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4話 成長しました
しおりを挟む時が過ぎるのも早く僕は5歳になりました
…え?それまでどうしてたって?展開も早すぎだって?もちろん特に何も起きてませんよ
まぁ、強いて言うならみんな僕を溺愛しすぎなくらいかな
僕は自分を鏡で初めて見た時驚いた
銀髪に左目が金色の瞳に右目が空色の瞳だった
確かにこの世界でもこの容姿は珍しいらしいが、
顔は至って平凡だった
(こんな平凡な顔じゃなくて、アル兄様みたいなイケメンになりたかったなぁ……)
この5年間で気づいたことは、
僕のいるこの国はアマール王国という。同性婚も認められており、男でも妊娠できるように薬も開発されている
(本当に異世界って凄いなぁ…もうなんでもありの世界じゃん…)
僕を拾ってもらったこの家はミリナス公爵家という
結構すごい所だった
父様は第2騎士団の団長であり騎士団では冷徹な人間で有名らしい…結構忙しく会える日が少ない
(あの父様が冷徹だなんて想像できないなー)
母様はそんな多忙な父様にかわり領地の経営を手伝い趣味のガーデニングをしながら過ごしている
最近の口癖は、「サフィちゃんはずっと家にいてね!」だ。
(僕まだ5歳なんだけどな…)
僕の8歳年上で今13歳のアルフォード兄様(通称アル兄様)は学園に通い、休みの日には騎士になる為に訓練したり僕と一緒にあそんでくれる
(最近、スキンシップが激しいような気がするのは気のせいかな?)
そして10歳のルナマリア姉様は僕達の住んでいる家から離れている学園に通っており、寮生活をしている。長期休みぐらいしか帰って来れなくて父様よりも会える回数が少ない…なので姉様とは手紙のやりとりをしているが、1回に来る枚数が5枚以上あり読むのが大変だ。しかも内容はあまり大したことは無い
(なんで毎回僕の1週間の日程を聞くのかが分からない………)
僕といえばまったりするため3歳くらいからこっそり魔法の練習をしている
初めてステータスを見た時は驚いた
子供じゃ絶対にありえない数値だった
((3歳に見た時のステータス))↓↓
------------------------------
名前 サフィリス・ミリナス
体力 100
魔力 ∞
スキル 創造魔法 鑑定 アイテムボックス
隠蔽 召喚魔法 シュバルツの加護(←魔
法の威力を上げ、死んだ時1回復活可能)
称号 転生者 無自覚 神の愛子
ミリナス家に愛されしもの
------------------------------
これがシュバルツさんからのプレゼントなんだなと思った
(ありがたいけどもこれはやりすぎだろ…)
僕は1回魔法練習しすぎて倒れてしまった
魔力が無限といっても体には魔力を使えば使うほど負担がかかってしまい1週間ベットで生活していた
これを気に両親は僕の事を心配し、外に出ないようにいった
だから僕はまだ外に出たことはかい
(いや、あるっちゃあるけど庭までだしなぁ…
せっかく異世界に来たんだから外も気になるんだけどなぁ…)
1回兄様に父様達を説得するよう頼んだのだが、
「外には危ないヤツらが多く、サフィが狙われてしまうから絶対に出ては行けないよ」
と言われてしまい逆に兄様にも言われてしまった
(僕なんか狙うわけないのに…)
そんなこともあり僕は常に暇で魔法の練習をして、今では結構な種類を使えるようになった
(使う場面はまだ来ないんだけどね)
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