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第三章【陰陽師編】
拾い物
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「なぁ恭」
「ダメだ」
「まだ何も言って無いではないか!」
「ダメだ、返してきなさい」
言わなくてもだいたい分かる。サタコの両手にはダンボール箱が抱えられ、その側面には『拾ってください』と書かれている。中には何が入っているかというと、小さな『ハムスター』が一匹入っている。シチュエーション的に、家で飼いたいと言い出したいのだろう。
「だいたいちゃんと世話ができるのかよ?『蟻』でさえ飼えないお前には無理だ。なにより、動物に嫌われてる自覚位あるだろ」
「うっ……」
俺の言葉に、しゅんと項垂れるサタコさん。目を伏せ哀愁漂う声でハムスターに話しかける。
「すまない『ハム美』恭がダメだと言っておる……心苦しいがまた、あの猫達の群集の中に置いて来なければならない……うぅぅ」
「おい、まてまてまてーい!!」
そんな情報聞いたら、考えずにはいられないだろ……別に動物が嫌いな理由でもないし、寧ろ好きだ。
俺の考え込む姿を見て、サタコの表情が僅かに明るくなる。そして、そこからサタコのプレゼンが始まった。
「恭、見るのだこの愛らしい顔を」
ダンボール箱から、ひょっこりと愛らしい顔を覗かせるハムスター。た、確かに可愛い……
「そしてこのハム美、とても賢いのだ。ほれ、ハム美ぃ、おいでおいで」
サタコがハム美に手を差し伸べて呼ぶと、ハム美はスルスルと手を足がかりにし腕を駆け上り、サタコの真っ黒なワンピースの中に入り込んで行く。
「うわ、うわうわっ!恭ぉ、助けてくれぇぇぇ!」
服の中、胸の辺りを通過され「ひゃっ」と声を上げるサタコさん、かと思えば今度は、股の辺りを両手で抑え、顔を赤くする。「早く早く」と急かすサタコだが、今ハムスターは丁度胸の辺りに居る。ハムスターを取るということは、それ即ち、ワンピースの中に手を入れるという事だ。
……いいんでしょーか!?
「早くぅ恭ぉぉぉ!!」
「お、おぅ……」
俺は半袖のサタコのワンピースの袖にそっと手を通す。入口付近で肌に触れるとサタコはピクッとし「んんっ」となんともイヤラシ声が零れる。
…………。
これ普通に考えて無理だろぉ!!
手を引っ込めるか、差し込むか四苦八苦していると、今度はハムスターが俺の手を伝って登ってくる!それを見てサタコは、すかさず両手でハムスターを捕らえる。
こいつ全然いい子じゃねぇ!
両手で捕まえられたハム美さんが鳴き声を発する。
「チュチュ~ウ、チュッチュウ」
《チッ捕まってしまったか》
※ハム美の語訳は恭の妄想です。
え?何か今聞こえたような……
サタコはそっとダンボール箱の中にハム美を戻す。ハム美は外に出たいみたいで、ダンボールの中を所狭しに駆け回る。
「チュチュー!チュッチュチュー!」
《出せー!俺を誰だと思ってる!》
こ、コイツ……オス!?
パタパタと走り回ったかと思えば、ピタリと止まり、今度はサタコを見上げて鳴き声を上げる。
「チュチュ、チュ~チュッチュ」
《しかし、なかなかいい体してたな》
コイツぅ!絶対オスだ!そんな不貞な理由で服の中に忍び込みやがったのか!!うらや……許せねぇ!!!
サタコには声が聞こえてないのか、「ほれほれ」とハム美の上に手を出しては引っ込めて遊んでいる。
そうだ、いい事を思いついた!
俺は携帯を操作し、ある人にメールを送る。返信はすぐに帰ってきた。
──。
ピンポーン
と、家のチャイムが鳴り響く。来た!待ってたぜ!
ガチャりと玄関を開けば、そこに立っていたのは女の子。うん、トレードマークのツインテールが今日もよく似合っている。
「凶さん、どうしたんですか?あの……急に家に来ないか……だなんて……」
「急に呼び出してごめんね、とりあえず上がってよ」
呼び出してから十分でシルシルは来てくれた。本当にいい子だよこの子は!
部屋に上がると、サタコがまだハム美とじゃれていた。その姿を見るや、シルシルがダンボールに気づき近寄っていく。
「わぁ!かっわいいですね~!ハムスターですか?」
「そうだ、私の新しい下僕『ハム美』だ」
おい、まだ飼うとは言ってないぞ……
シルシルが手を出し「触ってもいいですか?」と尋ねると、サタコは「うむ。可愛がってやってくれ」と答える。
よし、きた!
差し出したシルシルの手を伝って勢いよく腕を駆け上がり、半袖のシルシルの服の中に潜り込んでいくハム美!
ビックリして「いやぁっ」と声を上げるシルシル!なんとイヤラシイ光景か……
いやいや、そんな事言ってる場合じゃない!
「チュッチュー!!」
《いやっほー!!》
袖口で鳴き声を上げるハム美!とんだエロ野郎だ!!
しかし、恐らく奴の横暴はここまでだろう。何故なら……
「や、やぁん」と声を上げるシルシルの胸元は、もぞもぞと蠢いている。更に「んん、あっ」と色っぽい声が聞けたところで、襟元からハム美を咥えたシーが顔を出す。
「なんだよコイツはよぉ?いきなり俺様の寝床に入って来やがって!」
「チュ、チュー!!」
《た、たすけてー!!》
ふぅ、流石にハムスターには負けなかったか。しかし良くやったシーよ!!ざまあみろハム美、お前の女好きが仇になったな!
プッと吐き出すようにダンボール箱にハム美を捨て去るシー。その姿を見て「ハム美ぃぃ!!」と叫ぶサタコさん。
ダンボールの隅で、恐怖の顔をしガクガクと震えるハム美。流石に猫は天敵のようだ。ま、シーの歯が乳歯だった事に感謝するんだな。
──。
「凶さん、この子はここで飼うんですか?」
「それなんだが、残念ながら家のアパートはペット禁止なんだよ」
「え?」という表情を見せるサタコ、なんとかお願いしようと擦り寄ってくる。
「き、恭ぉぉぉ……」
「無理なんだよサタコ、虫ならともかく、動物となると話は別だ。これはルールなんだ、俺達まで住めなくなったら困るだろ?」
諭す様にサタコの頭を撫でながら、説得する。しかしこのままでは可哀想なので、俺は妥協案を提案しようと思う。流石にまた捨てるとか、俺には出来ないからな。『運は無くても心まで無い訳じゃない』がキャッチャコピーだからな。
「そこでだ、俺が新しい飼い主を紹介してやる」
サタコはハッとしたが、ハム美は相変わらずガクガク震えている。
「その人は『女の子』で、サタコのよく知っている奴だ。会いたくなったらすぐに会えるぞ?どうだ?」
「おぉ!それはいい考えだ!良かったなぁハム美ぃ?」
「チュッチュ!チュチュー!」
《女の子!やったぜー!》
──。
俺達は早速移動して、その人の家までやって来た。コンコンとノックし、暫く待っていると、タンクトップを着たゴリマッチョが出てきた。
「いや~んダ~リン!私に会いに来てくれたの~ん??」
「よく聞けハム美、今日からこの人がお前の御主人だ」
「チュ、チュッチュチュッチュ!」
《ちょ、ちょっとまて!》
流石に見抜いたか、お前の選美眼だけは認めてやろう、だがしかーし!
「サク、この子を飼ってやってくれないか?捨てられて行き場所がないんだ……こんな可愛い奴、俺にはほっとけなくて……うぅ」
「ンマ!確かにこの子可愛い~わね~!そういう事なら私に任せて頂戴!」
サクは厚い胸板をバン!と叩き、任せろと鼻息を荒くする。
「チュ、チュチュチュウ!!!」
《だ、騙しやがったな!!!》
「お、ハム美、お前も嬉しいか?良かったなぁ~」
俺はわざと白々しくハム美に言う、そして更に近づき小声で囁く。
「またあの猫達の群集の中に戻るか?さらに、もうすぐ冬が来る。お前は寒い寒い東京の冬を、無事に超えられるのか?」
その言葉を聞いたハム美は、ガクッと両手を付き、それっきり大人しくなった。
「サク、ハム美を頼んだぞ」
「じゃ、俺達はこれで」
さて、用は済んだし帰るとするか!!
俺達の帰る姿を、悲しげな目で見つめるハム美が印象的だった。少しだけ可愛そうだったかな。
──。
家に帰る途中、サタコの足が急に早足になる。ん、どうしたサタコ?
「おい、恭見ろ見ろ!」
サタコが駆け寄っていく先には、ダンボール箱が……
ちょ、ま、サタコさん?まさか拾わないよね??
俺の心の忠告も実らず、自分の体が隠れる程の大きさのダンボール箱を抱えて戻ってくるサタコ。その中には……
「恭、これはなんという魔獣だ?」
「……多分、『オオトカゲ』だな……」
「これ飼ってもよいか?」
「絶対にだめええええええ!!!」
「ダメだ」
「まだ何も言って無いではないか!」
「ダメだ、返してきなさい」
言わなくてもだいたい分かる。サタコの両手にはダンボール箱が抱えられ、その側面には『拾ってください』と書かれている。中には何が入っているかというと、小さな『ハムスター』が一匹入っている。シチュエーション的に、家で飼いたいと言い出したいのだろう。
「だいたいちゃんと世話ができるのかよ?『蟻』でさえ飼えないお前には無理だ。なにより、動物に嫌われてる自覚位あるだろ」
「うっ……」
俺の言葉に、しゅんと項垂れるサタコさん。目を伏せ哀愁漂う声でハムスターに話しかける。
「すまない『ハム美』恭がダメだと言っておる……心苦しいがまた、あの猫達の群集の中に置いて来なければならない……うぅぅ」
「おい、まてまてまてーい!!」
そんな情報聞いたら、考えずにはいられないだろ……別に動物が嫌いな理由でもないし、寧ろ好きだ。
俺の考え込む姿を見て、サタコの表情が僅かに明るくなる。そして、そこからサタコのプレゼンが始まった。
「恭、見るのだこの愛らしい顔を」
ダンボール箱から、ひょっこりと愛らしい顔を覗かせるハムスター。た、確かに可愛い……
「そしてこのハム美、とても賢いのだ。ほれ、ハム美ぃ、おいでおいで」
サタコがハム美に手を差し伸べて呼ぶと、ハム美はスルスルと手を足がかりにし腕を駆け上り、サタコの真っ黒なワンピースの中に入り込んで行く。
「うわ、うわうわっ!恭ぉ、助けてくれぇぇぇ!」
服の中、胸の辺りを通過され「ひゃっ」と声を上げるサタコさん、かと思えば今度は、股の辺りを両手で抑え、顔を赤くする。「早く早く」と急かすサタコだが、今ハムスターは丁度胸の辺りに居る。ハムスターを取るということは、それ即ち、ワンピースの中に手を入れるという事だ。
……いいんでしょーか!?
「早くぅ恭ぉぉぉ!!」
「お、おぅ……」
俺は半袖のサタコのワンピースの袖にそっと手を通す。入口付近で肌に触れるとサタコはピクッとし「んんっ」となんともイヤラシ声が零れる。
…………。
これ普通に考えて無理だろぉ!!
手を引っ込めるか、差し込むか四苦八苦していると、今度はハムスターが俺の手を伝って登ってくる!それを見てサタコは、すかさず両手でハムスターを捕らえる。
こいつ全然いい子じゃねぇ!
両手で捕まえられたハム美さんが鳴き声を発する。
「チュチュ~ウ、チュッチュウ」
《チッ捕まってしまったか》
※ハム美の語訳は恭の妄想です。
え?何か今聞こえたような……
サタコはそっとダンボール箱の中にハム美を戻す。ハム美は外に出たいみたいで、ダンボールの中を所狭しに駆け回る。
「チュチュー!チュッチュチュー!」
《出せー!俺を誰だと思ってる!》
こ、コイツ……オス!?
パタパタと走り回ったかと思えば、ピタリと止まり、今度はサタコを見上げて鳴き声を上げる。
「チュチュ、チュ~チュッチュ」
《しかし、なかなかいい体してたな》
コイツぅ!絶対オスだ!そんな不貞な理由で服の中に忍び込みやがったのか!!うらや……許せねぇ!!!
サタコには声が聞こえてないのか、「ほれほれ」とハム美の上に手を出しては引っ込めて遊んでいる。
そうだ、いい事を思いついた!
俺は携帯を操作し、ある人にメールを送る。返信はすぐに帰ってきた。
──。
ピンポーン
と、家のチャイムが鳴り響く。来た!待ってたぜ!
ガチャりと玄関を開けば、そこに立っていたのは女の子。うん、トレードマークのツインテールが今日もよく似合っている。
「凶さん、どうしたんですか?あの……急に家に来ないか……だなんて……」
「急に呼び出してごめんね、とりあえず上がってよ」
呼び出してから十分でシルシルは来てくれた。本当にいい子だよこの子は!
部屋に上がると、サタコがまだハム美とじゃれていた。その姿を見るや、シルシルがダンボールに気づき近寄っていく。
「わぁ!かっわいいですね~!ハムスターですか?」
「そうだ、私の新しい下僕『ハム美』だ」
おい、まだ飼うとは言ってないぞ……
シルシルが手を出し「触ってもいいですか?」と尋ねると、サタコは「うむ。可愛がってやってくれ」と答える。
よし、きた!
差し出したシルシルの手を伝って勢いよく腕を駆け上がり、半袖のシルシルの服の中に潜り込んでいくハム美!
ビックリして「いやぁっ」と声を上げるシルシル!なんとイヤラシイ光景か……
いやいや、そんな事言ってる場合じゃない!
「チュッチュー!!」
《いやっほー!!》
袖口で鳴き声を上げるハム美!とんだエロ野郎だ!!
しかし、恐らく奴の横暴はここまでだろう。何故なら……
「や、やぁん」と声を上げるシルシルの胸元は、もぞもぞと蠢いている。更に「んん、あっ」と色っぽい声が聞けたところで、襟元からハム美を咥えたシーが顔を出す。
「なんだよコイツはよぉ?いきなり俺様の寝床に入って来やがって!」
「チュ、チュー!!」
《た、たすけてー!!》
ふぅ、流石にハムスターには負けなかったか。しかし良くやったシーよ!!ざまあみろハム美、お前の女好きが仇になったな!
プッと吐き出すようにダンボール箱にハム美を捨て去るシー。その姿を見て「ハム美ぃぃ!!」と叫ぶサタコさん。
ダンボールの隅で、恐怖の顔をしガクガクと震えるハム美。流石に猫は天敵のようだ。ま、シーの歯が乳歯だった事に感謝するんだな。
──。
「凶さん、この子はここで飼うんですか?」
「それなんだが、残念ながら家のアパートはペット禁止なんだよ」
「え?」という表情を見せるサタコ、なんとかお願いしようと擦り寄ってくる。
「き、恭ぉぉぉ……」
「無理なんだよサタコ、虫ならともかく、動物となると話は別だ。これはルールなんだ、俺達まで住めなくなったら困るだろ?」
諭す様にサタコの頭を撫でながら、説得する。しかしこのままでは可哀想なので、俺は妥協案を提案しようと思う。流石にまた捨てるとか、俺には出来ないからな。『運は無くても心まで無い訳じゃない』がキャッチャコピーだからな。
「そこでだ、俺が新しい飼い主を紹介してやる」
サタコはハッとしたが、ハム美は相変わらずガクガク震えている。
「その人は『女の子』で、サタコのよく知っている奴だ。会いたくなったらすぐに会えるぞ?どうだ?」
「おぉ!それはいい考えだ!良かったなぁハム美ぃ?」
「チュッチュ!チュチュー!」
《女の子!やったぜー!》
──。
俺達は早速移動して、その人の家までやって来た。コンコンとノックし、暫く待っていると、タンクトップを着たゴリマッチョが出てきた。
「いや~んダ~リン!私に会いに来てくれたの~ん??」
「よく聞けハム美、今日からこの人がお前の御主人だ」
「チュ、チュッチュチュッチュ!」
《ちょ、ちょっとまて!》
流石に見抜いたか、お前の選美眼だけは認めてやろう、だがしかーし!
「サク、この子を飼ってやってくれないか?捨てられて行き場所がないんだ……こんな可愛い奴、俺にはほっとけなくて……うぅ」
「ンマ!確かにこの子可愛い~わね~!そういう事なら私に任せて頂戴!」
サクは厚い胸板をバン!と叩き、任せろと鼻息を荒くする。
「チュ、チュチュチュウ!!!」
《だ、騙しやがったな!!!》
「お、ハム美、お前も嬉しいか?良かったなぁ~」
俺はわざと白々しくハム美に言う、そして更に近づき小声で囁く。
「またあの猫達の群集の中に戻るか?さらに、もうすぐ冬が来る。お前は寒い寒い東京の冬を、無事に超えられるのか?」
その言葉を聞いたハム美は、ガクッと両手を付き、それっきり大人しくなった。
「サク、ハム美を頼んだぞ」
「じゃ、俺達はこれで」
さて、用は済んだし帰るとするか!!
俺達の帰る姿を、悲しげな目で見つめるハム美が印象的だった。少しだけ可愛そうだったかな。
──。
家に帰る途中、サタコの足が急に早足になる。ん、どうしたサタコ?
「おい、恭見ろ見ろ!」
サタコが駆け寄っていく先には、ダンボール箱が……
ちょ、ま、サタコさん?まさか拾わないよね??
俺の心の忠告も実らず、自分の体が隠れる程の大きさのダンボール箱を抱えて戻ってくるサタコ。その中には……
「恭、これはなんという魔獣だ?」
「……多分、『オオトカゲ』だな……」
「これ飼ってもよいか?」
「絶対にだめええええええ!!!」
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