翼の民

天秤座

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新たなる旅路

164 最強の2人

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 ローラはコインを店主に渡し、クリスは店主から180万ゴールドを貰った。

 クリスは大金貨180枚が入った袋を持ち上げながら話す。

「よいしょっと。180万ともなると、流石に重いわ」
「大丈夫かクリス? 俺が持ってやるか?」
「ありがと。それじゃ、よろしく」
「うん」

 潤沢な資金を得た一行は、店を後にした。


 満面の笑みを浮かべながら歩くローラに、イザベラは聞く。

「ローラ? 父上の言われた通りにやってみたの?」
「ええ、お姉様。人間相手の取引方法、上手く行きましたわ」
「最初いくらって言われたの?」
「120万でした。試してみましたが、やってみるものですわね」


 カーソンはゴールドの袋を担ぎながら、ローラに聞く。

「ローラ様、コイン売る時に何かやったんですか?」
「うふふ。ちょっとだけ、売る気の無いそぶりをしてみましたの。本当に欲しかったら、人間はもっとお金を出すと生前に父上が教えて下さったの」
「へえ…………ところで、みんな気付いてますか?」
わたくし達に、何か御用があるのでしょうか?」
「俺達にというよりは、このお金に用がありそうですよ?」
「あら、そうなの? このお金欲しがってるの?」
「ほとんどの街に居ますよ、こういう連中」

 一行の背後には、街のゴロツキ達がぞろぞろと付きまとっていた。

 イザベラは立ち止まり、後ろを振り向くとゴロツキ達に話しかける。

「お前達、何か用事でもあるの?」
「へへへ……お姉さん達さ、その金何に使うつもりだい? もし良かったら、俺達がその金使うの手伝ってやるよ?」
「何で手伝われなきゃないのかしら?」
「いいじゃねえか別に。そんな大金、使いきれねぇだろ?」

 ゴロツキ連中は、立ち止まった一行を取り囲んだ。その数、20人。



 集団の輪は段々と間隔を狭めてくる。

「やっ!? ちょっと! 触んないでよ!」
「へへへ、お姉ちゃん美人だね。今晩一緒に楽しまない?」
「やめて! 触んないで!」
「触るくれぇいいだろ? 別に減るもんじゃねぇんだし」

 クリスがゴロツキのひとりに絡まれた。


 イザベラはため息をつきながら、右手で杖をすっと持ち上げた。

 カーソンが慌てて止める。

「イザベラ様! 街中で人殺しはいけません! 面倒な事になります」
「あら、どうして? 殺しちゃ駄目なの?」
「ええ。街の衛兵に捕まり、掟で罰せられます」
「掟? どう罰せられるの?」
「街の中で人を殺すと、罰として殺した者も殺されます」
「あら……それは確かに面倒臭い事になりそうね。さて、困ったわね」
「お姉様、わたくしにお任せ下さい。全員眠って頂けばいいのですわ」

 ローラは両手をパン、と叩いた。

 突然ゴロツキの集団は全員地面に倒れ込み、鼻息をたてて眠る。


 カーソンは茫然としながら、クリスに話す。

「なあクリス? このお2人に護衛って、本当に必要だったのか?」
「……あたしもそう思う」
「流石は両陛下。我々の出る幕は無さそうだな」

 ソニアはフッ、と笑った。


 街を散策していると、カーソンとクリスの視界に見覚えのある光景が映る。

「あ。あそこの角、ドンガさんの店じゃないか?」
「あ、ほんとだ、ちょっと寄ってこうよ」
「そうだな。トンマさんと2人、元気にしてるかな?」
「この剣のお礼もしたいし、長右衛門さんが来たのかも聞きたいもんね」
「ソニアさんの大剣も見てくれないかな?」
「ん? 私の大剣がどうした?」
「あそこの角、ドンガさんっていう鍛冶屋さんの店なんです」
「あたしの剣を鍛え直してくれて、凄く重宝したんです」
「ソニアさんの大剣も見て貰って、必要なら鍛えて貰えないかなって」
「……ふむ、クリスの剣を鍛えた職人か」

 話し込みながら店の前へとやって来た一行。

 ドンガの店は閉じていた。

「あれっ? 閉まってる」
「ドンガさん、またお酒飲んでサボってんのかな?」
「あ、戸板になんか文字彫ってあるぞ?」
「どれどれ…………え?」
「『修行の為、暫く閉店します』……?」
「修行って……ドンガさん、この街一番の鍛冶屋さんじゃなかったっけ?」
「そう言われてたよな?」
「ちょっと、隣のお店に聞いてみよっか?」

 クリスは閉じられたドンガの店の隣へ行き、女性店主へ話しかける。

「すみませーん。隣のお店、どうして閉まってるんですか?」
「ああ、ドンガ爺さんとこ? ちょっとね、鍛冶屋の魂を砕かれちゃったみたいなのよ」
「え? 魂を砕かれた?」
「今から8年前くらいかね? 風変わりな格好した旅の剣士が来てね、ちょっと変わった剣を直して欲しいって頼まれたのよ」
「あ、長右衛門さん来たんだ」
「その剣を見立てたドンガ爺さんと弟子のトンマさんね、えらく落ち込んじゃってね」
「? 何があったんですか?」
「こんな非常識な剣を打てる奴は人間じゃねえ、化け物だとか言ってたよ」
「非常識な……剣?」
「自分達の常識が通用しない製法で鍛えられてたらしくてね、来たお客さんに何処で手に入れたか必死になって聞いてたよ」
「もしかしてそのお客さん、ヒノモトって言いました?」
「そうそう、そこ。それから毎日、朝から晩までずっと同じの作ろうとしてたよ」
「出来たんですかね?」
「いや? 製法が全く分かんなくて再現出来ないって嘆いてたよ」
「ドンガさんでも作り方、分からなかったんですね?」
「それでね、どうしても作りたいから自分達はヒノモトへ修行しに行くってね、3年前に店閉めて2人で旅に出たのよ」
「ありゃま、それでお店閉めちゃったんですか……」
「その非常識な剣を作れるようになったら、ここに戻ってまた店始めるって言ってたんで、そのうち帰って来るよきっと」
「鍛冶屋の魂砕かれちゃって、ヒノモトへ魂を鍛え直しに出たんですね?」
「多分それだろうね。あの爺さんも相当な負けず嫌いだからね、作れなくて心底悔しかったと思うよ?」
「トンマさん……巻き込まれちゃっちゃ・・のかな……」
「見送る時にちょっと話したけどね、『おいら絶対に習得してくるっす!』って息巻いてたから、満更でもないと思うよ?」
「そうでしたか……ありがとうございます。あ、これとこれ下さい」
「はいよっ、毎度あり」

 クリスは情報代として、店の商品を買って戻った。

 戻ってきたクリスは、カーソンに閉店した事情を話す。

「なんかね、長右衛門さんの刀見て衝撃受けたみたい」
「衝撃?」
「あの刀作った人は化け物だって驚いてね、3年前にお店閉めて2人でヒノモトへ修行に出たみたい」
「ヒノモト行ったのか!?」
「そそ。トンマさん巻き込まれたのかなって思ったけどね、本人もやる気満々でついてったみたいだよ?」
「へぇ……3年前か。それで紙じゃなく戸板に彫ってったのか」
「紙だと剥がれちゃうもんね。んで、長右衛門さんの刀を直せたのかどうかまでは分かんない」
「長右衛門さんかドンガさん、もしどっかで会ったら聞いてみるか」
「そうだね。隊長、申し訳ありません。お店の人修行に出ちゃっちゃ・・みたいでして、この街に居ませんでした」
「いや、別に構わん」

 ソニアは表情にこそ出さなかったが、クリスが持つ業物の剣を作った職人と会えずに残念だと思った。



 再び街中を散策する一行。

 風の流れが変わり、食べ物の匂いが一行を包み込む。

 カーソンは空腹を感じ、クリスへ話す。 

「さて、そろそろ腹へったな。どっかで何か食わないか?」
「うん、そうしよっか? 陛下、隊長。お昼にしませんか?」
「ああ、そうだな」
「そうね、お腹減ったわ。朝食べたの吐いちゃったし」
「この美味しそうな匂い……堪りませんわ」

 イザベラとローラは食べ物の匂いに誘われ、近くの露店へと歩き出す。

 クリスは2人を引き留めながら話す。

「お待ち下さい。せっかくなので、ちゃんとしたお店で食べませんか?」
「え、いいわよあそこで」
「美味しそうですわ」
「いえいえ。ほら、あのお店で食べましょう」
「お腹減ったもの。食べられるものなら何でもいいのに?」
「まあまあ、お姉様。クリスの言う通りにしましょうよ」

 クリスの案内で、一行は立派な作りの食堂へと入った。


 テーブル席へと座ったクリスは、注文を聞きに来た店員へ話す。

「このお店一番のおすすめを5つお願いします」
「はい、かしこまりました」
「ねえクリス、何を頼んだの?」
「おすすめ、という名の料理があるのですか?」
「いえいえ、このお店の一番自信があるものを頼みました」
「一番美味しい食べ物かしら?」
「ええ、そうです。こうして頼むと、美味しくないのは滅多に出てきません」
「そうなのですね?」
「ふむ、それは知らなかったな。勉強になる」
「あ、すみません。もしウサギの肉使う料理だったら、俺だけ別のおすすめにして下さい」
「はい。少々お待ち下さいませ」

 店員は注文を受けると、調理場へ伝えに行った。


 談笑しながら待っていると、店員が料理を運んでくる。

「お待たせ致しました。本日のおすすめでございます」
「おっ、きたきた! 旨そうっ!」
「あらほんと、美味しそうね」
「盛り付けも綺麗ですわ。どんな味がするのでしょう?」
「……ふむ、これは旨そうだ」
「追加のご注文がございましたら、お呼び下さい」
「はい、ありがとうございます」

 店員が去ると、一行は食事を始める。

「いただきまーす」
「あ、陛下。パンの味だけは我慢なさって下さい」
「え? パンは美味しくないの?」
「はい。谷のパンより相当味が良くありません」
「そうなのですか?」
「ふうむ……確かに見た目からして良くないな。フワッとした感じがない、固そうだ」
「そうなんですよ。朝焼いたパンを夜食べるような感じなんです」
「何? そんなものを人間は平気で出すのか?」
「いえ、これでも焼きたてなんですよ」
「焼きたてなのに、こんな固そうなのか?」
「そういうワケでですね、パンにだけは文句つけないで下さいね?」
「変に谷のパンと比べて喋ると、俺達の正体疑われちゃいますので」
「ああ、そういう事ね?」
「理解致しましたわ」
「ふむ、分かった」
「人間はパンをスープに浸して食べるのが当たり前のようですので」
「喉を通りそうになければそうして下さい」
「へえ……そうなのね」

 カーソンとクリスは、予め3人へ人間のパンを酷評しないように伝えた。


 イザベラ達は料理を食べながら話す。

「……うん、美味しいわ」
「ちょっと濃い目の味付けですが、美味しいですわね」
「……本当にパンだけは不味いな」
「焼きたてなのに、こんなパサパサしてるのね」
「しっとり感が全くありませんわね」
「でもローラ、これに近いの食べた覚えない?」
「ええ、チェイニーが失敗したパンを思い出しましたわ」
「チェイニー……でございますか、陛下?」
「うん。あ、今のチェイニーが焼くパンは美味しいわよ?」
「ジャム入りのパンを発明する以前のパンです」
「チェイニー、まさか失敗したパンを陛下へお出ししたのでございますか?」

 ソニアはチェイニーの料理下手を思い出し、恐る恐る2人へ聞いた。

 イザベラとローラは、チェイニーが作ったパンを思い出しながら話す。

「あの娘、頻繁にパン焦がしちゃうのよね」
「黒焦げのパンを手に、謝りながら持ってきましたわね」
「『表面が焦げてしまいましたので、中身ほじって食べて下さい』ってね」
「中身もパサパサでしてね、丁度このような食感でしたわ」
「焦げ臭くないぶん、このパンのほうがマシだわ」
「チェイニー、今でこそ上手に焼けるようになりましたけどね」
「……あの馬鹿が。何というものを両陛下にお出ししておったのだ……」

 ソニアはチェイニーと食事当番以外の日に女王達へ黒焦げのパンを出していたと知り、右手を額にあてて目を瞑った。

 チェイニーと当番だったもうひとりも、知られると自分に怒られる為ずっと黙っていたのか、と思いながら。




 イザベラ達が昼食を楽しんでいた頃、とある建物の中で老婆と中年の男が話し込んでいた。

「待っていたよ。思ったより早かったね」
「丁度ユアミへ所用で滞在しておりました、叔母上」
「相変わらずお前さんも忙しいねぇ?」
「その件で少々ラクをしようかと。交渉へ赴いていた次第です」
「例の暗殺ギルドかい?」
「流石叔母上、既にお耳へ入れておられましたか」
「信用出来る連中かい?」
「はい。先方の責任者とは懇意にしております」
「詩音の仕える、長右衛門というヒノモトの男だね?」
「おお、叔母上はご存知でしたか」
「ついさっき、お前さんがここへ来る前にやって来たよ」
「そうでしたか。あの連中、仕事が早いでしょう?」
「そうだね。ニンジャってのは大したもんだよ」
「何と言われましたか?」
「お前さんがじきにここへ来るとね。後は……あたしが知りたかった情報も教えてくれたよ」
「叔母上が知りたかった情報? 気になりますね」
「何、確証を得たかったのさ。カーソンとクリスが、翼の民だっていうね」
「あの2人が私よりも先に、叔母上と接触していたとは驚きでしたよ」
「谷とここの位置関係上、そうなりそうなもんだろ?」
「ははは、確かにそうですね」

 老婆と男は既に、詩音からカーソンとクリスの正体を伝えられていた。

 男は老婆へ聞く。

「それで、叔母上。私をお呼びになられたのは何用でしょう?」
「昨日の昼過ぎ、街の上をおかしなものが横切ってったんだよ。首都トラスト方面に向かってね」
「おかしなもの……とは?」
「飛んできたのが丁度谷辺りからでね、何やら嫌な予感がしたのさ」
「叔母上の予感は当たりますからね……よからぬもののようですね?」
「それで呼んだお前さんを待っている内に、この街へ再びカーソンとクリスが現れた。3人の仲間と一緒にね」
「カーソンとクリスが……3人の仲間とですか?」
「恐らく、谷で何かが起きた。それでまた谷から出てきたんだろうね」
「谷で何かとは……まさか?」
「言い伝えにある邪神の封印が、何かしらの理由で失敗したとあたしは思うんだ」
「では、この街の上を横切ったのは……邪神ですか?」
「確証は無いけどね、カーソンとクリスはさっき馬車を買った。ここよりも更に遠出しようとしているのさ」
「つまり……その何かを追いかけようとしているのですか?」
「そうなるだろうね。だから、あたしの馬車を譲ってあげる事にしたんだ」
「あの馬車をですか? 良いのですか? ユアミへ療養用にお作りになられた馬車ではありませんか」
「いいんだよ。あたしよりも彼等に使って貰ったほうがね」
「なるほど……叔母上が私に何をさせたいのか、分かってきました」
「お前さんはすぐにトラストへ戻ったほうがいいよ。愚兄には対処仕切れぬ事態が起きそうだ」
「確かに、親父は何も出来ませんからね。直ちに戻ります」
「そうしとくれ。例え杞憂だったとしてもね、動いておいたほうがいい」
「分かりました、叔母上」
「頼んだよ、トラスト7世殿下」
「新たに伝えたい事がありましたら、また冒険者ギルドへお願いします」

 トランの偽名でカーソンとクリスへ接触していたトラスト7世。

 父であるトラスト6世の妹、トレヴァの母と呼ばれる老婆の指示を受け、取り急ぎ首都へと戻る事にした。


 建物を出ようとするトラスト7世は立ち止まり、トレヴァの母へ聞く。

「……カーソン達の行動、どうなされますか? 監視なされますか?」
「そろそろマッコイと接触する頃かね。探らせるよう伝えてあるよ」
「こちらの組織を翼の民へ知られてしまっても、構わないのですか?」
「別に構わないさ。もしもの事になれば、共闘しなきゃいけないしね」
「そうですね、仰る通りです」
「マッコイにも翼の民だと伝えてあるよ。あの子も翼の民とは浅からぬ縁があるからね、丁度いい機会だろうさ」
「マッコイが殺され兼ねませんが……宜しいのですか?」
「翼の民ならあの件以来・・・・・あたし達人間側が密かにやってきた事、分かってくれると信じてるよ」
「翼の民全てが、カーソンやクリスのような気性だと思いたいですね」
「万が一の為、近くへ待機はさせるよ。裏目に出るかも知れないけどね」
「その時はその時。私達の素性を明かしてでも、許して頂きましょう」
「あたしもそのつもりだよ。お前さんは安心して、トラストへ戻っとくれ」
「はい。では、お任せ致します」


 トラスト7世はトレヴァの母の館から外へ出る。

 外で待機させていたラディ、ロディと共に街から出る為移動を始めた。






 
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