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復活の日
155 夕食会
しおりを挟むその日の夕食はイザベラとローラの前へ各家庭から料理を持ち込み合い、食事をしながら2人の冒険談を聞き、盛り上がった。
食事中という事もあり、2人は血生臭い話にならないように気を付けながら、あれこれと冒険談を語った。
一通り語り終えた2人は、母グレイスの手料理を久々に食べて喜ぶ。
「やっぱり母さんの料理、旨い!」
「あら嬉しいね。クリスは食べられるゴハン、作ってくれたかい?」
「うん。母さんの味そっくりに作ってくれたけど、やっぱりこの味とはどこか違ってたかな?」
「うーん……あたしもそう感じる。お母様と何が違うんだろ?」
「愛情だよ、愛情!」
「あたしにだってね、それくらいあるもん!」
「ほいじゃ、真心かね? あんた、食べられりゃいいとか思いながら作ってたんじゃないのかい?」
「うっ……それかも知れない」
「そういう適当な気持ちはね、そのまま料理の味に出てきちゃうんだよ?」
「そっかぁ……気を付けなきゃ」
クリスは母の料理を食べ、自分の味付けとの違いに納得した。
美味しそうに食事を続けるカーソンの元へ、チェイニーとナタリーが自慢の作品を持ち寄ってきて話す。
「ねえカーソン、これ食べてみて? 新作だよ」
「お? やった! チェイニーのパン久しぶり!」
「へへー! 自信作なの」
「私の作ったソーセージも食べてみて!」
「ナタリーもソーセージ作れるようになったのか! 楽しみ!」
「チェイニーの真似してね、色んなソーセージ作ったの!」
「おーっ! どんなの?」
「これはチーズ入り。こっちはちょっと辛いけど、美味しいよ!」
「ほいでこれは2人の合作。ソーセージ入りのパン」
「モグモグ…………んぐ。旨いっ! 美味しいっ!」
「やったぁ!」
「ソーセージにも色々入れたのかぁ。うん、旨い」
「みんなからもね、結構評判いいのよ」
「お前も食べてみろ、旨いぞ」
「へぇ、どれどれ?」
カーソンから食べかけのソーセージを渡され、クリスは受け取って食べる。
「モグモグ…………うぐっ!?」
「どうだ? 辛いけど旨いだろ?」
「ちょっと辛いけど……うん、美味しい」
「こっちのチーズ入りもいいぞ?」
「モグモグ…………うん、美味しい!」
「クリス……あんたカーソンの食べかけ貰って食べちゃって……」
「は、恥ずかしくないの?」
「ん? なんで?」
「なんでって……」
「疑問にすらなってないの?」
「分けっこして食べるの、そんなに変?」
「いや、別に変って言うほどのモンじゃないけど……」
「くっそ……羨ましい」
チェイニーとナタリーは、仲良く食事するカーソンとクリスを羨望の眼差しで見つめた。
カーソンとクリスは、パンを食べながらしみじみと話す。
「谷のパン、旨いなぁ」
「うんうん、美味しい」
「人間達が作ったパン、美味しくなかったもんなぁ」
「何であんなにすぐ固くなるんだろね?」
「へぇ、人間の作るパンって美味しくないの?」
「そうなんだよ。冷めたらもう固くて美味しくなかった」
「そうなんだ? それってパン菌が弱いんじゃないの?」
「あ、なるほど。谷のパン菌は強いから、こんなにフワフワなのかな?」
「シュヴェルツヴァッサ謹製のパン菌だもんね」
「エリんとこがパン菌の培養と管理、一手に引き受けてるもんね」
「谷のパンが旨いのは、エリの家のおかげなのかぁ」
「薬の調合もエリの家だもんね。谷のみんなの生活支えてくれてるよね」
2人は近くで食事しているエリを見た。
視線に気付いたエリは食事の手を止め、2人へ話しかける。
「ん? どしたの?」
「あ。エリ、美味しいパンをいつもありがとう」
「谷出るときに貰った薬の調合書、凄く助かったよ」
「それは何より。人間の薬じゃ効果ないだろうからね」
「試しに買って飲んでみたけどね、少ししか効かなかったよ」
「えっ? あんた……人間の薬飲んだの?」
「うん。小麦粉かなんか混ぜて薄めてるみたいでね、さっぱり」
「よくそんな危ない事するわね。うちらと人間とじゃ姿形こそ似てるけど、身体の作りが全然違うのよ?」
「だって……薬の原料手に入らなかったのよ」
「そっか。そりゃしょうがないね」
「大抵はヒーリングで治るんだけどさ、効かないのもあるのよね」
「ヒーリングって怪我や毒の治癒でしょ? 病気には効かないんじゃないの?」
「エリ? それじゃ筋肉痛や疲労が治るのは何でなんだ?」
「筋肉痛は筋肉の怪我だろうし、疲労も理屈は分かんないけど怪我扱いで治せるんじゃないの?」
「ふーん……怪我じゃないから治せないんだな」
「あんた二日酔い治んなくてぶっ倒れてたもんね」
「そうそう。ヒーリングで治んなくてな、もう酒は飲みたくない」
「勿体無い。あんた人生の半分損してるわよ?」
「酒が飲めないだけで人生損してるのかよ?」
「あはははは!」
次第に集まってきた近衛達は、カーソンの周りを囲む。
時折振り返り、カーソンに近寄ろうとする未婚の女達を視線で追い払う。
未婚の女衆は、不満そうな顔をしながら近衛達を睨んでいた。
セルゲイが仲良く食事をするカーソンと近衛達の間へと割り込み、話しかけてくる。
「おっ、うら若き乙女達に囲まれてんなぁカーソン君」
「あ、クリスの父さん。どうぞどうぞ、ご一緒しましょう」
「ありがとう」
「お父様……その顔、何か企んでない?」
「企んでなんかねえってば。ちょっとした報告だ、報告」
「……嫌な予感がする」
「なぁカーソン君。これからは俺を、クリスのは省いて父さんと呼んでくれ」
「こらーっ! 勝手に話進めんなっ! みんな誤解するでしょっ!」
「いいじゃねぇかよ。お前とカーソン君の仲は、谷のみんなが公認したんだからよ」
「へっ? そ……そうなの?」
「お前が居ない間にな、みんなに頭下げまくってお願いしたんだよ」
「なっ……何をお願いしたのよ?」
「決まってんじゃねえか、知らねえフリすんなよ」
「し、知らない……あたし分かんないもん!」
「俺に感謝しろよ? いつ帰って来てもいいように、協定結んだんだぜ?」
「協定って……何の協定よ?」
「お前が妊娠するまでは、絶対にカーソン君へ手を出さねえってな」
「………………は?」
「お前が妊娠してる間はよ、カーソン君の相手出来ねえもんな?」
「へっ、変な協定勝手に結ぶんじゃねえっ! この馬鹿親父ぃ!」
「そう言うなって。そうでもしねえと独り身の女総出でお前の事縛りあげてよ、カーソン君襲われちまうとこだったんだぞ?」
「何よそれ!?」
「谷の女の気性、お前もよく知ってんだろ? やると決めた事は必ず実行する連中ばっかなんだぞ?」
「それは……うん、確かに……」
「だから先手を打って、両陛下へ嘆願して協定を結んだんだ」
「そ、そうだったんだ?」
「でもな、今日はちょっと嫌な予感しかしねえ。お前とカーソン君は今晩、両陛下が監視なさる事になった」
「は?」
「監視って……どういう事ですか父さん?」
「おっ、いいねえ! 早速父さんって言ってくれるとは嬉しいなぁ」
「あんた……何を意味してるか知らないくせに父さんって呼ばないでよ!」
「うちの娘を貰ってくれるのは君しか居ない。不出来な奴だが、宜しくな?」
「不出来じゃないですよ。クリスはとても可愛いですよ、父さん?」
「こっ……こらっ! そんな事……今言わないでよ……」
「お前がカーソン君を手放したら……どうなるかは胆に銘じとくんだぞ?」
「そっ、そんな事……分かってるもん」
「よしよし。協定の詳しくは近衛のみんなから聞いてくれ。じゃあな」
セルゲイは報告を終えると、その場から去ってゆく。
顔を赤らめて俯くクリスを、近衛達はニヤニヤしながら見つめている。
身体から喉の渇きを訴えられたクリスは、手元のコップに入ってる水をゴクゴクと飲み干し、ふうっと一息ついた。
カーソンは我関せずな顔で、目の前の料理を美味しそうに頬張っていた。
クリスは近衛達へ恐る恐る聞き、近衛達はこくこくと頷きながら答える。
「ね、ねえみんな……お父様の話、本当なの?」
「今のセルゲイおじさんの話、協定結んだのは本当だよ」
「独り身の女達全員ね、本気でカーソンの事狙ってるんだよ」
「わたし達まで取り込んでね、押し倒そうとしてたんだよ?」
「近衛の立場としては、カーソンを守らなきゃないんだけどね」
「あんた達ね、協定結んでなかったら寝込み襲われるとこだったんだよ?」
「まあ、うちらもやらかした事ある手前、真っ向から反対出来ないけどさ」
「妊娠、もしくは子供連れて帰って来るもんだってみんな思ってたからね」
「よもやあんたが処女のまんま帰って来るなんて、夢にも思わなかったよ」
「でも、何故か両陛下はその可能性を見越してらしてね、この協定を許可なされたの」
「あんたが妊娠するまでは、絶対に女側から誘惑しないってね」
クリスは近衛達から状況を聞き、冗談では無かったのかと聞き返す。
「この話って……本当なんだ?」
「うん、本当」
「カーソンから誘われない限り、絶対に駄目って……ね」
「ところがほれ。さっきのカーソンの翼の婚姻色、あんたも見たでしょ?」
「あれで自分はカーソンに誘われた、なんて言ってる連中居るもん」
「あれは本当にヤバい、欲望に自制心の無い女は見境なくなっちゃう」
「確かに……あの翼にはすんごい衝動が起きちゃっちゃのよね」
「うちらも正直理性飛ばしかけたもん」
「8年前だったら……うん、飛ばしたね」
「あの日からずっと精神鍛練したもんね」
「お母さん達、風の谷からみっちりとね」
「近衛の精神、叩き込まれたよ」
近衛達は目を瞑り、母親達から受けた精神修行の数々をしみじみと思い出している。
クリスは近衛達の顔を見て、苦労したのだろうと思いながら話す。
「そっか。みんなも大変な思いしたのね?」
「あんた達程じゃないって」
「さっき話した冒険談って、ほんの触りでしょ?」
「食事の場で話せそうなやつばっかりだったもんね?」
「2人の顔見れば分かるし、その立ち振舞いからもね」
「血生臭い場数、相当踏んだね? かなり腕前上げたでしょ?」
「うん、まあね。谷にちょっかい出してた人間って、かなり弱い奴等だったって分かったよ」
「東に行く程、強い人間が多かったよ」
「道理でね。今のあんた達、隊長より強く見えるもん」
「ま、カーソンは元々隊長よりも強くなってたけど」
「クリスまで強く見えるもんね」
「見えるってのは失礼かも。相当強いって、感じてるよ」
「こりゃもう、かなり剣術の腕前は突き放されたね」
カーソンとクリスは、近衛達の謙遜だと否定する。
「そんな事ないと思うよ? ね?」
「うん。俺もクリスも、みんな強くなってるって感じてるぞ?」
「ううん、断言してもいいよ。うちらじゃもう、あんた達に勝ち目ないわ」
「全員で一斉に行ったら……いや、相討ちにもなんなそう」
「剣士ならこうして、あんた達の強さを肌で感じ取れるけどさ……」
「戦いに無縁な女達には、恐怖なんて全く感じてないだろうね」
「だからあんた達の寝込み襲おうなんて、おっかない事平気で考えんのよ」
近衛達は両腕を組みながら、険しい顔で谷の独身女達の怖いもの知らずさを話した。
クリスはカーソンの翼の婚姻色を思い出し、胸をざわつかせる。
近衛達はカーソンとクリスへ、今夜の予定を話す。
「と、いうわけでね。あんた達今晩は両陛下と共に寝る事になったから」
「へ? 何それ?」
「え? 俺達今晩、イザベラ様とローラ様と一緒に寝るのか?」
「うん。両陛下以外に今晩あんた達の事、安全に守れないもん」
「隊長含めた全員があんた達を兵舎に匿って守る、ってのも正直危ない」
「お母さん達谷の風が護衛に就いても、ちょっと自信無い」
「丸腰のまんま、欲望剥き出しに集団で襲いかかって来たらちょっとね」
「非武装の相手を止める為に斬ったり、殴るわけにもいかないからさ……両陛下じゃなきゃ守れないよ」
「そっか……確かにそうだよね」
クリスは近衛達も迂闊に武力で制圧出来ない状況を察した。
カーソンは振り返り、イザベラに白くされた自分の翼を見ながら話す。
「俺の翼のせいで、そんな大変な事にしちゃったのか?」
「折角協定結んだのに、あの翼の婚姻色で初日から破られそうなのね……」
「ま、2人とも心配しなくてもいいよ」
「両陛下が守って下さるから」
「ささ、食べようよ。冷めちゃうよ?」
「両陛下からもお話あると思うから。今はお婆ちゃんに捕まってるけど」
「両陛下のあんなお姿……滅多に見れないわ」
「なんか……ヨミ婆ちゃんに怒られてそうに見えるよね……」
「イザベラ様とローラ様、ヨミ婆ちゃんが怒るような事したのかな?」
カーソン達は、ヨミと向かい合って話し込んでいる女王達を見つめた。
ヨミは凛とした姿勢で正座し、女王2人と向き合っている。
イザベラとローラも正座し、申し訳なさそうにヨミへ頭を下げていた。
「…………陛下。あたしゃ別に、怒ってなんかいませんよ?」
「ごめんなさい、ヨミ」
「お姉様がうっかりしてしまいました。申し訳ありません」
「怒っていませんよ? 曾孫作って帰って来なかったのをね、少々ガッカリしているだけなんです」
「本当にごめんなさい。封印を施したまま、送り出してしまいました」
「大変、申し訳ございません」
「陛下も人の子。うっかり忘れる事もあるでしょう、いいんです」
「なんと詫びたら良いのやら……ごめんなさい」
「出発前に私が気付いていれば……こんな事には」
「本当に怒っていませんから。曾孫をこの手に抱くまでは絶対にポックリ逝かないと、改めて気を引き締めているだけなんです」
「私がちゃんと解除をしていれば……曾孫が出来てたかも知れないってのに」
「ヨミ……どうか私達を……許して下さい」
「許すも何も、あたしゃ両陛下に怒ってなんかいませんってば。そんなにペコペコされても困りますよ」
ヨミは怒っていないと何度も女王達へ伝えるが、その目は笑っていない。
イザベラとローラは、困惑しながらヨミへ話す。
「だって……ヨミの目が怖いんだもの」
「ヨミが怒った時の……目ですわ」
「つきましては陛下。どうか今晩の2人……無事にお守り下さいませ」
「……はい」
「責任を以て、お守り致しますわ」
「例え両陛下が、あたしの義理の孫娘になるような事があっても別に構いませんがね、心の準備はさせて下さいませ」
「いや、それは……そうなる前にあなたへ言うわ」
「今夜の女は……誰もが危険ですものね」
「くれぐれもクリスちゃんを泣かせないように、お願い致します」
「はい。私達も自制心を持ち、気を付けます」
「よもやあの子の婚姻色が、あんなに色鮮やかとは……」
「確認させて頂きますが、谷の掟は行使なさらないのですね?」
「ええ、しないわ」
「まだそんな状況ではありませんもの」
「陛下。どうかあたしの目を見てお話しして下さいませ」
「怖くて見れないわ」
「あなた確実に怒ってるんですもの」
「怒ってなんかいませんってば」
イザベラとローラは、曾孫が出来ていると信じてやまなかったヨミの目を見る事が出来ず、ただひたすら謝り続けた。
女王2人へ頭を下げさせるヨミに、近衛達は嫁と姑の確執とはこんな感じなのかと錯覚し、背筋に表現しようのない寒気を感じた。
クリスは女王と自分の位置を入れ換えて想像し、将来の姑になるであろうヨミの怖さに震えた。
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