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本当に異世界へ転生された

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光に包まれ、次に目を覚ましたときにはどこかの森の中だった
近くには綺麗な川が流れていて、鳥のさえずりが聞こえてくる

ここからどうしようか。
人がいる町か村など歩いていける距離なのか
方向も分からないし…え、異世界転生初日からサバイバル?
人生ハードモードすぎませんか?

生まれ変わりたくないとわがままと言ったせいなのか。
幸い最後にお願いした服は着ていた
私の初期装備は白いワンピースに靴のみ

魔法もまだ使い方も分からないし…とりあえず暗くなる前に食べられるものを探した方がいいと判断して、川に沿って歩きながら食べれそうなものを探してみた。
暖かいところで良かった。これが雪が降りそうな極寒地帯なら転生初日で終わっていたかもしれない。
リンゴのような赤い実や、柿のようなオレンジの実を見つけ、スカートなのを気にせず木に登り手にいれた。これは食べても大丈夫なのか。不味いだけなら良いが、毒があると困る。
出来れば誰かに確認してから口に入れたい。とりあえず持ったまま再び歩き始めた。
川をのぞくと魚もいる。透き通った綺麗な水だ、飲んでも最悪お腹が痛くなるくらいで済むと思い、喉が渇いてきた私は、川の水を手ですくい口に運んだ。冷たくてとても美味しく感じる。
歩き疲れたので休憩しようと座りながら夜のことを考える。
このまま森を抜けれなかったらここで夜を過ごさなければいけない。
もちろん寝るための快適な寝具もないし、安全な場所すらない。火を起こすこともできない私は完全に詰みそうだ。
なるようになるか…。
色々考えてみたが辿りついた結論はこれだった。

再び歩き出し、川を下っていると日が暮れてきた。もう少し暗くなったら木にでも身を寄せて朝を待とう。そう思い足元から視線を上げると遠くに人影が見えた。
やっと見つけた異世界人!この機会を逃すわけにはいかない。走って近づくと危険人物と見なされては困る。ゆっくり近くまで行き、少し距離をとって話かけよう。
心のなかで「無害ですー、助けてください」と何度も繰り返しながら足を進めた。

しっかりと人を目視できる距離まで来て確認できたこと。
救世主になってほしい人は男性でとてもイケメンさんだ。長い髪を後ろで結び綺麗な横顔は女性ともとれる美しい見た目だった。
そんなどちらとも取れる美しい見た目の人が「男性」だと初見で言いきれたのは、広い肩幅と男性にしかない喉仏だ。そして何より確定判断にいたったのは大きくて立派なモノを見てしまったからだ。
しっかりと上を向き、手で支えなくても自立しそうなモノに片手を添えて上下に動かしていた。

男らしい見た目だった。

こんな状況だ。今話かけるわけにはいかず、気づかれないように息を殺して見守っている。
大きくて逞しいモノを忙しく扱う姿は妖艶だ。こんなイケメンでもするんだなーと思いながら見させてもらい、どうせならお相手しましょうか?と申し出たいという気持ちになる。
前世の死因がセックスである私は性欲もそのまま転生してしまったようだ。
安全なことろが確保できたらまずはこのイケメンのオカズに発散しようを心に決めた。

そろそろ終わりだろうか、手の動きが速くなり腰まで揺れている
エロい。エロすぎる。気持ちよさそうに目を閉じて、溜息のようにたまに聞こえる吐息が「んっ!」とはっきり声になったと同時に白い液体が派手に飛んだ。信じられない量が飛び勢いもすごかった。
異世界人…すごい。
飛んだ液体がボタボタと地面に落ちるのを見ると足元だけでなく、遠くにまで飛んだのがわかった。
出し切ったモノから手を放し、肩で息をしながら余韻に浸っていた。
しかし大量にだしたはずなのに萎えそうにない。
まだ硬さを保ち、上をむいたままの先端から垂れてきた液体が根本まで流れると、それを全体に塗り付けだした。自分の出した精液を潤滑液にしクチャクチャと音をたてながらまたモノを扱っている。
「そのまま2回目ですか!」思わず声に出してしまい、慌てて口を塞ぐ。
変わらず気持ちよさそうにしている様子にホッと胸を撫でおろし、終わるのを待つ。
2回目は先ほどとは違い、もうラストスパートのような速さで動かしていた。
苦しそうに息を弾ませながら手を上下に動かして、また腰も振り出した。
射精前のクセだろうか、あの力強い腰振りで突かれたら気持ちよさそう…と想像し疼きが限界だった私はそっとスカートの中に手をいれながら見ていた。
男はまた「んっ!」と声とだすと大量にはきだした。最初に出したのと合わさり、水溜まりができている。やっと満足したのかモノに手をかざし緑色の光をあてたあと何事もなかったように身なりを整えた。

あの光が魔法かな?

男が立ち去る前に声をかけないと。と本来の目的を思い出しスカートの中を触っていた手を離し男に少し近づき声をかけた。

「あの…すみません!」

目があった男は私をじっと観察している。

「すみません。ここから街に行きたいので森の抜け方とか…色々教えていただきたいのですが…」
「こんなところで何をしている。ひとりなのか」
「気づいたらここにいまして。ひとりなので困っているんです。もうすぐ日も暮れそうだし」
「…捨てられたのか」
「そう…なのかもしれません」

転生してきました!なんて言ってもいいのだろうか、言っても信じてもらえず、頭のおかしな奴だと思われ逃げられろと困るので男が予想してくれた「捨てられた」ことにしておこう。

一つも荷物を持たされず、森に捨てられたらしい私を不憫に思ったのか色々と教えてくれた。
そして分かったことは、ここから街まで歩くと3日はかかること。
何も持っていない私にとって絶望的な距離だ。そしてさらに絶望したのは森には魔物が存在するということ。今まで遭遇しなかったことは奇跡だそうだ。
これは男に頼るしかないと判断し街まで連れて行ってほしいと頼みこんだ。
街についたら何でもするし、金銭的な謝礼が必要なら仕事を探して必ず支払う。と頭を下げた。

「金はいい。困っていない、それに何も持っていないんだから自分が生きるために使え」
「なんて優しい…あのなんとお呼びすればいいですか?私のことはアンナと呼んでください」
「アンナ…よその国からきたのか?」
「たぶん…?」
「すまん。売られて捨てられた可能性が高いのか。記憶がないのは…魔法か薬のせいだろう。それと私のことはルドーと呼んでくれ」
「ルドーさん。街まで宜しくお願いします!」

めちゃくちゃ可哀想な設定になってしまったが否定しても説明でいないし、そういうことにしておこう。


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