53 / 124
アルトレイラル(迷宮攻略篇)
舞い込む暗雲 3
しおりを挟む
この世界には、〝迷宮〟と呼ばれる場所が存在する。ゲームの用語で言えば『ダンジョン』大多数が想像する通り、中にはモンスターがはびこり、ボスモンスターが存在し宝を守っている。ボスを倒せば、その宝が手に入るというどこかで聞いたことのあるものだ。
そんな超常現象を平然と認める空間が、この世界には存在する。そして厄介なことに、放っておくと『迷宮』は拡大を続ける。よって、中の〝核〟を早急に破壊しなければ厄災の元となるのだ。
「しかし、なぜそんな話を持ってきた。それは騎士団の仕事だろう?」
「無論、騎士団が出るつもりだ。お前たちも、騎士くらいは見たことがあるだろう?」
ガルダの問いに、晴香は樹と同時に頷く。騎士とは、その名から想像する通り、王国を守るのが仕事の軍隊だ。過去に、樹と自分を助けてくれたあの金髪青年も騎士団の人間に当たる。
「あれに何人か欠番が出た。こっちで何かあったらしく、人員補充もせずそのまま挑むらしい」
「ずいぶんといい加減だな。あの騎士団がそんなことをするものか?」
「オレも最初は耳を疑った。だが、理由を聞いて納得よ。負傷したのが荷運びの連中だったそうだ。それもこっちで雇った」
これも、ミレーナからの抗議で訊いたことの中に入っていた。
騎士団は、戦う方面を担当する戦闘部隊(通称前衛)と、食料や機材を運ぶ後方支援隊に分かれている。しかしここは精鋭が集まるセルシオだ。今回は、こちらの地理に詳しい冒険者をこっちで雇ったらしい。
それに加えて、今回は少し特殊な状況らしい。
何でも、十分に腕の立つものを選んだのだが、何らかの形で彼らの内数人が負傷。だが、そもそも最初の段階ですでに若干の飽和状態だったらしく、むしろ数人減ったことで適性数に収まった。そして現在に至る、という流れらしい。
つまり、人員の欠損の話をわざわざ持ってきたということは……。
「お前たち全員、この後が予想できただろう。俺の力で、何人かはねじ込める」
「「…………」」
「強制はしねぇ。どうせやらされるのは荷運びだとしても、普通ならいい経験になるって言うんだが……」
ガルダが、言葉を切る。
「今回はちと、迷宮が異質らしいからな」
〝異質〟その言葉の意味を、この場にいる全員が――少なくとも晴香自身は理解できなかった。
◇◆
歩き慣れた木の床、ミレーナの自室に続く長い廊下を、微かにきしませながら晴香は歩く。手に持っているのは、とある魔術を発動する場合に用いる計算式。
魔術は感覚的側面もかなりの割合を占めるが、行っているのは脳内での演算に過ぎない。それに、晴香は自身が持っている科学の知識を補助として埋め込んでいるのだ。実際は、この数式だってこれ単体では何の力もない。いわゆる、暗示に使う小道具のような位置づけだ。
故に、これがなくても魔術は発動する。元々感覚的なものなのだ。究極的なことを言えば、自身が納得するならそれでいい。だが、それでは不十分なのだ。完全な感情任せは、感情の起伏によって魔術が暴走をすることを容認していることと同義だ。そんなことを、ミレーナは、何より晴香が許せるわけがない。
だからこそ、数式を用いている。数式は字面以上の意味を持たない、逆に言えば、そこには感情の混ざる隙は一分もない。書かれていることだけが全てなのだから。感情を一切排除した道具が、計算式というものなのだから。
今回のものは、計算ミスや数式の使用ミスはないはずだ。それに、いくつかアレンジも加えてある。論理には破綻がないことは確認済みだ。文系の自分にしては、だいぶいい出来だと思う。
ほっと息をつく。ひとまずやらなければならないことを終え、心に余裕ができる。
余裕ができると、晴香の思考は決まってあの話へと向けられる。
――神谷くん、どうするんだろう。
いつしか、晴香の思考は遥か彼方――、
あの時へと、さかのぼっていた。
◇◆
『異質、か……どんなところがだ?』
異質、その言葉の意味を、ミレーナはガルダに問うた。それを受け、どこまで話していいものかと迷う素振りを見せたものの、結局ガルダはすべて話したのだった。
迷宮には、瘴気と呼ばれる毒素が充満している。それは呼吸によって体内へと入り、臓器を侵食していく有害な物らしい。
ガルダの話によると、その毒素が異様に薄いらしい。なにも装備をつけなくても平気なほどに。
そして、魔獣の種類。
迷宮には、地上から入り込んだ魔獣が住み着くことが多々ある。なぜなら、迷宮が吸い取っているのは魔獣の生命エネルギーなのだ。それによって、迷宮は拡大を続ける。迷宮が住む場所を提供し、魔獣が核の守護を担う。まさに、持ちつもたれずといった関係だ。その魔獣が、本来ならばあり得ない種類なのだという。
地域によって、魔獣の種類は異なる。それは、現地で魔獣を調達するという迷宮の特性上故だ。それにもかかわらず、今回の迷宮に生息する魔獣の種類が、どう考えてもこの地域にいるものではなかった。雪国にしか存在しない種族までもがエンカウントしたのだ。
故に、異質。何が起こるのか解らないという意味でだ。
ミレーナの反応は、後ろ向きだった。まだ、晴香たちには早いんじゃないかと、そうハッキリ告げて。
だが、
「行かせてください」
横から聞こえた言葉の意味を、神谷 樹の思考を理解するのに少し戸惑った。
たったいま、まだ早いと告げられたばかりなのに。誰が見ても、行かない方が吉であることは明白なのに。それでも、樹は行くと言ったのだ。
『行く。一人でも』
春香の問いかけにそう答えた。理由を聞いても、まだ言えないと口をつぐむ。ミレーナまでもが諭しても、樹が譲ることはなかった。
『…………ひとまず、お前さんの意見は解った。あとはまぁ、ミレーナと相談してくれ。期限は、三日後だ』
◇◆
あのとき、樹が何を思っていたのかは解らない。昔からそのあたりのことを話さないことはよくあった。そしてそれは、決まって樹にも確証がない時ばかり。つまり今回も、明確が理由がないということだろうか。
だとしたら、なにが樹をそこまでさせているのだろう。
そんなことを考えているうちに、扉の前へたどり着く。少し前から気が付いていたが、どうやら少しだけ扉が開いているようだ。開いた扉の隙間から、部屋の光が漏れ出している。
――それを言ったら、この世界の言葉を話してる時点で不自然なんですけどね。
ノックしようと手を伸ばすと、そんな声が聞こえた。声は、聞き覚えがありすぎるもの。どうやら、樹が先に来ていたようだ。それならばと、少し身体が後退する。
本来ならば、時を改めてもう一度来るのが常識だろう。ましてや、聞き耳を立てることなど褒められた行為じゃない。
それでも、
解っているはずなのに、いけないことだと自覚しているはずなのに、動くことができなかった。罪悪感を抱きながらも、聞き耳を立てずにはいられなかった。
――さっきから思っていたが、君は何が気になっているんだ? これだけ忠告しても譲らないとは、それほどのものがあるのか?
――……はい。どうしても、向こうの世界に戻る手掛かりが欲しいんです。そのためには、自分で行くのが一番早い。
――ハルカには、言っていないだろう?
――いっても仕方ないでしょ。
ドクンと、心臓がひときわ強く跳ねたのが解った。本人にしたらあまり大したことのない気持ちなのかもしれない。それでも、春香にとっては十分にショックなことだった。
言っても仕方がない。それはつまり、端から晴香には期待していないということ。それを聞かせたところで、何の得もないということ。
考えずには、いられなかった。
自分は、雨宮晴香という存在は、樹にとっていったい何だったのかと。
これまでの態度は、頼むと言ってくれた言葉は、
全部嘘だったのかと。
「………………ッ」
自分が今どんな気持ちなのか、よく解らなかった。
悲しいのか、怒っているのか。色んな感情がごちゃ混ぜになっていて、判別がつかない。唯一解っていたことは、自分が、唇を血が出るかと思ったほどに噛みしめているということだった。
――それより、訊きたいことがあるんです。
――……何かな。
そして、
――俺たちの、寿・命・についてです。
樹があのとき言った言葉は、いまでも思い出す。
壊れたスピーカーのように、いまでも時々木霊している。
そんな超常現象を平然と認める空間が、この世界には存在する。そして厄介なことに、放っておくと『迷宮』は拡大を続ける。よって、中の〝核〟を早急に破壊しなければ厄災の元となるのだ。
「しかし、なぜそんな話を持ってきた。それは騎士団の仕事だろう?」
「無論、騎士団が出るつもりだ。お前たちも、騎士くらいは見たことがあるだろう?」
ガルダの問いに、晴香は樹と同時に頷く。騎士とは、その名から想像する通り、王国を守るのが仕事の軍隊だ。過去に、樹と自分を助けてくれたあの金髪青年も騎士団の人間に当たる。
「あれに何人か欠番が出た。こっちで何かあったらしく、人員補充もせずそのまま挑むらしい」
「ずいぶんといい加減だな。あの騎士団がそんなことをするものか?」
「オレも最初は耳を疑った。だが、理由を聞いて納得よ。負傷したのが荷運びの連中だったそうだ。それもこっちで雇った」
これも、ミレーナからの抗議で訊いたことの中に入っていた。
騎士団は、戦う方面を担当する戦闘部隊(通称前衛)と、食料や機材を運ぶ後方支援隊に分かれている。しかしここは精鋭が集まるセルシオだ。今回は、こちらの地理に詳しい冒険者をこっちで雇ったらしい。
それに加えて、今回は少し特殊な状況らしい。
何でも、十分に腕の立つものを選んだのだが、何らかの形で彼らの内数人が負傷。だが、そもそも最初の段階ですでに若干の飽和状態だったらしく、むしろ数人減ったことで適性数に収まった。そして現在に至る、という流れらしい。
つまり、人員の欠損の話をわざわざ持ってきたということは……。
「お前たち全員、この後が予想できただろう。俺の力で、何人かはねじ込める」
「「…………」」
「強制はしねぇ。どうせやらされるのは荷運びだとしても、普通ならいい経験になるって言うんだが……」
ガルダが、言葉を切る。
「今回はちと、迷宮が異質らしいからな」
〝異質〟その言葉の意味を、この場にいる全員が――少なくとも晴香自身は理解できなかった。
◇◆
歩き慣れた木の床、ミレーナの自室に続く長い廊下を、微かにきしませながら晴香は歩く。手に持っているのは、とある魔術を発動する場合に用いる計算式。
魔術は感覚的側面もかなりの割合を占めるが、行っているのは脳内での演算に過ぎない。それに、晴香は自身が持っている科学の知識を補助として埋め込んでいるのだ。実際は、この数式だってこれ単体では何の力もない。いわゆる、暗示に使う小道具のような位置づけだ。
故に、これがなくても魔術は発動する。元々感覚的なものなのだ。究極的なことを言えば、自身が納得するならそれでいい。だが、それでは不十分なのだ。完全な感情任せは、感情の起伏によって魔術が暴走をすることを容認していることと同義だ。そんなことを、ミレーナは、何より晴香が許せるわけがない。
だからこそ、数式を用いている。数式は字面以上の意味を持たない、逆に言えば、そこには感情の混ざる隙は一分もない。書かれていることだけが全てなのだから。感情を一切排除した道具が、計算式というものなのだから。
今回のものは、計算ミスや数式の使用ミスはないはずだ。それに、いくつかアレンジも加えてある。論理には破綻がないことは確認済みだ。文系の自分にしては、だいぶいい出来だと思う。
ほっと息をつく。ひとまずやらなければならないことを終え、心に余裕ができる。
余裕ができると、晴香の思考は決まってあの話へと向けられる。
――神谷くん、どうするんだろう。
いつしか、晴香の思考は遥か彼方――、
あの時へと、さかのぼっていた。
◇◆
『異質、か……どんなところがだ?』
異質、その言葉の意味を、ミレーナはガルダに問うた。それを受け、どこまで話していいものかと迷う素振りを見せたものの、結局ガルダはすべて話したのだった。
迷宮には、瘴気と呼ばれる毒素が充満している。それは呼吸によって体内へと入り、臓器を侵食していく有害な物らしい。
ガルダの話によると、その毒素が異様に薄いらしい。なにも装備をつけなくても平気なほどに。
そして、魔獣の種類。
迷宮には、地上から入り込んだ魔獣が住み着くことが多々ある。なぜなら、迷宮が吸い取っているのは魔獣の生命エネルギーなのだ。それによって、迷宮は拡大を続ける。迷宮が住む場所を提供し、魔獣が核の守護を担う。まさに、持ちつもたれずといった関係だ。その魔獣が、本来ならばあり得ない種類なのだという。
地域によって、魔獣の種類は異なる。それは、現地で魔獣を調達するという迷宮の特性上故だ。それにもかかわらず、今回の迷宮に生息する魔獣の種類が、どう考えてもこの地域にいるものではなかった。雪国にしか存在しない種族までもがエンカウントしたのだ。
故に、異質。何が起こるのか解らないという意味でだ。
ミレーナの反応は、後ろ向きだった。まだ、晴香たちには早いんじゃないかと、そうハッキリ告げて。
だが、
「行かせてください」
横から聞こえた言葉の意味を、神谷 樹の思考を理解するのに少し戸惑った。
たったいま、まだ早いと告げられたばかりなのに。誰が見ても、行かない方が吉であることは明白なのに。それでも、樹は行くと言ったのだ。
『行く。一人でも』
春香の問いかけにそう答えた。理由を聞いても、まだ言えないと口をつぐむ。ミレーナまでもが諭しても、樹が譲ることはなかった。
『…………ひとまず、お前さんの意見は解った。あとはまぁ、ミレーナと相談してくれ。期限は、三日後だ』
◇◆
あのとき、樹が何を思っていたのかは解らない。昔からそのあたりのことを話さないことはよくあった。そしてそれは、決まって樹にも確証がない時ばかり。つまり今回も、明確が理由がないということだろうか。
だとしたら、なにが樹をそこまでさせているのだろう。
そんなことを考えているうちに、扉の前へたどり着く。少し前から気が付いていたが、どうやら少しだけ扉が開いているようだ。開いた扉の隙間から、部屋の光が漏れ出している。
――それを言ったら、この世界の言葉を話してる時点で不自然なんですけどね。
ノックしようと手を伸ばすと、そんな声が聞こえた。声は、聞き覚えがありすぎるもの。どうやら、樹が先に来ていたようだ。それならばと、少し身体が後退する。
本来ならば、時を改めてもう一度来るのが常識だろう。ましてや、聞き耳を立てることなど褒められた行為じゃない。
それでも、
解っているはずなのに、いけないことだと自覚しているはずなのに、動くことができなかった。罪悪感を抱きながらも、聞き耳を立てずにはいられなかった。
――さっきから思っていたが、君は何が気になっているんだ? これだけ忠告しても譲らないとは、それほどのものがあるのか?
――……はい。どうしても、向こうの世界に戻る手掛かりが欲しいんです。そのためには、自分で行くのが一番早い。
――ハルカには、言っていないだろう?
――いっても仕方ないでしょ。
ドクンと、心臓がひときわ強く跳ねたのが解った。本人にしたらあまり大したことのない気持ちなのかもしれない。それでも、春香にとっては十分にショックなことだった。
言っても仕方がない。それはつまり、端から晴香には期待していないということ。それを聞かせたところで、何の得もないということ。
考えずには、いられなかった。
自分は、雨宮晴香という存在は、樹にとっていったい何だったのかと。
これまでの態度は、頼むと言ってくれた言葉は、
全部嘘だったのかと。
「………………ッ」
自分が今どんな気持ちなのか、よく解らなかった。
悲しいのか、怒っているのか。色んな感情がごちゃ混ぜになっていて、判別がつかない。唯一解っていたことは、自分が、唇を血が出るかと思ったほどに噛みしめているということだった。
――それより、訊きたいことがあるんです。
――……何かな。
そして、
――俺たちの、寿・命・についてです。
樹があのとき言った言葉は、いまでも思い出す。
壊れたスピーカーのように、いまでも時々木霊している。
0
お気に入りに追加
24
あなたにおすすめの小説
元悪役令嬢はオンボロ修道院で余生を過ごす
こうじ
ファンタジー
両親から妹に婚約者を譲れと言われたレスナー・ティアント。彼女は勝手な両親や裏切った婚約者、寝取った妹に嫌気がさし自ら修道院に入る事にした。研修期間を経て彼女は修道院に入る事になったのだが彼女が送られたのは廃墟寸前の修道院でしかも修道女はレスナー一人のみ。しかし、彼女にとっては好都合だった。『誰にも邪魔されずに好きな事が出来る!これって恵まれているんじゃ?』公爵令嬢から修道女になったレスナーののんびり修道院ライフが始まる!
黄金蒐覇のグリード 〜力と財貨を欲しても、理性と対価は忘れずに〜
黒城白爵
ファンタジー
とある異世界を救い、元の世界へと帰還した玄鐘理音は、その後の人生を平凡に送った末に病でこの世を去った。
死後、不可思議な空間にいた謎の神性存在から、異世界を救った報酬として全盛期の肉体と変質したかつての力である〈強欲〉を受け取り、以前とは別の異世界にて第二の人生をはじめる。
自由気儘に人を救い、スキルやアイテムを集め、敵を滅する日々は、リオンの空虚だった心を満たしていく。
黄金と力を蒐集し目指すは世界最高ランクの冒険者。
使命も宿命も無き救世の勇者は、今日も欲望と理性を秤にかけて我が道を往く。
※ 更新予定日は【月曜日】と【金曜日】です。
※第301話から更新時間を朝5時からに変更します。
異世界に転生をしてバリアとアイテム生成スキルで幸せに生活をしたい。
みみっく
ファンタジー
女神様の手違いで通勤途中に気を失い、気が付くと見知らぬ場所だった。目の前には知らない少女が居て、彼女が言うには・・・手違いで俺は死んでしまったらしい。手違いなので新たな世界に転生をさせてくれると言うがモンスターが居る世界だと言うので、バリアとアイテム生成スキルと無限収納を付けてもらえる事になった。幸せに暮らすために行動をしてみる・・・
ダンジョンを操れたので、異世界の芸能総監督になり、異世界美女と逆転人生を楽しみます
ムービーマスター
ファンタジー
人生!イイことなしの僕こと武藤真一(39)は、親戚工場で働く万年平社員。伯父さん社長にイイように使われる社畜の冴えない独身オッサンです。そんな40歳真近かで工場住込みの僕が、ひょんなことから倉庫で【ダンジョン】を発見。早速入ったら、なんと異世界に繋がっていて・・・
更に驚いたのは【ダンジョン】や異世界は、選ばれし者しか見えない、入れないから当然、親戚工場の社長から社員・パートの皆も全く気付きません。どうやらこの【ダンジョン】!僕専用らしいと後々判明することに。
異世界では芸能ギルドのシャーロン姫や異世界歌手シャルルと出会い、現世では【ダンジョン】に選ばれし女優の卵の西田佳代、芸能事務所片岡社長、前田カメラマンから世界的IT動画配信企業CEOハルスティング、その他との巡り遭いで、人生は正に大逆転!夢だった芸能プロデューサーを異世界で叶え、異世界芸能育成まで任されることに・・・
異世界からの報奨金は日本円にして5千万円?しかも月々貰えるんですか?
長年、親戚社長から虐げられてきた工場勤務よりも、異世界から必要とされ多額の報奨金まで頂ける世界!どっちを取るかは明白です。
異世界にこっちの歌を紹介し、異世界で育成した逸材アイドルをネットムービーズ(映像ストリーミング配信)で世界配信!現世エンタメ界もコレに刺激され、エンタメ下剋上が展開しますが、気にせず僕は好きなことをして人生楽しみます。
イラついた俺は強奪スキルで神からスキルを奪うことにしました。神の力で最強に・・・(旧:学園最強に・・・)
こたろう文庫
ファンタジー
カクヨムにて日間・週間共に総合ランキング1位!
死神が間違えたせいで俺は死んだらしい。俺にそう説明する神は何かと俺をイラつかせる。異世界に転生させるからスキルを選ぶように言われたので、神にイラついていた俺は1回しか使えない強奪スキルを神相手に使ってやった。
閑散とした村に子供として転生した為、強奪したスキルのチート度合いがわからず、学校に入学後も無自覚のまま周りを振り回す僕の話
2作目になります。
まだ読まれてない方はこちらもよろしくおねがいします。
「クラス転移から逃げ出したイジメられっ子、女神に頼まれ渋々異世界転移するが職業[逃亡者]が無能だと処刑される」
異世界へ五人の落ち人~聖女候補とされてしまいます~
かずきりり
ファンタジー
望んで異世界へと来たわけではない。
望んで召喚などしたわけでもない。
ただ、落ちただけ。
異世界から落ちて来た落ち人。
それは人知を超えた神力を体内に宿し、神からの「贈り人」とされる。
望まれていないけれど、偶々手に入る力を国は欲する。
だからこそ、より強い力を持つ者に聖女という称号を渡すわけだけれど……
中に男が混じっている!?
帰りたいと、それだけを望む者も居る。
護衛騎士という名の監視もつけられて……
でも、私はもう大切な人は作らない。
どうせ、無くしてしまうのだから。
異世界に落ちた五人。
五人が五人共、色々な思わくもあり……
だけれど、私はただ流れに流され……
異世界に来たようですが何も分かりません ~【買い物履歴】スキルでぼちぼち生活しています~
ぱつきんすきー
ファンタジー
突然「神」により異世界転移させられたワタシ
以前の記憶と知識をなくし、右も左も分からないワタシ
唯一の武器【買い物履歴】スキルを利用して異世界でぼちぼち生活
かつてオッサンだった少女による、異世界生活のおはなし
【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。
三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎
長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!?
しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。
ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。
といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。
とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない!
フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる