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教会の夢魔2 ある日の教会での出来事
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登場人物
カタリ 神父で夢魔
リヨ シスター 元中央の没落貴族の娘。
シウヨ ベテランシスター
アル 異世界からやってきた人間。
「カタリ神父様、お野菜たくさんいただいたので、少しだけですけれどおすそ分けです」
仮面をかぶったアルという人間は、カタリに微笑む。
「ありがとう。アル君。本当に少しですね」
カタリは微笑む。
すると、アルはひきつった微笑みを返す。
アルは料理上手だ。アルの作る料理は、子供たちの食いつきもいい。
別にカタリの教会のシスターたちは、料理が下手なわけではない。うまいほうだ。だが、アルの料理はおかしいほどうますぎた。
アルの姿を見つけた目の色を変えた子供たちと、シスターシウヨがやってくる。
「アル!!」
走ってやってきたレアが、アルに飛びつく。キラキラ輝く金色の髪のレア。人形のように愛らしいが、すこし背が高くなった。
その後ろからにこにこ顔のクレアが歩いてやってくる。クレアは落ち着いて、大人びて見える。
「アルさん」
「元気にしてた?今日は二人にお菓子焼いたんで持ってきたんだ」
にこにこアルは微笑んで、布袋を取り出す。
それを見ていたうら若きシスターリヨは、目の色を変えて涎をたらす。
複数人の教会の子供が、クレアとレアの方を睨んだりや、羨ましそうに見ている。
「だめですよ、アル君。少人数の子供だけにお菓子を上げるなんて、贔屓になってしまう。もうすぐお昼ですし、せっかくだから子供全員のお菓子を焼いて、お昼ご飯を作る手伝いをしていってください」
「いえ、私は今日は忙しいので、無理です」
断るアル。
本当に忙しいのだろう。アルの目の下にはくまがある。
「お願いしますね、アル君」
カタリがアルの肩に手を置きながら、微笑む。
「は、はい。でも作ったらすぐ帰らなくてはいけないです」
「それで結構です」
アルは押しに弱いタイプの人間だった。
お昼ご飯は畑でとれた野菜を煮込んだスープと、近くのお店から教会の子供たちにともらった、キフと呼ばれている雑穀の粉を練って壷焼きにしたこの国の主食だ。
シスターたちにこき使われたアルは、げっそりしている。
「私、そろそろ帰りますね」
アルは帰ろうとする。
外には狼の匂いがする。あの狼の獣人が、アルを待っているのだろうと、カタリは目を細める。
「アル君悪いけれど、私とても体調が悪いんです。今、少し休まないといけないんですが、私の話を聞きにお偉い人が来る予定なんです。私の代わりにアル君、神父になってその方にこの教会の聖書を読んであげてほしいんです」
軽い調子で、カタリがアルのことを勧誘する。
「い、いえ、無理です!!それに私用事が」
「大丈夫。すぐに終わるから。ただこの教会の神の祭典の本を読めばいいのだから。ね、お願いします、アル君。私、とても具合が悪いんです」
切羽詰まった様子のカタリ神父に、仕方なくアルは頷く。
「………それに、君の色香に血迷って、教会で道に踏み外す人間が見たいな。なんて、冗談だよ」
にこにこカタリは笑っている。
アルは冷や汗をかく。
「冗談に聞こえないんですが。仮面をつけていいのでしたら」
そうアルは言った。
というわけで、アルは少しだけ神父の服を着て、一日この教会の神父になることになった。
教会にやってきた信者?のその人は、金髪の厳しい鷹のような瞳をした背の高い男の人だった。その人を見て、アルはその男の人をどこかで見たことがあるような気がする。
「神への祈りを」
低い声で、その男の人は言う。
慌ててアルは、カタリ神父に手渡された一冊の本を読み上げる。読み上げたら、両手を握りしめて、目を閉じて祈れと、カタリ神父は言っていた。
たどたどしく祭典の書を読み上げようとするが、その本の一節でアルは読み上げるのを止めてしまう。
本の一節には、獣人と悪しき獣人の神を駆逐しと、書かれている。それをアルは読み上げることができない。
「何をしている?」
厳しい男の瞳が、アルは射抜く。
「申し訳ありません」
アルはその一節を飛ばして読み終えた。
「何故祭典の一節を読まない。神への不敬だ」
厳しい男の言葉。
アルが祭典の書の一部を読まなかったことは、男にはバレてしまっているようだ。
アルは「申し訳ありません」ということしかできず、俯く。
「獣人を打ち滅ぼし、我々は人々を守る。それは神のご加護のもとに行われるべきものだ」
「………神様は皆をきっと、見守っておられると思います」
「それは獣人たちもということか?」
「………」
アルが下手なことを言っては、カタリに迷惑がかかると、口をつぐむ。
「俺は別に獣人が憎いわけではない。獣人が増えたら、人々の生活はどうなる?いつ支配をされるか、何をされるかわからない。獣人はこの国から排除されるべき存在だ。神も悪しき獣人を排除して、この国を作られたのだ」
男の厳しい言葉。
アルにはわからない。
けれどもアルの脳裏には、一生懸命泣きながら笑いながら生活している獣人の姿が思い浮かぶ。
彼らは一生懸命生活しているだけで、ただ人を支配するとか考えている獣人は少ない。
「悪しき獣人がいるというのなら、その獣人をとらえればいいのではないでしょうか?皆一生懸命に生きているだけの人々を、ただ獣人というだけで排除するのは、神もお認めにならないと思います」
「それは教会の総意か?」
「いえ、私の私の想いです」
言ってはいけないのだろうが、言ってしまった。カタリに迷惑が掛からないといいがと、アルは不安に思う。
「綺麗ごとだな。多数派が少人数を抑圧する。それはいつの時代も同じだ」
ははっと、男は嘲り笑う。
アルのいた世界でもそういうことが多かった。けれども、それではだめなのだと思う。
「一人ひとり大事な存在で、同じ人はいないと思います。獣人も人も、多数派か少数派ではなく、一人ひとり尊ばれるこそ、いい世界になる。そう私は信じています」
「くだらない。綺麗ごとだな」
「……獣人も人も関係なく、一人ひとり大事にされる、その世界こそがきっと、戦いも争いもなくなると信じたいのです」
「それで裏切られて、獣人に殺されたとしてもか?」
「獣人も人も、その人の心次第なのではないでしょうか?」
「……勝手にするがいい」
男は立ち上がり、去り際にアルの耳元で囁く。
「後悔するぞ」
そう言い捨てて、男は去っていった。
入口を出たところで男は、待ち構えていたカタリ神父に、厳しい視線を向けた。
「あれは異端のものだ。何故あんなものをこの教会に置いている?」
「あの子も神の子ですから」
「異端審問にかけられたくなければ、獣人どもの味方になるようなものを教会にはおくべきではない」
「神のみ心のままに」
カタリは最高上審判を管轄する男に、最高礼をした。
「アルちゃん大丈夫なのでしょうか?」
おとこがさったあと心配そうなシウヨが、やってくる。
カタリはシウヨのしわが深くなった顔に指を押し当てる。
「面白くなってきましたね」
囁くカタリの手に、シウヨは手を置いて微笑む。
「だめですよ、神父様」
「相変わらずあなたはお堅いことだね」
そうどんなにカタリが口説いても、シウヨは靡かない。昔からそうだ。
「ふふ。神父様ったら、いい歳こいたおばさんに。やぁねぇー」
「君はいくつになっても綺麗ですよ。君を抱きたいな」
「私の恋人は神様なのでねぇ」
「残念」
「ふふ」
「アル君ならば、きっとどうにかなるでしょう。オオカミもついていますし。……どうやら私は潮時なのかもしれません」
「あらま、悪魔様は神の元から逃れられないのですよ」
にこにこ食えないシスターシウヨに、カタリはにやりと笑う。
「ええ、そうですねぇー。困ったものです」
カタリは胸元にある神の象徴であるものに、触れた。
カタリ 神父で夢魔
リヨ シスター 元中央の没落貴族の娘。
シウヨ ベテランシスター
アル 異世界からやってきた人間。
「カタリ神父様、お野菜たくさんいただいたので、少しだけですけれどおすそ分けです」
仮面をかぶったアルという人間は、カタリに微笑む。
「ありがとう。アル君。本当に少しですね」
カタリは微笑む。
すると、アルはひきつった微笑みを返す。
アルは料理上手だ。アルの作る料理は、子供たちの食いつきもいい。
別にカタリの教会のシスターたちは、料理が下手なわけではない。うまいほうだ。だが、アルの料理はおかしいほどうますぎた。
アルの姿を見つけた目の色を変えた子供たちと、シスターシウヨがやってくる。
「アル!!」
走ってやってきたレアが、アルに飛びつく。キラキラ輝く金色の髪のレア。人形のように愛らしいが、すこし背が高くなった。
その後ろからにこにこ顔のクレアが歩いてやってくる。クレアは落ち着いて、大人びて見える。
「アルさん」
「元気にしてた?今日は二人にお菓子焼いたんで持ってきたんだ」
にこにこアルは微笑んで、布袋を取り出す。
それを見ていたうら若きシスターリヨは、目の色を変えて涎をたらす。
複数人の教会の子供が、クレアとレアの方を睨んだりや、羨ましそうに見ている。
「だめですよ、アル君。少人数の子供だけにお菓子を上げるなんて、贔屓になってしまう。もうすぐお昼ですし、せっかくだから子供全員のお菓子を焼いて、お昼ご飯を作る手伝いをしていってください」
「いえ、私は今日は忙しいので、無理です」
断るアル。
本当に忙しいのだろう。アルの目の下にはくまがある。
「お願いしますね、アル君」
カタリがアルの肩に手を置きながら、微笑む。
「は、はい。でも作ったらすぐ帰らなくてはいけないです」
「それで結構です」
アルは押しに弱いタイプの人間だった。
お昼ご飯は畑でとれた野菜を煮込んだスープと、近くのお店から教会の子供たちにともらった、キフと呼ばれている雑穀の粉を練って壷焼きにしたこの国の主食だ。
シスターたちにこき使われたアルは、げっそりしている。
「私、そろそろ帰りますね」
アルは帰ろうとする。
外には狼の匂いがする。あの狼の獣人が、アルを待っているのだろうと、カタリは目を細める。
「アル君悪いけれど、私とても体調が悪いんです。今、少し休まないといけないんですが、私の話を聞きにお偉い人が来る予定なんです。私の代わりにアル君、神父になってその方にこの教会の聖書を読んであげてほしいんです」
軽い調子で、カタリがアルのことを勧誘する。
「い、いえ、無理です!!それに私用事が」
「大丈夫。すぐに終わるから。ただこの教会の神の祭典の本を読めばいいのだから。ね、お願いします、アル君。私、とても具合が悪いんです」
切羽詰まった様子のカタリ神父に、仕方なくアルは頷く。
「………それに、君の色香に血迷って、教会で道に踏み外す人間が見たいな。なんて、冗談だよ」
にこにこカタリは笑っている。
アルは冷や汗をかく。
「冗談に聞こえないんですが。仮面をつけていいのでしたら」
そうアルは言った。
というわけで、アルは少しだけ神父の服を着て、一日この教会の神父になることになった。
教会にやってきた信者?のその人は、金髪の厳しい鷹のような瞳をした背の高い男の人だった。その人を見て、アルはその男の人をどこかで見たことがあるような気がする。
「神への祈りを」
低い声で、その男の人は言う。
慌ててアルは、カタリ神父に手渡された一冊の本を読み上げる。読み上げたら、両手を握りしめて、目を閉じて祈れと、カタリ神父は言っていた。
たどたどしく祭典の書を読み上げようとするが、その本の一節でアルは読み上げるのを止めてしまう。
本の一節には、獣人と悪しき獣人の神を駆逐しと、書かれている。それをアルは読み上げることができない。
「何をしている?」
厳しい男の瞳が、アルは射抜く。
「申し訳ありません」
アルはその一節を飛ばして読み終えた。
「何故祭典の一節を読まない。神への不敬だ」
厳しい男の言葉。
アルが祭典の書の一部を読まなかったことは、男にはバレてしまっているようだ。
アルは「申し訳ありません」ということしかできず、俯く。
「獣人を打ち滅ぼし、我々は人々を守る。それは神のご加護のもとに行われるべきものだ」
「………神様は皆をきっと、見守っておられると思います」
「それは獣人たちもということか?」
「………」
アルが下手なことを言っては、カタリに迷惑がかかると、口をつぐむ。
「俺は別に獣人が憎いわけではない。獣人が増えたら、人々の生活はどうなる?いつ支配をされるか、何をされるかわからない。獣人はこの国から排除されるべき存在だ。神も悪しき獣人を排除して、この国を作られたのだ」
男の厳しい言葉。
アルにはわからない。
けれどもアルの脳裏には、一生懸命泣きながら笑いながら生活している獣人の姿が思い浮かぶ。
彼らは一生懸命生活しているだけで、ただ人を支配するとか考えている獣人は少ない。
「悪しき獣人がいるというのなら、その獣人をとらえればいいのではないでしょうか?皆一生懸命に生きているだけの人々を、ただ獣人というだけで排除するのは、神もお認めにならないと思います」
「それは教会の総意か?」
「いえ、私の私の想いです」
言ってはいけないのだろうが、言ってしまった。カタリに迷惑が掛からないといいがと、アルは不安に思う。
「綺麗ごとだな。多数派が少人数を抑圧する。それはいつの時代も同じだ」
ははっと、男は嘲り笑う。
アルのいた世界でもそういうことが多かった。けれども、それではだめなのだと思う。
「一人ひとり大事な存在で、同じ人はいないと思います。獣人も人も、多数派か少数派ではなく、一人ひとり尊ばれるこそ、いい世界になる。そう私は信じています」
「くだらない。綺麗ごとだな」
「……獣人も人も関係なく、一人ひとり大事にされる、その世界こそがきっと、戦いも争いもなくなると信じたいのです」
「それで裏切られて、獣人に殺されたとしてもか?」
「獣人も人も、その人の心次第なのではないでしょうか?」
「……勝手にするがいい」
男は立ち上がり、去り際にアルの耳元で囁く。
「後悔するぞ」
そう言い捨てて、男は去っていった。
入口を出たところで男は、待ち構えていたカタリ神父に、厳しい視線を向けた。
「あれは異端のものだ。何故あんなものをこの教会に置いている?」
「あの子も神の子ですから」
「異端審問にかけられたくなければ、獣人どもの味方になるようなものを教会にはおくべきではない」
「神のみ心のままに」
カタリは最高上審判を管轄する男に、最高礼をした。
「アルちゃん大丈夫なのでしょうか?」
おとこがさったあと心配そうなシウヨが、やってくる。
カタリはシウヨのしわが深くなった顔に指を押し当てる。
「面白くなってきましたね」
囁くカタリの手に、シウヨは手を置いて微笑む。
「だめですよ、神父様」
「相変わらずあなたはお堅いことだね」
そうどんなにカタリが口説いても、シウヨは靡かない。昔からそうだ。
「ふふ。神父様ったら、いい歳こいたおばさんに。やぁねぇー」
「君はいくつになっても綺麗ですよ。君を抱きたいな」
「私の恋人は神様なのでねぇ」
「残念」
「ふふ」
「アル君ならば、きっとどうにかなるでしょう。オオカミもついていますし。……どうやら私は潮時なのかもしれません」
「あらま、悪魔様は神の元から逃れられないのですよ」
にこにこ食えないシスターシウヨに、カタリはにやりと笑う。
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