『魔法使いと植物図鑑― The Mage and Magic arts Tree book ―』

 時は1910年イギリス。大英帝国祭繁栄期のこの時代、イギリス陸軍に所属する少女、リーナ・オルブライトもまた、時代の波にもまれながらもたくましく生きていた。

 そんな彼女は、とある任務中に魔法使いを名乗る15歳の少年“ハル”と出会う。彼と行動を共にすることになったリーナが誘われたのは、彼女が渇望してやまない魔法の世界だった。

 地下に広がる妖精の町。
 裏世界に生きる魔術師たち。
 禁忌とされる悪魔の儀式。

 魔法とは何なのか、ハルがイギリスにいる目的は、魔術師とは、魔法使いとは、悪魔とは――魔法使いハルとの出会いは、リーナが知らなかった世界の裏側を明らかにしていく。

 消えゆく神秘の世界を綴る《正統派・魔法冒険譚》ここに誕生!


——君の世界は灰色か?
 その世界は、君が見るより美しい——
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