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エピソード3
フェイタルフェイト13/31
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アマテラスの倉庫から通信が入る。
ミシェルさんだ。
ちゃんと昼食は取ったのか心配だ、夢中になるのは良いけど休憩は取らないといけない。
『イチローさん! シースパイダーの脳波パッシブセンサー起動しました! そちらにデータを送りましたので確認してください!』
だが、やや興奮気味のミシェルさんには何も言えなかった。俺はお父さんでもないしな。
仮に俺がお父さんでも、この情熱の前には褒めるしかないだろう。
「おう、ミシェルさん! でかした! アイちゃん、どうだい? モニターに表示は出来るかな?」
『はいマスター、今モニターに出力しますね』
モニターに出力された映像は、光学カメラから写し出される映像に被せる形で無数の点が不気味に表示されていた。
「……なるほどな、この点の一つ一つが人間ってことか、これならどこにいるのかよくわかる……のか?」
点の数は無数で、レッドドワーフのメンバー、総勢百人よりも遥かに多い。
下手したら千は越えているんじゃないだろうか……。
ミシェルさんは実際の映像を確認するためにブリッジに来ていた。
サンドウィッチとドリンクを片手に。
「……おかしいですね。人間の脳波の特徴、他の原始的な生物とは違う圧倒的な脳の容量と複雑な神経回路から発せられる脳波をキャッチしてたはずなんですけど……
係数を間違えたのかなぁ……。いや人間のシナプス的にはあってるはずなんだけどなぁ……」
ミシェルさんは本当に勤勉だ。俺が理解できない単語が散見される……。
だが、俺とてSF知識はある。言わんとしていることは理解している……たぶん。
「ミシェルさん、それってつまり実は原住民がいっぱい居るってこと? それともこの惑星の恐竜って皆、人間並みに頭が良いのかな?」
「どうでしょう……。分かりませんが、たぶん違うと思います」
『基本的にアースイレブンの生命体は全て爬虫類並みの知性しかないはずですよ。万が一そういう特別個体が居たとしてもこの数は異常ですね。
きっと周囲の動物も過敏にカウントしてるのでしょう。要調整といったところでしょうね』
「なるほどな。ミシェルさん、調整とかできるかい?」
「……そうですね。充分調整したつもりだったんですけど……おかしいですね。
知的生命体である人間が放つ脳波に反応するように確認はしたんですけど……ごめんなさい。間違えたのかな……」
ミシェルさんの顔は暗い。だが一生懸命頑張っても成果が出ないこともある。
「オーケー、誰しも失敗はあるさ。むしろ失敗があってこそ次に繋がるんだ。
おっと、また鳥の群れだな。ミシェルさんも気分転換にバードウォッチングでもどうだい?」
「……いいえ、私はもう一度シースパイダーの調整をしたいです」
「ふむ、なるほどね。原因を突き止めたくて仕方ないって感じかな?
でもあまり根を詰めないこと、適度な休憩に食事もちゃんと取るなら許可するよ」
「はい、イチローさんありがとうございます!」
再び笑顔になるミシェルさんは速足でシースパイダーのある倉庫へ向かった。
『うふふ。マスターはまるでお父さんですね』
「よせよ、せめてお兄さんだろ? しかし、ミシェルさんって何気に逸材だと思うよな。
大学に進学した方がいいかもな、こんどクロスロードさんに相談してみよう」
『はい、とても良い提案です。さすがはマスターですね』
「その、さすがはマスターってやめてくれよ……俺は別に何もしてないんだよなー。
未来に転生したらチートスキルでハーレム無双って夢見てた頃が懐かしいぜ……」
そう、俺は普段からハーレム系主人公は嫌いだと公言しているが、それでも憧れはあるのだ。
そりゃ……男だからな。やれやれ……とか言ってみたい欲求はあるのだ。
だが、俺には何のチートスキルも無いし、あるのは21世紀の知識だけ。
知識無双も俺の持ってるどうでもいい知識じゃ何もできないし。
ましてやここは未来だ……役に立つわけない。
ただ、運良く親族に恵まれて仕事をもらっているし、今のところ追放という展開もない。
だが決して『さすがです』と言われるようなことは何もしていないのだ。
『おやおやご謙遜を。何気にマスターは凄いですよ。頑張ってます! 私が保障しますよ?』
「はいはい、素直に受け取っておくよ。さてとバードウォッチングでも再開するか。
……うわ! 一斉に森から出て来たな。千羽、いいや一万以上居るんじゃない?
さすがにここまで数があると怖いよな。そう言えば、鳥がたくさん出てくるホラー映画とかあったけど、まさにあんな感じだよな」
『そうですね、おそらくは地上で銃を使ったのかもしれませんね。
……そういえば、先程のセンサーの画像には鳥はカウントされていませんでしたね。目視の範囲だけで十万羽以上はいますよ?』
「まあ鳥頭って言うくらいだし脳波の反応がなかったんじゃない? そういえば鳥も実は恐竜の仲間なんだってな」
『はい、なかなか博識ですね。ちなみに鳥は頭が悪いという表現ですが、実際はかなり高度な知性はあるんですよ?
そもそも頭が悪いなら空気の流れを読んで空を飛ぶことなどできませんし、群れとしての集団生活は不可能ですから』
「確かにな、鳥頭ってのはちょっと言い過ぎか。……お! 今デカい鳥が群れに飛び込んだぞ!
プテラノドンか! いや、どちらかというとドラゴンっぽい。ワイバーンみたいなやつだな。カッコいいぞ、アイちゃん! 動画を撮ってくれ!」
『うふふ、了解しました。しかしマスターにもアイドル以外に趣味があって良かったです』
「おう、なにげに失礼なこと言うが、今は許そう。ちなみに小学生の頃の夢は恐竜を飼う事だった。
昔見た映画『ドライさん、ノヒルタと恐竜』を見てからは恐竜図鑑に夢中だったんだよ」
そう、恐竜が嫌いな男の子は居ないんじゃないだろうか。だからこそ最終日には地上に降りてみたいものだ。
だが、モニターに移るワイバーン(仮)は地上で見ると怖いだろうな。広げた翼の幅は10メートル位はあるんじゃないか?
鋭い爪で、小さな鳥を捕獲していく姿は恐ろしい。小さいといっても3メートルはある鳥をだ。
リアルで見るならは俺は映画に出てきたピー助みたいなのが良いかな。
ミシェルさんだ。
ちゃんと昼食は取ったのか心配だ、夢中になるのは良いけど休憩は取らないといけない。
『イチローさん! シースパイダーの脳波パッシブセンサー起動しました! そちらにデータを送りましたので確認してください!』
だが、やや興奮気味のミシェルさんには何も言えなかった。俺はお父さんでもないしな。
仮に俺がお父さんでも、この情熱の前には褒めるしかないだろう。
「おう、ミシェルさん! でかした! アイちゃん、どうだい? モニターに表示は出来るかな?」
『はいマスター、今モニターに出力しますね』
モニターに出力された映像は、光学カメラから写し出される映像に被せる形で無数の点が不気味に表示されていた。
「……なるほどな、この点の一つ一つが人間ってことか、これならどこにいるのかよくわかる……のか?」
点の数は無数で、レッドドワーフのメンバー、総勢百人よりも遥かに多い。
下手したら千は越えているんじゃないだろうか……。
ミシェルさんは実際の映像を確認するためにブリッジに来ていた。
サンドウィッチとドリンクを片手に。
「……おかしいですね。人間の脳波の特徴、他の原始的な生物とは違う圧倒的な脳の容量と複雑な神経回路から発せられる脳波をキャッチしてたはずなんですけど……
係数を間違えたのかなぁ……。いや人間のシナプス的にはあってるはずなんだけどなぁ……」
ミシェルさんは本当に勤勉だ。俺が理解できない単語が散見される……。
だが、俺とてSF知識はある。言わんとしていることは理解している……たぶん。
「ミシェルさん、それってつまり実は原住民がいっぱい居るってこと? それともこの惑星の恐竜って皆、人間並みに頭が良いのかな?」
「どうでしょう……。分かりませんが、たぶん違うと思います」
『基本的にアースイレブンの生命体は全て爬虫類並みの知性しかないはずですよ。万が一そういう特別個体が居たとしてもこの数は異常ですね。
きっと周囲の動物も過敏にカウントしてるのでしょう。要調整といったところでしょうね』
「なるほどな。ミシェルさん、調整とかできるかい?」
「……そうですね。充分調整したつもりだったんですけど……おかしいですね。
知的生命体である人間が放つ脳波に反応するように確認はしたんですけど……ごめんなさい。間違えたのかな……」
ミシェルさんの顔は暗い。だが一生懸命頑張っても成果が出ないこともある。
「オーケー、誰しも失敗はあるさ。むしろ失敗があってこそ次に繋がるんだ。
おっと、また鳥の群れだな。ミシェルさんも気分転換にバードウォッチングでもどうだい?」
「……いいえ、私はもう一度シースパイダーの調整をしたいです」
「ふむ、なるほどね。原因を突き止めたくて仕方ないって感じかな?
でもあまり根を詰めないこと、適度な休憩に食事もちゃんと取るなら許可するよ」
「はい、イチローさんありがとうございます!」
再び笑顔になるミシェルさんは速足でシースパイダーのある倉庫へ向かった。
『うふふ。マスターはまるでお父さんですね』
「よせよ、せめてお兄さんだろ? しかし、ミシェルさんって何気に逸材だと思うよな。
大学に進学した方がいいかもな、こんどクロスロードさんに相談してみよう」
『はい、とても良い提案です。さすがはマスターですね』
「その、さすがはマスターってやめてくれよ……俺は別に何もしてないんだよなー。
未来に転生したらチートスキルでハーレム無双って夢見てた頃が懐かしいぜ……」
そう、俺は普段からハーレム系主人公は嫌いだと公言しているが、それでも憧れはあるのだ。
そりゃ……男だからな。やれやれ……とか言ってみたい欲求はあるのだ。
だが、俺には何のチートスキルも無いし、あるのは21世紀の知識だけ。
知識無双も俺の持ってるどうでもいい知識じゃ何もできないし。
ましてやここは未来だ……役に立つわけない。
ただ、運良く親族に恵まれて仕事をもらっているし、今のところ追放という展開もない。
だが決して『さすがです』と言われるようなことは何もしていないのだ。
『おやおやご謙遜を。何気にマスターは凄いですよ。頑張ってます! 私が保障しますよ?』
「はいはい、素直に受け取っておくよ。さてとバードウォッチングでも再開するか。
……うわ! 一斉に森から出て来たな。千羽、いいや一万以上居るんじゃない?
さすがにここまで数があると怖いよな。そう言えば、鳥がたくさん出てくるホラー映画とかあったけど、まさにあんな感じだよな」
『そうですね、おそらくは地上で銃を使ったのかもしれませんね。
……そういえば、先程のセンサーの画像には鳥はカウントされていませんでしたね。目視の範囲だけで十万羽以上はいますよ?』
「まあ鳥頭って言うくらいだし脳波の反応がなかったんじゃない? そういえば鳥も実は恐竜の仲間なんだってな」
『はい、なかなか博識ですね。ちなみに鳥は頭が悪いという表現ですが、実際はかなり高度な知性はあるんですよ?
そもそも頭が悪いなら空気の流れを読んで空を飛ぶことなどできませんし、群れとしての集団生活は不可能ですから』
「確かにな、鳥頭ってのはちょっと言い過ぎか。……お! 今デカい鳥が群れに飛び込んだぞ!
プテラノドンか! いや、どちらかというとドラゴンっぽい。ワイバーンみたいなやつだな。カッコいいぞ、アイちゃん! 動画を撮ってくれ!」
『うふふ、了解しました。しかしマスターにもアイドル以外に趣味があって良かったです』
「おう、なにげに失礼なこと言うが、今は許そう。ちなみに小学生の頃の夢は恐竜を飼う事だった。
昔見た映画『ドライさん、ノヒルタと恐竜』を見てからは恐竜図鑑に夢中だったんだよ」
そう、恐竜が嫌いな男の子は居ないんじゃないだろうか。だからこそ最終日には地上に降りてみたいものだ。
だが、モニターに移るワイバーン(仮)は地上で見ると怖いだろうな。広げた翼の幅は10メートル位はあるんじゃないか?
鋭い爪で、小さな鳥を捕獲していく姿は恐ろしい。小さいといっても3メートルはある鳥をだ。
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