8 / 90
第一章【出会い編】
ハッピーライフ
しおりを挟む
■■■■
「恭ぉぉぉぉぉぉ!!!」
サタコの悲鳴で目が覚めた。時間は午前六時。
まだ起きるには早い時間だ、朝から一体なんだってんだ。
「んん、どうしたサタコ……まだ早いぞ……って、ええぇぇぇ!?」
朝起きて目にしたのは、サタコの周りを飛び交う『鳩』達だった! その数四匹。鳩達は執拗にサタコを追いかけ回し、攻撃しながら周りを飛び回っている。
「おいおい! どうしたんだよこの状況はよぉぉ!?」
「ふえぇ……助けてくれ恭ぉぉ!」
サタコはもう半泣きだ、しかし何故サタコだけ狙われているのか……と、俺は気づいた。サタコの周りに落ちてるゴミ、あれは昨日のバームクーヘンの包み紙だ……
とりあえず俺は鳩を窓から追い払い、サタコを助けると、
「ふえぇ…怖かったよぉ」
俺の胸に飛び込んでくるサタコ。か、可愛い……しかし、ここはビシッと言ってやらなければならないのだ。心を鬼にして、悪魔を躾けるのだ! 負けるな佐藤恭!!
俺は、サタコの肩にポンッと手を置き、一呼吸置いて話し始める。
「サタコさん、あの包み紙はなんですか?」
「え……? あれはその……さっきの! さっきの鳥がやったんだろう! そうだ! 違いない!」
こいつ、この期に及んで嘘ついてくるとは……さっきの可愛さに騙されなくてよかったぜ。
「もう一つ聞くけど、その口の周りに付いているのはなんですか?」
サタコの口の周りにはチョコレートがベッタリ付いていた。実は昨日のバームクーヘンには二種類入っていて、一つはプレーン、そしてもう一つはチョコレートだった。きっと暗がりで慌てて食べたか、寝ぼけて手元が狂ったかのどっちかだろう……
サタコは口の周りを手で擦り、手についたチョコレートを見ると、あきらかにバツの悪そうな声を出した。
「こ、これは……あれだ、悪魔特有の唾液だ。悪魔の唾液は黒いのだ!」
と、小学生並みの嘘で誤魔化そうとしてくる。必死に隠そうとする姿は正直可愛い。しかし共同生活をする上で、ある程度はルールを守って貰わなければこっちとしても困る。
「サタコもういいんだ。とっくにバレている。ったく、夜中の間にバームクーヘン全部食いやがって! どんだけ気に入ったんだよ!」
「そうか。バレていたのか。ならば仕方あるまい。漫画の続きでも読むかな」
そう言ってサタコは布団に潜り込み漫画を広げ始めた。
コイツ……さっきまでの可愛さはどこに行ったんだよ!?
「おい! サタコ、悪い事をしたんだ。ちゃんと謝れよ!」
と言うもサタコは知らんぷり。その態度に少し頭にきた。俺は漫画を取り上げ声を張り上げた。
「罰としてこれは没収だ!!」
するとサタコはムッとしたのか、被っていた布団を投げ出し、飛びかかってくる! そして俺のお腹にパンチを一発。
「返せ恭! それは私の物だ!」
しかしサタコの腕力は小学生低学年並み。来るとわかってれば全く痛くない。俺は漫画をサタコの届かない所まで高く持ち上げた。それを目掛けてサタコがジャンプするも届かない。
「どうした? 魔王様。さぁ早く謝るんだ!」
「う……ひっく……う……うぇ……」
──え!?
やばい、やばいぞ佐藤恭! このままでは小学生に意地悪して泣かせている大学生の図じゃないか!? なんとかしなければ!
「サタコ、反省しているのか?」
コクコクと涙目で頷くサタコさん。これが魔界からやって来た悪魔の姿か。反省している様にも見える為、俺は仕方なく漫画を返した。
「ったく、しょうがねぇな。勝手に家のもの食うんじゃないぞ? あれは俺の栄養源だ、無くなったら死んでしまう。俺が死んだら、お前も困るよな?」
サタコはまたもコクコクと頷くと、散らかったバームクーヘンのゴミを自主的に片付け始めた。更に──、「今日は特別に朝飯は我慢しよう。喜べ家畜」と言ってきた。
初めてサタコに勝った……
言い方は気に入らないが、サタコがゴミを片付けた事とラックドレイン無しってのはちょっと嬉しい。それに、窓を開けっ放しにして寝てしまった俺も悪いしな。女の子が家に居るんだ、今後気をつけなきゃな。
サタコと和解した後は、朝の準備を済ませ少し早いが家を出る。
「サタコ~学校行ってくるから、いい子にしてるんだぞ」
「わかった。任せておけ」
不安は尽きないが、俺は大学に向かう。今日はウキウキだ! なにせラックドレイン無しの普通の一日が始まるのだから!
「あー! 普通って最高ぉぉ!!」
■■■■
家を出て滞りなく大学に着くと、早速大吉と出会った。
「大吉! おはよう! 随分と早いんだな」
「おう、恭。今日はなんだかテンション高いな。俺はGWの予定決めようと思ってな。少し早めに来たんだ」
「GW? 確か来週からだったよな? どっか行くのか?」
今週は四月の第三週だ。大学に入学して早いものでもうGWだ。慣れた頃にこの連休は有難いのか有難くないのか……
「皆で動物園でも行こうかなって思ってるんだけど、どうかな?」
「おぉ、いいね! 行く行く! 親睦を深める意味でも是非皆で行こうぜ!」
動物園なんて何年ぶりだろうか。東京の動物園ってどんな感じなんだろう、ユキちゃんは来てくれるのかな? 等と妄想が膨らむ。
「それじゃ決まりな! ユキちゃんも誘っておくから、決まったら連絡するぜ」
大吉はそう言うと「講義が始まるまで少し寝る」と言って机に伏せた。
みんなで動物園か……楽しみだなぁ!
俺は一日中その日の事を妄想しながら、楽しく一日を終え無事に家に帰る。
■■■■
一日を通して、何事も無く家の玄関の前まで戻って来た。
これだよこれこれ! 平和な日常が戻ってきたぜ! ウェルカム! マイ・ハッピー・ライフ!
心の中でそう叫びながら家のドアを開ける──、
……え??
「サタコさん、それは何かな?」
「おかえり。恭」
サタコが見てくれと言わんばかりに、何やら黒い虫の様な物をつまんで出迎えてくれる。その虫はよく見ると、いや、よく見なくてもアレだった。そう『ゴ〇ブリ』です。
俺の歓喜の叫びは一瞬にして悲鳴へと変わっていった。
「おいぃぃぃ!! なにやってんの!? 馬鹿なの!? ばっちーから早く捨てろってぇ!!」
「なんだ? 恭。はっはーん、まさかこれが怖いのか? ほれほれ」
サタコはその『ゴ〇ブリ』を面白がって俺に近づけてきた。
「やめろぉぉ! 早く捨てろよ! はやくぅぅぅぅ!」
一連のお決まりのやり取りを終え、サタコはようやく『ゴ〇ブリ』を外に捨てた。なんでも、侵入してきた外敵を捕まえたんだそうだ。偉いのやら偉くないのやら……
「サタコ、ちゃんと手を洗えよー」
「わかった。次からは叩き潰すとしよう」
「え……? 間違っては無いような気はするけど、お前が言うとなんか心配だぜ……」
どうやら運が悪く無くても俺のハッピー・ライフはサタコの実力の前に崩れ去ってしまうようだ。
「恭ぉぉぉぉぉぉ!!!」
サタコの悲鳴で目が覚めた。時間は午前六時。
まだ起きるには早い時間だ、朝から一体なんだってんだ。
「んん、どうしたサタコ……まだ早いぞ……って、ええぇぇぇ!?」
朝起きて目にしたのは、サタコの周りを飛び交う『鳩』達だった! その数四匹。鳩達は執拗にサタコを追いかけ回し、攻撃しながら周りを飛び回っている。
「おいおい! どうしたんだよこの状況はよぉぉ!?」
「ふえぇ……助けてくれ恭ぉぉ!」
サタコはもう半泣きだ、しかし何故サタコだけ狙われているのか……と、俺は気づいた。サタコの周りに落ちてるゴミ、あれは昨日のバームクーヘンの包み紙だ……
とりあえず俺は鳩を窓から追い払い、サタコを助けると、
「ふえぇ…怖かったよぉ」
俺の胸に飛び込んでくるサタコ。か、可愛い……しかし、ここはビシッと言ってやらなければならないのだ。心を鬼にして、悪魔を躾けるのだ! 負けるな佐藤恭!!
俺は、サタコの肩にポンッと手を置き、一呼吸置いて話し始める。
「サタコさん、あの包み紙はなんですか?」
「え……? あれはその……さっきの! さっきの鳥がやったんだろう! そうだ! 違いない!」
こいつ、この期に及んで嘘ついてくるとは……さっきの可愛さに騙されなくてよかったぜ。
「もう一つ聞くけど、その口の周りに付いているのはなんですか?」
サタコの口の周りにはチョコレートがベッタリ付いていた。実は昨日のバームクーヘンには二種類入っていて、一つはプレーン、そしてもう一つはチョコレートだった。きっと暗がりで慌てて食べたか、寝ぼけて手元が狂ったかのどっちかだろう……
サタコは口の周りを手で擦り、手についたチョコレートを見ると、あきらかにバツの悪そうな声を出した。
「こ、これは……あれだ、悪魔特有の唾液だ。悪魔の唾液は黒いのだ!」
と、小学生並みの嘘で誤魔化そうとしてくる。必死に隠そうとする姿は正直可愛い。しかし共同生活をする上で、ある程度はルールを守って貰わなければこっちとしても困る。
「サタコもういいんだ。とっくにバレている。ったく、夜中の間にバームクーヘン全部食いやがって! どんだけ気に入ったんだよ!」
「そうか。バレていたのか。ならば仕方あるまい。漫画の続きでも読むかな」
そう言ってサタコは布団に潜り込み漫画を広げ始めた。
コイツ……さっきまでの可愛さはどこに行ったんだよ!?
「おい! サタコ、悪い事をしたんだ。ちゃんと謝れよ!」
と言うもサタコは知らんぷり。その態度に少し頭にきた。俺は漫画を取り上げ声を張り上げた。
「罰としてこれは没収だ!!」
するとサタコはムッとしたのか、被っていた布団を投げ出し、飛びかかってくる! そして俺のお腹にパンチを一発。
「返せ恭! それは私の物だ!」
しかしサタコの腕力は小学生低学年並み。来るとわかってれば全く痛くない。俺は漫画をサタコの届かない所まで高く持ち上げた。それを目掛けてサタコがジャンプするも届かない。
「どうした? 魔王様。さぁ早く謝るんだ!」
「う……ひっく……う……うぇ……」
──え!?
やばい、やばいぞ佐藤恭! このままでは小学生に意地悪して泣かせている大学生の図じゃないか!? なんとかしなければ!
「サタコ、反省しているのか?」
コクコクと涙目で頷くサタコさん。これが魔界からやって来た悪魔の姿か。反省している様にも見える為、俺は仕方なく漫画を返した。
「ったく、しょうがねぇな。勝手に家のもの食うんじゃないぞ? あれは俺の栄養源だ、無くなったら死んでしまう。俺が死んだら、お前も困るよな?」
サタコはまたもコクコクと頷くと、散らかったバームクーヘンのゴミを自主的に片付け始めた。更に──、「今日は特別に朝飯は我慢しよう。喜べ家畜」と言ってきた。
初めてサタコに勝った……
言い方は気に入らないが、サタコがゴミを片付けた事とラックドレイン無しってのはちょっと嬉しい。それに、窓を開けっ放しにして寝てしまった俺も悪いしな。女の子が家に居るんだ、今後気をつけなきゃな。
サタコと和解した後は、朝の準備を済ませ少し早いが家を出る。
「サタコ~学校行ってくるから、いい子にしてるんだぞ」
「わかった。任せておけ」
不安は尽きないが、俺は大学に向かう。今日はウキウキだ! なにせラックドレイン無しの普通の一日が始まるのだから!
「あー! 普通って最高ぉぉ!!」
■■■■
家を出て滞りなく大学に着くと、早速大吉と出会った。
「大吉! おはよう! 随分と早いんだな」
「おう、恭。今日はなんだかテンション高いな。俺はGWの予定決めようと思ってな。少し早めに来たんだ」
「GW? 確か来週からだったよな? どっか行くのか?」
今週は四月の第三週だ。大学に入学して早いものでもうGWだ。慣れた頃にこの連休は有難いのか有難くないのか……
「皆で動物園でも行こうかなって思ってるんだけど、どうかな?」
「おぉ、いいね! 行く行く! 親睦を深める意味でも是非皆で行こうぜ!」
動物園なんて何年ぶりだろうか。東京の動物園ってどんな感じなんだろう、ユキちゃんは来てくれるのかな? 等と妄想が膨らむ。
「それじゃ決まりな! ユキちゃんも誘っておくから、決まったら連絡するぜ」
大吉はそう言うと「講義が始まるまで少し寝る」と言って机に伏せた。
みんなで動物園か……楽しみだなぁ!
俺は一日中その日の事を妄想しながら、楽しく一日を終え無事に家に帰る。
■■■■
一日を通して、何事も無く家の玄関の前まで戻って来た。
これだよこれこれ! 平和な日常が戻ってきたぜ! ウェルカム! マイ・ハッピー・ライフ!
心の中でそう叫びながら家のドアを開ける──、
……え??
「サタコさん、それは何かな?」
「おかえり。恭」
サタコが見てくれと言わんばかりに、何やら黒い虫の様な物をつまんで出迎えてくれる。その虫はよく見ると、いや、よく見なくてもアレだった。そう『ゴ〇ブリ』です。
俺の歓喜の叫びは一瞬にして悲鳴へと変わっていった。
「おいぃぃぃ!! なにやってんの!? 馬鹿なの!? ばっちーから早く捨てろってぇ!!」
「なんだ? 恭。はっはーん、まさかこれが怖いのか? ほれほれ」
サタコはその『ゴ〇ブリ』を面白がって俺に近づけてきた。
「やめろぉぉ! 早く捨てろよ! はやくぅぅぅぅ!」
一連のお決まりのやり取りを終え、サタコはようやく『ゴ〇ブリ』を外に捨てた。なんでも、侵入してきた外敵を捕まえたんだそうだ。偉いのやら偉くないのやら……
「サタコ、ちゃんと手を洗えよー」
「わかった。次からは叩き潰すとしよう」
「え……? 間違っては無いような気はするけど、お前が言うとなんか心配だぜ……」
どうやら運が悪く無くても俺のハッピー・ライフはサタコの実力の前に崩れ去ってしまうようだ。
0
お気に入りに追加
13
あなたにおすすめの小説
悪役令嬢にざまぁされた王子のその後
柚木崎 史乃
ファンタジー
王子アルフレッドは、婚約者である侯爵令嬢レティシアに窃盗の濡れ衣を着せ陥れようとした罪で父王から廃嫡を言い渡され、国外に追放された。
その後、炭鉱の町で鉱夫として働くアルフレッドは反省するどころかレティシアや彼女の味方をした弟への恨みを募らせていく。
そんなある日、アルフレッドは行く当てのない訳ありの少女マリエルを拾う。
マリエルを養子として迎え、共に生活するうちにアルフレッドはやがて自身の過去の過ちを猛省するようになり改心していった。
人生がいい方向に変わったように見えたが……平穏な生活は長く続かず、事態は思わぬ方向へ動き出したのだった。
サンタクロースが寝ている間にやってくる、本当の理由
フルーツパフェ
大衆娯楽
クリスマスイブの聖夜、子供達が寝静まった頃。
トナカイに牽かせたそりと共に、サンタクロースは町中の子供達の家を訪れる。
いかなる家庭の子供も平等に、そしてプレゼントを無償で渡すこの老人はしかしなぜ、子供達が寝静まった頃に現れるのだろうか。
考えてみれば、サンタクロースが何者かを説明できる大人はどれだけいるだろう。
赤い服に白髭、トナカイのそり――知っていることと言えば、せいぜいその程度の外見的特徴だろう。
言い換えればそれに当てはまる存在は全て、サンタクロースということになる。
たとえ、その心の奥底に邪心を孕んでいたとしても。
【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。
三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎
長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!?
しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。
ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。
といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。
とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない!
フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!
転生したら男女逆転世界
美鈴
ファンタジー
階段から落ちたら見知らぬ場所にいた僕。名前は覚えてるけど名字は分からない。年齢は多分15歳だと思うけど…。えっ…男性警護官!?って、何?男性が少ないって!?男性が襲われる危険がある!?そんな事言われても…。えっ…君が助けてくれるの?じゃあお願いします!って感じで始まっていく物語…。
※カクヨム様にも掲載しております
【書籍化進行中、完結】私だけが知らない
綾雅(要らない悪役令嬢1/7発売)
ファンタジー
書籍化進行中です。詳細はしばらくお待ちください(o´-ω-)o)ペコッ
目が覚めたら何も覚えていなかった。父と兄を名乗る二人は泣きながら謝る。痩せ細った体、痣が残る肌、誰もが過保護に私を気遣う。けれど、誰もが何が起きたのかを語らなかった。
優しい家族、ぬるま湯のような生活、穏やかに過ぎていく日常……その陰で、人々は己の犯した罪を隠しつつ微笑む。私を守るため、そう言いながら真実から遠ざけた。
やがて、すべてを知った私は――ひとつの決断をする。
記憶喪失から始まる物語。冤罪で殺されかけた私は蘇り、陥れようとした者は断罪される。優しい嘘に隠された真実が徐々に明らかになっていく。
【同時掲載】 小説家になろう、アルファポリス、カクヨム、エブリスタ
2024/12/26……書籍化確定、公表
2023/12/20……小説家になろう 日間、ファンタジー 27位
2023/12/19……番外編完結
2023/12/11……本編完結(番外編、12/12)
2023/08/27……エブリスタ ファンタジートレンド 1位
2023/08/26……カテゴリー変更「恋愛」⇒「ファンタジー」
2023/08/25……アルファポリス HOT女性向け 13位
2023/08/22……小説家になろう 異世界恋愛、日間 22位
2023/08/21……カクヨム 恋愛週間 17位
2023/08/16……カクヨム 恋愛日間 12位
2023/08/14……連載開始
愛していました。待っていました。でもさようなら。
彩柚月
ファンタジー
魔の森を挟んだ先の大きい街に出稼ぎに行った夫。待てども待てども帰らない夫を探しに妻は魔の森に脚を踏み入れた。
やっと辿り着いた先で見たあなたは、幸せそうでした。
2回目の人生は異世界で
黒ハット
ファンタジー
増田信也は初めてのデートの待ち合わせ場所に行く途中ペットの子犬を抱いて横断歩道を信号が青で渡っていた時に大型トラックが暴走して来てトラックに跳ね飛ばされて内臓が破裂して即死したはずだが、気が付くとそこは見知らぬ異世界の遺跡の中で、何故かペットの柴犬と異世界に生き返った。2日目の人生は異世界で生きる事になった
【完結】精霊に選ばれなかった私は…
まりぃべる
ファンタジー
ここダロックフェイ国では、5歳になると精霊の森へ行く。精霊に選んでもらえれば、将来有望だ。
しかし、キャロル=マフェソン辺境伯爵令嬢は、精霊に選んでもらえなかった。
選ばれた者は、王立学院で将来国の為になるべく通う。
選ばれなかった者は、教会の学校で一般教養を学ぶ。
貴族なら、より高い地位を狙うのがステータスであるが…?
☆世界観は、緩いですのでそこのところご理解のうえ、お読み下さるとありがたいです。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる