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風浦らの

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第一章【挑】

番外編【ラバーあれこれ】

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    ここでは卓球のラケットに貼る【ラバー】について説明します。
一口にラバーと言っても、その種類は様々。今回は大きくわけた五種類のラバーを紹介致します。

【裏ソフト】表面が真っ平らなラバー。粘着性が強く、回転をかける事が得意なラバー。使い勝手がよく一般的で、最も多くの選手が使用している。裏表どちらかが裏ソフトは最早定番。
    主な使用者    『海香』『五十川紗江』『小波渡雪』『三瀬莉奈』『関翔子』『児島南』

【表ソフト】表面につぶつぶの付いたラバー。粒のお陰で接地面積が少なく、玉離れがよく、反発力に長けたラバー。スピードが出やすく速攻やスマッシュを多用する選手に好まれている。やや回転をかけるのに向いていないが、逆に相手の回転の影響を受けにくいという特徴を持つ。
    主な使用者    『乃百合』『ブッケン』『築山文』『まひる』『和子』

【アンチラバー】裏ソフト同様表面が真っ平らなラバー。表面がツルツルに加工されていて、回転の影響を殆ど受けない。その為、回転量気にすること無くブロックがしやすい。
    相手の回転を止めることなくそのまま返す事が出来るが、自分から回転をかけることが大の苦手。
    ナックルを打つのが得意。
    主な使用者   『藤島桜』

 【粒高ラバー】表ソフト同様に表面につぶつぶが付いたラバー。表ソフトよりも粒の高さが高い分、回転の影響を更に受けづらくなっていて、アンチラバー同様、相手の回転をそのまま返す事も出来る。粒が高い分コントロールがやや難しく、更に粒が倒れる為に玉が弾まない。
     主な使用者    『水沢夏』

【一枚ラバー】表ソフトとラケットとの間にスポンジの入っていないラバー。普通のラバーにはスポンジが入っていて、それが衝撃を吸収する事で安定感をもたらしている。一枚ラバーにはそれが無い為、安定感が悪い。その反面思わぬ変化を起こしたり、気持ちの良い打球感がある。デメリットが多すぎて使っている人は……もう殆ど居ないそうです。が、それこそがこのラバーの最大の強み。
    主な使用者  『該当者無し』

    こんな感じで大きく分けて五つあります。
    この五つから更に派生して、『もっと回転をかけたい』『もっとスピードを出したい』『ナックルを打ちたい』などと個人の好みに合わせたラバーが沢山販売されているそうです。皆それぞれ自分に合ったラバーを選んで戦っているんですね。
 
    裏と表に貼るラバーは自由で、更にはラケットにも種類があったりして、個性を存分に出す事が出来ます。

    因みにラケットはどうかと言うと──、これがビックリ、材質さえ規定の物を使っていれば『形』や『大きさ』は【自由】なんですッ!! 
    つまり、どんなに大きなラケットを使おうが、どんなに長いラケットをつかおうがOKという事です。驚きですね。

    こんな風に卓球って用具一つとっても奥が深いですよね。
    

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