日本で死んだ無自覚美少年が異世界に転生してまったり?生きる話

りお

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30話 副会長さんとは繋がりがありました

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「サフィ、昨日は大丈夫だった??」

「うん、心配かけてごめんね!」

僕はルーカスとカイルと合流して一緒に学園に向かってた

「帰ってくるのが遅いから幽霊となんかあったと思ったよ」

「あ、あははー、いつの間にか寝ちゃったんだよね」

(幽霊とじゃなくてハスメルさんに抱きつかれてたなんて言えない…)

「サフィって意外と抜けてるんだな!」

「そ、そうみたい」

カイルも抜けてると思ったが口には出さなかった

「まぁ、とにかくサフィが無事でよかったよ」

「そうだな!」

結局幽霊の正体を明かさずに話は終わった










そこから特に変わりなく過ごしていて1日の授業を終えてみんなで帰ろうとした時、クラスの子に呼ばれた

「ミリナスくん!!」

「どうしたの??」

「えっと、ミリナスくんに会いたいって人がいるんだけど…」

「僕に??誰?」

「それが…ここでは言いにくいから直接会った方がいいかも、、」

「うん?あ、カイル達先に帰っていいよ!」

「おう!終わったら俺の部屋で遊ぼうぜ!」

「いいよー!絶対行く!」

誰だろうと呑気に考えながら廊下へ向かった
そこに待ってたのは…


誰?



見たことない人だった

金髪の少し長い紙を後ろで結んでて、アメジストみたいなキレイな紫眼

もしかしてどっかで会ったかな…
と思っていたら向こうから話しかけられた

「急にごめんねぇーサフィリスくんで大丈夫??」

「はぁ…そうですけど、、」

「良かったぁ!僕君と会ってみたかったんだ」

「えっと、誰ですか?」

「え!僕有名なはずなんだけどなぁ…」

(この人自意識過剰過ぎなような…)

「まっ、いっか!それより移動しない??ちょっと人が集まって来てるからねぇ」

そう言われて、周りを見渡すと帰りの時間だからか人が多かった

「いいですよ」

「よしっ!じゃっこっち!」

僕はこの人に案内されて外へ行き、感動した
そこは花壇に花がいっぱい育てられていて綺麗だったから


「うわぁ…綺麗ですね、、」

「でしょ~ここ僕のお気に入りなんだ!サボる時とかはここオススメだよ!」

「な、なるほど」






僕達は花壇の傍にあるベンチに座った

「まず、自己紹介ねぇー僕は3年のユディト・ファーミスだよー。一応この学園の生徒会副会長もやってるんだぁ」

「ふ、副会長だったんですか!?」

(嘘でしょ…これじゃあ生徒会メンバーコンプリートじゃん!)

「そうだよぉ!」

「…そんな人が何故僕に会いに来たんですか?」

「ガイルって言う人聞いた事ある??」

「ガイル…?」
(どっかで聞いたことあるような気がする、、あ!まさか…!)

「第2騎士団副団長のガイルさんの事??」

「そうそう、僕の父親なんだー」

「へぇ、父親ですか……って父親!?」

ガイルさんとは僕が7歳の時に会った事がある
その日は父様に剣術を教えてもらう予定だったのだが、父様が予定が入ってしまったため代わりの人を呼ぶことになって、それでガイルさんが来た

ガイルさんは口調は軽かったけど教え方は上手で分かりやすかった

確か休憩中に僕より2歳年上の息子がいるって言ってたような…

「父さんは、サフィリスくんの事をずっと話してたから興味が湧いて会ってみたいなーって思ってたんだけど…僕が生徒会の仕事をサボりすぎて溜めちゃってたんだよねぇ、、んで会長に捕まって仕事をやらされてたから会う時間がなかったんだぁ…」

「は、はぁ、、」

「やっぱ父さんが言ってた通りとっても可愛いねぇー..けど髪の色と目の色を変えてるのは勿体ないなぁ、、」

「え!」
(僕の元の色まで知ってる…!)

「それも、ガイルさん情報ですか!?」

「もっちろーん!」

(ガイルさん…いや、口止めしてなかった僕も悪いか…)

「その事は内緒でお願いしますね!」

「当たり前だよぉ、、そんな事したら取られちゃうからね…」

「?最後の方が聞こえなかったのでもう一度いいですか??」

「大したことないよぉー、それよりもこれからもよろしくねぇ!」

「あ、はいよろしくお願いします、、」

「じゃあ今日はもう行かないとー、仕事抜け出してきたからさぁ…」

「…そうなんですね」
(てっきりもう終わったと思ってた、、)

「ばいばーい!あ、あとお披露目会の招待状僕の家に届いたから行くねぇ!」

と言って副会長さんは去っていった

残された僕は
「来なくていいのに…!」
と呟きました


























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