277 / 304
第十九章 天の幕はいま開かれり
最終話 天の幕はいま開かれり
しおりを挟む
前回のあらすじ
お前……消えるのか……?
ところがどっこい消えません。
そのときがくるまでは。
「……さっむ」
目を覚ました時の寒さというのは、どうしてこうも耐えられないのか。
っていうか耐えられないから目がさめちゃうのかしら。
一度起きちゃうと、この寒さじゃ二度寝もきかない。
あたしがもぞもぞとベッドを抜け出すと、一人分の熱が逃げだしたことに反応して、でっかいのとちびっちゃいのが湯たんぽを求めてのたうった。
まあ、そうよね。人間の体温は魅力的ではあるけど、暖まるには物足りない。
人を救えるのは結局のところ、分厚い壁と暖炉の火よ。
じんわり熾火になりかけてたストーブに、薪と火精晶をぶち込む。
一晩もつのはなかなか優秀だけど、もう少し頑張ってほしい、技術の進歩が望まれるところね。
あたしはちぢこまりながら暖炉の火にあたり、じっくり身体を炙って暖める。
昨夜もこんな感じだった。
あたしたちだってそこまで期待はしてなかったほどの見事な北の輝きに、ウルウは泣きだしちゃうくらい感動してくれた。
あたしたちは仲良く手をつないで、お互いの体温を分け合って、口づけし合った。
それで、お酒も入ってたし、程よくお腹も満たされていたし、言ってみれば条件は満たされてたのよ。
荷物を片付けて小屋に引っ込んで、そのあたりまでは雰囲気も最高だったのよね。
片付けの手間も、夜のことを思えばちょっとした障害みたいな感じで、かえって燃え上がるみたいな。
でもその火もベッドに入ってすぐに鎮火したわ。っていうかベッドに消火されたわ。
だってクソ冷たいんだもん。
その前の時点でもう、さあ。防寒具脱いで、寝間着に着替える時点で、もう、いや寒いなこれとはなったのよ。
それでもまあ体温を分け合ってるうちにあったかくなるだろうってベッドに潜り込んだら、これがキンキンに冷えてるわけよ。拷問器具かってくらい。
いやもう、真顔よね。
いや、無理、って。
人肌万能説にも限界があったわ。
っていうかもうこんだけ寒いと肌が冷たいから、人の肌に触るのも冷たく感じちゃうわけよ。
ウルウの豊かなお山でさえ、というかほぼほぼ脂肪でできた豊かなお山だからこそ、真冬の登山めいて登頂を拒む厳寒の冷たさだったわ。
誰よおっぱいに挟まれば暖かいとかいったのあたしだった。
それでまあ、脱ぎ捨てたばかりの防寒具をもそもそ羽織って、ストーブに火を入れてさ、身体を炙るわけよ。
あたしの嫁たちが、揺れる火に照らされて裸を見せつけるわけよ。
何の色気もなかったわ。
多分二人から見たあたしもそうだったんでしょうね。
奥歯鳴らしながら、中腰になって、なるべく暖炉の火にあたる面積を増やそうと苦心して炙られてるんだもの。何の儀式かって感じよね。
特にウルウが、身体大きい割にそんなに熱を作らない体質みたいだから、苦労したわね。
おっぱいも、特に冷えるみたいで。
横から見たらそのおっぱいが揺れること揺れること。でもその揺らしてる本人は、そうしないと死ぬって顔して必死こいて腕とか脚とかこすってるわけよ。火熾しかってくらい。
さすがに色気とかそう言う話じゃなかったわよね。
いやまあ、それでもまあ、なんていうかまあ、ねえ?
戦って盛り上がったし、お酒飲んでご飯食べて盛り上がったし、綺麗なものを見て盛り上がったし、あたしたちの中ではいろいろな盛り上がりが積み重なってたわけよ。
雰囲気も、あったし。お酒ももう少し入れて、身体もあったまって、部屋もあったまって、開き直ったみたいにみんなでシーツ広げてストーブの火に当てたりもして、いろいろあったまったし。
うん。まあ。なによ。
なんだかんだでなんだかんだはしたわね。
そりゃあ……したわよ。しない理由もないし。
くっついて、じんわり体温分け合って、そうするとこう、気持ちが盛り上がってきて、好きで、大好きで、幸せって気持ちになるのよ。
それをこう、分けあっていくうちにどんどん高まってなんやかんやよ。
なんやかんやはなんやかんやね。
あぶっているうちに体があったまってくれば、あたしは手早く着替える。
あたしは要領のいい女なので、もちろん着替えもストーブであぶってあたためておいた。
冬場に冷え切った服着るのってなんかの刑罰かってくらいつらいもの。
うん、と一つ伸びをして、換気のためにも窓を押し上げてみると、まだ日は出ていなかった。
出る気配も、いまいちよくわかんない。真冬の薄明かりだしね。
でもまだ早い時間なのは確かだ。もう少し寝れると思ったけど、なかなか。やっぱりストーブはもっと進歩して欲しいわ。
あたしは椅子をがこがこ引きずって、ベッドのそばで腰を下ろす。
ベッドの中では、ウルウが猫みたいに、大きな体を丸めて寝ている。その腕の中では、リリオが抱き枕になっていて、寝ぐせだらけの頭をウルウの胸元に突っ込んでいた。
まるでお姫様みたいに、あるいは死体みたいに、まっすぐ伸ばしてたみたいに寝ていたウルウは、最近あんまり見ない。なんだかだらしなくなっちゃったみたい、って複雑そうな顔をするけど、あたしはこういう奔放な寝相の方が好きだ。
あたしがベッドから蹴りだされた時は例外として。
「あーあ。幸せそうにしちゃって。あたしも挟まりたいわね」
体温の高いリリオに、骨に当たらなければ柔らかいウルウ。
それに挟まれて二度寝できたらどんなにか幸せなことだろう。
でもリリオが寝ぼけたら死ぬ。あたしはお利口な武装女中なので、リリオと二人でウルウを挟むことはあっても、リリオに抱きしめられる間合いでは寝ない。子供の頃にそれで何回も修理されてるので、いい加減に懲りた。
でもまあ、体調が万全で、体力に余裕があって、《玩具箱》が近い時なら、たまにはいいかなと思う。あたしをくしゃくしゃに抱きつぶして寝るリリオはそりゃあもう信じられないくらいかわいくてきれいな美少女なのだ。さすがあたしのご主人様だ。
なんてことをのろけ話としてウルウにしたら、君たちのそう言う関係は本当にヤバいと思うって真顔で言われたから、まあ、そりゃそうなんだろうなとは思う。思うけど、でも仕方ないじゃない。これがあたしの愛なのよ。
なんならウルウにも抱きつぶしてほしいし、締め上げてほしいんだけど、ウルウにそんなことさせたら絶対嫌がるというか自分が死にそうな顔しそうだから興奮するもといダメよね。うん、ダメよ。まだダメ。
ああ、でも挟まれたい。
ウルウ曰くのところによれば、百合に挟まれると死ぬらしいけど、あたしだって《三輪百合》の一人なのよね。黒百合と白百合に鉄砲百合が挟まれてもいいと思うんだけど、ダメかしら。
っていうか挟まれると死ぬ理論で言うと、白百合と鉄砲百合にいつも挟まれてる黒百合はすでに死んでると思う。まあ、半分亡霊みたいな感じなのは確かだけど。
「はあ。もう。早く起きなさいよ。北の輝きは見たけど、他にもいろいろあるのよ。氷滑りしたり、雪滑りしたり……食べ物だって、それにお酒も。あ、温泉あるんだったわね。この時期も開いてるんなら、入らせてもらえないかしらね……」
ひとつ思い浮かべれば、連想的に次から次へと湧いてくる。
リリオとはいろんなことをしてきたけど、それをも一緒に楽しむのは悪くない。何度も過ごしてきた退屈な冬だって、あたしたち三人にとってははじめて過ごす一緒の冬だ。
あたしはウルウの頬を指で押す。むにむに。ぷにぷに。寝ていると少しだけ幼い顔は、まるで大きな子供みたいだった。
「ねえ」
かわいいもんだ。
あたしはこいつにいろんなものを食べさせてやろう。
いろんなものを飲ませてやろう。
いろんなものを見せてやろう。
いろんなもので遊ばせてやろう。
いろんなところにいって、いろんな思い出を作ろう。
「ねえ、あたしたち、きっとどこまでだっていけるわ」
あたしたち三人で、どこまでも、どこまでも行きましょうね。
用語解説
・どこまでも、どこまでも
旅の終わりが来るその時まで。
お前……消えるのか……?
ところがどっこい消えません。
そのときがくるまでは。
「……さっむ」
目を覚ました時の寒さというのは、どうしてこうも耐えられないのか。
っていうか耐えられないから目がさめちゃうのかしら。
一度起きちゃうと、この寒さじゃ二度寝もきかない。
あたしがもぞもぞとベッドを抜け出すと、一人分の熱が逃げだしたことに反応して、でっかいのとちびっちゃいのが湯たんぽを求めてのたうった。
まあ、そうよね。人間の体温は魅力的ではあるけど、暖まるには物足りない。
人を救えるのは結局のところ、分厚い壁と暖炉の火よ。
じんわり熾火になりかけてたストーブに、薪と火精晶をぶち込む。
一晩もつのはなかなか優秀だけど、もう少し頑張ってほしい、技術の進歩が望まれるところね。
あたしはちぢこまりながら暖炉の火にあたり、じっくり身体を炙って暖める。
昨夜もこんな感じだった。
あたしたちだってそこまで期待はしてなかったほどの見事な北の輝きに、ウルウは泣きだしちゃうくらい感動してくれた。
あたしたちは仲良く手をつないで、お互いの体温を分け合って、口づけし合った。
それで、お酒も入ってたし、程よくお腹も満たされていたし、言ってみれば条件は満たされてたのよ。
荷物を片付けて小屋に引っ込んで、そのあたりまでは雰囲気も最高だったのよね。
片付けの手間も、夜のことを思えばちょっとした障害みたいな感じで、かえって燃え上がるみたいな。
でもその火もベッドに入ってすぐに鎮火したわ。っていうかベッドに消火されたわ。
だってクソ冷たいんだもん。
その前の時点でもう、さあ。防寒具脱いで、寝間着に着替える時点で、もう、いや寒いなこれとはなったのよ。
それでもまあ体温を分け合ってるうちにあったかくなるだろうってベッドに潜り込んだら、これがキンキンに冷えてるわけよ。拷問器具かってくらい。
いやもう、真顔よね。
いや、無理、って。
人肌万能説にも限界があったわ。
っていうかもうこんだけ寒いと肌が冷たいから、人の肌に触るのも冷たく感じちゃうわけよ。
ウルウの豊かなお山でさえ、というかほぼほぼ脂肪でできた豊かなお山だからこそ、真冬の登山めいて登頂を拒む厳寒の冷たさだったわ。
誰よおっぱいに挟まれば暖かいとかいったのあたしだった。
それでまあ、脱ぎ捨てたばかりの防寒具をもそもそ羽織って、ストーブに火を入れてさ、身体を炙るわけよ。
あたしの嫁たちが、揺れる火に照らされて裸を見せつけるわけよ。
何の色気もなかったわ。
多分二人から見たあたしもそうだったんでしょうね。
奥歯鳴らしながら、中腰になって、なるべく暖炉の火にあたる面積を増やそうと苦心して炙られてるんだもの。何の儀式かって感じよね。
特にウルウが、身体大きい割にそんなに熱を作らない体質みたいだから、苦労したわね。
おっぱいも、特に冷えるみたいで。
横から見たらそのおっぱいが揺れること揺れること。でもその揺らしてる本人は、そうしないと死ぬって顔して必死こいて腕とか脚とかこすってるわけよ。火熾しかってくらい。
さすがに色気とかそう言う話じゃなかったわよね。
いやまあ、それでもまあ、なんていうかまあ、ねえ?
戦って盛り上がったし、お酒飲んでご飯食べて盛り上がったし、綺麗なものを見て盛り上がったし、あたしたちの中ではいろいろな盛り上がりが積み重なってたわけよ。
雰囲気も、あったし。お酒ももう少し入れて、身体もあったまって、部屋もあったまって、開き直ったみたいにみんなでシーツ広げてストーブの火に当てたりもして、いろいろあったまったし。
うん。まあ。なによ。
なんだかんだでなんだかんだはしたわね。
そりゃあ……したわよ。しない理由もないし。
くっついて、じんわり体温分け合って、そうするとこう、気持ちが盛り上がってきて、好きで、大好きで、幸せって気持ちになるのよ。
それをこう、分けあっていくうちにどんどん高まってなんやかんやよ。
なんやかんやはなんやかんやね。
あぶっているうちに体があったまってくれば、あたしは手早く着替える。
あたしは要領のいい女なので、もちろん着替えもストーブであぶってあたためておいた。
冬場に冷え切った服着るのってなんかの刑罰かってくらいつらいもの。
うん、と一つ伸びをして、換気のためにも窓を押し上げてみると、まだ日は出ていなかった。
出る気配も、いまいちよくわかんない。真冬の薄明かりだしね。
でもまだ早い時間なのは確かだ。もう少し寝れると思ったけど、なかなか。やっぱりストーブはもっと進歩して欲しいわ。
あたしは椅子をがこがこ引きずって、ベッドのそばで腰を下ろす。
ベッドの中では、ウルウが猫みたいに、大きな体を丸めて寝ている。その腕の中では、リリオが抱き枕になっていて、寝ぐせだらけの頭をウルウの胸元に突っ込んでいた。
まるでお姫様みたいに、あるいは死体みたいに、まっすぐ伸ばしてたみたいに寝ていたウルウは、最近あんまり見ない。なんだかだらしなくなっちゃったみたい、って複雑そうな顔をするけど、あたしはこういう奔放な寝相の方が好きだ。
あたしがベッドから蹴りだされた時は例外として。
「あーあ。幸せそうにしちゃって。あたしも挟まりたいわね」
体温の高いリリオに、骨に当たらなければ柔らかいウルウ。
それに挟まれて二度寝できたらどんなにか幸せなことだろう。
でもリリオが寝ぼけたら死ぬ。あたしはお利口な武装女中なので、リリオと二人でウルウを挟むことはあっても、リリオに抱きしめられる間合いでは寝ない。子供の頃にそれで何回も修理されてるので、いい加減に懲りた。
でもまあ、体調が万全で、体力に余裕があって、《玩具箱》が近い時なら、たまにはいいかなと思う。あたしをくしゃくしゃに抱きつぶして寝るリリオはそりゃあもう信じられないくらいかわいくてきれいな美少女なのだ。さすがあたしのご主人様だ。
なんてことをのろけ話としてウルウにしたら、君たちのそう言う関係は本当にヤバいと思うって真顔で言われたから、まあ、そりゃそうなんだろうなとは思う。思うけど、でも仕方ないじゃない。これがあたしの愛なのよ。
なんならウルウにも抱きつぶしてほしいし、締め上げてほしいんだけど、ウルウにそんなことさせたら絶対嫌がるというか自分が死にそうな顔しそうだから興奮するもといダメよね。うん、ダメよ。まだダメ。
ああ、でも挟まれたい。
ウルウ曰くのところによれば、百合に挟まれると死ぬらしいけど、あたしだって《三輪百合》の一人なのよね。黒百合と白百合に鉄砲百合が挟まれてもいいと思うんだけど、ダメかしら。
っていうか挟まれると死ぬ理論で言うと、白百合と鉄砲百合にいつも挟まれてる黒百合はすでに死んでると思う。まあ、半分亡霊みたいな感じなのは確かだけど。
「はあ。もう。早く起きなさいよ。北の輝きは見たけど、他にもいろいろあるのよ。氷滑りしたり、雪滑りしたり……食べ物だって、それにお酒も。あ、温泉あるんだったわね。この時期も開いてるんなら、入らせてもらえないかしらね……」
ひとつ思い浮かべれば、連想的に次から次へと湧いてくる。
リリオとはいろんなことをしてきたけど、それをも一緒に楽しむのは悪くない。何度も過ごしてきた退屈な冬だって、あたしたち三人にとってははじめて過ごす一緒の冬だ。
あたしはウルウの頬を指で押す。むにむに。ぷにぷに。寝ていると少しだけ幼い顔は、まるで大きな子供みたいだった。
「ねえ」
かわいいもんだ。
あたしはこいつにいろんなものを食べさせてやろう。
いろんなものを飲ませてやろう。
いろんなものを見せてやろう。
いろんなもので遊ばせてやろう。
いろんなところにいって、いろんな思い出を作ろう。
「ねえ、あたしたち、きっとどこまでだっていけるわ」
あたしたち三人で、どこまでも、どこまでも行きましょうね。
用語解説
・どこまでも、どこまでも
旅の終わりが来るその時まで。
0
お気に入りに追加
56
あなたにおすすめの小説
僕の家族は母様と母様の子供の弟妹達と使い魔達だけだよ?
闇夜の現し人(ヤミヨノウツシビト)
ファンタジー
ー 母さんは、「絶世の美女」と呼ばれるほど美しく、国の中で最も権力の強い貴族と呼ばれる公爵様の寵姫だった。
しかし、それをよく思わない正妻やその親戚たちに毒を盛られてしまった。
幸い発熱だけですんだがお腹に子が出来てしまった以上ここにいては危険だと判断し、仲の良かった侍女数名に「ここを離れる」と言い残し公爵家を後にした。
お母さん大好きっ子な主人公は、毒を盛られるという失態をおかした父親や毒を盛った親戚たちを嫌悪するがお母さんが日々、「家族で暮らしたい」と話していたため、ある出来事をきっかけに一緒に暮らし始めた。
しかし、自分が家族だと認めた者がいれば初めて見た者は跪くと言われる程の華の顔(カンバセ)を綻ばせ笑うが、家族がいなければ心底どうでもいいというような表情をしていて、人形の方がまだ表情があると言われていた。
『無能で無価値の稚拙な愚父共が僕の家族を名乗る資格なんて無いんだよ?』
さぁ、ここに超絶チートを持つ自分が認めた家族以外の生き物全てを嫌う主人公の物語が始まる。
〈念の為〉
稚拙→ちせつ
愚父→ぐふ
⚠︎注意⚠︎
不定期更新です。作者の妄想をつぎ込んだ作品です。
目が覚めたら夫と子供がいました
青井陸
恋愛
とある公爵家の若い公爵夫人、シャルロットが毒の入ったのお茶を飲んで倒れた。
1週間寝たきりのシャルロットが目を覚ましたとき、幼い可愛い男の子がいた。
「…お母様?よかった…誰か!お母様が!!!!」
「…あなた誰?」
16歳で政略結婚によって公爵家に嫁いだ、元伯爵令嬢のシャルロット。
シャルロットは一目惚れであったが、夫のハロルドは結婚前からシャルロットには冷たい。
そんな関係の二人が、シャルロットが毒によって記憶をなくしたことにより少しずつ変わっていく。
なろう様でも同時掲載しています。
義母に毒を盛られて前世の記憶を取り戻し覚醒しました、貴男は義妹と仲良くすればいいわ。
克全
ファンタジー
「カクヨム」と「小説家になろう」にも投稿しています。
11月9日「カクヨム」恋愛日間ランキング15位
11月11日「カクヨム」恋愛週間ランキング22位
11月11日「カクヨム」恋愛月間ランキング71位
11月4日「小説家になろう」恋愛異世界転生/転移恋愛日間78位
貴族に生まれたのに誘拐され1歳で死にかけた
佐藤醤油
ファンタジー
貴族に生まれ、のんびりと赤ちゃん生活を満喫していたのに、気がついたら世界が変わっていた。
僕は、盗賊に誘拐され魔力を吸われながら生きる日々を過ごす。
魔力枯渇に陥ると死ぬ確率が高いにも関わらず年に1回は魔力枯渇になり死にかけている。
言葉が通じる様になって気がついたが、僕は他の人が持っていないステータスを見る力を持ち、さらに異世界と思われる世界の知識を覗ける力を持っている。
この力を使って、いつか脱出し母親の元へと戻ることを夢見て過ごす。
小さい体でチートな力は使えない中、どうにか生きる知恵を出し生活する。
------------------------------------------------------------------
お知らせ
「転生者はめぐりあう」 始めました。
------------------------------------------------------------------
注意
作者の暇つぶし、気分転換中の自己満足で公開する作品です。
感想は受け付けていません。
誤字脱字、文面等気になる方はお気に入りを削除で対応してください。
冷宮の人形姫
りーさん
ファンタジー
冷宮に閉じ込められて育てられた姫がいた。父親である皇帝には関心を持たれず、少しの使用人と母親と共に育ってきた。
幼少の頃からの虐待により、感情を表に出せなくなった姫は、5歳になった時に母親が亡くなった。そんな時、皇帝が姫を迎えに来た。
※すみません、完全にファンタジーになりそうなので、ファンタジーにしますね。
※皇帝のミドルネームを、イント→レントに変えます。(第一皇妃のミドルネームと被りそうなので)
そして、レンド→レクトに変えます。(皇帝のミドルネームと似てしまうため)変わってないよというところがあれば教えてください。
【完結】悪役令嬢に転生したけど、王太子妃にならない方が幸せじゃない?
みちこ
ファンタジー
12歳の時に前世の記憶を思い出し、自分が悪役令嬢なのに気が付いた主人公。
ずっと王太子に片思いしていて、将来は王太子妃になることしか頭になかった主人公だけど、前世の記憶を思い出したことで、王太子の何が良かったのか疑問に思うようになる
色々としがらみがある王太子妃になるより、このまま公爵家の娘として暮らす方が幸せだと気が付く
帝国の第一皇女に転生しましたが3日で誘拐されました
山田うちう
ファンタジー
帝国の皇女に転生するも、生後3日で誘拐されてしまう。
犯人を追ってくれた騎士により命は助かるが、隣国で一人置き去りに。
たまたま通りかかった、隣国の伯爵に拾われ、伯爵家の一人娘ルセルとして育つ。
何不自由なく育ったルセルだが、5歳の時に受けた教会の洗礼式で真名を与えられ、背中に大きな太陽のアザが浮かび上がる。。。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる