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アルトレイラル(迷宮攻略篇)
絶望の顕現 1
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「結局、ホントに俺らいらなかったじゃん」
散らばった諸々のものを片付けながら、そう独り言ちる。
「アレがあるなら、最初から打てばいいのに」
「隠していたことは申し訳ないと思っているよ」
片づけを終え、広間の壁に座り込んだ俺の背後から、もう会い分けなさそうなレオの謝罪が聞こえた。
「あれは本当に切り札だからね。あまり乱発もできないんだ」
「機密情報的な感じで? それとも、回数制限在りな技ってこと?」
「どちらも――そう思ってくれていいよ。あの技は精霊たちの力を借りているからね。あまり乱発すると、ここのマナを使い切って魔法が使えなくなるんだ」
「〝総量保存の原理〟だっけ?」
「そういうこと」
ああ、そういうこと。そう頷きながら、手渡された回復ポーションとマナポーションを飲み込む。途端に、喉から身体の中にかけてがカァっと熱くなる。良薬は口に苦しとはよく言ったものだが、本当にまずい。
「「…………」」
沈黙が下りる。撤収を始めている後方支援を肴に、もう一度ポーションをあおる。よく考えれば、一時の感情で素直に喜べるような状態ではないのだ。
「……まだ、うかうかはしてられないな」
「そうだね。迷宮主が二体出現してしまった以上、三体目が現れるのにもそんなに時間的余裕はなさそうだ。すぐに、あいつの攻略にかからないと」
「勝てるのか?」
「六対四で、分は良いだろうね。それでも、全員で生還とはいかないだろうけど」
「だよな……」
俺が何をしようと、それは俺がどうこうできることではない。それでも、ここが戦場なのだと解っていたとしても、
人が死ぬということを聞くのは、やはり心が痛む。
……いや、何もできないわけじゃない。
「……なあ」
「? どうしたんだい」
自然と、口が開いた。
正直に言えば、俺が何とかできることはあるのだ。何とかどころか、運良くいけば、死傷者を出さずに生還できるかもしれない有益な情報を俺は持っている――かもしれない。
あの夢の中で、いくつもの光景が記憶に焼き付いて離れない。思い出そうとすればすぐさま浮かんでくる。それはまるで、俺の脳内が大きなタンスになっていて、その情報が引き出しに詰まっているような感覚だ。引き出そうと思えば、多分見たものはすべて引き出せる。少なくとも、あいつについてのデータは確実に。
でも――、
「……いや、何でもない」
開きかけた口は、自然とふさがる。
言葉が詰まり、少しだけ声が震えているのが解った。それは、この先を、言ってしまっていいのかと戸惑ったから。自分の持っている情報の影響力を、いまさらになって自覚したから。
俺が持っている情報は、うまく使えば攻略を有利に進められる、そのことは確実だ。ボスモンスターの攻撃パターン。攻撃の種類。使う技。使用する武器――どれを取っても価値のあるもので、攻略隊が聞けば言い値で買う情報ばかりなのは容易に考えられる。
直観が伝えている。これは、正しい情報なのだと。これを利用することが、ヴィンセント・コボルバルド攻略の一番の近道なのだと知っている。
しかし、理性の方が待ったをかけるのだ。本当に、これを伝えていいものなのかと。
伝えれば、レオはおそらくこの情報を笑いとばしたりはしないはずだ。俺とともに行動して、ボスモンスターまで見つけている。その事実を重く受け止めるはずだ。
だがもし、
――もしも、その情報が間違っていたとしたら?
その可能性は十分にある。というよりも、普通ならそっちを疑うのが常人の考えだ。まして、ここは自分の命を賭ける戦場だ。情報の錯誤がどのようなことにつながるは、ゲーム内で偽物の情報をつかまされた俺にもよくわかる。
気が付けば、
「……レオ」
「うん?」
「もし、確証のない迷宮主の情報が入ってきたとしたら……お前ならどうする? やっぱり、伝えるか?」
気が付けば、俺の口はレオにそんなことを尋ねていた。その理由に数舜遅れて気が付き、心の中でもう一人の俺が弁解している。
――俺は、怖いんだ……。
簡単に言ってしまえば、そういうことだ。
自分の情報で、攻略隊が命を落としてしまうことが。自分の渡した情報のせいで、攻略できるはずのものができなくなってしまうことが。
情報を渡してしまえば、否が応でも俺自身が攻略隊に少なからず影響を与えてしまう。そのせいで、もしかしたら全員が死んでしまうことになるかもしれない。だけど、もし情報を渡さなければ、俺のせいで人を殺してしまうことはなくなる。
これほど重い責任の枷を、俺は今まで見たことがなかった。自分の発言の存在が、攻略隊全員の命に直結する。『人の命』という枷に、何度目かの鳥肌が立つ。
すると――、
「これは、僕の持論だよ」
しばらく考えるそぶりを見せ。ポーションをあおったレオが口を開く。
「もし、僕に迷宮主の情報が入ってきたとしよう。そして、それが確証のないものだとする」
「…………」
「それでも、その真偽を確かめることこそが攻略隊の仕事だ。たとえ、全てが真実でないとしても、その中から使える情報を見つけ出す。それも僕たちの仕事のひとつだ。でないと、間者がいた時点で僕たちは罠にはめられるからね」
励ましや慰め、そういった俺を気遣う方面の感情は見つかられなかった。ただ淡々と、俺の質問に答えただけ。己の持論を述べただけ。俺に気を使っていない分、その言葉には絶対的な信頼性があった。
「だから、情報提供者は真偽を気にしなくてもいい」
「……そうか」
「そうさ。ただ、情報に真摯であればいいんだ」
胸が、すうっと軽くなるのが解った。それを聞いたところで、俺が与える影響は大して変わるわけではないのに。だがどうしてだろう、先ほどのような圧迫感は感じなくなっていた。レオたち騎士団が間に入る、そう言われただけで、不思議と抱いていた鬼胎は消えていた。俺ひとりでないことがこんなにも楽なのだと、いまさらながらに再確認する。
「それで、イツキが話したかったことは何だい?」
今度は、口が軽く感じる。自由に話していいのだと、そう理解した心は、先ほどよりもはるかに暖かかった。
「実は――」
散らばった諸々のものを片付けながら、そう独り言ちる。
「アレがあるなら、最初から打てばいいのに」
「隠していたことは申し訳ないと思っているよ」
片づけを終え、広間の壁に座り込んだ俺の背後から、もう会い分けなさそうなレオの謝罪が聞こえた。
「あれは本当に切り札だからね。あまり乱発もできないんだ」
「機密情報的な感じで? それとも、回数制限在りな技ってこと?」
「どちらも――そう思ってくれていいよ。あの技は精霊たちの力を借りているからね。あまり乱発すると、ここのマナを使い切って魔法が使えなくなるんだ」
「〝総量保存の原理〟だっけ?」
「そういうこと」
ああ、そういうこと。そう頷きながら、手渡された回復ポーションとマナポーションを飲み込む。途端に、喉から身体の中にかけてがカァっと熱くなる。良薬は口に苦しとはよく言ったものだが、本当にまずい。
「「…………」」
沈黙が下りる。撤収を始めている後方支援を肴に、もう一度ポーションをあおる。よく考えれば、一時の感情で素直に喜べるような状態ではないのだ。
「……まだ、うかうかはしてられないな」
「そうだね。迷宮主が二体出現してしまった以上、三体目が現れるのにもそんなに時間的余裕はなさそうだ。すぐに、あいつの攻略にかからないと」
「勝てるのか?」
「六対四で、分は良いだろうね。それでも、全員で生還とはいかないだろうけど」
「だよな……」
俺が何をしようと、それは俺がどうこうできることではない。それでも、ここが戦場なのだと解っていたとしても、
人が死ぬということを聞くのは、やはり心が痛む。
……いや、何もできないわけじゃない。
「……なあ」
「? どうしたんだい」
自然と、口が開いた。
正直に言えば、俺が何とかできることはあるのだ。何とかどころか、運良くいけば、死傷者を出さずに生還できるかもしれない有益な情報を俺は持っている――かもしれない。
あの夢の中で、いくつもの光景が記憶に焼き付いて離れない。思い出そうとすればすぐさま浮かんでくる。それはまるで、俺の脳内が大きなタンスになっていて、その情報が引き出しに詰まっているような感覚だ。引き出そうと思えば、多分見たものはすべて引き出せる。少なくとも、あいつについてのデータは確実に。
でも――、
「……いや、何でもない」
開きかけた口は、自然とふさがる。
言葉が詰まり、少しだけ声が震えているのが解った。それは、この先を、言ってしまっていいのかと戸惑ったから。自分の持っている情報の影響力を、いまさらになって自覚したから。
俺が持っている情報は、うまく使えば攻略を有利に進められる、そのことは確実だ。ボスモンスターの攻撃パターン。攻撃の種類。使う技。使用する武器――どれを取っても価値のあるもので、攻略隊が聞けば言い値で買う情報ばかりなのは容易に考えられる。
直観が伝えている。これは、正しい情報なのだと。これを利用することが、ヴィンセント・コボルバルド攻略の一番の近道なのだと知っている。
しかし、理性の方が待ったをかけるのだ。本当に、これを伝えていいものなのかと。
伝えれば、レオはおそらくこの情報を笑いとばしたりはしないはずだ。俺とともに行動して、ボスモンスターまで見つけている。その事実を重く受け止めるはずだ。
だがもし、
――もしも、その情報が間違っていたとしたら?
その可能性は十分にある。というよりも、普通ならそっちを疑うのが常人の考えだ。まして、ここは自分の命を賭ける戦場だ。情報の錯誤がどのようなことにつながるは、ゲーム内で偽物の情報をつかまされた俺にもよくわかる。
気が付けば、
「……レオ」
「うん?」
「もし、確証のない迷宮主の情報が入ってきたとしたら……お前ならどうする? やっぱり、伝えるか?」
気が付けば、俺の口はレオにそんなことを尋ねていた。その理由に数舜遅れて気が付き、心の中でもう一人の俺が弁解している。
――俺は、怖いんだ……。
簡単に言ってしまえば、そういうことだ。
自分の情報で、攻略隊が命を落としてしまうことが。自分の渡した情報のせいで、攻略できるはずのものができなくなってしまうことが。
情報を渡してしまえば、否が応でも俺自身が攻略隊に少なからず影響を与えてしまう。そのせいで、もしかしたら全員が死んでしまうことになるかもしれない。だけど、もし情報を渡さなければ、俺のせいで人を殺してしまうことはなくなる。
これほど重い責任の枷を、俺は今まで見たことがなかった。自分の発言の存在が、攻略隊全員の命に直結する。『人の命』という枷に、何度目かの鳥肌が立つ。
すると――、
「これは、僕の持論だよ」
しばらく考えるそぶりを見せ。ポーションをあおったレオが口を開く。
「もし、僕に迷宮主の情報が入ってきたとしよう。そして、それが確証のないものだとする」
「…………」
「それでも、その真偽を確かめることこそが攻略隊の仕事だ。たとえ、全てが真実でないとしても、その中から使える情報を見つけ出す。それも僕たちの仕事のひとつだ。でないと、間者がいた時点で僕たちは罠にはめられるからね」
励ましや慰め、そういった俺を気遣う方面の感情は見つかられなかった。ただ淡々と、俺の質問に答えただけ。己の持論を述べただけ。俺に気を使っていない分、その言葉には絶対的な信頼性があった。
「だから、情報提供者は真偽を気にしなくてもいい」
「……そうか」
「そうさ。ただ、情報に真摯であればいいんだ」
胸が、すうっと軽くなるのが解った。それを聞いたところで、俺が与える影響は大して変わるわけではないのに。だがどうしてだろう、先ほどのような圧迫感は感じなくなっていた。レオたち騎士団が間に入る、そう言われただけで、不思議と抱いていた鬼胎は消えていた。俺ひとりでないことがこんなにも楽なのだと、いまさらながらに再確認する。
「それで、イツキが話したかったことは何だい?」
今度は、口が軽く感じる。自由に話していいのだと、そう理解した心は、先ほどよりもはるかに暖かかった。
「実は――」
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