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第十七章 巣立ちの日
第九話 鉄砲百合と胃が痛くなる話
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前回のあらすじ
家を出て独り立ちしたい子供と、家にいてほしい親のお話。
のはずなのだが情報量が多すぎる。
「じゃあリリオもたまに里帰りするって形で認めればいいのでは?」
ウルウのつぶやきが食堂に響いて、なんだか間の抜けたような空気が流れた。
まあ、そう、なのかもしれない。
リリオと御屋形様の主張が平行線をたどるなら、妥協点はそのあたりになると思う。
思うんだけど、そう簡単に妥協点で妥協できるんなら人は争ったりしないのよね。
リリオとしちゃあ、別にそれでいいんでしょうね。そう顔に出てる。
帰ってきたくないってわけじゃなくて、旅を続けたいだけなんだから、定期的に辺境に寄るのは、むしろいい旅路になるでしょうし、帰省して安心もできるし、リリオにとって何の問題もない。むしろ、生涯旅に出て帰らないなんてそんなこと考えてもいないでしょうし。
でも御屋形様はそうでもないみたい。
奥様のことを妥協されたのであればリリオもついでに、と思うけど、むしろ奥様で妥協したから、娘のリリオのことは何としても引き留めたいのかもしれない。あたしにはちょっとわからないけど。
ウルウもいまいちわかんないって顔してるみたいに、あたしにもやっぱり親子の情とかってよくわかんないものだ。
そりゃ、心配は心配かもしれないけど、そこまでかなって。あたしは一緒にくっついてるからそう簡単に言えるだけなのかもだけど、でも成人して、それも立派にやっている娘をいつまでも家に縛り付けてるってのもどうかとは思う。
リリオがよそで粗相したら心配だからっていう意味だったら、よくわかるけど。
御屋形様は少しの間、中身をすでに飲み干した茶碗の中で匙を回して、それから脇にやった。ペルニオ様が待ち構えていたようにおかわりの甘茶を注ぐ。
「だめだ。マーニョとリリオとでは、話が違う」
そのとき、はじめて御屋形様の目がウルウにむけられた。
そう、はじめてだ。歓迎してくれるような口ぶりだったけれど、それはすべて奥様とリリオに向けられたものだった。あたしにもおこぼれで目を向けてくれたけど、それだけ。ウルウには一度も目もくれちゃいない。
奥様からの手紙で、リリオとあたし、リリオとウルウ、あたしたちのこともきっとご存知だろうけれど、御屋形様はそれに関して一度も話題に出しておられない。
そもそも興味をお持ちでないのか、リリオのいつものお遊びに過ぎないとお思いなのか、それはわからない。
でも、少なくとも好感情はお持ちではないみたいだった。
嫌悪すらない、無関心。
そこから、余計なことを言う羽虫程度にまでなった。そんなところだろうか。
その冷たい圧に、あたしは顔を上げられない。
視界の端で、生意気なフロステーモが、尻尾を股の間に挟んで震えているのが見えた。
「マーニョはもとより自力でこのフロントまで辿り着ける力量があった。リリオはそうではない」
それは、その通りだ。
成人の儀で旅に出る時も、過保護にも竜車でカンパーロまで送られ、その後もあたしという補助があってようやくリリオは旅立てた。こうして帰ってくるにも、奥様の飛竜があってこそ。
いまでは随分たくましくなったけれど、御屋形様の中では小さなリリオのままだ。
「たまに里帰りと言っても、マーニョの飛竜の様に気軽に帰る足もない。辺境は里帰りには向かない土地だ」
それも、全くその通りだ。
辺境から内地に引っ越したものは、足が遠くなって殆ど辺境には帰ってこない。内地からやってきたものも、帰るに帰れず辺境にとどまるものも多い。
どれだけ格好つけようとも、路銀を稼ぎながらの旅暮らしでは、定期的に辺境を行き来するなんてとてもじゃないけど無理だ。
「娘を危険な目に合わせたくないというのは、親として当然の気持ちだろう。わかってくれるだろうか、えー、あー、お嬢さん?」
名前を憶えていないのではなく、覚える気もないという露骨な一刺し。部外者は口を出すなと、御屋形様はそう言っておられるのだった。
リリオとの仲を、認めた覚えもないし、認めるつもりもないし、そもそも知ったことではない、と。
人の心の機微とかそのあたりにいまいち疎いウルウだけど、人の悪意には敏感だ。
いつも眠たげで面倒くさそうな顔も、さすがに強張る。
それでも、面倒ごとはごめんだとばかりに黙りこくって、何もかも聞き流すなんてことはしなかった。しないでくれた。ウルウは匙を置いて、小さく鼻を鳴らした。
「そうですね。一般的には親は子供を危険から遠ざけたいらしい」
「わかってくれたようで」
「私は一般的な家庭ではなかったのでそんな気持ちなんて知りませんね」
「……ほほう」
「心配して、不安になって、悩みもするでしょう。でも、その危険を選ぶのは子供の自由です。子供には自分の道を選ぶ権利がある。自分の道を選ばなきゃいけない義務がある。子供は親の所有物じゃあない。一番身近で、でも対等な他人ですよ」
以前、ウルウに聞いたことがある。
ウルウのお父さんは、とても人間味に薄くて、感情が乏しくて、人を愛することがわからない、「ろぼっと」みたいな人だったって。それでも、ウルウのお父さんは誠実な人だった。ううん、だからこそ、誠実だったのかもしれない。
亡くなったウルウのお母さんの分まで、彼はウルウを育てた。愛し方はわからなくても、誰かの真似に過ぎなくても、ウルウが一人でも立てるようになるまで、守り、育て、支えてくれた。
それは必ずしも最善ではなくて、最適でもなくて、失敗も多かったかもしれない。ウルウの今を鑑みるに、完璧とは言えなかったでしょうね。
でもウルウは、ウルウのお父さんのもとで、所有物じゃなかった。娘という扱いではなく、ウルウという一人の人として扱われた。親子の情を感じられなくても、対等な他人として向き合ってくれた。
ウルウは愛することも愛されることも苦手な親子だったっていうけど、あたしは、それは立派な愛だと思う。
それは確かな愛だったんだって。
だからこそ、ウルウはいま、面倒なことになんて関わり合いたくないだろうに、こうして口をはさんでくれてる。
愛するだけの人を、そう見える人を、ウルウは嫌悪するんだ。
「私が、リリオを、物扱いしていると」
「私にはそう感じられますよ」
御屋形様はゆるゆると顎をさすって、そして小さく頷かれた。
「そうなのかもしれない」
頷いて、でも。
「しかし、それが私の愛だ」
ウルウにとって誠実さが大事であるように、対等であることを尊ぶように、御屋形様もまた愛を掲げておられる。それはきっとどちらも間違っていなくて、どちらも正しくなんてない。
ただどう思うか。どう感じるか。何を大切にするか。それだけのすれ違いなんだ。
でもそのすれ違いが、決定的に平行線をたどる。
そうなれば、あとは強い方が決める。
この場で強いのは勿論、御屋形様だ。立場も。武力も。そして、多分、愛も。
奥様が口を挟まない以上、それは覆らない。
だから。
「なら試してみるといい」
「……ほほう?」
「強さで物事を決めるのが辺境のやりかたなんでしょう。リリオが心配だというなら、リリオの巣立ちを拒むなら、リリオの強さを、覚悟を、試せばいい」
「君は、何を言っているのかわかっているのかい?」
「リリオが勝ったらガタガタ抜かすな、ってこと」
御屋形様は不愉快そうに鼻を鳴らし、そして、それでも、どうしようもなく唇は釣り上がった。
挑まれれば拒めない。それは、掟以上の性だった。
用語解説
・愛
あれも愛。
これも愛。
歴史上、最も正しさを足蹴にしてきた大義名分である。
・挑まれれば拒めない
リリオ史上初の、自分が挑んだわけでも挑まれたわけでもない喧嘩をさせられる事態である。
家を出て独り立ちしたい子供と、家にいてほしい親のお話。
のはずなのだが情報量が多すぎる。
「じゃあリリオもたまに里帰りするって形で認めればいいのでは?」
ウルウのつぶやきが食堂に響いて、なんだか間の抜けたような空気が流れた。
まあ、そう、なのかもしれない。
リリオと御屋形様の主張が平行線をたどるなら、妥協点はそのあたりになると思う。
思うんだけど、そう簡単に妥協点で妥協できるんなら人は争ったりしないのよね。
リリオとしちゃあ、別にそれでいいんでしょうね。そう顔に出てる。
帰ってきたくないってわけじゃなくて、旅を続けたいだけなんだから、定期的に辺境に寄るのは、むしろいい旅路になるでしょうし、帰省して安心もできるし、リリオにとって何の問題もない。むしろ、生涯旅に出て帰らないなんてそんなこと考えてもいないでしょうし。
でも御屋形様はそうでもないみたい。
奥様のことを妥協されたのであればリリオもついでに、と思うけど、むしろ奥様で妥協したから、娘のリリオのことは何としても引き留めたいのかもしれない。あたしにはちょっとわからないけど。
ウルウもいまいちわかんないって顔してるみたいに、あたしにもやっぱり親子の情とかってよくわかんないものだ。
そりゃ、心配は心配かもしれないけど、そこまでかなって。あたしは一緒にくっついてるからそう簡単に言えるだけなのかもだけど、でも成人して、それも立派にやっている娘をいつまでも家に縛り付けてるってのもどうかとは思う。
リリオがよそで粗相したら心配だからっていう意味だったら、よくわかるけど。
御屋形様は少しの間、中身をすでに飲み干した茶碗の中で匙を回して、それから脇にやった。ペルニオ様が待ち構えていたようにおかわりの甘茶を注ぐ。
「だめだ。マーニョとリリオとでは、話が違う」
そのとき、はじめて御屋形様の目がウルウにむけられた。
そう、はじめてだ。歓迎してくれるような口ぶりだったけれど、それはすべて奥様とリリオに向けられたものだった。あたしにもおこぼれで目を向けてくれたけど、それだけ。ウルウには一度も目もくれちゃいない。
奥様からの手紙で、リリオとあたし、リリオとウルウ、あたしたちのこともきっとご存知だろうけれど、御屋形様はそれに関して一度も話題に出しておられない。
そもそも興味をお持ちでないのか、リリオのいつものお遊びに過ぎないとお思いなのか、それはわからない。
でも、少なくとも好感情はお持ちではないみたいだった。
嫌悪すらない、無関心。
そこから、余計なことを言う羽虫程度にまでなった。そんなところだろうか。
その冷たい圧に、あたしは顔を上げられない。
視界の端で、生意気なフロステーモが、尻尾を股の間に挟んで震えているのが見えた。
「マーニョはもとより自力でこのフロントまで辿り着ける力量があった。リリオはそうではない」
それは、その通りだ。
成人の儀で旅に出る時も、過保護にも竜車でカンパーロまで送られ、その後もあたしという補助があってようやくリリオは旅立てた。こうして帰ってくるにも、奥様の飛竜があってこそ。
いまでは随分たくましくなったけれど、御屋形様の中では小さなリリオのままだ。
「たまに里帰りと言っても、マーニョの飛竜の様に気軽に帰る足もない。辺境は里帰りには向かない土地だ」
それも、全くその通りだ。
辺境から内地に引っ越したものは、足が遠くなって殆ど辺境には帰ってこない。内地からやってきたものも、帰るに帰れず辺境にとどまるものも多い。
どれだけ格好つけようとも、路銀を稼ぎながらの旅暮らしでは、定期的に辺境を行き来するなんてとてもじゃないけど無理だ。
「娘を危険な目に合わせたくないというのは、親として当然の気持ちだろう。わかってくれるだろうか、えー、あー、お嬢さん?」
名前を憶えていないのではなく、覚える気もないという露骨な一刺し。部外者は口を出すなと、御屋形様はそう言っておられるのだった。
リリオとの仲を、認めた覚えもないし、認めるつもりもないし、そもそも知ったことではない、と。
人の心の機微とかそのあたりにいまいち疎いウルウだけど、人の悪意には敏感だ。
いつも眠たげで面倒くさそうな顔も、さすがに強張る。
それでも、面倒ごとはごめんだとばかりに黙りこくって、何もかも聞き流すなんてことはしなかった。しないでくれた。ウルウは匙を置いて、小さく鼻を鳴らした。
「そうですね。一般的には親は子供を危険から遠ざけたいらしい」
「わかってくれたようで」
「私は一般的な家庭ではなかったのでそんな気持ちなんて知りませんね」
「……ほほう」
「心配して、不安になって、悩みもするでしょう。でも、その危険を選ぶのは子供の自由です。子供には自分の道を選ぶ権利がある。自分の道を選ばなきゃいけない義務がある。子供は親の所有物じゃあない。一番身近で、でも対等な他人ですよ」
以前、ウルウに聞いたことがある。
ウルウのお父さんは、とても人間味に薄くて、感情が乏しくて、人を愛することがわからない、「ろぼっと」みたいな人だったって。それでも、ウルウのお父さんは誠実な人だった。ううん、だからこそ、誠実だったのかもしれない。
亡くなったウルウのお母さんの分まで、彼はウルウを育てた。愛し方はわからなくても、誰かの真似に過ぎなくても、ウルウが一人でも立てるようになるまで、守り、育て、支えてくれた。
それは必ずしも最善ではなくて、最適でもなくて、失敗も多かったかもしれない。ウルウの今を鑑みるに、完璧とは言えなかったでしょうね。
でもウルウは、ウルウのお父さんのもとで、所有物じゃなかった。娘という扱いではなく、ウルウという一人の人として扱われた。親子の情を感じられなくても、対等な他人として向き合ってくれた。
ウルウは愛することも愛されることも苦手な親子だったっていうけど、あたしは、それは立派な愛だと思う。
それは確かな愛だったんだって。
だからこそ、ウルウはいま、面倒なことになんて関わり合いたくないだろうに、こうして口をはさんでくれてる。
愛するだけの人を、そう見える人を、ウルウは嫌悪するんだ。
「私が、リリオを、物扱いしていると」
「私にはそう感じられますよ」
御屋形様はゆるゆると顎をさすって、そして小さく頷かれた。
「そうなのかもしれない」
頷いて、でも。
「しかし、それが私の愛だ」
ウルウにとって誠実さが大事であるように、対等であることを尊ぶように、御屋形様もまた愛を掲げておられる。それはきっとどちらも間違っていなくて、どちらも正しくなんてない。
ただどう思うか。どう感じるか。何を大切にするか。それだけのすれ違いなんだ。
でもそのすれ違いが、決定的に平行線をたどる。
そうなれば、あとは強い方が決める。
この場で強いのは勿論、御屋形様だ。立場も。武力も。そして、多分、愛も。
奥様が口を挟まない以上、それは覆らない。
だから。
「なら試してみるといい」
「……ほほう?」
「強さで物事を決めるのが辺境のやりかたなんでしょう。リリオが心配だというなら、リリオの巣立ちを拒むなら、リリオの強さを、覚悟を、試せばいい」
「君は、何を言っているのかわかっているのかい?」
「リリオが勝ったらガタガタ抜かすな、ってこと」
御屋形様は不愉快そうに鼻を鳴らし、そして、それでも、どうしようもなく唇は釣り上がった。
挑まれれば拒めない。それは、掟以上の性だった。
用語解説
・愛
あれも愛。
これも愛。
歴史上、最も正しさを足蹴にしてきた大義名分である。
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