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エピソード3
フェイタルフェイト10/31
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アースイレブンの対流圏を抜け、地上に再びレッドワーフの揚陸用舟艇が降りる。
周辺で唯一の降下可能なポイントは塩湖周辺の砂浜である。
後部ハッチから装甲車が展開される。
同時にレッドドワーフのメンバーは軍隊さながらの機敏な動きで、一瞬で陣地を構築した。
アースイレブンは自然保護区である。
霊子レーダーを始めとした通信機器の使用は禁止されている。
そんな中で彼らに許されたのは、脳波パッシブセンサーにて周囲の状況を探ることである。
脳波パッシブセンサーは電波を発しない環境に配慮した民間用のセンサーだ。
生物が放つ脳波の揺らぎをキャッチするため、有害な電波は発しない。
自然保護団体が好んで使う唯一のハイテク機器である。
ちなみに脳波は微弱である為、精度は低い。
だが、敵の奇襲を防ぐためなら充分な性能である。
「センサーに反応なし。視界は良好、この辺には連中は居ないようだな……」
「団長、足跡がありましたぜ!」
団員の一人が地面に踏まれた大きな足跡を発見する。
「でかした! ふむ、これか……たしかにデカいな。それにブーツの様な形だ、生き物のもんじゃねぇな……これは本当にマードックの旦那の言う通りかもしれんな。
違法の人造人間か……連中とんだ下衆野郎のようだ。ぶっ殺してやる!」
足跡からは明らかな二足歩行の生き物、足跡のサイズと歩幅から考えると身長は三メートル以上はあると思われる。
そしてその足跡は森林の獣道を抜け大きな洞窟の入口まで続いていた。
「やはり、ここが奴らのアジトってことか……装甲車が入るには少し狭いか。
おい! 散らばってる連中を呼び戻せ、十中八九連中のアジトはここだ、マードックの旦那はどう思う?」
「うむ、足跡からして、おそらくはここに潜んでいるに違いない。この巨大な足跡は一人分だしな、大きさからして俺達の見た奴に違いないだろう」
「おし、なら決まりだ。
おい! ベネット! サリー! クック! お前等、部下共数人連れて中を見てこい! あくまで偵察だぞ?」
「へへへ、団長。敵が仕掛けてきたらどうしますかい?」
「バレないようにしろって言ってんだよ。まあ見つかったらお前等の好きにするといいさ。あくまで上品に頼むぜ?」
「へっへっへ、俺はいつでも上品さ。もちろん団長たちの分も残しておくからよ」
団員達はそれぞれの武器を持ち、洞窟の奥へと消えていった。
「ねえ、マードック、私達も行った方が良いんじゃない? アイツ等、偵察する気ゼロよ?」
「たしかにな、作戦に支障がでると不味いな。団長殿、俺達も偵察に行かせてらうがいいか?」
「すまねぇ、頼むぜ。……まったく、あいつらは血の気が多くていけねえや。さてと俺達は全員集合させないとな。信号弾をあげろ!」
◇◇◇
地上から大きな花火が上がった。
それは木々の隙間を抜けてカラフルな煙の花火がさく裂するのが見えた。
「おっ! 地上から信号弾だ! アイちゃんあれはどういう意味?」
『はい、集合の合図ですね。おそらく敵のアジトを見つけたのだと思います。皆であつまって総攻撃、といったところでしょうね』
「うーん、しかし地上は木に隠れて全然見えないな。やはり光学カメラだと限界があるか……。
でも霊子レーダーは使っちゃダメだし……これって縛りきつくない?」
『いいえ、地上戦においてはそれほどの問題はありません。
彼等は脳波パッシブセンサーを使っています。
精度はいまいちですが、それでも生物の脳波を感知することができます。
もっとも軍隊では不採用ですが、それでも大体の敵の位置は分かるので彼等の様な自然保護団体が使うには十分な性能でしょう』
「なるほどな、電波を出さなくても案外何とかなるもんだな。ちなみにアマテラスにはないの?」
『ある訳ないですよ。あれは彼等の様なちょっと特殊な考えを持つ人達しか使用しませんし。所詮はガラパゴス的な技術ですので……』
同じくブリッジで地上を観察していたミシェルさんは思うことがあるのか、そっと席を立つ。
「イチローさん。私、その脳波パッシブセンサーに心当たりが、というか実はこの船内にもあるかもです!」
「まじで? アイちゃんは無いって言ってるぜ?」
アマテラスの船全体を管理しているアイちゃんが無いと言ったら絶対に無いはずなのだが……はて。
「ですから、ほら、あれです。シースパイダーですよ。
この間のクラゲ事件の時に使いましたよね。
たしかカタログにそんな機能があるって書いてた気がします。
海洋調査は環境を汚さないエコでクリーンなシースパイダーって書いてましたから絶対に装備してるはずです!」
……なるほど、それは充分可能性がある。
「ナイスだミシェルさん。よーし、たしかシースパイダーは倉庫に入ってたっけ。
サンバ君! ミシェルン! 緊急事態だ! シースパイダーを起動するぞ! 貨物搬入デッキに全員集合だ!
……アイちゃん、すまんな。ちょっと監視は一人でお願いできない? 埋め合わせはするからさ」
『マスター、ダメですよ。監視には原則、人がついていないといけません。ルールがありますし』
「ちょっとだけだよ。それに俺はアイちゃんを人として信用してるってば、割とマジで。すぐ戻るからさ、じゃあよろしく!」
『まったく……、ほんとマスターはたらしなんですから』
周辺で唯一の降下可能なポイントは塩湖周辺の砂浜である。
後部ハッチから装甲車が展開される。
同時にレッドドワーフのメンバーは軍隊さながらの機敏な動きで、一瞬で陣地を構築した。
アースイレブンは自然保護区である。
霊子レーダーを始めとした通信機器の使用は禁止されている。
そんな中で彼らに許されたのは、脳波パッシブセンサーにて周囲の状況を探ることである。
脳波パッシブセンサーは電波を発しない環境に配慮した民間用のセンサーだ。
生物が放つ脳波の揺らぎをキャッチするため、有害な電波は発しない。
自然保護団体が好んで使う唯一のハイテク機器である。
ちなみに脳波は微弱である為、精度は低い。
だが、敵の奇襲を防ぐためなら充分な性能である。
「センサーに反応なし。視界は良好、この辺には連中は居ないようだな……」
「団長、足跡がありましたぜ!」
団員の一人が地面に踏まれた大きな足跡を発見する。
「でかした! ふむ、これか……たしかにデカいな。それにブーツの様な形だ、生き物のもんじゃねぇな……これは本当にマードックの旦那の言う通りかもしれんな。
違法の人造人間か……連中とんだ下衆野郎のようだ。ぶっ殺してやる!」
足跡からは明らかな二足歩行の生き物、足跡のサイズと歩幅から考えると身長は三メートル以上はあると思われる。
そしてその足跡は森林の獣道を抜け大きな洞窟の入口まで続いていた。
「やはり、ここが奴らのアジトってことか……装甲車が入るには少し狭いか。
おい! 散らばってる連中を呼び戻せ、十中八九連中のアジトはここだ、マードックの旦那はどう思う?」
「うむ、足跡からして、おそらくはここに潜んでいるに違いない。この巨大な足跡は一人分だしな、大きさからして俺達の見た奴に違いないだろう」
「おし、なら決まりだ。
おい! ベネット! サリー! クック! お前等、部下共数人連れて中を見てこい! あくまで偵察だぞ?」
「へへへ、団長。敵が仕掛けてきたらどうしますかい?」
「バレないようにしろって言ってんだよ。まあ見つかったらお前等の好きにするといいさ。あくまで上品に頼むぜ?」
「へっへっへ、俺はいつでも上品さ。もちろん団長たちの分も残しておくからよ」
団員達はそれぞれの武器を持ち、洞窟の奥へと消えていった。
「ねえ、マードック、私達も行った方が良いんじゃない? アイツ等、偵察する気ゼロよ?」
「たしかにな、作戦に支障がでると不味いな。団長殿、俺達も偵察に行かせてらうがいいか?」
「すまねぇ、頼むぜ。……まったく、あいつらは血の気が多くていけねえや。さてと俺達は全員集合させないとな。信号弾をあげろ!」
◇◇◇
地上から大きな花火が上がった。
それは木々の隙間を抜けてカラフルな煙の花火がさく裂するのが見えた。
「おっ! 地上から信号弾だ! アイちゃんあれはどういう意味?」
『はい、集合の合図ですね。おそらく敵のアジトを見つけたのだと思います。皆であつまって総攻撃、といったところでしょうね』
「うーん、しかし地上は木に隠れて全然見えないな。やはり光学カメラだと限界があるか……。
でも霊子レーダーは使っちゃダメだし……これって縛りきつくない?」
『いいえ、地上戦においてはそれほどの問題はありません。
彼等は脳波パッシブセンサーを使っています。
精度はいまいちですが、それでも生物の脳波を感知することができます。
もっとも軍隊では不採用ですが、それでも大体の敵の位置は分かるので彼等の様な自然保護団体が使うには十分な性能でしょう』
「なるほどな、電波を出さなくても案外何とかなるもんだな。ちなみにアマテラスにはないの?」
『ある訳ないですよ。あれは彼等の様なちょっと特殊な考えを持つ人達しか使用しませんし。所詮はガラパゴス的な技術ですので……』
同じくブリッジで地上を観察していたミシェルさんは思うことがあるのか、そっと席を立つ。
「イチローさん。私、その脳波パッシブセンサーに心当たりが、というか実はこの船内にもあるかもです!」
「まじで? アイちゃんは無いって言ってるぜ?」
アマテラスの船全体を管理しているアイちゃんが無いと言ったら絶対に無いはずなのだが……はて。
「ですから、ほら、あれです。シースパイダーですよ。
この間のクラゲ事件の時に使いましたよね。
たしかカタログにそんな機能があるって書いてた気がします。
海洋調査は環境を汚さないエコでクリーンなシースパイダーって書いてましたから絶対に装備してるはずです!」
……なるほど、それは充分可能性がある。
「ナイスだミシェルさん。よーし、たしかシースパイダーは倉庫に入ってたっけ。
サンバ君! ミシェルン! 緊急事態だ! シースパイダーを起動するぞ! 貨物搬入デッキに全員集合だ!
……アイちゃん、すまんな。ちょっと監視は一人でお願いできない? 埋め合わせはするからさ」
『マスター、ダメですよ。監視には原則、人がついていないといけません。ルールがありますし』
「ちょっとだけだよ。それに俺はアイちゃんを人として信用してるってば、割とマジで。すぐ戻るからさ、じゃあよろしく!」
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