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ダンジョン探索
233 地下3階 騒霊
しおりを挟む冒険者達はカーソン達へ一礼し、広間から出ていった。
途中で女性冒険者ひとりだけが振り返り、カーソン達へ手を振る。
カーソン達も女性冒険者へ手を振った。
イザベラとローラは、去ってゆく冒険者達の後ろ姿を見ながら話す。
「あの女、サラって名前らしいわよ」
「えっ? イザベラさん…いつ聞いたんですか?」
「ついさっき、後片付けしている最中に魔力でね」
「名を名乗らないのは、私達に対して無礼ではないですか? と」
「ありゃ。そういえば俺もクリスもその件について言ってなかったですね」
「すみません。それ冒険者の間では、暗黙のルールになっているんです」
「ええ。サラからもそう言われたわ」
「双方の合意が得られない限り、名乗ってはいけないルールなのですね?」
冒険者歴の長いカーソンとクリスは、ギルドの不文律として知っていた。
ソニアは名乗らないルールを不思議に思いながら聞き返す。
「何故合意しない限り、名乗ってはいかんのだ?」
「それがお互いの為になるんですよ」
「不必要な諍いを引き起こさない為にです」
「名乗れば不都合が起きるワケではあるまいに?」
「それがですね、色々と起きちゃう時があるんですよ」
「あたし達は特に知名度あるんで、余計にです」
「ギルドでは、ごく当たり前に名乗っているではないか?」
「ああいう他の誰かにも聞かれる場所でなら、別にいいんです」
「今みたいな、当事者同士しか居ない所ではちょっと」
「何故なのだ? その理由が分からん」
「ええっと……それこそ色々な理由があってですね」
「隊長。例えば、今ここで自分の出身地を言えますか?」
クリスの質問に、ソニアはティコをちらっと見ながら答える。
「まさか。言えるワケがないだろう」
「ですよね?」
「そういう事なんです」
「どういう事だ? 単純に、知られたくないという事でいいのか?」
「ええ、そうです」
「冒険者って、裏で色んな事をやってきた人達も居ますからね」
「相手が名乗ったら、実は探してた親の仇だったりとか」
「他の街で悪い事やって、指名手配されてた奴だったりとか」
「名乗りたくない理由って、人それぞれ何かしらあるんです」
「あたし達だって、名前の他に要らない肩書きつけられてるし」
「俺達も何度か、身に覚えのないとばっちり受けた事もあります」
「貸してたお金返せとか。どうもあたし達の名で借金してた馬鹿が居て」
「なんか気の毒だったんで、利子付けて払いましたけどね」
「初めて入った街なのに借金してたとか、納得出来ませんでしたけど」
「成る程な。やっと理解出来た」
自分達の名を悪用され、知らない罪を着せられていた事も知らずに名を名乗ったら酷い目に遭ったと話す、カーソンとクリス。
納得するソニアへ、向こうも名乗れない事情を作ってしまっていたと話を続けた。
「あいつら、最初俺達の事を襲おうとしてましたし」
「初動が最悪で、あっちも名乗る機会を逃してたんですよ」
「こっちが先に名乗って、あいつら名乗らせる事も出来ましたけどね?」
「さっきみたいな時は特に、お互い名乗り合わないほうがいいんですよ」
「向こうは私達が街へ戻った時に、襲われかけたと言いふらされたくない。
私達も伝説の冒険者を、向こうに知られたくなかったというワケだな?」
「はい。それがお互い後腐れなく、穏便に済ます為の最善策でしたね」
「そのサラって人、よくイザベラさんとローラさんに名乗りましたね?」
あの状況からよく名乗れたものだと話すクリスへ、イザベラとローラは答える。
「今の話と全く同じ事、サラも言っていたわ」
「出会った状況が宜しくなかったと、謝罪していましたわよ」
「それでも律儀に、自分の名前だけは伝えてきたけどね」
「お返しに此方も名乗ったら、大層驚かれましたわよ?」
「顔には出さずに、平然としていたものね。大した肝っ玉の持ち主よ」
「それくらいの丹力が無ければ、女ひとりでやっていけないのでしょうね」
「サラさんかぁ……いい人だったんだな」
「今度地上で会えたら、お酒に誘ってみようかな?」
カーソンとクリスは女性冒険者サラの消えていった通路を見つめ、次はお互い何の不備も無い状態で再会してみたいと願った。
新情報を入手したマップを見ながら、カーソンはクリスに話す。
「なんか地下3階のマップ、もうほとんど埋まったな」
「うん。まだ行ってない左半分の情報貰えちゃっちゃもんね」
「さてと。この金のコイン、次はどこで使うんだ?」
「可能性が高いのは……ここかな?」
クリスは地下3階のマップを縮小し全体を表示させると、未踏破となっている部分を指差す。
「まだ記録してないマップの中心部、ここ行ってみようか?」
「うん、何かありそうだよな。行ってみよう」
「あの人達は、途中で引き返したっぽいのよね」
「先に進めない何かがあったのかもな?」
「うんうん。それがこの、金のコインでどうなるかだね」
カーソン達はマップの情報を頼りに、地下3階の中心部へと向かった。
マップ上では丁度右回りと左回りの中間地点で、中心部へと向かう一本道となっていた。
道を奥まで進む途中で、マップを預かっていたローラが口を開く。
「今、マップの情報が更新しましたわ」
「あら、どんな情報?」
「ここは『久遠の通路』……いくら歩めど奥へは行けぬ、転移の道。
金のコインを持っていないと、他の入口前へと戻されるようですわ」
「あ、じゃあこの先が次の目的地で合ってたんですね」
「入り口前って……どこの入り口前になるんでしょ?」
「武器庫、防具庫の入り口前どちらかへ強制で転移されるようですわ」
「ひでぇ。気付かずに飛ばされたら混乱しちゃいますよ」
「宝物庫の前にだけは、飛ばさないんですね」
「この階の謎解きの起点となる、宝物庫にだけは飛ばさんのか……」
「凄く意地悪な仕掛けですよね、ソニア様」
場合によってはこの通路を上手く使えば、悪臭罠を回避しながら移動出来そうだと思ったカーソン達。
ただ宝物庫前には飛ばさず、しかも戻る時にはあの腐敗した汁を必ず全身に浴びなければならないのかと困惑した。
通路を進んでゆくと、周囲が段々と暗くなる。
暗闇が自分達を襲ってきたような感覚に包まれた時、ローラが手に持つ金色のコインがキラリと光る。
間近に迫ってきていた暗闇は消え、前方から明かりが戻ってくる。
金のコインが無ければこの辺りで強制的に移動させられるのかと思いながら、イザベラ達は通路の終着地点へと歩いた。
通路の先には部屋があり、入ると右手側に広い空間があるような雰囲気をしている。
注意深く部屋の中へと入ってゆくカーソン達。
地下3階の終着点たる部屋の中の雰囲気に、カーソン達は言い様の無い狂気を感じた。
部屋の中には小さな女の子の人形が辺り一面に並べられていて、全ての人形が部屋の真ん中、入室してきたカーソン達の事を見ている。
クリスは大量に置かれている女の子の人形を気味悪がり、悪寒を感じながら話す。
「……何? この……気持ち悪さは?」
「いくつあるんだ? この人形?」
「揃いも揃って同じ顔の人形達だな。面構えもあまり良くない」
「ちょっと……あんまり可愛くない顔の人形ですよねっ」
「みんな気をつけて。何か……嫌な気配を感じるわ」
「殺気が入り混じる……邪悪な気配を感じますわ」
イザベラとローラが注意を促した時、突然入ってきた通路が壁へと変わった。
四方を壁に塞がれ、部屋の中に閉じ込められたカーソン達。
「ありゃ!? 入ってきたトコが壁になったぞ!?」
「出入口が塞がれたっ!? 閉じ込めら……何っ、この声!?」
「どこから聞こえてくるので……ひぃっ!?」
クスクスッ クスクスッ クククッ
ケケケッ キャッキャッ キャハハハハッ!
キャーッハッハッハハハハハァーッ!
甲高い笑い声が部屋全体に響き渡り、部屋一面に並んでいた女の子の人形達がもぞもぞと動き出した。
そのあまりにも不気味な光景にクリスは気味悪がり、ティコは悲鳴をあげた。
「うわわわっ! 気持ち悪っ!」
「キャーッ! お化けぇーっ!」
クリスは思わず後退りし、ティコは恐怖のあまり部屋の隅へと駆け出した。
部屋の隅に逃げたティコはしゃがみ込み、叫び続けながら体を丸める。
動き出した小さな人形達はその懐から更に小さなナイフを取り出すと、手に持ちながらカーソン達にゆっくりと近付いてきた。
イザベラとローラは人形の正体に目星をつけながら、カーソン達へと話す。
「これは……防具庫で会ったものより遥かに強烈な悪霊ね」
「ええ。しかも気配からして……恐らく単体のようですわね」
「うん。ソイツがこの人形全部を動かしているみたいね」
「悪霊の本体も、この人形のどれかに入っていると思われますわ」
「こいつらも悪霊だってよティコ。お化けじゃないぞ?」
「ひぃぃ……お人形が動くのは……お化けですぅ……」
「鎧なら大丈夫だったのに、何言ってんのよあんたは!」
ティコは孤児院に居た時に読んだ怖い本の中のひとつ、夜な夜な動き出して人を殺し続ける人形の物語を思い出していた。
お化けと言う存在に心底恐怖する一番の原因になった『勝手に動き出す人殺し人形の物語』が今、目の前で現実となって繰り広げられている。
ティコは心の底から怯え、泣き叫んだ。
キャハハハハッ! ヨワムシミィーッケ!
ヤーイ! ヨワムシケムシィー! ウンコタレー!
ナキベソカイテ シンジマエー!
「ほらぁ! あんた人形にまで馬鹿にされてるよ!」
「嫌ぁぁぁ……怖いぃぃ……うえぇぇーん……」
「そんな泣くほどのモンか?」
自我を忘れ泣き叫ぶティコは、人形達から弱虫と馬鹿にされる。
カーソン達は戦意を喪失しているティコが人形達から襲われないように、部屋の隅へと後退した。
人形達はナイフを振り回しながら、一斉に襲いかかってきた。
ソニア、カーソン、クリスの3人は抜刀し、迫ってくる人形達を迎撃する。
ローラは結界を張り、イザベラとティコを護った。
シネ! シネ! シネシネシネー!
ナイゾーブチマケ クタバッチマエー!
シーネシネシネ シンジマエー!
ソニア達は波状に迫りくる人形達へ剣を振る。
しかし人形達は軽い為、当たっても切断出来ずに後方へ弾き飛ばすだけであった。
サイファを振るカーソンだけは、その高熱の刃で人形を消し炭に変えていた。
「くっ! 軽すぎて斬れん!」
「こんにゃろうっ! ちょこまかとっ!」
アタンナイヨーダ!
ヘッタクソー!
クヤシカッタラ アテテミロー!
ヤーイ! バーカバーカ! マヌケー!
「……いちいち腹のたつ奴等だ!」
「ちゃんと当ててんだよこのバカ!」
アタッテモキレテネーヨ バーカ!
バカッテイウオマエガ バーカバーカ!
ヘボヘボー! ドヘタクソー!
「うっさいこんにゃろうっ!」
「クリス挑発に乗るなって! 冷静になれ!」
「あんたはちゃんと斬れてるから、んな事言えんのよ!」
「落ち着けったら! 剣が大振りになってるぞ!
当たんないからって怒るな! 隙を突かれるぞ!」
「ちゃんと当たってるってば! 軽すぎて斬れないのっ!」
「お前も火の精霊出して焼けばいいだろ!」
「…あっ! そっかそうだよ! ありがとっ!」
「その手があったか! すまんカーソン助かった!」
「えぇっ!? ソニアさんまで冷静じゃなかったのっ!?」
いくら剣を振り回しても効果的なダメージを与えられず、人形達から挑発されて冷静さを欠いていたソニアとクリス。
カーソンから精霊魔法を使えと言われ、ハッと我に返った。
ソニアは風の精霊魔法で剣速を上げ、大剣の刃に触れた人形は粉々に吹き飛ぶ。
クリスは火の精霊魔法で剣に炎を纏わせ、人形を焼き払う。
「さっきまでの威勢はどうした!」
「焼け死んじまえこのバーカ!」
オマエラナンテコワクネーヨ バーカ!
チョーシノッテンジャネーヨ バーカ!
アタンナキャイインダヨッピギィー!?
ワー! ギャー! モエルゥゥー!
イジメヤメロー! タァースケテェー!
「人を小馬鹿にした報いを受けろ!」
「全滅させてやっから覚悟しとけ!」
「あーあ……この2人怒らせたらどうなるか分かったろ?」
形勢が逆転し、散り散りとなってソニアとクリスの刃から逃げ惑う人形達へ、カーソンは気の毒にと思った。
逃げ回っていた人形達は部屋の奥へと集まり始め、追撃していたソニアとクリスも深追いせずに結界を張るローラの近くへと後退した。
人形達は横一列に並び、お互い肩を組み始める。
そして片足を交互に振り上げ、規則的な動きで踊りながら歌い始めた。
コッロスーコッロスー オッマエッラコッロスー
チョーシニノッター クッソヤッロオー
コッロシッテヤッルカッラ カックゴシロォー
ノーミッソブッチマッケ シンジマエー
イザベラ達は人形達の踊りを見ながら呟く。
「……なんか、無駄に可愛らしい踊りをしてるわね」
「ですが、歌の内容は随分と物騒ですわね」
「私達をコケにしおって! ふざけた連中だ!」
「こっちの神経逆撫でしてきやがって! 腹立つ!」
「ほらティコ見てみろよ。面白い踊りしてるぞ?」
「嫌ぁぁ……怖いぃぃ……」
踊りを面白がっていたカーソンは、ティコへ見てみろと促す。
踊る人形達を見たティコは、思考がその光景の受け入れを拒否していた。
踊りを終えた人形達は、再び攻撃を開始する。
ナイフー トベトベー ブッササレー
メンタマ クリヌケ ポロリンチョー
イケイケ ナイフー ブッコロセー
人形達は一斉に、その手に持つ小さなナイフをカーソン達めがけて投げつけてきた。
ナイフはまるで羽虫のように飛び回り、カーソン達の周囲を覆う。
飛んでくるナイフの軌道を読む為に警戒するカーソン達。
首を振り視界を移動させたその隙を突き、宙を舞うナイフはカーソン達の死角から狙いすまして飛んできた。
「うぐっ!? くっ!」
「痛っ! やったわねこんにゃろう!」
「うおっと!? よっ! ほっ!」
ソニアとクリスは腕や太ももの裏を狙われ、刺された。
小さなナイフの為殺傷能力は極めて弱いが、刃に毒を塗らていない保証など何処にもない。
刺さったナイフを抜き取り、人形達へ投げ返すソニアとクリス。
カーソンは飛んでくるナイフの殺気を読み、懸命に避けていた。
避け続けるカーソンは段々と周りから離れ、孤立し始める。
「カーソン! 離れすぎるな!」
「すぐ戻って!」
「あ、いけね。ちょっと離れすぎて……うおぉっ!?」
ヤッター イッピキ ネライウチー
ブスブス ササレー シンジマエー
宙を舞っていたナイフはカーソンを取り囲み、一斉に飛んできた。
避けきれないと悟ったカーソンは両腕の籠手からシールドを展開させ、防御姿勢をとった。
しかし、ナイフは無情にもシールドに守られていない背面へ次々と突き刺さる。
「あぐっ!? いでぇっ!」
バーカバーカ! ササレテヤンノー!
グリグリネジルゾー チガデルゾー
カラダニナイフ ウメチャウゾー
「うがぁっ!?」
「いかんっ! カーソンっ! 今行くっ!」
「何しやがんのよこの不細工人形共っ!」
カーソンの背後から脇腹へ刺さったナイフが、ズブズブとめり込んでくる。
痛みに仰け反るカーソンを助ける為、ソニアとクリスはナイフの乱舞する中へと駆け込んだ。
ソニアとクリスへもナイフが刺さろうとしたその時。
ボンッ ボボンッ ドゴォン
ホゲェーッ!
ホンギャーッ!
ンギャー!
ンギョェー!
突然人形達は謎の爆発に巻き込まれ、身体をバラバラに吹き飛ばされた。
尚も人形達は爆発に襲われ、次々と粉々に吹き飛ぶ。
ひとつの人形の胸へ、ナイフが飛んできて突き刺さる。
刺さった人形と、その周囲の人形は何が飛んできたのかと、刺さっている物体を見る。
次の瞬間ナイフは爆発し、周囲の人形もろとも粉々に吹き飛んだ。
人形達の操るナイフに翻弄され追い詰められていたカーソン達は、周囲に舞うナイフが次々と落下してゆく状況を不思議がる。
人形達の周囲で爆発が起き、爆散してゆく人形達へ誰が攻撃をしているのかと、結界を張るローラの周辺を見て思わず叫んだ。
「この攻撃は……ティコかっ!?」
「イザベラさんかと思ってたら……ティコなのっ!?」
「ティコすげぇ……っ、いてて……」
イザベラが攻撃しているのだろうと思っていたら、戦意を喪失して泣き叫んでいたティコの攻撃だったのかと驚くソニアとクリス。
カーソンは身体に埋め込まれたナイフを抜き取りながら、人形達を蹴散らすティコの絨毯爆撃を見つめる。
そして3人共に、ティコが想像以上に頼もしい存在となってくれたものだと感心していた。
ティコは憤怒の形相で、左右に装着している腕盾から取り出したナイフへ気を込め、人形達へと投げ続けて爆破させる。
腕盾に仕込んでいたナイフが尽きると、自分のリュックから予備のナイフを取り出して再び投げつけ爆破させる。
「フーッ! フゥーッ! このお化け人形どもめぇっ!
カーソン様を怪我させるなんてっ! 絶対に許さないっ!
皆殺しにしてやるっ! お前達全員っ! 吹き飛んじゃえっ!」
「……お化けへの恐怖症、どうやら克服しちゃったようね?」
「主人を傷付けられた怒りが、恐怖に打ち勝ったようですわね?」
見ているだけでもひしひしと伝わってくるティコの殺気に、イザベラとローラは凍りついた笑みを浮かべながらティコの投擲を見つめていた。
予備のナイフも投げきったティコは、腰の後ろに装着していた短刀を2本抜く。
逆手に持ち替えるとそのまま奇声をあげながら、ほぼ壊滅状態となって寝転がっている人形達へトドメを刺しに駆け出していった。
ティコが子供の頃に読んだ本は、とても悲惨な結末であった。
何とか焼いて消滅させたが別の人形に乗り移り、主人公は寝込みを襲われ結局殺されて人形が高笑いしながら終わる、何とも後味の悪い物語。
ただの作り話を真に受け、お化けという存在には絶対に勝てないと信じ込んで抗えなかったティコ。
目の前で自分の大切な人が殺されそうになった時、ようやくティコは怒りの感情でお化けへの恐怖心を克服した。
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