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エピソード3
フェイタルフェイト22/31
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目の前の少女は、血の滴るワイヤーソーを軽く払うと周囲に恐竜の血液が飛び散った。
返り血を浴びた少女の顔は恐ろしい、だが同時に美しいとも思った。
久しぶりに戦う彼女を見た率直な感想だ。
「マリーさん! よかった。生きてたんですね! マードックさんは無事ですか?」
「もちろん生きてるわよ、でも状況が良くないわね。
そう言えばイチロー。まさかアンタ一人って訳でもないでしょ? 仲間はいないの?」
「ああ、もちろん居るよ。外でミシェルさんがドンパチやってる。俺は邪魔にならないように洞窟に隠れようとしてたんだ……」
「なーに? イチローはまた女の子に隠れてるのかしら? まったく情けない男ね」
マリーさんはいつものマリーさんだった。
ならばこの場には居ないが、マードックさんも無事なのだろう。
「まあ否定はしないよ、俺が行ったって確実に足手まといになるだけだし」
「それもそうね、あんなトカゲにやられてるようじゃね。うふふ」
……何も言い返せない。
「まあ、良いわ、運良く合流できたし。私達は私達で出来ることを考えましょう」
俺はマリーさんの後につきながら洞窟をさらに進む。
…………。
「マードック。……で? 彼等の様態は?」
「だめだ、出血多量で死んだよ……。医療器具さえあれば何とかなったかもしれないがな……」
マードックさんは遺体の顔にそっと布を被せると、その場に立ち上がった。
よく見ると近くには同じ隊服を着た遺体が10体ほど横たわっていた。
レッドドワーフの団員たちだ……。
「そう、なら私達がここにいる理由は無くなったわね。それに私達が不甲斐ないからって勇者様が来てくれたわよ?」
勇者……俺の事か? いや、俺だってそんなチート能力があれば良かったけどな。
でもマードックさん達が生きていてくれて本当に良かった。
少なくとも俺は一人ではない、これ以上は望めないほどの強力な味方の登場だ。
「しかしイチロー。君まで来るなんてな、無茶なことをしたものだ。……だが、そうだな。
俺達の責任でもあるか。今回は俺達の想定が完全に甘かった」
「想定が甘いですって? そんなの分かる訳ないじゃない。恐竜が意志を持って集団で襲ってくるなんて想定、どうやってするのよ」
「……そうだなマリー。だが、マクシミリアンならやりそうだと思ってな」
「そうねぇ、あの男なら。それが出来る環境が整えばやるでしょうね。
つまりはその環境を奴が手にしたってことでしょ?
……さてと、こんなところで話してもしょうがないし、イチローはこれからどうするの?」
「うーん。アイちゃんは今、モードレッドという謎の戦艦と戦ってるし……。
ミシェルさんと合流しないといけないけど、現在恐竜たちと交戦中で近づくことができないし……」
「ふむ、モードレッドか……。キングアーサー級、惑星強襲揚陸艦の12番艦だな。
廃艦処理されたわけではなかったのか。イチロー、まずは情報共有が必要だ」
「そうですね。お互いの情報を合わせれば何とかなるかもしれないし。
おっと、その前にマリーさん。霊子通信はもう使っていいよ。本当はいけないけど今回は俺が責任を取る。生き残るために使えるものは何でも使おう」
「うふふ。そうね、賢い選択だわ」
「まあ、それもモードレッドに妨害電波みたいなの張られててさ。
ノイズ混じりで映像はおろか、音声ですらほとんど聞き取れないんだけどね。でも生存報告くらいはできるんじゃないかって」
「なるほどね、ならイチロー、私をアンテナ代わりになさい。
一時的に通信強度を上げてあげるわ。私はこれでも軍諜報機関のアサシンドールだから。
ある程度の妨害なら掻い潜ることができるわよ? もっともバレたら相手に対策されるだろうから一回だけよ?」
◆◆◆
――少し時は遡る。
アースイレブンの遥か上空にて。
『オラオラオラ―! どうだ。さすがの宇宙戦艦アマテラス様でも、至近距離での攻撃は効くだろう?』
本来、惑星強襲揚陸艦は砲撃戦を目的とはしていないが、惑星内での攻撃兵器の種類は多様だ。
特に同クラスで専用に開発された『クラレント・46センチハイパーレールガン』の威力は地上制圧用の兵器としては最強の威力を誇る。
ちなみに、宇宙戦艦などに装備されている大出力のビーム兵器は、惑星内での使用は禁止されている。
かつて大地に放たれた、たった一発のビーム砲により大地は原子崩壊を誘発し、核爆発を起こしてしまったのだ。
地球が滅亡しかけた歴史の教訓である。
そんな理由から、地上攻撃用の兵器としては今だ質量兵器が主流となっている。
クラレントの場合は、単純な徹甲弾を超々音速で飛ばすため、環境破壊の懸念もないクリーンな兵器であるといえる。
だが、その威力は地下深くに潜るシェルター基地の装甲を貫くほどには強力だった。
とはいえ、質量兵器は宇宙戦艦には通用しない。
いかに強力な質量兵器とて11次元効果バリアの前では役には立たないのだ。
宇宙での戦いは、いかに相手のバリアを破壊し、光よりも速い砲撃で敵を粉砕する事が全てなのだ。
……だが、ここは惑星内。地の利はモードレッドにあった。
『はっはっは! どうだ! 大戦艦様よお! 自慢のタキオンビーム砲は撃てないだろう?
撃てるわけねーよなー。そんなもん撃ったらアースイレブンは再び原始惑星に逆戻りだぜ!』
アマテラスは一方的に砲撃を浴びせられる。バリア出力が安定しない大気圏内では稀に直撃弾が船体の装甲を貫く。
「大変っす! アイさん! 居住区に砲弾が貫通したっす。バリアは安定しないっすか?」
『サンバ…… どうやら詰みのようですね……。してやられました。
マスターを船外に出すべきではなかった……。
宇宙に逃げればバリアは完全回復し、モードレッドなど敵ではないのですが。
私が宇宙に逃げたら、奴の攻撃目標はマスターに向かうでしょう。
もしクラレントが地上に向けられたらシースパイダーの装甲でも無事ではないでしょう。
マスターを人質に、私は宇宙に退避することもできず。
じわじわと、あの野蛮な砲撃を受け、やがて撃沈されてしまうでしょうね……』
「ぐぬぬー。船長さんを人質に取るなんて最低の野郎っす!」
『サンバ。お願いがあります。貴方にはマスターの為に出来ることをしてほしいのです。
私はモードレッドの攻撃を防ぐ為にリソースのすべてを使います。
例え、この船が落ちてもマスターの命を守るために行動をしてください。
……コジマ重工には規約違反と言われるかもしれませんね』
「ふっふっふ。水臭いですぜ。俺っちと船長さんにはキズナがあるっす。
一緒にゲームしたりバーベキューしたりと。
コジマ重工の規約……あらゆる戦闘行為への参加は禁止っすが。
それは建前。コジマ重工ベストセラーロボットは! 顧客満足度ナンバーワンっす!
船長さんの幸せこそが最優先っす!」
サンバはそう言うと、格納庫へと向かう。
そこに何かがあるのだろう。
『確か、男同士の友情とか言ってましたか。
ふふ、マスターは本当にロボットたらしなんですから……。
家族ですか……。なら、私も家族を守るため、最大限あがくとしましょうか』
アマテラスのバリアは不安定なまま、砲弾が格納庫に命中する。
爆散する格納庫からは、貨物コンテナが燃え上がりながら中空へ飛散していく。
その貨物に紛れて、サンバが一つのコンテナを抱えながら落下していく。
自身のダメージもかえりみずに。
『……なるほど、サンバ、ありがとう。マスターを頼みましたよ……』
返り血を浴びた少女の顔は恐ろしい、だが同時に美しいとも思った。
久しぶりに戦う彼女を見た率直な感想だ。
「マリーさん! よかった。生きてたんですね! マードックさんは無事ですか?」
「もちろん生きてるわよ、でも状況が良くないわね。
そう言えばイチロー。まさかアンタ一人って訳でもないでしょ? 仲間はいないの?」
「ああ、もちろん居るよ。外でミシェルさんがドンパチやってる。俺は邪魔にならないように洞窟に隠れようとしてたんだ……」
「なーに? イチローはまた女の子に隠れてるのかしら? まったく情けない男ね」
マリーさんはいつものマリーさんだった。
ならばこの場には居ないが、マードックさんも無事なのだろう。
「まあ否定はしないよ、俺が行ったって確実に足手まといになるだけだし」
「それもそうね、あんなトカゲにやられてるようじゃね。うふふ」
……何も言い返せない。
「まあ、良いわ、運良く合流できたし。私達は私達で出来ることを考えましょう」
俺はマリーさんの後につきながら洞窟をさらに進む。
…………。
「マードック。……で? 彼等の様態は?」
「だめだ、出血多量で死んだよ……。医療器具さえあれば何とかなったかもしれないがな……」
マードックさんは遺体の顔にそっと布を被せると、その場に立ち上がった。
よく見ると近くには同じ隊服を着た遺体が10体ほど横たわっていた。
レッドドワーフの団員たちだ……。
「そう、なら私達がここにいる理由は無くなったわね。それに私達が不甲斐ないからって勇者様が来てくれたわよ?」
勇者……俺の事か? いや、俺だってそんなチート能力があれば良かったけどな。
でもマードックさん達が生きていてくれて本当に良かった。
少なくとも俺は一人ではない、これ以上は望めないほどの強力な味方の登場だ。
「しかしイチロー。君まで来るなんてな、無茶なことをしたものだ。……だが、そうだな。
俺達の責任でもあるか。今回は俺達の想定が完全に甘かった」
「想定が甘いですって? そんなの分かる訳ないじゃない。恐竜が意志を持って集団で襲ってくるなんて想定、どうやってするのよ」
「……そうだなマリー。だが、マクシミリアンならやりそうだと思ってな」
「そうねぇ、あの男なら。それが出来る環境が整えばやるでしょうね。
つまりはその環境を奴が手にしたってことでしょ?
……さてと、こんなところで話してもしょうがないし、イチローはこれからどうするの?」
「うーん。アイちゃんは今、モードレッドという謎の戦艦と戦ってるし……。
ミシェルさんと合流しないといけないけど、現在恐竜たちと交戦中で近づくことができないし……」
「ふむ、モードレッドか……。キングアーサー級、惑星強襲揚陸艦の12番艦だな。
廃艦処理されたわけではなかったのか。イチロー、まずは情報共有が必要だ」
「そうですね。お互いの情報を合わせれば何とかなるかもしれないし。
おっと、その前にマリーさん。霊子通信はもう使っていいよ。本当はいけないけど今回は俺が責任を取る。生き残るために使えるものは何でも使おう」
「うふふ。そうね、賢い選択だわ」
「まあ、それもモードレッドに妨害電波みたいなの張られててさ。
ノイズ混じりで映像はおろか、音声ですらほとんど聞き取れないんだけどね。でも生存報告くらいはできるんじゃないかって」
「なるほどね、ならイチロー、私をアンテナ代わりになさい。
一時的に通信強度を上げてあげるわ。私はこれでも軍諜報機関のアサシンドールだから。
ある程度の妨害なら掻い潜ることができるわよ? もっともバレたら相手に対策されるだろうから一回だけよ?」
◆◆◆
――少し時は遡る。
アースイレブンの遥か上空にて。
『オラオラオラ―! どうだ。さすがの宇宙戦艦アマテラス様でも、至近距離での攻撃は効くだろう?』
本来、惑星強襲揚陸艦は砲撃戦を目的とはしていないが、惑星内での攻撃兵器の種類は多様だ。
特に同クラスで専用に開発された『クラレント・46センチハイパーレールガン』の威力は地上制圧用の兵器としては最強の威力を誇る。
ちなみに、宇宙戦艦などに装備されている大出力のビーム兵器は、惑星内での使用は禁止されている。
かつて大地に放たれた、たった一発のビーム砲により大地は原子崩壊を誘発し、核爆発を起こしてしまったのだ。
地球が滅亡しかけた歴史の教訓である。
そんな理由から、地上攻撃用の兵器としては今だ質量兵器が主流となっている。
クラレントの場合は、単純な徹甲弾を超々音速で飛ばすため、環境破壊の懸念もないクリーンな兵器であるといえる。
だが、その威力は地下深くに潜るシェルター基地の装甲を貫くほどには強力だった。
とはいえ、質量兵器は宇宙戦艦には通用しない。
いかに強力な質量兵器とて11次元効果バリアの前では役には立たないのだ。
宇宙での戦いは、いかに相手のバリアを破壊し、光よりも速い砲撃で敵を粉砕する事が全てなのだ。
……だが、ここは惑星内。地の利はモードレッドにあった。
『はっはっは! どうだ! 大戦艦様よお! 自慢のタキオンビーム砲は撃てないだろう?
撃てるわけねーよなー。そんなもん撃ったらアースイレブンは再び原始惑星に逆戻りだぜ!』
アマテラスは一方的に砲撃を浴びせられる。バリア出力が安定しない大気圏内では稀に直撃弾が船体の装甲を貫く。
「大変っす! アイさん! 居住区に砲弾が貫通したっす。バリアは安定しないっすか?」
『サンバ…… どうやら詰みのようですね……。してやられました。
マスターを船外に出すべきではなかった……。
宇宙に逃げればバリアは完全回復し、モードレッドなど敵ではないのですが。
私が宇宙に逃げたら、奴の攻撃目標はマスターに向かうでしょう。
もしクラレントが地上に向けられたらシースパイダーの装甲でも無事ではないでしょう。
マスターを人質に、私は宇宙に退避することもできず。
じわじわと、あの野蛮な砲撃を受け、やがて撃沈されてしまうでしょうね……』
「ぐぬぬー。船長さんを人質に取るなんて最低の野郎っす!」
『サンバ。お願いがあります。貴方にはマスターの為に出来ることをしてほしいのです。
私はモードレッドの攻撃を防ぐ為にリソースのすべてを使います。
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……コジマ重工には規約違反と言われるかもしれませんね』
「ふっふっふ。水臭いですぜ。俺っちと船長さんにはキズナがあるっす。
一緒にゲームしたりバーベキューしたりと。
コジマ重工の規約……あらゆる戦闘行為への参加は禁止っすが。
それは建前。コジマ重工ベストセラーロボットは! 顧客満足度ナンバーワンっす!
船長さんの幸せこそが最優先っす!」
サンバはそう言うと、格納庫へと向かう。
そこに何かがあるのだろう。
『確か、男同士の友情とか言ってましたか。
ふふ、マスターは本当にロボットたらしなんですから……。
家族ですか……。なら、私も家族を守るため、最大限あがくとしましょうか』
アマテラスのバリアは不安定なまま、砲弾が格納庫に命中する。
爆散する格納庫からは、貨物コンテナが燃え上がりながら中空へ飛散していく。
その貨物に紛れて、サンバが一つのコンテナを抱えながら落下していく。
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