翼の民

天秤座

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めぐり会い

190 出歯亀

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 昼食を終え、詩音は話す。

「ティコ、休憩だ。少し休め」
「えっ? 今日も休憩するのですか?」
「昨日も言ったが、食って直ぐに動いても身体に負担がかかるだけだ」
「でっ、でも……わたし、早く強くならなきゃ……」
「急いでも急には強くなれん、昼寝でもしろ。私も少し寝る」

 詩音はその場を離れ、休憩へと向かう。

 カーソンは詩音へ話しかける。

「あれ? 詩音どこに行くんだ?」
「少し寝てくるだけだ」
「ここで寝りゃいいじゃないか?」
「人目につく場所で休みなどせぬわ。くれぐれも妖術で私を探すなよ?」
「あ、ああ……」
「ティコを任せる。休ませてやれ」
「分かった。ティコ、一緒に休もうか?」
「は、はい……」

 林の奥へと姿を消す詩音。

 その後ろ姿を見送ったカーソンは、大木に寄りかかりながら腰かける。

 胡坐をかいてティコを手招きしながら話す。

「ティコ。ほら、俺の上に座れ」
「えっ、そんな……カーソン様だけがお尻汚しちゃいます」
「いいって。お前が少しでも休めればいいよ」
「……えへっ。それでは、失礼しますね」
「うんうん。眠くなったらそのまま寝ろよ?」
「はいっ」

 ティコはカーソンの上に座り、そのままもたれかかった。

 しばらくモソモソと居心地を求めるティコ。

 やがて地面に寝そべり、カーソンの膝を枕にしながら横になる。

 理想の居心地となったのか、ティコはすぐに夢の世界へと旅立っていった。



 無防備に眠るティコを、優しい瞳で見守るカーソン。

 カーソンの右横に、クリスが不貞腐れながら腰かけた。

「あたしも少し寝る」
「お、そうか?」
「…………」
「どうしたお前? なんか機嫌悪くないか?」
「……別に」
「お前も眠くなったらさ、俺に寄りかかれ」
「……眠くなったそうする」
「俺も眠くなったら、お前に寄りかかってもいいか?」
「……別に」
「お前の近くに居ると落ち着くんだよな。安心できる」
「……そお?」
「最近ずっとしてないから、余計にお前の横で寝るのが恋しかったんだ」
「……何よそれ」
「何故だか分かんないけどな、ティコと一緒に寝るとあのウサギの夢見るんだよ」
「ああ、あんたが食べちゃっちゃ・・あのウサギ?」
「うん。ティコの抱き心地が似てるのかもな? いつも夢に出るんだ」
「あんたの夢に出てくるそのウサギ、また自分食べろとか言ってくんの?」
「いや? 俺の周り飛び跳ねたり飛び込んできたりして、はしゃいでる」
「あんたも食べたウサギへの罪悪感、薄れてきたんじゃないの?」
「あ、そうかもな? ごめんってより、守ってやりたいって気持ちが強い」

 カーソンは最近頻繁にウサギの夢を見ると、クリスへ伝えた。

 クリスはカーソンとティコを見比べながら話す。

「まあ、テイコも見た目からして何となくウサギっぽいもんね」
「そうだな。だから俺も夢で見やすくなってんだろな」
「……で? それがあたしと何の関係あんのよ?」
「ああ、ごめん。その夢見るとさ、起きた時にちょっと疲れてんだよ」
「疲れる? 何でよ?」
「ウサギ守ろうって気持ちが強いのかもな? 朝起きると、変に疲れてる」
「あたしと一緒に寝てた時は、どうなのよ?」
「寝覚めが良かったよ。ほら、俺を産んでくれた母さんってもう殺されてるだろ?」
「ああ、うん。そうだね」
「お前が夢に出てくるとな? 俺、赤ちゃんになるんだよ」
「……へ?」
「お前が母さんになって、俺におっぱいくれたり抱っこしてくれる夢。
 クマの母さんかお前が出てくると、俺はいつも赤ちゃんになってんだ。
 グレイス母さんが出てくる時は、不思議と俺も赤ちゃんじゃないけど。
 赤ちゃんになってお前に甘える夢、あれってとても気持ちいいんだよ」
「……別にあたし、あんたのお母さんでも何でもないんだけど?」
「何故か俺の夢に出てくるお前は、俺の母さんなんだよ」
「お母さん扱いされても……迷惑なんだけど?」
「そうだよな。お前に甘えたい気持ちが、母さんにするんだと思う。
 お前が俺の母さんになるなんてさ、変な夢だよな?
 男のクセに甘ったれだし、夢の話なんかしたりしてごめん……」
「……別に。あんたの夢の中なんだし、好きに甘えればいいんじゃない?」

(そっか……こいつの頭ん中では、求めてる女ってお母さんになるんだ?
 ま、そうもなるのかな? 男としての本能……まだ封じらてるんだし。
 あたしみたいに、あんたから愛されまくる夢なんて見ないんだろうなぁ。
 あ、いや違う。こいつもあたしから愛されたいっていう夢見てるのかも?
 愛されたいっていう表現方法が、子供だと違うってだけなのかも?)

 クリスはカーソンの夢に出てくる自分の姿を想像し、女として一応は求められているのだと納得した。



 
 カーソンとクリスもティコを追いかけ、夢の世界へと旅立つ。



 クリスは不意に右肩を叩かれ、夢の世界から帰ってきた。

「……ふぁっ?」
「…………」

 目覚めたクリスの目の前には、左手の人差し指を立てて口にあてがうソニアが居た。

 ソニアは右手でクリスを手招きしながら移動する。

 クリスはカーソンとティコを起こさないようにそっと離れ、ソニアの後を追った。


 尚も足音を消しながら慎重に歩くソニアへ、クリスは話しかける。

「どうしたんですか?」
「しっ、大きな声を出すな。足音も立てるな」
「は、はい……」
「先程トイレに行ってきたのだがな、帰りに面白いものを見つけた」
「面白いものって……何です?」
「今な、ここから少し先で……男と女がアレをヤっている」
「…………ごくり」
「見たかったら、物音ひとつ出すなよ?」
「了解しました、隊長」

 気配も足音も消し、ソニアとクリスは慎重に林の中を進む。



 それぞれ木の陰に隠れるソニアとクリスは、その先をじっと見つめる。

 林の中で艶めかしい声を出し合いながら、男と女が性行為をしている光景を。

 ソニアとクリスは一切声を出さず、鼻息を荒げながら行為を見続ける。

 その右手は、自然と自分の股間へと伸びていた。

(……ふむ、あんな姿勢でも挿入はいるものなのか……)
(うわぁ……ありゃぁ……すんごいぃ……)
(は、激しいな……後ろからあれほど強く突かれて痛くならんのか?)
(こっ、腰使いが激しい……うわぁ……凄そう……)
(むっ? 男は……イったか? 何だ、膣内なかに注ぎ込まんのか?)
(妊娠する気ないのかな……外に射精すなんて、子種が勿体ない)
(お…終わったらイチモツを舐めてやるものなのか……ふむふむ)
(女のほうはまだ続けたそう……あ、咥えた。うわぁ……)
(おぉ……まるで蛇のように丸呑みにするとは……凄いな……)
(あんなに深く咥え込んだら……オエッてなりそう……)
(むっ? もしや男のほうは回復でもしたのか?)
(またおっぱじめるのかな? うわっ、今度はあんな事を……)
(おっ、そろそろ女もイきそうか? ああ、あの顔はイったな……)
(イったんだから少し休ませてあげ……うわぁ、激しい……)
(双方イったのに、まだ続けるのか? いつまで続け……うっ!?)
(まっ、眩しいっ!? なにこの光……あ、詩音さん?)
(やめろ詩音、眩しくて見れんではないか)
(これ以上覗くな、って事なのかな……?)

 性行為を覗く2人の視界に、光が飛び込んできて邪魔をする。

 光の出処を探ると、反対側の木の上から詩音が刃物で陽の光を反射させ、自分達の目に当てていた。

 詩音から手で合図を出された2人は、すごすごとその場から立ち去った。



 火照った身体を我慢させつつ歩きながら、2人は話す。

「いやしかし、なかなか貴重なものを見れたな」
「ええ。見せて欲しいってお願いしても見れませんもんね、あんなの」
「他人の性行為を見れるとは。思いがけず、いい勉強になった」
「そうですね。男の腰使い、凄かったですよね?」
「ああ。女のほうも負けじと尻を振りまくっていたな」
「お互い、気持ちいいんでしょうね……やっぱり」
「だろうな? でないとあそこまで激しく、お互いを求め合わんだろう」
「……すみません、あたしちょっとトイレ行ってきます」
「私もだ。もう行きたくてしょうがない」

 股間の疼きに我慢出来なくなった2人は、早足に公園の公衆トイレへと駆け込んだ。



 欲望から解放され、2人は艶々とした表情で修行の場へと帰ってくる。

 既にカーソンとティコは昼寝から起きていて、修行を再開していた。

 詩音は両腕を組みながら、ソニアとクリスをじろりと睨む。

 イザベラとローラはニヤニヤと口元を歪めながら書物を読むフリをしていた。

 詩音が2人へどんな説教をするのか、あの2人が何を言うのかと耳に集中しながら。


 
 詩音は呆れながら2人へ話す。

「この……助平共が」
「すけべい? 何だそれは?」
「お主達のやった事、あれを総じてヒノモトでは助平と言うのだ」
「いや、あたし達だって……ねえ? ソニアさん?」
「未だ経験こそないが、行為そのものには興味があるしなぁ? クリス?」
「ヒノモトではな、ああやって覗く事を出歯亀というのだ」
「でばがめ?」
「本来は男が覗く行為に対して使う言葉だ。女が覗くなど珍しいわ」
「だってぇ……興味あったしぃ……」
「後学の為だ。勉強の為にでもある」
「……流石、賢者の刻を迎えた者は頭が良く回る」
「? 賢者の刻ってなんです?」
「性欲を処理し、頭を爽快にさせた状態の事だ。正に今のお主達の事だな」
「……ふむ、確かにな」
「主観で偏った判断しか出来ぬよりは、客観的に物事を判断出来る。
 決して悪い事ではないのだがお主達……女なのだから少しは自重しろ」
「はい、自重します。もうしないとは言いませんけど」
「詩音、お前も見ていたではないか? お互い様だろう?」
「……全く、屁理屈ばかり捏ねおって……」

 これ以上2人に小言を言い続けても無駄だろうと諦める詩音。

 イザベラとローラは、2人の発言から自慰行為を終えてきたと確信する。

 性欲を処理したソニアとクリスは全能感に支配され、詩音の小言を軽く聞き流した。

 そして段々と平常心を取り戻し、自分達の開き直った発言を思い出して赤面するのは、もう少し先の事であった。

 カーソンはティコの投げるガラス玉を見切って掴み取る修行を、ティコはどうにかしてカーソンへガラス玉を当てようと修行し、ソニアとクリスの覗き行為出歯亀など知る由も無かった。



 詩音は気を取り直し、ティコに話しかける。

「どうだ? 当てられそうか?」
「駄目です詩音さん。カーソン様に全部素手で掴み取られちゃってます」
「おいカーソン。少しは手加減してやれ」
「ごめん。地面に落としたら探すの大変そうだし、掴み取ってた」
「……どれ、ティコ。私にガラス玉を少しよこせ」
「はい、どうぞ」

 ティコはガラス玉を袋からひと掴みし、詩音へ手渡す。

 受け取った詩音は右手を口元にあてがい、思案する。

 そして間髪入れず、左右の手から同時にガラス玉をカーソンへ投げつけた。

「……ふんっ」
「おわっ!? あ、あぶねえ……」
「……両方見切られたか」
「いきなり投げてくるとか、詩音ずるい!」
「お主の目、大したものだ。長右衛門様の技すら見切るだけの事はある」
「1回見たからな。詩音の技も何となく読めてき――」
「隙ありっ! プッ!」
「おわっ!? あだっ!?」

 ベチン

 詩音は不意打ちでガラス玉を2発、更に追撃で1発投げつけた。

 両手から投じられた2発にカーソンは反応し、掴み取る。

 どこから飛ばしてきたのか、3発目は反応出来ずに額へぶつけられた。


 地面に落ちたガラス玉を拾い上げながら、カーソンは詩音へ聞く。

「両手からの2発は読めたけど、3発目どっから投げたんだ?」
「……ここからだ」

 詩音は口から舌を出し、カーソンへ微笑む。

「舌? あっ! 口から飛ばしたのか!?」
「いくらお主でも、これは読めぬだろう?」
「読めるわけないだろ! いつ口ん中に仕込んだんだよ」
「忍者は手段を選ばぬ。相手を仕留める為には何でもすると覚えておけ」
「どっからでも飛ばせるのかよ……」
「何だったら尻の穴に詰め込んで、屁の力でも飛ばせるぞ?」
「いやそれは卑怯だって! そんなの読めるか!」
「卑怯でも一向に構わぬ。忍者とはそういう気概を持っていると思え」
「忍者って……汚いなぁ……」
「卑怯、汚い、何とでも言え。忍者には賞賛の言葉にしかならぬ」
「いやホント、よっぽどの事が無い限り忍者とは戦いたくねぇ……」
「賢明な判断だ。忍者は自らの糞尿すら武器として使うからな?」
「そ、そんなもんどう使うんだ?」
「刀に塗り付けて斬る。斬られた相手は血の病に侵され、いずれ死ぬ」
「嫌だ、嫌すぎる……」
「くれぐれも斬られぬようにな?」
「忍者って汚い……色んな意味でホントに汚い」
「お主、そんなに褒めるな。照れるではないか」
「いや俺は褒めてないって」

 カーソンは、笑顔で照れると言い返してきた詩音に呆れた。


 詩音は余ったガラス玉をティコへ返しながら話す。

「ティコ、仇は討ってやったぞ」
「ありがとうございます、詩音さん」
「後でお前にもやり方を教えてやる」
「お、おならでガラス玉を飛ばす方法を……ですか?」
「おいやめてくれ。ティコのおならで殺されるなんて絶対嫌だ」
「わたしカーソン様に向けて、おならなんて絶対にしませんっ!」

 カーソンは、相手の目と両手の動きから攻撃方法とその軌道を読み取っている。

 ところが詩音はその意識外、口から攻撃を放ってきた。

 カーソンは、忍者の攻撃は目と手を見るだけでは捌けないという事を知る。
 
 ヒノモトの忍者、詩音の手段を度外視した戦法に、カーソンは心の底から相手にしたくないと恐怖した。





 修行は夕方まで行われ、現地でそのまま解散となった。

 クタクタに疲れたティコは、カーソンに背負われながら宿屋へと帰る。

「カーソン様、背負って頂いてありがとうございます」
「気にするな。疲れただろ?」
「はい…………カーソン様の背中、あったかいです」
「俺も汗かいているからな。帰ったらすぐに風呂入ろうな?」
「はいっ! カーソン様っ!」
「お前も遠当て、上手くなってきたな? 俺も避けきれずに当てられた」
「練習にお付き合い下さり、ありがとうございます」
「俺にガラス玉ぶつけられるようになるなんて、凄いぞ?」
「本当ですか? ありがとうございます」
「詩音が言ってたけど、お前は飲み込みが早くて教え甲斐あるそうだぞ?」
「わたしも不思議です、何故かすんなりと身体で覚えちゃうんです」
「詩音が言ってた通り、お前には忍者の素質があるみたいだな?」
「わたし、頑張って忍者になりますっ!」
「うんうん。あ、でも……俺におならで攻撃だけはしないでくれよ?」
「カーソン様っ! わたしそんな事、絶対にしませんってばっ!」


 ティコは背負われながら、カーソンの事をぎゅっと抱きしめた。


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