翼の民

天秤座

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めぐり会い

181 ドラツェンの花売り

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 カーソン達は、ドラツェンの街の宿屋に居た。

 宿泊を申し込もうとする一行に、宿屋の女将が話しかけてくる。

「いらっしゃい。1晩90ゴールドだよ。何室必要だい?」
「大部屋に5人泊まりたいんだけど、空いてますか?」

 問いかけるカーソンに、女将は申し訳なさそうに返す。

「すいませんねぇ、お客さん。ウチは大部屋無いんです。ひとり部屋なら丁度、5室空いてますよ?」
「そうか。それじゃあ、その5部屋でお願いします」
「毎度ありがとうございます。はいどうぞ、こちらが鍵です」
「ありがとう。はいみんな、鍵」

 カーソンは鍵を預かると、全員に配った。

 女将は部屋へ向かうカーソン達へ話す。

「夕食までにはまだ時間がありますので、お暇でしたら街を散歩など如何です?」
「ありがとう。じゃ、そうしようかな。みんな着替えたら、またここに集まろうか」
「うん、分かった。それじゃ、また後でね?」

 カーソン達はそれぞれ部屋へ入り、着替え始めた。



 その頃、宿屋の外ではひとりの男がローブ姿の人物と一緒に、道行く人へ商売をしていた。

 ローブ姿の人物は背が低く、まるで子供のような身長であった。

「そこのお兄さん! 今夜の花買わねぇか? 安くしとくよ!
 おっとお兄さん! いい男だね! どうだい、今晩の花買わないかい?
 お兄さん、安くしとくよ! 花……くそったれ! てめぇもしっかり声出しやがれ!」

 男は隣に居たローブ姿の人物を蹴りとばした。

 黙って立っていたローブ姿の人物は蹴りとばされ、受け身も取れずに床へと転がる。

「あっ……ふっ、ふみまひぇん!」

 ローブ姿の人物は半身を起こし、何度も男に頭をぺこぺこと下げて謝った。

 男は執拗に何度も蹴りながら、ローブ姿の人物を罵倒する。

「てめぇが売れねぇと! 俺は今晩メシが食えねぇんだよ!
 ちゃんと声出して売り込めよ! ぶっ殺すぞ! このクソガキがっ!」
「ご、ごめんなひゃい! ごめんなひゃい! わらひ、がんびゃりまふ!」
「てめぇが死んだって俺ぁちっとも困んねぇんだ! 分かってんのかこら!
 買ってやった俺に死ぬまで恩返ししろや! このクソガキがっ!」
「ごべっ……にゃ……げふっ、げふっ……ゆるじでくらひゃ……い」
「とっとと起きて声出せや! おらぁっ!」
「げふぅっ……ごめんにゃ……げぼっ……ふひゅぅ、ふひゅぅ……」
「おら声出せ! さぁさぁお兄さん! 今夜の花買わないかい? 安くしとくよ!」
「お……おひゃな、いかがれふか? おひゃな、いかがれふか? ぜぇ…ぜぇ……」

 カーソン達が宿屋から出て来た。

 男は宿から出てきたカーソンに声をかける。

「お兄さん! 花買わねぇ……チッ、何だ女連れかよ」

 カーソンの後ろから出て来たクリス達を見て、男は舌打ちをした。

 声をかけられたカーソンは、気になって男に聞く。

「ん? 花って……何だ?」
「おっ! もしかしてお兄さん、買ってくれんのか!?」
「いや、花って何かなって?」

 男はカーソンが食い付いてきたと思い、熱心に売り込み始める。

「さすがお兄さん、見る目があるねぇ。今晩の花、買ってくれねぇか? 値段は安くしとくからさ!」
「いやだから、花って何なんだ?」
「ほら、こいつが花だよ。今夜一晩、お兄さんが自由にしていい花さ」

 男はローブ姿の人物の手を掴むと引っ張り、カーソンの前に連れてきた。


 ローブ姿の人物は、何やら異臭を放っていた。

「あの……わらひのおひゃな……いかがれふか?」
「……何か臭いな。君、ちゃんと風呂入ってるか?」
「おふろ……はいっれまひぇん」
「入ったほうがいいぞ? 身体痒くないか?」

 カーソンが話しかけていると、男は笑いながら答えた。

「すいませんね。何せずっと風呂に入れてねぇもんで。
 前に買ってくれた人も、へへへ……放ったらかしなモンでね。
 ほらっ、このクソガキっ! てめぇもちゃんとお願いすんだよ!」

 男はローブ姿の人物の頭を右手の拳で殴った。

「ご、ごめんなひゃい。あの……おひゃな、かっれくらひゃい……」
「おいおい、頭殴るなよ。可哀想じゃないか」
「いやぁお兄さん、こいつは叩かなきゃ言う事聞かねえ馬鹿なんでさ」
「……今のは叩いたんじゃない、殴っただろ。可哀想に、痛かっただろ?」
「ありがひょうごひゃいまふ。わらひ、らいじょうぶれふ」
「ちょっと、顔見てもいいかい?」
「ふぁい」

 カーソンはしゃがみ込んで、フードの中の顔を見た。

 フードの中には、顔面を殴打され片方の目が潰れ、顔がパンパンに腫れ上がった顔があった。

 恐らく女の子であろうと思われるが、とても痛々しい顔が見えた。


 カーソンは胸のポケットから手拭き用の布を取り出しながら、ローブ姿の人物へ話す。

「鼻血出てるぞ? 拭くからじっとしてるんだぞ?」
「ごめんなひゃい、ありがひょうごひゃいまふ」
「……酷いな。鼻の奥まで血が詰まってる」
「ありがひょうごひゃいまふ。わらひ、もうらいじょうぶれふ」
「……君は、女の子かい?」
「ふゎい。おんひゃひょこれふ」

 性別を聞くのは失礼だと思いつつも、カーソンは確認の為に聞いた。

 男はカーソンに笑いながら話す。

「やだなぁお兄さん。花を売るってんだから、こいつは女に決まってるでしょ。
 顔はご覧の通りだが、使うところはちゃんと使えるよ。今晩50ゴールドでどうだい? 
 頼むよぉ、お兄さん! 俺にメシ奢ると思ってさぁ、コイツ買ってくんねぇかな?」
「買う? この女の子を、俺が買うのか?」
「一晩だけだよ? そしたらこいつはお兄さんのモンだ。好きなだけ愉しんでいいよ」
「…………50ゴールドだな?」

 カーソンは財布から50ゴールド取り出し、男に渡した。

「おっ! ありがとうお兄さん! それじゃあ明日、この宿へ迎えに来るよ。
 その間、このガキはあんたのモンだ。好きにしてくれ。おっと、但し殺さねぇでくれよ?
 俺のメシのタネが無くなっちまう。それじゃ、しっかりお兄さんに可愛がって貰うんだぞ!」

 男はローブ姿の女の子のお尻を思いきり、パァンと叩く。

 女の子は、あっと声を出しながらカーソンに寄りかかった。

 女の子は慌ててカーソンから離れ、ひたすら謝る。

「ご、ごめんなひゃい! ごめんなひゃい! おねがいひまふ、ぶたないれ……」
「ぶたないよ? それより、お尻大丈夫か? 叩かれて痛かったろ?」
「ひっ!? あ、ごめんなひゃい……」

 カーソンは女の子の頭を優しく撫でる。

 女の子はカーソンに触れられ、ビクッと身体を縮めた。

 カーソンへ女の子を売った男は、いつの間にか居なくなっていた。



 カーソンは女の子に優しく話しかける。

「さあおいで、宿に入ろう」
「ふゎい。ごひゅひんひゃま」
「歩きにくそうだな? ケガしてるのか?」
「ふみまひぇん。あるけまひゅけろ、はやくあるけまひぇん」
「いいよゆっくりで。転ぶなよ?」
「ふゎい、ありがひょうごひゃいまふ」

 カーソンはヨタヨタと歩く女の子を連れて宿屋に戻った。

 クリス達はお互い顔を見合わせ、ため息をつきながらカーソンと女の子の後に続き、宿へと入っていった。


 女の子を見た女将が入り口で叫ぶ。

「ちょっとお客さん! そんな汚ないのウチに入れないどくれよ! 他のお客さんに迷惑だよ!」
「そう言わないでくれよ。ほら、この子の分の宿代だ。俺の部屋にこの子も泊めさせてよ?」

 カーソンは女将に90ゴールドを渡した。

「……しょうがないねぇ。でもお客さん。コレ・・を部屋へ入れる前に、風呂入れて下さいよ?」
「ああ、分かったよ。クリス、この子風呂に入れるの手伝ってくれないか?」
「もうっ……しょうがないわね、付き合ってあげる」
「お湯汚さないように、先にきちんと洗って下さいよ? はい、3番を使って下さい」
「3番ですね? 分かりました。さぁ、行こうか」
「え、あの、わらひおふろは……」
「ん? 風呂が嫌いなのか?」
「だからそんなに汚れてても平気なの?」
「あの、わらひ……その……」
「綺麗にしなきゃ、女将さんが部屋入れてくれないぞ?」
「ほらほら、嫌がってないでさっさと行くわよ?」
「ごめんなひゃい、おふろはゆるひれ……くらひゃい」

 カーソンとクリスは嫌がる女の子の手を握り、風呂へと連れて行く。

 女の子は腰を引いて拒否するも、半ば引きずられながら連行された。



 この宿には、最大5人程で入れる個室風呂が5つある。

 受付で申し込み、女将より扉の鍵となる木札を受け取ってから利用する。

 おおよそ1時間を目安に、それ以上滞在すれば宿側が合鍵で確認をとる仕組みであった。



 カーソン達に渡された3番の木札で風呂の入り口を開けると、中の脱衣室へ入る。

 クリスは入り口の扉へ内鍵をかけた。

 女の子は身体を震わせ、まるで小動物のように怯えている。

「あ……あの。わらひ、おふろは……おねがいひまふ。ゆるひれくらひゃい……」
「駄目よ。こんなに汚れてるし、臭いんだもん。しっかり洗ってあげる」
「おふろ……いや……いやれふ……」
「嫌って言っても駄目。ほら、脱がしたげるからじっとしてなさい」
「いや……いやぁ……やらぁ……」
「逃げちゃ駄目だってば。あんたちょっと捕まえといて」
「ん、わかった」
「いやれふ……おふろは……ゆるひれぇ……」
「ほいっと」

 カーソンは逃げ惑う女の子を捕まえ、両手を掴むと上へ持ち上げる。

 かがんだクリスは女の子のローブの裾を両手で掴み、立ち上がりながら脱がした。

 女の子は下着を着けておらず、ローブを脱がされるとそのまま素っ裸となった。

「えっ……ちょっと……なにその身体?」
「お、おいおい……君、ちゃんとゴハン食ってんのか?」
「ときろきたべれまふ」
「時々って……毎日食べれてないの?」
「そりゃそんな骨と皮だけみたいにもなるだろ……」
「この前は、いつ食べたか覚えてる?」
「なのかまえに……りんごのかわをすこひたべられまひた」
「おいおい……それ、何も食ってないのと一緒だろ」
「その脚も……折れてから変にくっついたんだね?」
「そりゃまともに歩けないよな、そんな脚してたら」
「ねえ? これ、治せそう?」
「うーん……どうだろうな? ここまで酷いケガは俺も初めて見た」

 素っ裸になった女の子の姿を見て、カーソンとクリスは目を疑う。

 女の子の身体には、全身に痣と鞭で打たれた跡が痛々しく残っていた。

 所々に何かを押し付けられた火傷の跡も見られた。

 不自然な箇所に刃物で切られた跡もあり、瘡蓋かさぶたとなっている。

 関節部分にある切り傷は塞がっておらず、膿んでいた。

 両脚は脛の部分で骨折後、元に戻らず歪んだまま接合されていた。

 そして何よりもその身体は、明らかに栄養不足で異様に小さい。

 肉付きも全く無く、まるでミイラのように骨と皮だけであった。

 髪の毛も元の色が分からず、根元から白髪化していた。


 
 クリスは女の子の痛々しい身体にそっと触れ、ゆっくりと撫でながら話す。

「……酷い。この傷、全部あの男がやったの?」
「い、いいえ。おひゃふひゃまも……わらひがわるいんれふ……」
「何で君が悪いんだよ? 何も悪い事してないんだろ?」
「ごめんなひゃい、わらひがぜんぶわるいんれふ」
「何か悪い事したから、こんなに身体をいじめられたの?」
「何をして、こんなに傷を付けられたんだ?」
「おひゃふひゃまは……こんなかららにきょうみらいっれ……。
 おひんぽいれるきもおきないから、おかねかえせってたたかれれ……。
 おひゃふひゃまにあやまっらおやからにも、もっろたたかれまふ……。
 だから……わらひがぜんぶわるいんれふ。
 こんなからられ、しょうふやっれるわらひがわるいんれふ。
 わらひ、いきれらららめらんれふ……もう、しななきゃらめらんれふ……」
「……何て言ってるのか分かんないけど、死ぬなんて言っちゃ駄目よ?」
「腹減りすぎて、まともに喋れないじゃないか……」

 自分は死ななければならないと言う女の子は、右目から涙をぼろぼろと流す。

 潰れている左目からは、赤い血混じりの涙も流れていた。



 カーソンとクリスは、服を脱ぎながら話す。

「どれくらいまで治せるか分かんないけど、やってみるか」
「そうだね。欠損さえしてなければ治るんだっけか?」
「左目が少しでも残ってれば治るかな? ただ、脚はどうだろうな」
「もっかい折ったら治る?」
「いや、それはいくらなんでも可哀想だろ」
「ヒーリングの効果に期待だね?」
「ウンディーネ。この子ざっと見て、どうだ? 治せると思うか?」
(ご主人様のおかげでワタチ強くなってますから、頑張ります)
「出来れば完治させたいな。よろしく頼む」
(はい、お任せ下さいご主人様)
「お、おねがいひまふ。おふろはゆるひてくらひゃい……」

 女の子は震えていた。

 自分の身体に湯がかかれば、どれだけの痛みに襲われるのかを女の子は承知していた。



 カーソンは裸になり、先に風呂場へと向かう。

 続けてクリスも裸になり、観念した女の子を連れて風呂場へと入ってきた。



 カーソンは浴槽の湯にヒーリングをかける。

 ヒーリングで輝いた湯を見た女の子は、ガクガクと身体を震わせた。

 カーソンは木桶で湯を汲み、女の子の肩口へ木桶の湯を近付けながら話す

「大丈夫だから。さあ、お湯をかけるぞ?」
「ひっ…………ひぃぃ…………い……あぇ?」
「よしよし、傷には効いた。脚は……うーん、まだ駄目か……」

 カーソンは女の子の肩口から湯をかけ、女の子は全身を強張らせた。


 女の子は目をぎゅっと瞑り、湯をかけられた痛みに耐えようとする。

 しかし、女の子は痛みを全く感じられなかった。

 カーソンは続けざまに女の子へ湯をかける。

 女の子は身体が痛くならない事を不思議に思い、目を開けると自分の身体を見た。

 あれだけ自分の身体に刻まれていた傷痕は、消えて無くなっていた。


 カーソンは女の子に口を開けるように指示し、女の子は口を開けた。

「……酷いな、歯もボロボロじゃないか。舌も傷ついてる」
「…………」
「これじゃぁ上手く喋れないはずだ。さぁ、このお湯を口に含んで飲み込むんだ」
「…………ごくん」

 女の子は言われた通り、流し込まれた湯を口に含み、ごくりと飲み込んだ。

 僅かに残っていた歯根が、ヒーリングの力によって再生を始める。

「……あ……歯が……」
「お? どうやら欠損しないで残ってたみたいだな? うん、良かった」
「あ……れ? 治って……えっ? 何で? どうして?」
「うんうん、ちゃんと喋れるようになったな?」
「ご主人様? これは……わたし……何で?」

 女の子の歯は全て元通りに戻り、舌も治療されて喋られるようになった。


 カーソンは女の子に聞く。

「君、名前は?」
「わたし、ティコです。ご主人様」
「おおっ、ティコか! 偶然だな、俺が女の子だった時はな? ティナって名前だったんだぞ?」
「ご主人様が、女の子ですか? えっ? その……おちんちん、ありますけど……」
「うんうん、男に戻ったからちんちんも戻ったんだよ」
「あんたそんな事急に言ったって、ティコには何の事か分からないでしょ?」
「あの……その……ありがとう……ございます、ご主人様」
「うんうん。よし、洗ってやるからな?」
「白い髪って、あんたまだ若いのに珍しい髪の色してるんだね?」
「あの、自分で洗いま……ひゃんっ」
「いいからいいから、じっとしてなさい」
「どうだ? 気持ちいいか?」
「も、申し訳なさすぎて……ごめんなさい」
「謝んなくたっていいよ」
「綺麗にしてやるからな?」
「ありがとう……ございます……」

 カーソンとクリスは、ティコという名の女の子の身体を、隅々まで洗ってあげた。


 全身を洗われて小綺麗になったティコの身体を、カーソンは撫で回し始める。

「うんうん。傷も消えて、綺麗になったな」
「栄養が足りなくて、ガリガリのまんまだけどね」
「なぁに、いっぱい食えば肉はついてくるさ」
「急に食べたら胃が受け付けないんじゃないの?」
「ヒーリング飲んだから大丈夫だろ。しっかしティコ、お尻ちっちゃいなぁ?」
「ほ、褒めて下さりありがとうございます」
「お尻ちっちゃいって言うと、女の子って嬉しいのか?」
「いやそれは違う。あんた変な事覚えんのやめなさい」
「じゃあ、このおっぱいも……ちっちゃくて可愛いぞ?」
「ひゃんっ! お、おっぱいは……その……ちっちゃくてごめんなさい」
「ちっちゃくたってちゃんとあるぞ? 手にすっぽり入っ……いででででっ!」
「馴れ馴れしく触ってんじゃねぇっ! この馬鹿ーソンっ!」
「痛い痛いっ! やめてつねんないで!」 
「とっととその手をどかせっ!」

 ティコの胸を揉んでいたカーソンの右手の甲を、クリスは思いきりつねった。



 ティコの胸から手を離したカーソンは右手をおさえ、涙目で痛みを堪えて唸っていた。


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