48 / 133
エピソード2
シンドローム6/27
しおりを挟む
ドドドドッ! ワー! ワー! ドドドドッ!
アロンダイトの射撃モードを解除すると俺の耳に遠くから地響きが聞こえる。
「マスター。ゴブリンリーダーの死を切っ掛けにゴブリンの軍勢が一斉にこちらに襲い掛かってきてます。迎撃準備を。全て狩って経験値を稼ぎましょう」
「おう! よし。 では各々、練習がてらにサクッとやってしまおうか、アイちゃんは二人がやられないようにサポートを頼む」
俺が立ち上がるとアロンダイトの銃身は二つに折れ曲がり背中に戻る。
次は両手の武器を試すことにした。
「まずはNGZ-46グレネードランチャーを試すとしようか」
敵は100匹以上はいる。俺は迫りくる敵の上空に向けてグレネードを数発放つ。
敵集団の中央でさく裂した榴弾によってゴブリン達が木っ端みじんに宙に舞う。
接近される前に範囲攻撃で敵の数を減らす作戦だ。
グレネードを撃ち尽くす頃には敵は半分以下に減っていた。
「よし、ここからはマシンガンの出番だな」
俺は右手に装備しているAK-B48汎用機関銃を敵に向けるとトリガーを思いっきり引く。
この機関銃のメリットは弾丸の安さにある。東側諸国の標準規格7.62x39mm弾は一発1ゴールドだ。
アロンダイトが一発1000ゴールドということから、その安さは言うまでもない。
威力こそ低いが連射速度の早さに加え、マシーンの種族特製、銃火器のダメージアップと合わせると序盤から中盤まで使える優秀な装備だ。
ババババ! と電動ノコギリの様な音をたてながら機関銃から勢いよく炎と煙が吹き出る。
目の前のゴブリン軍団は次々と倒れていく。
俺の足元にはゴロゴロと空薬莢がころがり、それは山のように積み上がっていく。
……どこにその量の弾薬が入っていたのかは謎だが、ゲームに突っ込んでもしょうがない。
だがどうだ、ゴブリンの雄たけびは直ぐに聞こえなくなっていた。
「カ・イ・カ・ン!」
あれか、機関銃が戦争を変えたって聞いたことがあるがまさにこのことだ。
密集隊形で突撃するという戦術が消えたというが、なるほど改めて理解せざるを得ない。
なんやかんやで俺一人で敵をほぼ倒してしまった。サンバやミシェルンのレベルもかなり上がったことだろう。
「船長さん。レベル10から上がらなくなっているですー。サンバのレベルは20だというのにずるいですー」
「ミシェルン。ワーウルフはこれでレベルカンストだ。これから敵を食べれば新たなモンスターにクラスチェンジできるそうだ。ガツガツ食え!」
「了解ですー。初めて食べるゴブリン。味がたのしみですー」
モンスターという職業は異質だ。
装備はできないがレベルアップと食べたモンスターによって種族が変化する色物キャラである。
かなりの玄人向けであり。なにより敵モンスターを食べるという習性からマニアックな需要のある職業で、やはり人気は低い。
味覚をフィードバックするフルダイブMMORPGにおいて、モンスターの肉を食べるというのは敷居が高いと言わざるを得ない。
故にコアなファンが付くのも世の常。少数ではあるが需要はたしかにある職業だ。
実際マシーンに比べて経済的であり、装備を必要としないのはメリットしかない。
「うーん。船長さん。ゴブリンはかなり臭いですー。美味しくないですー。うむむー。ニンニクにコショウ、しょうが、酒で付け込めばワンチャンあるかもですー」
そうだな、余程のゲテモノ食いでないとやっていけないだろう。ある意味リアルモンスターでないと成り立たない職業と言える。
ミシェルンは良い。調理ロボットだから。今後、普段の料理に味の革命をもたらすと信じて……。
「おやおやー、船長さん! 私の身体がなんか光ってるですー。遂に進化がはじまるですー?」
「おう、これがあれか、モンスターの進化というやつか!」
進化先のモンスターは食べたモンスターによる影響、あるいはプレイヤーの資質によって。ある程度ランダムで決まる。
進化先のモンスターが決まっていたら攻略が簡単になるためランダムな仕様のようだ。
これがモンスターの醍醐味なのだろう。
しかし、ミシェルンの体が膨らんだかと思ったら、モサモサした脚が何本も生えてきた……。
…………。
……。
「うえー。船長さんー。不細工になってしまいましたー。こんな格好は屈辱ですー。さっさと次の進化に進まないとですー」
「お、おう。そうだな。どんまい。だがミシェルン。その身体はある意味最適解じゃないのか?」
ミシェルンが進化した種族は『ピンクポイズンスパイダー』
そう、ピンクの蜘蛛型ロボットのミシェルンは皮肉にも、ピンクの毛がもさもさ生えた巨大な毒蜘蛛のモンスターに進化してしまったのだ。
しかもリアルな造形で正直気持ち悪い。ミシェルンとしても中途半端に似ているため、かなり不細工だと思っているようだ。
あれか、手足の数が同じで体形も似ているが全身毛むくじゃらは俺だっていやだしな。
俺がサル人間になったらきっと同じ反応をするだろう。
「まあ、ミシェルン。それでもかなり強くなったはずだから。どんまいだ……。うん? サンバは何をやっているんだ?」
「ええ、船長さんが散らかした空薬莢の回収ですよ!」
「おいおい、いくらお掃除ロボットだからってゲームで掃除しなくてもいいんだぜ?」
「ちっちっち。船長さんは分かってないですねー。
空薬莢は回収しておくと後で廃品業者に売却することができるんですよ。
ローグの交渉術のスキルによって買取価格が若干上昇するんです。それにスキルレベルもアップしますのでウィンウィンなのです」
なるほど、そういうのもあるのね。
ローグは戦闘は弱いけどそういった成長をするんだな。割とやり込み要素がありそうだ。
アロンダイトの射撃モードを解除すると俺の耳に遠くから地響きが聞こえる。
「マスター。ゴブリンリーダーの死を切っ掛けにゴブリンの軍勢が一斉にこちらに襲い掛かってきてます。迎撃準備を。全て狩って経験値を稼ぎましょう」
「おう! よし。 では各々、練習がてらにサクッとやってしまおうか、アイちゃんは二人がやられないようにサポートを頼む」
俺が立ち上がるとアロンダイトの銃身は二つに折れ曲がり背中に戻る。
次は両手の武器を試すことにした。
「まずはNGZ-46グレネードランチャーを試すとしようか」
敵は100匹以上はいる。俺は迫りくる敵の上空に向けてグレネードを数発放つ。
敵集団の中央でさく裂した榴弾によってゴブリン達が木っ端みじんに宙に舞う。
接近される前に範囲攻撃で敵の数を減らす作戦だ。
グレネードを撃ち尽くす頃には敵は半分以下に減っていた。
「よし、ここからはマシンガンの出番だな」
俺は右手に装備しているAK-B48汎用機関銃を敵に向けるとトリガーを思いっきり引く。
この機関銃のメリットは弾丸の安さにある。東側諸国の標準規格7.62x39mm弾は一発1ゴールドだ。
アロンダイトが一発1000ゴールドということから、その安さは言うまでもない。
威力こそ低いが連射速度の早さに加え、マシーンの種族特製、銃火器のダメージアップと合わせると序盤から中盤まで使える優秀な装備だ。
ババババ! と電動ノコギリの様な音をたてながら機関銃から勢いよく炎と煙が吹き出る。
目の前のゴブリン軍団は次々と倒れていく。
俺の足元にはゴロゴロと空薬莢がころがり、それは山のように積み上がっていく。
……どこにその量の弾薬が入っていたのかは謎だが、ゲームに突っ込んでもしょうがない。
だがどうだ、ゴブリンの雄たけびは直ぐに聞こえなくなっていた。
「カ・イ・カ・ン!」
あれか、機関銃が戦争を変えたって聞いたことがあるがまさにこのことだ。
密集隊形で突撃するという戦術が消えたというが、なるほど改めて理解せざるを得ない。
なんやかんやで俺一人で敵をほぼ倒してしまった。サンバやミシェルンのレベルもかなり上がったことだろう。
「船長さん。レベル10から上がらなくなっているですー。サンバのレベルは20だというのにずるいですー」
「ミシェルン。ワーウルフはこれでレベルカンストだ。これから敵を食べれば新たなモンスターにクラスチェンジできるそうだ。ガツガツ食え!」
「了解ですー。初めて食べるゴブリン。味がたのしみですー」
モンスターという職業は異質だ。
装備はできないがレベルアップと食べたモンスターによって種族が変化する色物キャラである。
かなりの玄人向けであり。なにより敵モンスターを食べるという習性からマニアックな需要のある職業で、やはり人気は低い。
味覚をフィードバックするフルダイブMMORPGにおいて、モンスターの肉を食べるというのは敷居が高いと言わざるを得ない。
故にコアなファンが付くのも世の常。少数ではあるが需要はたしかにある職業だ。
実際マシーンに比べて経済的であり、装備を必要としないのはメリットしかない。
「うーん。船長さん。ゴブリンはかなり臭いですー。美味しくないですー。うむむー。ニンニクにコショウ、しょうが、酒で付け込めばワンチャンあるかもですー」
そうだな、余程のゲテモノ食いでないとやっていけないだろう。ある意味リアルモンスターでないと成り立たない職業と言える。
ミシェルンは良い。調理ロボットだから。今後、普段の料理に味の革命をもたらすと信じて……。
「おやおやー、船長さん! 私の身体がなんか光ってるですー。遂に進化がはじまるですー?」
「おう、これがあれか、モンスターの進化というやつか!」
進化先のモンスターは食べたモンスターによる影響、あるいはプレイヤーの資質によって。ある程度ランダムで決まる。
進化先のモンスターが決まっていたら攻略が簡単になるためランダムな仕様のようだ。
これがモンスターの醍醐味なのだろう。
しかし、ミシェルンの体が膨らんだかと思ったら、モサモサした脚が何本も生えてきた……。
…………。
……。
「うえー。船長さんー。不細工になってしまいましたー。こんな格好は屈辱ですー。さっさと次の進化に進まないとですー」
「お、おう。そうだな。どんまい。だがミシェルン。その身体はある意味最適解じゃないのか?」
ミシェルンが進化した種族は『ピンクポイズンスパイダー』
そう、ピンクの蜘蛛型ロボットのミシェルンは皮肉にも、ピンクの毛がもさもさ生えた巨大な毒蜘蛛のモンスターに進化してしまったのだ。
しかもリアルな造形で正直気持ち悪い。ミシェルンとしても中途半端に似ているため、かなり不細工だと思っているようだ。
あれか、手足の数が同じで体形も似ているが全身毛むくじゃらは俺だっていやだしな。
俺がサル人間になったらきっと同じ反応をするだろう。
「まあ、ミシェルン。それでもかなり強くなったはずだから。どんまいだ……。うん? サンバは何をやっているんだ?」
「ええ、船長さんが散らかした空薬莢の回収ですよ!」
「おいおい、いくらお掃除ロボットだからってゲームで掃除しなくてもいいんだぜ?」
「ちっちっち。船長さんは分かってないですねー。
空薬莢は回収しておくと後で廃品業者に売却することができるんですよ。
ローグの交渉術のスキルによって買取価格が若干上昇するんです。それにスキルレベルもアップしますのでウィンウィンなのです」
なるほど、そういうのもあるのね。
ローグは戦闘は弱いけどそういった成長をするんだな。割とやり込み要素がありそうだ。
10
お気に入りに追加
23
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。
三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎
長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!?
しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。
ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。
といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。
とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない!
フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!
誰一人帰らない『奈落』に落とされたおっさん、うっかり暗号を解読したら、未知の遺物の使い手になりました!
ミポリオン
ファンタジー
旧題:巻き込まれ召喚されたおっさん、無能で誰一人帰らない場所に追放されるも、超古代文明の暗号を解いて力を手にいれ、楽しく生きていく
高校生達が勇者として召喚される中、1人のただのサラリーマンのおっさんである福菅健吾が巻き込まれて異世界に召喚された。
高校生達は強力なステータスとスキルを獲得したが、おっさんは一般人未満のステータスしかない上に、異世界人の誰もが持っている言語理解しかなかったため、転移装置で誰一人帰ってこない『奈落』に追放されてしまう。
しかし、そこに刻まれた見たこともない文字を、健吾には全て理解する事ができ、強大な超古代文明のアイテムを手に入れる。
召喚者達は気づかなかった。健吾以外の高校生達の通常スキル欄に言語スキルがあり、健吾だけは固有スキルの欄に言語スキルがあった事を。そしてそのスキルが恐るべき力を秘めていることを。
※カクヨムでも連載しています
クラスメイトの美少女と無人島に流された件
桜井正宗
青春
修学旅行で離島へ向かう最中――悪天候に見舞われ、台風が直撃。船が沈没した。
高校二年の早坂 啓(はやさか てつ)は、気づくと砂浜で寝ていた。周囲を見渡すとクラスメイトで美少女の天音 愛(あまね まな)が隣に倒れていた。
どうやら、漂流して流されていたようだった。
帰ろうにも島は『無人島』。
しばらくは島で生きていくしかなくなった。天音と共に無人島サバイバルをしていくのだが……クラスの女子が次々に見つかり、やがてハーレムに。
男一人と女子十五人で……取り合いに発展!?

異世界宇宙SFの建艦記 ――最強の宇宙戦艦を建造せよ――
黒鯛の刺身♪
SF
主人公の飯富晴信(16)はしがない高校生。
ある朝目覚めると、そこは見たことのない工場の中だった。
この工場は宇宙船を作るための設備であり、材料さえあれば巨大な宇宙船を造ることもできた。
未知の世界を開拓しながら、主人公は現地の生物達とも交流。
そして時には、戦乱にも巻き込まれ……。
忘却の艦隊
KeyBow
SF
新設された超弩級砲艦を旗艦とし新造艦と老朽艦の入れ替え任務に就いていたが、駐留基地に入るには数が多く、月の1つにて物資と人員の入れ替えを行っていた。
大型輸送艦は工作艦を兼ねた。
総勢250艦の航宙艦は退役艦が110艦、入れ替え用が同数。
残り30艦は増強に伴い新規配備される艦だった。
輸送任務の最先任士官は大佐。
新造砲艦の設計にも関わり、旗艦の引き渡しのついでに他の艦の指揮も執り行っていた。
本来艦隊の指揮は少将以上だが、輸送任務の為、設計に関わった大佐が任命された。
他に星系防衛の指揮官として少将と、退役間近の大将とその副官や副長が視察の為便乗していた。
公安に近い監査だった。
しかし、この2名とその側近はこの艦隊及び駐留艦隊の指揮系統から外れている。
そんな人員の載せ替えが半分ほど行われた時に中緊急警報が鳴り、ライナン星系第3惑星より緊急の救援要請が入る。
機転を利かせ砲艦で敵の大半を仕留めるも、苦し紛れに敵は主系列星を人口ブラックホールにしてしまった。
完全にブラックホールに成長し、その重力から逃れられないようになるまで数分しか猶予が無かった。
意図しない戦闘の影響から士気はだだ下がり。そのブラックホールから逃れる為、禁止されている重力ジャンプを敢行する。
恒星から近い距離では禁止されているし、システム的にも不可だった。
なんとか制限内に解除し、重力ジャンプを敢行した。
しかし、禁止されているその理由通りの状況に陥った。
艦隊ごとセットした座標からズレ、恒星から数光年離れた所にジャンプし【ワープのような架空の移動方法】、再び重力ジャンプ可能な所まで移動するのに33年程掛かる。
そんな中忘れ去られた艦隊が33年の月日の後、本星へと帰還を目指す。
果たして彼らは帰還できるのか?
帰還出来たとして彼らに待ち受ける運命は?

クラス転移で無能判定されて追放されたけど、努力してSSランクのチートスキルに進化しました~【生命付与】スキルで異世界を自由に楽しみます~
いちまる
ファンタジー
ある日、クラスごと異世界に召喚されてしまった少年、天羽イオリ。
他のクラスメートが強力なスキルを発現させてゆく中、イオリだけが最低ランクのEランクスキル【生命付与】の持ち主だと鑑定される。
「無能は不要だ」と判断した他の生徒や、召喚した張本人である神官によって、イオリは追放され、川に突き落とされた。
しかしそこで、川底に沈んでいた謎の男の力でスキルを強化するチャンスを得た――。
1千年の努力とともに、イオリのスキルはSSランクへと進化!
自分を拾ってくれた田舎町のアイテムショップで、チートスキルをフル稼働!
「転移者が世界を良くする?」
「知らねえよ、俺は異世界を自由気ままに楽しむんだ!」
追放された少年の第2の人生が、始まる――!
※本作品は他サイト様でも掲載中です。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる