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新たな挑戦 2
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ルドーさんの部屋の前で深呼吸をして顔を引き締めた。
冷静に、いつも通り、落ち着けわたし。
コンコンコンーーー
「アンナです。」
少ししてルドーさんがドアを開けて迎え入れてくれた。
「お疲れ様です。今日もよろしくお願いします。あと、ポーションも…中級を少し多めに作ったのと上級も3本作ったのでルドーさんが持っていてください。」
「あぁ、ありがとう。3本か…体調や魔力は大丈夫だったのか?」
「はい、時間はまだかかりますが倒れそうな感じもなかったです。」
「なら良いが。あまり無理しないように…今日は隣国の茶葉があるが飲むか?」
「ええ!あの甘い香りのする茶葉ですか?なかなか手に入らないっていう噂の?」
「らしいな、もらい物だが」
「さすが騎士団長様。もらえるなんて羨ましい」
もらったということは事実だが、アンナの好みだろうと断らずに受け取ったものだ。
いつもなら断ることが多いがつい気になってしまったのだ。
おかけでアンナの笑顔が見れて、こうして一緒にお茶を楽しむことができたのでありがたい。
あの日以来、忙しいと言ってアンナが王宮にくることはなくポーションは他のスタッフが来ていたようだ。
あんなことをして後ろめたい気持ちもあり会うのが億劫に感じていたが、こうして会えるとやはり嬉しいし落ち着く。
いつも通り、アンナの魔力管理を済ませると上級を作ったせいかいい感じに魔力が調整されている。
空を飛ぶなと言ったので少し不安だったが杞憂だったようだ。
しかし魔力回路は少し淀んでいる。
この感じは…発散していないのか?魔力を多く使ったらどうしても老廃物のようなものが溜まってしまう。
それが性欲として溜まり発散するのだが…
いつもは店で処理したり、仕事の一環や1人でシているのだろう、こんな風に溜まり淀みを感じるのは初めてだ。
自慰行為もできないほど忙しかったか体調を崩したのか…
はっきりと聞いてしまいたいが、アンナにはそんなことまで分かると話していないため言いにくい。
さすがにアンナも自分の性処理について私に知られるなど嫌がるだろうと伝えていない。
見た感じは元気そうで体調の心配はなさそうなので、忙しくしていたのだろう。と何も言わずにいた。
「…大丈夫そうだな。よし、これで終わりだ。」
「ありがとうございます。あ…あと今日は相談もあるんですけどいいですか?」
「なんだ?」
「ルドーさんならもう聞いているかも知れないことなんですが、今度の遠征に帯同依頼がきまして。少し悩んでいるんです。」
「帯同?初耳だ。なんでアンナに?」
「私もここに来る前に聞いたばかりなんですが…治癒魔法師が1人来れなくてその代わりだそうです。あと現地でのポーション作り?」
「ポーションは十分、納品してもらっただろう。魔物討伐は危険だ、それに予定では2週間ほどだが期間が延びることもあるし予想外の魔物と遭遇することもあるんだ。」
「そうですよね…少し悩んでて。でもだからこそ、治癒魔法が使える1人として保険としてでも帯同し長期間したときでも安心できるくらいのポーションを作り続けるのも大切なような気がしているんです。」
「それは…騎士団長としては部下の安全を思うと嬉しい言葉だが。個人的には反対だ。以前も話したことがあるが」
「まぁ…そう言われると思いました。ただ悩んでいるとか相談とか言いましたけど。実際はお願いしたいんです。」
「アンナ?…もう今から何を言うか想像がつく。だめだ。」
「まだ言っていません。」
「帯同したいからよろしくとでも言うんだろう」
「さすが騎士団長!正解です。」
「人の役にも立てますし…それに何事も経験。それと前いってましたよね?守ってくれるって」
「言った…かもしれないがずっと一緒にいれて守れるわけじゃないんだ。実際には私は前線に行くし指示をだし戦闘もする。アンナは安全なところで待機になるだろうがそこの安全も絶対ではない」
「そうですけど。だからこそもしルドーさんの大切な部下の人やルドーさんが怪我をしたら全力で治したいんです!上級作れるだけの治癒魔法が使えるようになったんです。
もしものとき、力になれます!」
「はぁ…何を言っても折れないよな。アンナは。」
「はい!頑固なんで!」
「絶対に野営地からはでるなよ。1人で行動はもってのほか。私が討伐に行っている間は護衛をつけるから絶対に離れるんじゃないぞ。」
「大切な戦闘力を私の護衛になんて…」
「アンナ?」
「ありがとうございます。あと、野営地のテントはルドーさんの隣にしてくれるって言ってました!2週間は隣人としてもよろしくお願いします。」
「隣に?…はぁ。わかった」
「夜なんかあったらすぐに行けて1番安全ですね」
「そうだな…」
あんなことがあった後だがルドーには絶対的な信頼を寄せている。隣と聞いて少し邪な妄想をしてしまったが…
夜中にテントに入ってこられてアーンなことやコーンなこと。
他の騎士の隣より遥かに安全だし、最悪…ルドーさんになら夜這いされてもイイ!
むしろしてくれないのか?
神格化していたルドーさんだったが、アレを知ってからルドーさんも1人の男だと認識してエロい妄想が止まらない。
冷静に、いつも通り、落ち着けわたし。
コンコンコンーーー
「アンナです。」
少ししてルドーさんがドアを開けて迎え入れてくれた。
「お疲れ様です。今日もよろしくお願いします。あと、ポーションも…中級を少し多めに作ったのと上級も3本作ったのでルドーさんが持っていてください。」
「あぁ、ありがとう。3本か…体調や魔力は大丈夫だったのか?」
「はい、時間はまだかかりますが倒れそうな感じもなかったです。」
「なら良いが。あまり無理しないように…今日は隣国の茶葉があるが飲むか?」
「ええ!あの甘い香りのする茶葉ですか?なかなか手に入らないっていう噂の?」
「らしいな、もらい物だが」
「さすが騎士団長様。もらえるなんて羨ましい」
もらったということは事実だが、アンナの好みだろうと断らずに受け取ったものだ。
いつもなら断ることが多いがつい気になってしまったのだ。
おかけでアンナの笑顔が見れて、こうして一緒にお茶を楽しむことができたのでありがたい。
あの日以来、忙しいと言ってアンナが王宮にくることはなくポーションは他のスタッフが来ていたようだ。
あんなことをして後ろめたい気持ちもあり会うのが億劫に感じていたが、こうして会えるとやはり嬉しいし落ち着く。
いつも通り、アンナの魔力管理を済ませると上級を作ったせいかいい感じに魔力が調整されている。
空を飛ぶなと言ったので少し不安だったが杞憂だったようだ。
しかし魔力回路は少し淀んでいる。
この感じは…発散していないのか?魔力を多く使ったらどうしても老廃物のようなものが溜まってしまう。
それが性欲として溜まり発散するのだが…
いつもは店で処理したり、仕事の一環や1人でシているのだろう、こんな風に溜まり淀みを感じるのは初めてだ。
自慰行為もできないほど忙しかったか体調を崩したのか…
はっきりと聞いてしまいたいが、アンナにはそんなことまで分かると話していないため言いにくい。
さすがにアンナも自分の性処理について私に知られるなど嫌がるだろうと伝えていない。
見た感じは元気そうで体調の心配はなさそうなので、忙しくしていたのだろう。と何も言わずにいた。
「…大丈夫そうだな。よし、これで終わりだ。」
「ありがとうございます。あ…あと今日は相談もあるんですけどいいですか?」
「なんだ?」
「ルドーさんならもう聞いているかも知れないことなんですが、今度の遠征に帯同依頼がきまして。少し悩んでいるんです。」
「帯同?初耳だ。なんでアンナに?」
「私もここに来る前に聞いたばかりなんですが…治癒魔法師が1人来れなくてその代わりだそうです。あと現地でのポーション作り?」
「ポーションは十分、納品してもらっただろう。魔物討伐は危険だ、それに予定では2週間ほどだが期間が延びることもあるし予想外の魔物と遭遇することもあるんだ。」
「そうですよね…少し悩んでて。でもだからこそ、治癒魔法が使える1人として保険としてでも帯同し長期間したときでも安心できるくらいのポーションを作り続けるのも大切なような気がしているんです。」
「それは…騎士団長としては部下の安全を思うと嬉しい言葉だが。個人的には反対だ。以前も話したことがあるが」
「まぁ…そう言われると思いました。ただ悩んでいるとか相談とか言いましたけど。実際はお願いしたいんです。」
「アンナ?…もう今から何を言うか想像がつく。だめだ。」
「まだ言っていません。」
「帯同したいからよろしくとでも言うんだろう」
「さすが騎士団長!正解です。」
「人の役にも立てますし…それに何事も経験。それと前いってましたよね?守ってくれるって」
「言った…かもしれないがずっと一緒にいれて守れるわけじゃないんだ。実際には私は前線に行くし指示をだし戦闘もする。アンナは安全なところで待機になるだろうがそこの安全も絶対ではない」
「そうですけど。だからこそもしルドーさんの大切な部下の人やルドーさんが怪我をしたら全力で治したいんです!上級作れるだけの治癒魔法が使えるようになったんです。
もしものとき、力になれます!」
「はぁ…何を言っても折れないよな。アンナは。」
「はい!頑固なんで!」
「絶対に野営地からはでるなよ。1人で行動はもってのほか。私が討伐に行っている間は護衛をつけるから絶対に離れるんじゃないぞ。」
「大切な戦闘力を私の護衛になんて…」
「アンナ?」
「ありがとうございます。あと、野営地のテントはルドーさんの隣にしてくれるって言ってました!2週間は隣人としてもよろしくお願いします。」
「隣に?…はぁ。わかった」
「夜なんかあったらすぐに行けて1番安全ですね」
「そうだな…」
あんなことがあった後だがルドーには絶対的な信頼を寄せている。隣と聞いて少し邪な妄想をしてしまったが…
夜中にテントに入ってこられてアーンなことやコーンなこと。
他の騎士の隣より遥かに安全だし、最悪…ルドーさんになら夜這いされてもイイ!
むしろしてくれないのか?
神格化していたルドーさんだったが、アレを知ってからルドーさんも1人の男だと認識してエロい妄想が止まらない。
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