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★樹里と二人で祭りを楽しみながら歩く。
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「食べたいもんあったら言ってや、たまには奢るわ」
樹里が珍しいことを言う。
僕たちは樹里が連絡を取り合っていた待ち合わせ場所、神宮会館。そこに付くまではまだ少しあり、だんだん祭囃子の音色が聞こえてくる。夜でも三十度近くありそうで、ごくごくわずかな微風が抜けていくという表現ではなく、漂っているような感じ。僕も樹里も髪の毛は汗でペタっとなってしまっていて、お互い頭をかきながらボサボサにしていく。日頃は真っ暗な神宮の森で大きく分ければ三本の道があるが、僕たちはその真ん中を駅に向かって歩いている。この道が普通に夜着たら一番鬱蒼としていて平日なら正直気持ち悪い。暴漢でも変態でもジェイソンでも出てもおかしくない。木々は大きく生命観溢れるが夜になれば「おまえら部外者が何しに来た??」と枝を揺らして低い怒鳴り声をあげそうだ。
だが今日は祭。もうすぐ先に一段と光り輝く地帯が見える。この筋は一番出店が多く黄色の提灯がたくさん並んでいる。その提灯にはおそらくスポンサーたちの名前が書かれているのだろう。本当は駅の方から回り込めば近いのだが、僕が道を知らないのと、学校の方向から来ると多分ここが一番近い。さっきは薄暗いような公園を抜けてきたがもう今は祭りの中に入っていこうとしている。
ちなみにもう二本の道、ひとつは電車道でそれこそ田中さんらが通学している電車通り沿いの道。ここにも出店が出るが、線路があるゆえに片側だけ。もう一本の道が駅前通り。神宮の駅前ロータリーに直結していて、日頃はここが神宮の一番の都会なんだが、都会であるがゆえに店舗が多く、あまり出店などはなく既存のお店が協賛しているといったところだろう。
お店たちがガンガンにLEDのライトを炊いているから、明るい明るい。正直風情というものはあまりない。でも物を売らなければいけないのだからこんなものかなとも思う。以前誰かがドローンで撮影した神宮の祭りの景色を見たことがある。三つの光の筋が川のようになっておりキレイだった。ちょっと『爪』という漢字に似ている。一番太く見えるのは今僕たちがいるこの筋。
金魚すくい、ひよこ釣り、射的、フランクフルト、からあげ、肉の串焼き、チョコバナナ、ベビーカステラ(去年の思い出)、焼き鳥、お面、ヨーヨー、、、あ、かき氷と、もろきゅうも。お店がそれぞれの商品を出していて売ろうと活気づいている。それが光となり何店舗も何店舗も輝いている。
去年はホント、ベビーカステラ食って歩いて終わりだったのに、今年はなんだか楽しい。ま、樹里が居てるというのが大きい。
「樹里こそなんか食べないの?」
「うん、うまそーと思いながら、どれにしようかなと考えながら歩いている」
両手を挙げて伸びをしながら、周囲を伺いながら歩き出す。
「そうやなあ、胃にキャパがあるからなあ」
「晩飯食べてきたしなあ」
「だいたいこういうところのお肉、特に牛ってちょっと固いのが多いんよなあ」
「うん、食べたあともめっちゃ歯の間に残るしなあ」
「とりあえず僕はチョコバナナしよ・・・」
「あ、あっし出すわ」
「いやええって」
「ええってええって」
たまには出すってといいながら、多分小物類も化粧品類も何も入らないような小さめのショルダーから財布を出してきた。
「・・・・・・・じゃあ、よろしく」
支払いを終えて歩き出す。どんどん中心に近づくにつれて人が多くなってきた。多分神宮門前はとんでもないやろうなあ。と言いつつ門前に近づく。会館は門前を超えて反対、駅の近くまで歩くので誰もいないところ時であと3分ぐらいかかる。この人だかりではまだまだかかりそう。
「あれ?樹里は食べないの?」
「その系は持って帰ってしか食べないかな」
「そうなん?その系どの系?」
「うーあとフランクフルトとか」
「・・・・・(笑)まさか」
「だって私が食べてたら、知ってる人みたら『いやらしい』『いやらしい』しか言われへんもん。めっちゃ好きやのに」
笑とる場合じゃないぜと言わんばかりだ。
「まあそういうことを連想させるぐらい、お色気があるってことやろ」
「いらんちゅうねん、お色気なんて分かってくれる人にだけ出せたらそれでいいわ」
「そんな便利なお色気あったらいいなあ」
「そんでな、まだそれぐらいやったらええねんけどさ、写真撮ってSNSにアップするやつおるねん。エグない?」
「マジで?」
「うん、たまに私かってコンビニでジャンボフランク食べたいときあるって。友達らと食べようとしたら、あ、もう、こいつ絶対カメラやわって気配でわかる」
「あららら・・・・」
「まあ、そんな感じで・・・・うまいそれ?」
「あ、うん、なかなか」
「やっぱり一口もらおうかな・・・」
「いいよ、とりあえず隠しておいたるわ」
「あは、どこから狙っているか分からんのにウケる~」
「任せなさい!」
人が多くなってきてるのに、樹里の周りをクルクル飛び回る。
「アハハハハ、逆に目立つって(笑)」
「こうやっといたらいい写真にはならんやろう」
「はいはい、おうあいっはへーおうあいっはへー(もうかじったでもうかじったで」
「おう」
「あいあと(ありがと)」
結構大きくかじったみたいで、少し指でつまんでかじり直し、こっちを見て笑いながら最後はパクリと一口。指を舐めてはまた僕に微笑む。
「うん、なかなか。久々なおいしさ」
「じゃあもうちょっと近づきましょうか」
僕が先に歩き出す。歩けば歩くほど人混みはどんどん大きく密度が濃くなってゆく。出店はだんだん見ていると確かに以前田中さんが言ったように「さっきあったようなお店」が順番にスクロールしていくようだ。
正門を少し遠巻きに歩くがそれでも人混みは増え続けて、気が付けば人の隙間を縫うように歩く。ここからは観光客や祭りのお客さんは縦方向とするならば僕たちは横方向に歩くのでどうしてもそうなる。
チョコバナナはこれ以上持っていられない。もうちょっと味わいたかったけど一口で残りを食べてしまった。
あら、あらら・・・よいっしょっと・・・
そういう掛け声みたいなものをかけないと超えられない。これはちょっと大変すぎ。
ふと振り返ると同じように樹里も困惑しながらこっちにきている。
あの顔、あの体で薄着だ。こんなところで痴漢でもされたらあかん。
「樹里」
僕は少し戻って樹里の手を握った
「へ・・・?」
「行こう、もうちょっとだから・・・」
手を引き、僕の身体で樹里を守るように歩く。樹里はなにかをすることもなく僕に任せたように歩く。そうしないと痴漢とかおって触られたらあかんと思うし、極端な話彼氏風にしていれば強引なナンパとかもないやろう。
一番の渋滞はだいたい五分ほどで抜けた。
「ああ、、、大変だったなあ」
溜息をつく。熱気がすごくて体調が悪かったら貧血起こしそうだ。
「・・・・・・・・う、うん」
一気に汗かいた。まだ人は多い。けどさっきみたいに縫わないといけないことはない。多分こちらは駅のほうだからさっき歩いてきたところよりももっと繁華街化してくるので、、、
「あ、あの、、、」
「うん?」
・・・・・・・・・あ、樹里の手を握ったままだった。
「あ、ごめん」
僕は手の握りを緩めたら、スッと電光石火で引っ込めた。
あちゃ・・・嫌だったかな。なんだかんだ言っても樹里はまだ十五歳だから、難しい年ごろだからこんな誘導するべきでなかったのかもな。
「・・・・・」
樹里がチラチラこちらを見る。夜のせいで顔色はあまり分からないが、表情はなんとなく固いようにも見える。まあ美人特有の無表情だったら冷たく怖いように見えるというアレかな。
「大丈夫?」
もうすぐだというのにここで機嫌損ねられたら大変だし。
「だ、大丈夫・・・だけど」
なんとなく歯切れが悪い。やっぱり機嫌を悪くしたかな?
とりあえず歩き出した。確かもう目と鼻の先だったはず。
「もう一回・・・・その・・・」
「うんうん、お、見えてきたで」
神宮の森が切れるところ、駅前の都会に変わる境目に飾り気のない白いLEDランプに黒字で「神宮中央会館」と書かれてあった。
「なんだよ・・・・」
あれ・・・・急にツンッとしだしたぞ。
「何が?」
よく分からん。。。
「なんでもない!」
今度は僕より先にさっさと歩き出した。・・・訳が分からん。
樹里が珍しいことを言う。
僕たちは樹里が連絡を取り合っていた待ち合わせ場所、神宮会館。そこに付くまではまだ少しあり、だんだん祭囃子の音色が聞こえてくる。夜でも三十度近くありそうで、ごくごくわずかな微風が抜けていくという表現ではなく、漂っているような感じ。僕も樹里も髪の毛は汗でペタっとなってしまっていて、お互い頭をかきながらボサボサにしていく。日頃は真っ暗な神宮の森で大きく分ければ三本の道があるが、僕たちはその真ん中を駅に向かって歩いている。この道が普通に夜着たら一番鬱蒼としていて平日なら正直気持ち悪い。暴漢でも変態でもジェイソンでも出てもおかしくない。木々は大きく生命観溢れるが夜になれば「おまえら部外者が何しに来た??」と枝を揺らして低い怒鳴り声をあげそうだ。
だが今日は祭。もうすぐ先に一段と光り輝く地帯が見える。この筋は一番出店が多く黄色の提灯がたくさん並んでいる。その提灯にはおそらくスポンサーたちの名前が書かれているのだろう。本当は駅の方から回り込めば近いのだが、僕が道を知らないのと、学校の方向から来ると多分ここが一番近い。さっきは薄暗いような公園を抜けてきたがもう今は祭りの中に入っていこうとしている。
ちなみにもう二本の道、ひとつは電車道でそれこそ田中さんらが通学している電車通り沿いの道。ここにも出店が出るが、線路があるゆえに片側だけ。もう一本の道が駅前通り。神宮の駅前ロータリーに直結していて、日頃はここが神宮の一番の都会なんだが、都会であるがゆえに店舗が多く、あまり出店などはなく既存のお店が協賛しているといったところだろう。
お店たちがガンガンにLEDのライトを炊いているから、明るい明るい。正直風情というものはあまりない。でも物を売らなければいけないのだからこんなものかなとも思う。以前誰かがドローンで撮影した神宮の祭りの景色を見たことがある。三つの光の筋が川のようになっておりキレイだった。ちょっと『爪』という漢字に似ている。一番太く見えるのは今僕たちがいるこの筋。
金魚すくい、ひよこ釣り、射的、フランクフルト、からあげ、肉の串焼き、チョコバナナ、ベビーカステラ(去年の思い出)、焼き鳥、お面、ヨーヨー、、、あ、かき氷と、もろきゅうも。お店がそれぞれの商品を出していて売ろうと活気づいている。それが光となり何店舗も何店舗も輝いている。
去年はホント、ベビーカステラ食って歩いて終わりだったのに、今年はなんだか楽しい。ま、樹里が居てるというのが大きい。
「樹里こそなんか食べないの?」
「うん、うまそーと思いながら、どれにしようかなと考えながら歩いている」
両手を挙げて伸びをしながら、周囲を伺いながら歩き出す。
「そうやなあ、胃にキャパがあるからなあ」
「晩飯食べてきたしなあ」
「だいたいこういうところのお肉、特に牛ってちょっと固いのが多いんよなあ」
「うん、食べたあともめっちゃ歯の間に残るしなあ」
「とりあえず僕はチョコバナナしよ・・・」
「あ、あっし出すわ」
「いやええって」
「ええってええって」
たまには出すってといいながら、多分小物類も化粧品類も何も入らないような小さめのショルダーから財布を出してきた。
「・・・・・・・じゃあ、よろしく」
支払いを終えて歩き出す。どんどん中心に近づくにつれて人が多くなってきた。多分神宮門前はとんでもないやろうなあ。と言いつつ門前に近づく。会館は門前を超えて反対、駅の近くまで歩くので誰もいないところ時であと3分ぐらいかかる。この人だかりではまだまだかかりそう。
「あれ?樹里は食べないの?」
「その系は持って帰ってしか食べないかな」
「そうなん?その系どの系?」
「うーあとフランクフルトとか」
「・・・・・(笑)まさか」
「だって私が食べてたら、知ってる人みたら『いやらしい』『いやらしい』しか言われへんもん。めっちゃ好きやのに」
笑とる場合じゃないぜと言わんばかりだ。
「まあそういうことを連想させるぐらい、お色気があるってことやろ」
「いらんちゅうねん、お色気なんて分かってくれる人にだけ出せたらそれでいいわ」
「そんな便利なお色気あったらいいなあ」
「そんでな、まだそれぐらいやったらええねんけどさ、写真撮ってSNSにアップするやつおるねん。エグない?」
「マジで?」
「うん、たまに私かってコンビニでジャンボフランク食べたいときあるって。友達らと食べようとしたら、あ、もう、こいつ絶対カメラやわって気配でわかる」
「あららら・・・・」
「まあ、そんな感じで・・・・うまいそれ?」
「あ、うん、なかなか」
「やっぱり一口もらおうかな・・・」
「いいよ、とりあえず隠しておいたるわ」
「あは、どこから狙っているか分からんのにウケる~」
「任せなさい!」
人が多くなってきてるのに、樹里の周りをクルクル飛び回る。
「アハハハハ、逆に目立つって(笑)」
「こうやっといたらいい写真にはならんやろう」
「はいはい、おうあいっはへーおうあいっはへー(もうかじったでもうかじったで」
「おう」
「あいあと(ありがと)」
結構大きくかじったみたいで、少し指でつまんでかじり直し、こっちを見て笑いながら最後はパクリと一口。指を舐めてはまた僕に微笑む。
「うん、なかなか。久々なおいしさ」
「じゃあもうちょっと近づきましょうか」
僕が先に歩き出す。歩けば歩くほど人混みはどんどん大きく密度が濃くなってゆく。出店はだんだん見ていると確かに以前田中さんが言ったように「さっきあったようなお店」が順番にスクロールしていくようだ。
正門を少し遠巻きに歩くがそれでも人混みは増え続けて、気が付けば人の隙間を縫うように歩く。ここからは観光客や祭りのお客さんは縦方向とするならば僕たちは横方向に歩くのでどうしてもそうなる。
チョコバナナはこれ以上持っていられない。もうちょっと味わいたかったけど一口で残りを食べてしまった。
あら、あらら・・・よいっしょっと・・・
そういう掛け声みたいなものをかけないと超えられない。これはちょっと大変すぎ。
ふと振り返ると同じように樹里も困惑しながらこっちにきている。
あの顔、あの体で薄着だ。こんなところで痴漢でもされたらあかん。
「樹里」
僕は少し戻って樹里の手を握った
「へ・・・?」
「行こう、もうちょっとだから・・・」
手を引き、僕の身体で樹里を守るように歩く。樹里はなにかをすることもなく僕に任せたように歩く。そうしないと痴漢とかおって触られたらあかんと思うし、極端な話彼氏風にしていれば強引なナンパとかもないやろう。
一番の渋滞はだいたい五分ほどで抜けた。
「ああ、、、大変だったなあ」
溜息をつく。熱気がすごくて体調が悪かったら貧血起こしそうだ。
「・・・・・・・・う、うん」
一気に汗かいた。まだ人は多い。けどさっきみたいに縫わないといけないことはない。多分こちらは駅のほうだからさっき歩いてきたところよりももっと繁華街化してくるので、、、
「あ、あの、、、」
「うん?」
・・・・・・・・・あ、樹里の手を握ったままだった。
「あ、ごめん」
僕は手の握りを緩めたら、スッと電光石火で引っ込めた。
あちゃ・・・嫌だったかな。なんだかんだ言っても樹里はまだ十五歳だから、難しい年ごろだからこんな誘導するべきでなかったのかもな。
「・・・・・」
樹里がチラチラこちらを見る。夜のせいで顔色はあまり分からないが、表情はなんとなく固いようにも見える。まあ美人特有の無表情だったら冷たく怖いように見えるというアレかな。
「大丈夫?」
もうすぐだというのにここで機嫌損ねられたら大変だし。
「だ、大丈夫・・・だけど」
なんとなく歯切れが悪い。やっぱり機嫌を悪くしたかな?
とりあえず歩き出した。確かもう目と鼻の先だったはず。
「もう一回・・・・その・・・」
「うんうん、お、見えてきたで」
神宮の森が切れるところ、駅前の都会に変わる境目に飾り気のない白いLEDランプに黒字で「神宮中央会館」と書かれてあった。
「なんだよ・・・・」
あれ・・・・急にツンッとしだしたぞ。
「何が?」
よく分からん。。。
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