという。いずれにせよ瞬く間に三人を斬った腕前は恐るべきものであった。
胸を張った新兵衛は、背を丸めた以蔵の肩に腕を回して歩き出した。
「わしらが京で一番、いや日本一の人斬りじゃ」
田中新兵衛は顔を上げて刀に目をやった。
文久三年(一八六三)五月二十六日。京都町奉行所の座敷で、新兵衛は町奉行永井主水正の訊問を受けていた。
薩摩藩士である新兵衛をお白洲に座らせるわけにはいかない、ということもあり、座敷での訊問が行われている。
去る五月二十日の深夜、公家の姉小路公知が朝議の終わった帰路、猿ヶ辻のあたりで何者かに暗殺された。公知を斬った者は逃げて行った。
主水正が掲げる刀は公知が斬られた場所に落ちていたという。
新兵衛は横に座している男に目を向けた。その男は凝然《ぎょうぜん》と刀を見ていたが、ゆっくりと主水正の前に膝行して刀を手に取る。男は手にしたものをまたしばらく眺めた。志士たちが愛用する反りが少ない長寸の打刀であった。
「志々目どの。その刀はそなたのものに相違ござらぬか。山城信国でござろうな」
永井の問いを受けて志々目献吉はがくりと首をうな垂れた。どうやら姉小路公知暗殺の犯人は志々目で間違いなかろう。
新兵衛は膝立ちになって志々目の肩を叩いた。
「人斬りってのは因果じゃのう。同情するぜ」
町奉行の役人たちが捕らえようと近づいてきた時、志々目は甲高い叫び声と共に立ち上がり山城信国を抜刀した。
「と、捕らえよ」
主水正が上ずった声を上げたが、役人たちは慄いて退く。
「ご免――」
新兵衛が膝立ちのまま抜き打ちで背後から志々目の胴を薙いだ。
噴出した血が畳を叩く。志々目は濡れた音を立てて倒れた。
血飛沫を浴びた主水正は尻もちをついた姿で目を見開いていた。
「人斬り新兵衛――」
誰からともなく声があがった。
深紅に染まった部屋は時が止まったかのように誰一人として動かない。ただ一人、田中新兵衛――人斬り新兵衛だけが部屋から出て行った。
◇◆◇◆◇
偉丈夫というべき体格の新兵衛が京の町を歩いていた。夏の太陽が赤銅色の筋肉に光る。
新兵衛は薩摩藩士であるが、末席に名を連ねる程度であった。天誅の用命があれば金を取って人を斬る。薩摩藩からすれば都合の良い役回りであるため、自由な行動が許されている。というより、人斬り新兵衛の異名に恐れをなして近づく者がいないというのが本当のところだ。
新兵衛が料理屋に入ると、外の蝉の鳴き声が遠くなった。
奥の縁台に背を丸めるように座る武士がいる。
近づいて銭の音がする袋を武士の傍に置く。
「以蔵、ようやった」
声をかけたら、男は料理をつついていた手を止めて顔を上げた。
岡田以蔵。土佐藩士であるが、近頃藩から出奔していた。
京では泣く子も黙る尊王攘夷派の中心的集団、土佐勤皇党。その領袖が武市半平太という男。以蔵は武市の弟子であり、武市の命ずるがままに天誅を行ってきた。いつしか人斬り以蔵と呼ばれるようになっていた。
どうやら以蔵と武市の仲がこれまでのように良好ではなくなったらしい。
以蔵には人を斬る天性の才がある。武市の喜ぶ顔を見たさに、刀を振るいまくった。度を過ぎるまでに。武市は以蔵のことが手に負えなくなった。
実のところ新兵衛の責任もあった。天誅で金を稼ぐためには、以蔵の剣は捨てがたいものがある。いつしか二人は相棒となって金を稼ぐようになっていた。それが武市の目には以蔵の暴走と映ったのだろう。
以蔵は新兵衛と目が合うとすぐに視線を逸らせた。以蔵は大人しく人見知りである。しかし、誰かに従っていないと身動きできない性分のようであった。すなわち武市の弟子となることであり、新兵衛の相棒でいることである。
「おまえの取り分じゃ。姉小路公知は大物じゃったな」
新兵衛は腰から刀を外した。奥和泉守忠重の作。鮫の黒塗の柄が手垢に黒光りしていた。
袋を手に取って中の金を覗いている以蔵の向かいに、新兵衛は腰をかけた。
「わしが姉小路公知を斬った場所に、おまえが盗んだ志々目の刀を置いてくれたおかげじゃ」
新兵衛は以蔵の肩を叩きながら笑った。以蔵も俯きながら笑みを浮かべていた。
「あいつは人斬りの商売敵じゃったからのう」
「おれは新兵衛さんが言ったとおりにやっただけだから」
「ああ。大金もいただいて商売敵も斬った。一石二鳥じゃったな」
新兵衛は以蔵の料理を指でつまんで口に運ぶ。
二人の座る縁台をいくつかの影法師が覆った。
新兵衛はゆっくりと顔を上げる。顔に汗を光らせた凶暴な目つきの男たちがこちらを睨んでいた。
「鵜木さん何用だい」
鵜木孫兵衛は一緒に店に入ってきた三人の男たちに目をやってから、新兵衛に向けて薄っすらと笑みを浮かべた。
「田中。きさま志々目さんを斬りおったな」
「志々目どのが乱心した故、町奉行さまのお許しを以て斬っただけじゃ」
「ふざけるな!」
鵜木と男たちが抜刀した。店の中で悲鳴が上がる。
同時に以蔵が鞘の先端の鐺を男たちの一人の足の甲に叩き落とした。
声にならない悲鳴を上げて男がうずくまる。
その隙をついて俊敏な動きで以蔵は店の外に駆け出した。
「待て!」
男たちが以蔵を追うと、店の中には新兵衛と鵜木の二人だけになった。
新兵衛は口に含んだ茶を柄に勢いよく吹きかけてから刀を抜く。
鵜木が左肘を体につけて上段に構えた。薩摩藩士が使う示現流の蜻蛉の構えである。
新兵衛も同じように蜻蛉の構えを取ったが、肘は曲げずに伸ばしている。こちらは薩摩の下級武士たちが使う野太刀自顕流であった。
「田中。なぜ同じ薩摩藩士で斬り合うか」
「薩摩藩など関係ない。剣が強ければ、人を斬ればいくらでも金が手に入る。わしは京で大金を手に入れるんじゃ」
「この人斬りが」
向かい合ったまましばらく時が過ぎた。
「鵜木さん、聞こえるかい」
「なに」
「蝉の鳴き声じゃ」
店の壁に張り付いているのか、大きな鳴き声が耳を打つ。
「あの鳴き声が止んだら合図じゃ。どちらの剣が早いか勝負といこう」
鵜木の顔に玉のような汗が垂れた。新兵衛も汗が頬を伝うのを感じる。
永遠に続くかと思われた蝉の鳴き声がふいに止んだ。
「チェストッ!」
お互い同時に裂帛の気合と共に刀を振り下ろした。
いや、寸分早く新兵衛の刀が鵜木に到達し、右肩から腹まで斬り裂いた。
天井まで血が吹き上がる。
「わしの方が早かったのう」
新兵衛は血刀を鵜木の着物で拭いてから鞘に納めて外に向かった。懐から銭の入った袋を取り出して店の主に投げる。
「血で汚してすまぬ」
店を出ると以蔵が佇んでいた。白い通りには赤い血で濡れた三人の男が倒れている。
「やったか」
以蔵が頷いた。以蔵は一刀流と、江戸で鏡心明智流を修めたという。いずれにせよ瞬く間に三人を斬った腕前は恐るべきものであった。
胸を張った新兵衛は、背を丸めた以蔵の肩に腕を回して歩き出した。
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