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10話 初めての外出です

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※2話で神殿と言いましたが、かきにくいので教会に変更しました……すいません!












僕は16歳に交通事故で亡くなりました
神様(シュバルツさん)から色々な能力をもらい異世界に転生し、まったりする予定でした

…が最初からイレギュラーな事が起きました
解決しても次から次へと、どんどん流れ込んできます


そして、またしてもイレギュラーな事が起こったのです






僕は今馬車にいます
それはもちろん教会に行くため
ちなみに初めての外出が教会です



…え?何でこうなったか?
話しが飛びすぎだって??



じゃあ、まずあの日の出来事から語りましょう…









数日前








僕の打ったウォーターボールはドォォゴンと大きな音をたて見事的に命中しました
ただ威力がありすぎて壁に大穴が開きました

「…あ、あれれ??」

「え!?サフィ!?あなた何をしたの!?なんで威力がそんなにあるんですの…!?」

「僕は、姉様に教えてもらった通り打っただけですよ!」

「い、一回目で成功してしかもあんなに大きいだなんて………」

姉様がそう呟いてたとき、廊下からとても急いでるようなドタドタとした足音が聞こえた


ドン!


「と、父様?」

「何かあったのか!?凄く大きな音がしたぞ!……ってその壁は何があったのだ……?」

(や、やばい!父様にバレたら魔法まで制限されるかも!!僕の魔法を使ってまったりする予定ができなくなる!!ね、姉様助けて!!)

僕は助けを求めるよう姉様を見た
姉様は僕の視線に気づき分かったように頷いてくれた

そして
「サフィがやりましたわ」

(おぉぉい!分かってなかったんかい!)

「サフィは初めて魔法を使ったはずなのにこんなに上手くできてますわ!お父様!サフィは天才ですわよ!!」


「サ、サフィがやった??それは本当か??」

「は、はい…ごめんなさい!」
僕は認めるしか無いと思い諦めた

「そうか…さすがサフィだな…!」

「え?」
思わず声を出してしまった

「まだ5歳なのに、もう魔法が使えるのか!しかもこんなに上手にできてるではないか!」

とても興奮した様子で父様が話した

「侵入者かと思って焦ってたが、心配する必要はなかったな」

「あ、あの怒ってないんですか…?」

「あぁ、壁なんて壊れても2、3日で修復魔法で直せるからな」

「よ、よかった……」

「ただし、サフィはまだ危ないから、私達家族が近くにいる時にしか魔法を使ってはいけない」

「分かりました!」

「分かったならよろしい。言いたいことはまだあるが、まず2人ともご飯を食べるぞ」


「「はい」」















昼食後

リビングには父様、母様、兄様、姉様、(僕)、と全員集合していた



「サフィは魔力がある事がわかった以上、あまり納得が行かないが教会に行って洗礼式を受けてもらう」
 
「そうそう。ほんとなら6歳になった時に受けるのよ!」

「サフィは極力目立たない格好で行こうね」

「そうですわ!サフィの美貌がみんなに知られますわ!」


(最後の2人はちょっと何言ってるのか分からないけど、とにかく教会に行くんだよね…?初外出じゃん!)

「教会では何をやるんですか?」

「教会で洗礼式というものを受けて鑑定してもらうんだ」

(え?!僕自分で出来るのに!けど、普通は確認できないんだっけ…?ほんとチートじゃん…)

「わ、分かりました」

「では、1日後に行こう」

「はい…」 















とうとうこの日がきた
今日は初外出の日!事前に父様に渡された服を来て僕は馬車に乗った



これで冒頭に繋がりましたか??

とにかく今教会に向かってる途中です

僕の服装はとーっても暑いです
顔全体と体全体が隠れたフード付きのローブらしきものを来ています

せめて腕をまくろうと思ったとき
兄様が

「こんな日が出てるのに腕なんでだしたらサフィの白い腕が火傷しちゃうよ」

と言われてしまった

(いや、今夏だけどさ!?)

そんなこんなで教会に着いたらしい

僕は兄様に抱っこされて降ろしてもらったが、未だに抱っこされ続けてる

(せっかくの外を自分の足で歩きたいし、ちょっと見てみたかったのに…!!)

中に入ると優しそうなお姉さんがいた

「ミリナス公爵家の方々久しぶりでございます。そしてサフィ様初めまして。ここのシスターのリアンと言います。皆様どうぞこちらへお越しください」

と言われて奥のドアに入ると、部屋の中心に水晶らしき物が置いてあった

「サフィ様にはここで洗礼式を受けてもらいます。洗礼式と言っても水晶に触るだけでいいです」

「はい、分かりました」
僕は兄様に降ろしてもらってから、部屋の中心に行き、水晶に触った















「あれ、ここどこ」
気づくと真っ白な空間にいた
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