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20話 再会?しました
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「わぁー!あれが王都……!!」
僕達は家を出て2日目で王都にやっと近づいてきた
馬車の中では兄様の事を考えてたけど、実際に王都が見えてくると僕はうずうずして仕方がなかった
「サフィ…興奮するのもわかるけど、危ないから座った方がいい」
「大じょ、、『ガタッ』うわっ!」
急に馬車が揺れ立ち上がっていた僕は体制を崩した
床にぶつかると思い目を瞑ったが、痛みは来なかった
おかしいと思って目を開けると目の前にはフィルがいて僕はフィルによって抱きしめられていた
「はぁ、、だから危ないって言ったのに」
「えへへ…ごめんごめん」
「次からは気をつけるんだぞ」
といって抱きしめていた手を離した
「よっと……、、仕方ないから大人しくしてるよ」
「そうしてくれ」
僕は大人しく座り王都に着くまで待った
数分後、馬車が止まった
「サフィ、降りる準備はできてるか??」
「うん、行けるよ!」
「よし、じゃあ行くぞ」
フィルが先に降りて、僕が降りるのを手伝ってくれた
「すごい…、、」
僕達が住んでいた所も人が多かったが、それに比べものにならないくらいだった
しかも王都は今日本で言うお祭りみたいな事をやっていて普段よりも多いと思う
「フィル、、僕あそこ行きたい!あ、あの店も!!」
「落ち着けって。まず今日は入寮手続きして荷物を置かないと行けないから、それが終わってからな」
「えー…結構時間かかりそう、、」
やっと外に出れて面白そうなお店が目の前にいっぱいあるのに落ち着けるわけがない
「まだしばらくは開催してるらしいから今日行けなかったとしても明日があるから大丈夫だ」
「そんなぁ、、、」
「ほら、早く行くぞ」
「…はぁい」
結局この日、全てが終わった時もう日が暮れていたので諦めた
「目指せお店全制覇!!」
「いや、無理だろ」
フィルにツッコまれたが気にせずに王都を探索していく
「まずはあそこから!」
僕が指を指したのは肉の串焼きが売っているお店だった
「はいはい」
「これ2本ください」
「あいよ!お嬢ちゃん可愛いからオマケしとくな!!」
「…僕は男です、、、」
「そうなのか!ごめんなぁ、、じゃあ少し値引きしてやるよ!」
「…ありがとうございます、、、」
「はぁ、、、僕って女顔なのかな??」
さっき買ったやつを食べながらフィルに聞いた
「どっちかって言うとそうだな」
「可愛いよりか、かっこいいって言われたいのに、、、」
「諦めた方が早いぞ」
「これから成長する予定だもん、、」
これから筋トレする時間を増やそうと誓った僕だった
「ちょっと休憩するか??」
「したいけど、僕あのお店並びたいなぁ…」
「あそこは結構人が並んでるから大変だぞ??」
「でも、行きたいから行くよ!」
「分かった、分かった。俺が代わりに買ってきてやるから、休憩しとけ」
「え、いいの??」
「あぁ。今日だけな」
「ありがとう!」
僕は空いていたベンチに座り休憩をしていた
「ふぅ、、さすがに疲れたかも…久しぶりに外に出たし張り切りすぎたか…?、、え?」
そうボヤいてる時だった
見覚えのある後ろ姿を見つけたのは
気づけば僕は走っていた
早くあの人に追いつきたくて無我夢中だった
しばらく走り続けやっと追いついた
話しかけようと思ったそのとき
「全く。勝手に消えないでください。ショウ様」
「しょうがないだろ。気になるものがあったんだから」
「私が怒られるだけなので止めてください。帰りますよ」
「はいはい」
僕は2人が過ぎていくのを見ていただけだった
話しかけたくてもできなかったんだ
だって凄くお似合いだった
兄様と一緒にいた人はかっこよくて、2人が並ぶと絵になってた
僕は…兄様の隣にいても不釣り合いなだけ、、
なんか胸がチクチクする
これは……そうか
僕……兄様事好きなのか、、、
けど今更だよね
兄様は僕に告白したことも忘れてそうだもん
2年も会いに来てくれなかったし
僕が早く気づいてれば、、、、こんな悲しい思いをしなくて良かったのに…
目が覚めてベッドから降りる
あれから僕はどうやって帰ったか覚えてない
それほど心がやられていた
残りの数日間はずっとぼーっとしてた
気づけば入学式の日が来た
新品の匂いがする制服を身につけ鏡の前に立つ
髪の色と目の色を変えてメガネをつける
これで僕の出来上がり
「サフィー、準備できたか?」
「うん。大丈夫」
「やっぱ違和感あるな、、」
「そのうち慣れるよ」
「そうだな…じゃあ行くか、」
「…うん」
僕は兄様への思いを捨てようと決意してたが、、そう簡単にはいかなかった
僕達は家を出て2日目で王都にやっと近づいてきた
馬車の中では兄様の事を考えてたけど、実際に王都が見えてくると僕はうずうずして仕方がなかった
「サフィ…興奮するのもわかるけど、危ないから座った方がいい」
「大じょ、、『ガタッ』うわっ!」
急に馬車が揺れ立ち上がっていた僕は体制を崩した
床にぶつかると思い目を瞑ったが、痛みは来なかった
おかしいと思って目を開けると目の前にはフィルがいて僕はフィルによって抱きしめられていた
「はぁ、、だから危ないって言ったのに」
「えへへ…ごめんごめん」
「次からは気をつけるんだぞ」
といって抱きしめていた手を離した
「よっと……、、仕方ないから大人しくしてるよ」
「そうしてくれ」
僕は大人しく座り王都に着くまで待った
数分後、馬車が止まった
「サフィ、降りる準備はできてるか??」
「うん、行けるよ!」
「よし、じゃあ行くぞ」
フィルが先に降りて、僕が降りるのを手伝ってくれた
「すごい…、、」
僕達が住んでいた所も人が多かったが、それに比べものにならないくらいだった
しかも王都は今日本で言うお祭りみたいな事をやっていて普段よりも多いと思う
「フィル、、僕あそこ行きたい!あ、あの店も!!」
「落ち着けって。まず今日は入寮手続きして荷物を置かないと行けないから、それが終わってからな」
「えー…結構時間かかりそう、、」
やっと外に出れて面白そうなお店が目の前にいっぱいあるのに落ち着けるわけがない
「まだしばらくは開催してるらしいから今日行けなかったとしても明日があるから大丈夫だ」
「そんなぁ、、、」
「ほら、早く行くぞ」
「…はぁい」
結局この日、全てが終わった時もう日が暮れていたので諦めた
「目指せお店全制覇!!」
「いや、無理だろ」
フィルにツッコまれたが気にせずに王都を探索していく
「まずはあそこから!」
僕が指を指したのは肉の串焼きが売っているお店だった
「はいはい」
「これ2本ください」
「あいよ!お嬢ちゃん可愛いからオマケしとくな!!」
「…僕は男です、、、」
「そうなのか!ごめんなぁ、、じゃあ少し値引きしてやるよ!」
「…ありがとうございます、、、」
「はぁ、、、僕って女顔なのかな??」
さっき買ったやつを食べながらフィルに聞いた
「どっちかって言うとそうだな」
「可愛いよりか、かっこいいって言われたいのに、、、」
「諦めた方が早いぞ」
「これから成長する予定だもん、、」
これから筋トレする時間を増やそうと誓った僕だった
「ちょっと休憩するか??」
「したいけど、僕あのお店並びたいなぁ…」
「あそこは結構人が並んでるから大変だぞ??」
「でも、行きたいから行くよ!」
「分かった、分かった。俺が代わりに買ってきてやるから、休憩しとけ」
「え、いいの??」
「あぁ。今日だけな」
「ありがとう!」
僕は空いていたベンチに座り休憩をしていた
「ふぅ、、さすがに疲れたかも…久しぶりに外に出たし張り切りすぎたか…?、、え?」
そうボヤいてる時だった
見覚えのある後ろ姿を見つけたのは
気づけば僕は走っていた
早くあの人に追いつきたくて無我夢中だった
しばらく走り続けやっと追いついた
話しかけようと思ったそのとき
「全く。勝手に消えないでください。ショウ様」
「しょうがないだろ。気になるものがあったんだから」
「私が怒られるだけなので止めてください。帰りますよ」
「はいはい」
僕は2人が過ぎていくのを見ていただけだった
話しかけたくてもできなかったんだ
だって凄くお似合いだった
兄様と一緒にいた人はかっこよくて、2人が並ぶと絵になってた
僕は…兄様の隣にいても不釣り合いなだけ、、
なんか胸がチクチクする
これは……そうか
僕……兄様事好きなのか、、、
けど今更だよね
兄様は僕に告白したことも忘れてそうだもん
2年も会いに来てくれなかったし
僕が早く気づいてれば、、、、こんな悲しい思いをしなくて良かったのに…
目が覚めてベッドから降りる
あれから僕はどうやって帰ったか覚えてない
それほど心がやられていた
残りの数日間はずっとぼーっとしてた
気づけば入学式の日が来た
新品の匂いがする制服を身につけ鏡の前に立つ
髪の色と目の色を変えてメガネをつける
これで僕の出来上がり
「サフィー、準備できたか?」
「うん。大丈夫」
「やっぱ違和感あるな、、」
「そのうち慣れるよ」
「そうだな…じゃあ行くか、」
「…うん」
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