翼の民

天秤座

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新たなる旅路

168 馬車

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 翌朝、クリスは一番に目を覚ます。

 ベッドから身体を起こすと元気に挨拶した。

「うぅー……んっ、はぁ……みんなおはよー!」
「くぁ……あー……おはようクリス」
「2人ともおはよう。なかなか寝心地の良いベッドだったな」
「……あれっ? イザベラさんとローラさんは?」

 クリスが返事の返ってこなかった2人を見ると、イザベラとローラはベッドで唸っていた。

「うぐぁぁ……がらだがいだいぃぃぃ……」
「身体が……いたたた……辛いですわ……」
「いだいぃぃぃ……ぢぬぅぅぅ……ぢんじゃうぅぅ……」
「身動きする度に……痛みが……あたたた……」

 イザベラもローラも、トレヴァまでの移動と草刈りの仕事で筋肉痛になっていた。


 ベッドで唸り続ける2人へ、クリスは話す。

「あらら……お2人ともトシで、身体に来ちゃいましたか?」
「こらっクリス、お2人の年齢に触れるな」
「クーリースー……おーぼぉーえーてぇーろぉー……」
「ううう……身体が動きませんわ……トシだなんて悔しい……」
「身体に無理させすぎたんですよ、きっと」
「これしきの事でぇ……ふんぬぅっ……うぐぁぁいだぁぃ……」
「痛みなどに負けてられ……痛いですわ……」
「初日からご無理をなされるから……大丈夫でございますか?」

 唸り続けながらも、2人は何とか身体を起こした。

 床へ立とうとベッドから降りる2人は、まるで操り人形の様にギクシャクと動きながら話す。

「痛い痛い……ちょっと待って、本当に痛くて動けない」
「まるで……身体が……自分のものじゃないみたい……いたた」
「はいどうぞ、これ飲んで下さい」

 カーソンは水差しの水にヒーリングをかけ、コップに注ぐと2人に手渡した。

「ありがとう…………ああ、ラクになった」
「すみません…………はあ、ラクになりました」
「良かった、何よりです」

 水を受け取り、飲み干した2人は回復し、立ち上がると身体を伸ばし始める。

「あーっ……寝た寝た。うーん、すっきり」
「うーん……はぁ……気持ちのいい朝ですわ」
「ちょっ、2人ともっ! カーソンが見てるんですから、お腹をぼりぼり掻かないで下さいっ!」
「何で? いいじゃない別に?」
「せめて服の上からっ! おへそ出して直にはダメですっ!」
「何か問題でもあるのですか?」
「一応あたし達女なんで……あっ! お尻まで掻いちゃ駄目ですってば!」
「だって痒いんだもん。ああ、お腹すいた」
「着替えてから朝ゴハン、食べに参りましょうか?」
「いやなんか……もう……はい、分かりました」
(自由奔放すぎるよこの2人……もう、カーソンこいつ部屋から出すのもめんどくせぇ)

 何の恥じらいもなく、まるで同調しているかのような動きで身体を掻きむしりながら着替える女王達に、クリスは流石双子と思いつつもその行動に呆れた。
 



 朝食を食べ終わると部屋に戻り、荷物をまとめる。

 宿を出ると、冒険者ギルドには寄らずにそのまま馬屋へと向かった。

 馬屋では馬車へカートンとクリシス、昨日買った馬が専用の馬具で繋がれていた。


 馬番の男は到着した一行へ話しかけてくる。

「はいよ、お待ちどうさま。しっかり油も差しておいたよ。良い旅を」
「ありがとう……って、この馬車違いますよ?」
「俺達買ったの、こっちですよ?」
「いや、これでいいんだよ」
「だってこれ……昨日のよりも高そうな馬車ですよ?」
「そりゃそうさ。こっちのほうが3倍は高いやつだ」
「3倍っ!? 何でこっちになったんですか?」
「トレヴァの母からプレゼントさ。それで察してくれないか?」
「えっ!? それじゃ…おじさんもあの婆ちゃんの仲間ですか?」
「ま、そういうこった。この馬車は最高級品さ、車輪周りには最新の技術が使われててね、驚くくらい揺れないぞ?」
「そんな馬車……あたし達が使ってもいいんですか?」
「譲ってくれたんだから、有り難く使わせて貰いなよ」
「どうする? 今からお礼しに行ってくるか?」
「なんか……絶対行ったほうがいいよね?」
「あ、いいって。今は会えないから来ないでくれ、とさ」
「会えないって……どういう事だろ?」
「今俺達と接触したらまずいのかな?」
「その辺の事情は、中に手紙置いてあるからそれ読んでくれ」
「手紙ですか?」
「この馬車の使い方と、あんた達宛の事がしたためてある。俺はあんまり引き留めずに送り出せって言われてるよ」
「そうですか……すみません、有り難く使わせて頂きますね」
「婆ちゃんに宜しく伝えて下さい」
「あいよ。それで、新しい馬の名前はもう決めたのかい?」
「いや、それが……」
「まだ……みたいです」

 カーソンとクリスは振り返り、イザベラ達を見つめる。


 ソニアはイザベラとローラと口論しながら揉めていた。

「いけません! 馬に両陛下の高貴なお名を与えるなど言語道断です!」
「だからその陛下とかやめなさいって言ってるでしょ!」
「ソニアの石頭っ! わたくし達が構わないと言っていますのにっ!」
「いけませんっ!」
「じゃあもう、この馬にソニアって名付けちゃうわよ!」
「お姉様、ガンコソニアと名付けましょうよ!」
「ええ! それで構いません!」
「馬鹿な事言ってないで私達の名前も混ぜさせなさい!」
「ソニローザで宜しいではありませんかっ!」
「私はイザロニアがいいわ!」
「ならばソニーでお願い致します!」
「私の名前が入ってないじゃないの!」
「申し訳程度にわたくしの無難なところだけ使わないで下さいっ!」
「うぅっ……カーソン、クリス……助けてくれ」

 どうしても馬に谷の女王の名を与えたくないソニアは、カーソンとクリスへ助けを求めた。

 カーソンとクリスは呆れながらソニアへ話す。

「いいじゃないですかソニアさん、名前の一部を付けてあげても……」
「カートンもクリシスも、喜んでくれましたよ?」
「ならぬっ! 馬などに分け与えてよい名ではないっ!」
「ソニアさん、それって……馬を格下に見てませんか?」
「あたし達の足の代わりになってくれる、大切な仲間なんですよ?」
「俺達を運んでくれるんですから、逆に敬わないと」
「そうですよ、運んでくれる事に感謝しないと」
「うぬぬ……それは確かにそう……いやいかんっ!」
「だから、イザベラさんもローラさんも名前を分けてあげたいんですよ」
「あたし達どころか馬とも対等な関係になりたいだなんて、とても寛容じゃないですか」
「ぐ、ぐぬぅ……」
「俺はこの馬の名前、『ロザニア』が似合うかなぁって思います」
「あ、いいねそれ。あたしもその名前聞いてしっくりきたよ」

 イザベラもローラも、カーソンの出した名前に賛同する。

「ふむ……カートン、クリシス、それにロザニア……うん、いい名だわね」
「語呂も合っていますわね。わたくしも気に入りましたわ」
「ソニア。もしこれが気に入らないんなら、あなたはもう帰りなさい」
「あなたひとりだけ馬を卑下なさるのでしたら、この旅に不要ですわ」
「もし帰るんなら、馬にはソニアって名付けてあげるから」
「帰るあなたの代わりに、馬のソニアと旅をさせて頂きますわね」
「……分かりました……ロザニアと名付けましょう」
「もうっ、まだ私達を対等な立場で見てないからそうやって反対するのよ」
「あなたもカーソンの柔軟な思考を見習いなさい」
「あの、イザベラさん、ローラさん。それはそれでお2人もソニアさんの事を対等に見てないんじゃないですか?」
「…………あらっ……確かにそうね、そうだわよね……」
「言われてみれば…その通りですわね……ごめんなさい、ソニア」
「いえ、私も頭が堅すぎました。気を遣わせてすまん、カーソン」
「いやほら、俺って馬鹿ですから。何を争ってるのか難しく考えられないだけですよ」

 カーソンの介入で、イザベラ達のわだかまりは解消された。

 クリスは熱意が落ち着いたイザベラ達へ話す。

「こいつたまーにこういう事やるんですよ。双方に問題を指摘して、主張の弱い部分をプスッと刺して折り合いをつけさせるのが上手いんです」
「そうね。言われたこっちもイラッとしないで、成る程その通りよねってすんなり受け入れちゃったわ」
「こちらの譲れない凝り固まった思考を、綺麗に砕かれた気分ですわね」
「ええ。カーソンの言い分には、納得させられるものがありました」
「どっちの味方にもなるっていうか、ならないっていうか……とにかく争い事を鎮めちゃうんですよね」
「争う部分の本質を見極めているのかしらね?」
「そうですわね。お互いの不要な悪い部分を指摘されてしまいましたわね」 
「こちらの言い分も向こうの言い分も分かり、それでお互いが納得する部分を探して貰った、そんな気分です」
「みんな変に難しく考えてるみたいですけど、俺ってただの馬鹿ですよ?」
「そんな事ないわよ? 私達の馬鹿だった部分を見抜かれちゃったわ」
「ええ。賢くなければこんな棘の無い言葉になど出来ませんわ」
「お前が周りから好かれる理由は、単純に強いからだけでは無いようだな?」
「馬鹿ってのが、こいつの一番強いとこかも……ですね?」
「馬鹿が強い……そっか、だからソーマも何となく強そうに見えるのか」
「いやあいつは本物の馬鹿だから。あんたとはゼンゼン違うってば」
「ソーマって……ふふっ、あなたってば面白い子ね」
「今ここでソーマの話を持ち出してくるとは、思ってもみませんでしたわ」
「予想外の所から例え話を持ってくるんじゃない、全くっ……ふふっ」

 イザベラ達は、カーソンの感性から滲み出る魅力に微笑んだ。



 馬車への荷物積み込みをソニアへ任せ、カーソンとクリスは市場へ買い物に出かける。

 イザベラとローラは人足先に馬車へと乗り込み、トレヴァの母からの手紙へ目を通した。


 やがて買い物から帰ってきたカーソンとクリスが、荷物を馬車へと積み込む。

 イザベラとローラ、ソニアは2人へ話す。

「お帰り。手紙読んだけどね、トレヴァの母は私達に協力するみたいよ?」
「この国の役人に関わられてしまう事があれば、この印章と『ミランダ元王妹』の名を伝えれば余程の事でも無い限り見逃して頂けるそうですわ」
「根回しが終わるまでは役人から睨まれないようにしてくれ、との事らしいぞ」
「わぁっ、有難いですね!」
「婆ちゃん、俺達の事助けてくれるのかぁ」
「それとね、この馬車の使い方まで丁寧に書いてくれてるわ」
「馬を操る御者席の下、氷室になっているそうですわよ?」
「食糧の上に尻を置くなどどうかとは思うが……狭い馬車の空間を有効に使う為ならば仕方あるまい」
「氷室あるんですね!? そりゃいいわ!」
「食糧多めに買っても、腐らせずに済みますね」
「こいつってばあれ食べたいこれ食べたいって、ばんばか買っちゃうから……」
「よく食べきれずに腐らせて、怒られてましたよ」
「うんうん、良かった。今まで2人だったから、5人になって食糧の買い込む量を手探りで調べようと思ってたところでした」
「どれどれ…」

 カーソンとクリスは御者席の座板を持ち上げ、氷室の仕組みを確認する。

「おおーっ! 左右の端で氷が作れるようになってるね!」
「これだともし氷種が切れても、しばらくもちそうだな!」
「うんうん! 急に氷水が飲みたくなってもすぐに飲めるね!」
「この馬車たぶん……婆ちゃんがユアミ行く時用に作ったんだろうな?」
「そうだろうね……こりゃ快適に移動出来そうだわ」

 
 イザベラはカーソンとクリスを手招きし、荷台の床中央にあるハッチを開けて話す。

「あとね、ここ。頑丈な箱があるでしょ?」
「ええ、ありますね」
「この箱の中にね、『雷玉』ってのを入れると馬車が速くなるらしいわよ?」
「雷玉? それって何ですか?」
「初めて聞きました」
「使いきって在庫が無くなったみたいでね、何処かで入手したら試してみて欲しいって書かれてたわ」
「へぇ……」
「雷玉……かぁ」

 雷玉と呼ばれるアイテムが無い為に現在は使えないが、馬車の移動速度を上げる手段があるとカーソン達は知った。



 
 全員で馬車へ乗り込み、トレヴァの街を出てユアミ村へ向けて出発する。

 カーソンとクリスは御者席へ座り、荷台にはイザベラ、ローラ、ソニアが座った。

 クリスは後ろを振り返り、3人へ聞く。

「どうですか? 酔っていませんか?」
「ええ、大丈夫よ。ほとんど揺れてないわ」
「馬車って便利な乗り物ですわね」
「快適だ。こうしてる間にも目的地へ進んでいるとは有難い」

 直接馬に乗った時は酔ってしまった2人だが、馬車には酔わずに乗れている様であった。

 
 クリスは隣で馬を操るカーソンへ話す。

「なんかさ……お尻冷えるね?」
「うん。下からの冷気で座席が冷たくなるな」
「暑い時期は良さそうだけど、今の時期は何か敷いて座ったほうがいいね」
「冷えて辛いなら後ろに行ってもいいぞ?」
「ううん、ここでいいよ」
「俺の上に座ってもいいからな?」
「……は?」
「俺に座れば冷たくないだろ?」
「お尻は冷えないだろうけど、変なとこが熱くなってくるから遠慮しとくわ」
「変なとこって?」
「……ちょっと、後ろ行って敷物になりそうなの取ってくる」
「ん、分かった」

 クリスはふと気になり、敷物を探しがてら後ろの荷台へと移動する。


 荷物の中から敷物用に2人分のタオルを取り出したクリスは、イザベラへ近寄ると耳元でヒソヒソと相談を持ちかける。

「あの、イザベラさん。ちょっと聞いておきたいのですが……」
「どうしたの?」
「あの、その……カーソンの……えっと……お、男の封印についてです」
「ああ、そうだったわね。クリスはどうしたいの?」
「いえ、そのぅ……封印解いたらどうなるのかなぁ……って」
「解いたら私もあの子に抱かれていいかしら?」
「すみません、嫌です」
「うんうん、正直ね?」
「あたしの所有物じゃないとは自覚してます。けど……」
「私としてもね、難しい選択だと思っているわ。解いてあなたとカーソンが子作りに励むのは応援したいんだけどね、私達も気持ちは穏やかじゃないのよ」
「で、ですよねぇ……」
「寂しくなったり、身体が疼いてきたら襲いかかっちゃう自信あるわ」
「うぅ……」
「だからね、ローラと話し合って解除は止めようという事にしたんだけど、それでもいいかしら?」
「解除しないん……ですね?」
「あなたから頼まれない限り、私もローラも解除しないわよ?」
「あたし次第……ですか?」
「ええ、そうよ。ただ、解除したら……それなりの覚悟が必要になる事だけは察してね?」
「…………分かりました」
「で、どうする? 解除しちゃう?」
「駄目です」
「そう、残念……いやいや、賢明な判断だわ」
「変な相談しちゃってすみません」
「我慢するなら私達、女全員でね?」
「……はい」

 クリスは理性と欲望の狭間で葛藤しながら、カーソンの居る御者席へと戻って行った。


 持ってきたタオルを折り畳み、厚みをつけるとクリスはカーソンへ話す。

「ほい、ちょっとお尻上げて」
「ん」
「……どう? これで冷たくないでしょ?」
「タオル敷いてくれたのか? ありがとう」
「そのうちちゃんとしたの作るからさ、それまではこれで我慢してよ」
「おー、こりゃいいや。やっぱり冷たいと、何となく気が散ってたんだ」
「うんうん。あたしも気が散って、イザベラさんに相談してきちゃっちゃ・・よ」
「何相談したんだ?」
「……内緒」

 クリスは敷いたタオルの上に座り、カーソンの横顔を見ながら想いに更ける。



 身体はほとんど揺れない馬車の上で、心だけは激しく揺れ動いていた。


  
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