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魔女の正体と約束
魔女見習いは王女の復讐の依頼を受けた
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転げるように走りだしたマリルは、結界の外に置いてきた荷物のことを思い出し、ぴたっと足を止めた。
ここに来る前に会ったハンナから、サンサに渡して欲しいと頼まれた絵を思い出したからだ。
ハンナは十年前に事故にあい、サンサに助けてもらったと言っていた。その頃ハンナは五歳か六歳の子供だったはず。
マリルがくるりと身体を反転させると、ムスッとした顔の魔女が、まだ何か言いたいのかと聞いた。
「嘘つき! 食べてないじゃない」
「はぁ? 何を言っているんだ?」
マリルは結界に忍び込んだときに入れたドア型の切れ込みに向かって指を動かし、小型の鞄を引き入れた。宙に浮いたまま鞄がマリルの足元まで移動する。マリルがもう一度指を振って圧縮魔法を解いた途端、鞄はマリルが入るほどの大きさになった。
側面のポケットから、手のひら大の額縁を取り出し、魔女の目の前に突きつける。
「この少女はハンナさんっていう名前なの。小さなころサンサさまに助けてもらったって、すごく感謝してたわ。この絵姿も、ハンナさんがこんなにも大きくなったことをサンサさまに伝えるために渡されたの。サンサさまのおかげだとお礼を伝えて欲しいって……。サンサさまは優しい方よ。それを子供の肉が大好物なんて酷い嘘をつくのは許せないわ」
憤りに任せて一気にまくしたてるマリルの言葉が、まるで耳に入らないかのように、白髪の魔女は絵姿を食い入るように見つめている。
「本当は、あなたはサンサさまを知らないんでしょう。サンサさまは美しい黒髪と、紅茶みたいに透き通った琥珀いろの瞳を持つ、美しい大魔術師なのよ。見せてあげる」
マリルは記憶の鏡を空中に展開した。
ここにしまっておけば必要なときに取り出せるため、絵で見たサンサの顔は覚えたつもりでいても、どこか曖昧になっている。覚え直すいい機会だった。
目の前に浮かんだ鏡に、ハンナの描いた絵が浮かび上がってきた。
徐々にクローズアップされて、長い黒髪をたなびかせ、杖を振るサンサの顔にピントがあう。
「うっそー!」と大きく叫んだマリルが、明後日の方向を向いている白髪の魔女と鏡の中のサンサを見比べた。
「なんで? どうして白髪と赤い目に……どうしよう。私、ものすごく失礼なことばかり言っちゃったし、サンサさま~、ごめんなさい」
ごめんなさいと謝りながら、マリルは伝説の大魔導師サンサに会えた喜びで打ち震えた。気持ちが高揚すれば、今まで抑えていた感情も噴き上がる。
サンサを探そうと決心したものの、七か月にも渡る旅は、いくら魔法が使えるとはいえ、たった九歳の子供にとっては心細く、体力も気力も共に疲弊する旅であった。
次第に膨れ上がった涙が決壊して、マリルはサンサにしがみついてオイオイと泣き始めた。そんなマリルを突き放すこともできず、サンサは困った顔をしながら、やせ細った小さな背中に手を回し、そっと撫でてやる。
「怖い思いをさせて悪かったな。いくらお前を追い払うためとはいえ、少し意地悪が過ぎた。私は子供を食べたりしないから安心しろ」
マリルがさっと顔を上げる。涙と鼻水でぐしゃぐしゃの顔には、嬉しそうな笑顔が浮かんでいた。
「じゃあ、弟子にしてくれるので……くださいますか」
「ダメだ。私は弟子は取らない」
びえ~んと再び泣き出したマリルをあやしながら、サンサは泣きたいのはこっちだと呟いた。
「あのな、私はある男を見張っているんだ。もし、その男が再び黒魔術に染まることがあれば、阻止できるのは同等の力を持った大魔導師だけだ。ここも戦いの場になるかもしれないから、お前のような子供を置いておくわけにはいかないんだ」
「お師匠さまのように伝説的な魔力を持つ大魔導師は、現代ではお師匠様の他には一人しかいないと学校で習いました。確か、ブリティアン王国お抱えの……えっ? 嘘! 国の大切な機関にいる大魔導師が黒魔術を使うのですか?」
「マリルと言ったか、私を師匠と呼んで、さらりと弟子に収まろうとしたな。どこか抜けているようで、その実頭がいい。だが、今回は気が付かない方が良かった。このまま帰して、大魔導師が闇墜ちしたことを誰かに話せば、喋った側も、聞いたものも即殺されるであろう」
「じゃあ、置いてくださるんですね。嬉しい! お師匠様。私は早く大きくなって、お師匠さまを助ける存在になります。それで、私がその闇墜ちした大魔導師の代わりに国のお抱え大魔導師になれば、ブリティアン王国もサンサお師匠さまも安全になります」
さっきまで泣いていたマリルが、サンサの周りをピョンピョン跳びはねながら勝手な夢を紡ぎ出すのを聞いて、サンサは苦笑した。
「宮廷などに夢を見ない方がいい。外見は美しく見えるが、権力争いで命を落とす者、私服をこやすために誰かを陥れるものは後を絶たない。男だけが醜いのではない。女の執念の恐ろしさは怖気がするほどだ」
「もしかして、黒魔術を使った大魔導師さまは、お城の中の醜くて怖い争いに巻き込まれたのですか? きっとサンサさまは黒魔術を止めようと苦労したから、髪が真っ白になっちゃったんですね。とてもおかわいそうです」
サンサが声を上げて笑った。
「確かに恐怖や苦労が過ぎれば、髪は白くなるな。だが私のこれは、精神的なものからきたのではなく、加護魔法を使ったせいだ。あやつが完全に闇に飲まれないよう、私の持つ色に加護を入れてあやつにまとわせたのだ。もし、あやつが再び邪念を抱いて闇に堕ちたとき、私の色は戻るだろう。その時はマリル、真っ先にお逃げ。その約束が守れるなら、私はお前を弟子にしよう」
ここに来る前に会ったハンナから、サンサに渡して欲しいと頼まれた絵を思い出したからだ。
ハンナは十年前に事故にあい、サンサに助けてもらったと言っていた。その頃ハンナは五歳か六歳の子供だったはず。
マリルがくるりと身体を反転させると、ムスッとした顔の魔女が、まだ何か言いたいのかと聞いた。
「嘘つき! 食べてないじゃない」
「はぁ? 何を言っているんだ?」
マリルは結界に忍び込んだときに入れたドア型の切れ込みに向かって指を動かし、小型の鞄を引き入れた。宙に浮いたまま鞄がマリルの足元まで移動する。マリルがもう一度指を振って圧縮魔法を解いた途端、鞄はマリルが入るほどの大きさになった。
側面のポケットから、手のひら大の額縁を取り出し、魔女の目の前に突きつける。
「この少女はハンナさんっていう名前なの。小さなころサンサさまに助けてもらったって、すごく感謝してたわ。この絵姿も、ハンナさんがこんなにも大きくなったことをサンサさまに伝えるために渡されたの。サンサさまのおかげだとお礼を伝えて欲しいって……。サンサさまは優しい方よ。それを子供の肉が大好物なんて酷い嘘をつくのは許せないわ」
憤りに任せて一気にまくしたてるマリルの言葉が、まるで耳に入らないかのように、白髪の魔女は絵姿を食い入るように見つめている。
「本当は、あなたはサンサさまを知らないんでしょう。サンサさまは美しい黒髪と、紅茶みたいに透き通った琥珀いろの瞳を持つ、美しい大魔術師なのよ。見せてあげる」
マリルは記憶の鏡を空中に展開した。
ここにしまっておけば必要なときに取り出せるため、絵で見たサンサの顔は覚えたつもりでいても、どこか曖昧になっている。覚え直すいい機会だった。
目の前に浮かんだ鏡に、ハンナの描いた絵が浮かび上がってきた。
徐々にクローズアップされて、長い黒髪をたなびかせ、杖を振るサンサの顔にピントがあう。
「うっそー!」と大きく叫んだマリルが、明後日の方向を向いている白髪の魔女と鏡の中のサンサを見比べた。
「なんで? どうして白髪と赤い目に……どうしよう。私、ものすごく失礼なことばかり言っちゃったし、サンサさま~、ごめんなさい」
ごめんなさいと謝りながら、マリルは伝説の大魔導師サンサに会えた喜びで打ち震えた。気持ちが高揚すれば、今まで抑えていた感情も噴き上がる。
サンサを探そうと決心したものの、七か月にも渡る旅は、いくら魔法が使えるとはいえ、たった九歳の子供にとっては心細く、体力も気力も共に疲弊する旅であった。
次第に膨れ上がった涙が決壊して、マリルはサンサにしがみついてオイオイと泣き始めた。そんなマリルを突き放すこともできず、サンサは困った顔をしながら、やせ細った小さな背中に手を回し、そっと撫でてやる。
「怖い思いをさせて悪かったな。いくらお前を追い払うためとはいえ、少し意地悪が過ぎた。私は子供を食べたりしないから安心しろ」
マリルがさっと顔を上げる。涙と鼻水でぐしゃぐしゃの顔には、嬉しそうな笑顔が浮かんでいた。
「じゃあ、弟子にしてくれるので……くださいますか」
「ダメだ。私は弟子は取らない」
びえ~んと再び泣き出したマリルをあやしながら、サンサは泣きたいのはこっちだと呟いた。
「あのな、私はある男を見張っているんだ。もし、その男が再び黒魔術に染まることがあれば、阻止できるのは同等の力を持った大魔導師だけだ。ここも戦いの場になるかもしれないから、お前のような子供を置いておくわけにはいかないんだ」
「お師匠さまのように伝説的な魔力を持つ大魔導師は、現代ではお師匠様の他には一人しかいないと学校で習いました。確か、ブリティアン王国お抱えの……えっ? 嘘! 国の大切な機関にいる大魔導師が黒魔術を使うのですか?」
「マリルと言ったか、私を師匠と呼んで、さらりと弟子に収まろうとしたな。どこか抜けているようで、その実頭がいい。だが、今回は気が付かない方が良かった。このまま帰して、大魔導師が闇墜ちしたことを誰かに話せば、喋った側も、聞いたものも即殺されるであろう」
「じゃあ、置いてくださるんですね。嬉しい! お師匠様。私は早く大きくなって、お師匠さまを助ける存在になります。それで、私がその闇墜ちした大魔導師の代わりに国のお抱え大魔導師になれば、ブリティアン王国もサンサお師匠さまも安全になります」
さっきまで泣いていたマリルが、サンサの周りをピョンピョン跳びはねながら勝手な夢を紡ぎ出すのを聞いて、サンサは苦笑した。
「宮廷などに夢を見ない方がいい。外見は美しく見えるが、権力争いで命を落とす者、私服をこやすために誰かを陥れるものは後を絶たない。男だけが醜いのではない。女の執念の恐ろしさは怖気がするほどだ」
「もしかして、黒魔術を使った大魔導師さまは、お城の中の醜くて怖い争いに巻き込まれたのですか? きっとサンサさまは黒魔術を止めようと苦労したから、髪が真っ白になっちゃったんですね。とてもおかわいそうです」
サンサが声を上げて笑った。
「確かに恐怖や苦労が過ぎれば、髪は白くなるな。だが私のこれは、精神的なものからきたのではなく、加護魔法を使ったせいだ。あやつが完全に闇に飲まれないよう、私の持つ色に加護を入れてあやつにまとわせたのだ。もし、あやつが再び邪念を抱いて闇に堕ちたとき、私の色は戻るだろう。その時はマリル、真っ先にお逃げ。その約束が守れるなら、私はお前を弟子にしよう」
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