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★田中の本性~否定する割には利用だけはしようとする~
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でも僕はまだ離れ難かった。良い思い出が後ろ髪を引く。お弁当も一緒に食べたしいっぱいおかずも作った。一緒にテーマパークにもいき、楽しく遊びまくった。樹里とも一緒に釣りにも行った。振り返れば駅まで一緒に帰ってはじめてメッセージアプリの交換をしようと言ってくれた。ファミレスに女の子を初めて誘ったのも田中さんだった。そして運命のように消しゴムのなかの願い事が僕のところに転がり込んできたんだ。これらの思い出は僕の中でまだ輝きを放っているんだ。それがこんな僅かなちょっとした一時期のブームみたいなもんの中で風前の灯になっているなんて信じたくないんだ。
――――お願いだから一時的な気の迷いであってくれ!
そう思いながらもとっくに返してくれていたDVD、salvageのことについて色々話まくっていた。その話で帰り道の約半分ぐらい、自己満足だろうとなんだろうと、僕は話しまくっていた。
蒼介のこと。
晃のこと。
弁天のこと。
麻生のこと。
元也のこと。
ファッションのこと、マネージャーのこと。
あそこの会場のときがどうで、
ここの会場の時は大雨で、
あと、解散を宣言したときのも僕DVD持っているよ、絶対格好いいから見たほうがいいで。僕また実家から取ってくるからさ・・・・
彼女は顔を歪めてこう言った。
「もうそんなバンド、ダサいねん!」
「・・・・・・・・・・・・・・」
「晃も、蒼介も、そんなヒット曲最近ないやんか」
なにかが終わった気がした。
僕たちが最初に話したこと。
それはsalvageのことだったんだ。
共通点が見つけられて、そこから世界が広がったんだ。
けど、「ダサい」んだって。世界が田中さんの手で一瞬で閉じられてしまったみたいだ。
続けて
「もう江藤さんとも私多分ご飯食べることもないと思うから。おかずとかいらんから」
「・・・・・なんで?」
僕の声は多分届くか届かないか、蚊の鳴くような声だったに違いない。
「なんでって、、、、おもしろくないから」
「・・・・・そうなん」
もう愕然とする答えでしかなかった。
「だってそうやんか。いつまで経っても同じポジションで這い上がろうともせず、言われたい放題のところでニコニコしたふりして、笑顔のふりだけして甘んじてる。そういうの私嫌いやねん」
「・・・・・・・・・・」
「悔しいんなら這い上がってみたらって思うしな、あんなん見てたら」
確かに田中さんは紛れもなく成功者である。スクールカーストを覆すことは容易いことではない。それをやってのけた。後ろ盾があったとはいえ、それらを後ろに着けたのも自分、それも自分の実力のうちだと考えるならば、彼女は間違いなく勝者だ。勝ち組だ。
僕は上っ面だけロックを気取って格好ばっかりつけて、スクールカーストの座を底辺まで滑り落ちた男。そして今はスクールカーストの中に組み込まれるのが恐ろしいから、誰ともコミュニケーションを取ることを恐れて避けて、笑顔の能面を顔に貼り付けて隠れて生きている男・・・・負け組だ。
そして今の田中さんにとっては、僕には樹里が居る。しかし、ただそれだけの男。それ以外の部分には、何の魅力もリスペクトできるところも、ない。
僕はいつしか完全に見下されていたんだ。
それがこの不自然さの答えなんだ。
『某有名製造メーカーに勤めていた旦那さん』と同じ。田中さんはその奥さんだ。
「あ、そうや。おかず要らん代わりに一個お願いがあるねん」
急に人を蔑んだ態度から一転した。
声色まで少し変わった。
「最近めっちゃメッセージアプリの返信とか予定入れていくのとかが難しくて。電話もかかってくるし。夜なかなか勉強する時間も取りにくいねんやんかあ。美容や皮膚のケアとかもせなあかんし。とにかくめっちゃ忙しいねん。だから毎日英語の宿題を見せてくれへん?御堂君英語私より成績ええやんかあ。他の国語とか日本史とかは私も頑張ってするから。あ、世界史とかもできたら見せてよ。学校で時間あったら写すし、写メくれてもええし・・・あ、いやいや見てる時間がもったいないから、やっぱり学校で写すわ、お願い。明日からお願い!」
何か、凄い違和感があった。
僕はOKした。
けど、拭い去れないほどの嫌さがあった。
勉強なんてものは自分のためにするもんだろうが。
それを人の宿題の答え見てどうすんだよ?
上っ面だけきれいにできてますって見せかけて、
全然理屈分かってなかったらできたことにならないだろうが、
それはまるで
おまえの顔と一緒なんだよ!
胸の内にあるヘドロが溢れ出た。
しかしまた飲み込んだ。
これはやはり田中さんの中のブームかもしれない。
またどこかで、ひょっとしたらブームがもうまもなく去るかもしれない。そうしたら・・・そうしたら本当に大切なことは何か理解して、また僕や、江藤さんの元に戻ってくるかもしれない。そうだったらそれでいいじゃないか、許してあげて、また一緒にやっていこうじゃないか・・・・人は間違えることもある。調子に乗ってしまって言わないでいいことまで言ってしまうときもある。だけど後から間違いに気づいて優しく受け入れてくれたらきっと嬉しいと思う。
そりゃ誰だって勝っている時は調子に乗りたいんだ。また乗っていいと思う。樹里がそうしたんだから学校内では間違いなく足を引っ張るものもいないだろう。そんな環境で調子に乗らないわけがない。だからそこは考えようによっては寛大に見てあげることの方が大人な対応と言えるかもしれない。きっとそうだろう?
それに僕にとっては初めての女だ。初恋かといえばそうではないだろうけど。とにかく初めてなんだ。なにがって僕が初めて声を自分からかけていってそれに応じてくれたはじめての女子だったんだよ。みんなそうだろ、誰だって生まれていきなり〇〇童貞じゃないやつなんているはずがない。どいつもこいつもみんな最初の一人から始めるんだ!その一人でさ、別れ際に向こうから「メッセージアプリ交換しよう」て言ってくれたら感激するんじゃないの?ちょっと寄っていこうかってホテルじゃなくても最初の一人目の時なら近くのファミレスに一緒に入ってくれて、ご飯やドリンク一緒に飲んだだけで浮き足だったて仕方ないじゃないか!
「わはははははは!」
灯りを付けないリビングで、一人で大声で笑った。
そして一緒に釣りに行ってさ、大物釣らせてあげて喜んでもらって、樹里に悩み聞いてもらえた時はめちゃくちゃ喜んでいたで!そしたら今度は一緒に浴衣見に行こうだぜ。そしてあれでもないこれでもないって選んでビキビキに可愛いやつ選んで買ったよ。帯とセットの白いやつ。それに関しては、
「お祭りは、こっちにくるつもりやで、あの浴衣来て・・・・」
今日の別れ際に約束してくれた。
お祭り一緒に行こうな、やで。向こうから。あは・・あは・・そんなこと僕の人生で言ってくれたん初めてやったわ。『お祭り誘われ童貞』でしたわ。それを卒業させてくれた。だから関係をまだ続けたかったら、宿題やって見せてあげることが継続になるんとちゃうの?そうだろう?まだまだ逆転できるよきっと、、、きっと。。。テーマパーク行ったときは二人で宙ぶらりんジェットコースターに乗って・・・・あの日の帰りに電車の中で僕の・・・・肩に・・・・・もたれかかってきて・・・・
そして知らない間に泣いていた。
伏せて泣いているのではない。座ったまま一点を見つめていたら涙がとめどなく流れ始めたんだ。どうだ気持ち悪いだろう。瞬きもちゃんとしていたからな。
あのあと晩御飯の買い物をして、部屋に戻り、下ごしらえをして、電気を消してずっとリビングのソファにもたれかかっていた。樹里はまだ帰ってこない。
下ごしらえといっても、タコのぶつ切りだ。切りまくったらそれで終い。酢味噌がある。それで食べたらいいだろう。あとは黄金イカという烏賊を細く切ったものに魚卵を混ぜてあるもので、その魚卵が金色だから黄金。なにもしなくていい。というかできない。やる気が出ない。はっきりいってかなり鬱っぽい。汁物は今日はフリーズドライのやつが残っているからそれで。ご飯は炊いた。
この先どうなるのだろう、、、
なんとなく本当のところは見えている気がする。
田中さんの直ぐ先の将来には、きっと僕は、いないんだろ。
それは仕方ない・・・それはもういい。。。
でも・・・・
パチッ
スイッチを叩くような音がした。
「なにしてんの?」
樹里だった。
まだ顔の傷がわずかに残っている。あきらかに疑念の浮かんだ顔をリビングのソファにいる僕に向けてくる。
「ああ、おかえり、、、寝てたのかな」
とぼける。
「頭上向いてたで」
「上向いて寝てたんかな・・・・」
僕は立ち上がって
「冷蔵庫にタコのぶつ切りと黄金イカあるからそれ食べて。あとフリーズドライのお味噌汁出してあるからお湯かけたらできる。ご飯はできてるし」
自分の部屋に戻ろうとダイニングから出ようと樹里と入れ替わる。
「田中・・・・・」
『まりっぺ』とは呼ばなかった。
――――お願いだから一時的な気の迷いであってくれ!
そう思いながらもとっくに返してくれていたDVD、salvageのことについて色々話まくっていた。その話で帰り道の約半分ぐらい、自己満足だろうとなんだろうと、僕は話しまくっていた。
蒼介のこと。
晃のこと。
弁天のこと。
麻生のこと。
元也のこと。
ファッションのこと、マネージャーのこと。
あそこの会場のときがどうで、
ここの会場の時は大雨で、
あと、解散を宣言したときのも僕DVD持っているよ、絶対格好いいから見たほうがいいで。僕また実家から取ってくるからさ・・・・
彼女は顔を歪めてこう言った。
「もうそんなバンド、ダサいねん!」
「・・・・・・・・・・・・・・」
「晃も、蒼介も、そんなヒット曲最近ないやんか」
なにかが終わった気がした。
僕たちが最初に話したこと。
それはsalvageのことだったんだ。
共通点が見つけられて、そこから世界が広がったんだ。
けど、「ダサい」んだって。世界が田中さんの手で一瞬で閉じられてしまったみたいだ。
続けて
「もう江藤さんとも私多分ご飯食べることもないと思うから。おかずとかいらんから」
「・・・・・なんで?」
僕の声は多分届くか届かないか、蚊の鳴くような声だったに違いない。
「なんでって、、、、おもしろくないから」
「・・・・・そうなん」
もう愕然とする答えでしかなかった。
「だってそうやんか。いつまで経っても同じポジションで這い上がろうともせず、言われたい放題のところでニコニコしたふりして、笑顔のふりだけして甘んじてる。そういうの私嫌いやねん」
「・・・・・・・・・・」
「悔しいんなら這い上がってみたらって思うしな、あんなん見てたら」
確かに田中さんは紛れもなく成功者である。スクールカーストを覆すことは容易いことではない。それをやってのけた。後ろ盾があったとはいえ、それらを後ろに着けたのも自分、それも自分の実力のうちだと考えるならば、彼女は間違いなく勝者だ。勝ち組だ。
僕は上っ面だけロックを気取って格好ばっかりつけて、スクールカーストの座を底辺まで滑り落ちた男。そして今はスクールカーストの中に組み込まれるのが恐ろしいから、誰ともコミュニケーションを取ることを恐れて避けて、笑顔の能面を顔に貼り付けて隠れて生きている男・・・・負け組だ。
そして今の田中さんにとっては、僕には樹里が居る。しかし、ただそれだけの男。それ以外の部分には、何の魅力もリスペクトできるところも、ない。
僕はいつしか完全に見下されていたんだ。
それがこの不自然さの答えなんだ。
『某有名製造メーカーに勤めていた旦那さん』と同じ。田中さんはその奥さんだ。
「あ、そうや。おかず要らん代わりに一個お願いがあるねん」
急に人を蔑んだ態度から一転した。
声色まで少し変わった。
「最近めっちゃメッセージアプリの返信とか予定入れていくのとかが難しくて。電話もかかってくるし。夜なかなか勉強する時間も取りにくいねんやんかあ。美容や皮膚のケアとかもせなあかんし。とにかくめっちゃ忙しいねん。だから毎日英語の宿題を見せてくれへん?御堂君英語私より成績ええやんかあ。他の国語とか日本史とかは私も頑張ってするから。あ、世界史とかもできたら見せてよ。学校で時間あったら写すし、写メくれてもええし・・・あ、いやいや見てる時間がもったいないから、やっぱり学校で写すわ、お願い。明日からお願い!」
何か、凄い違和感があった。
僕はOKした。
けど、拭い去れないほどの嫌さがあった。
勉強なんてものは自分のためにするもんだろうが。
それを人の宿題の答え見てどうすんだよ?
上っ面だけきれいにできてますって見せかけて、
全然理屈分かってなかったらできたことにならないだろうが、
それはまるで
おまえの顔と一緒なんだよ!
胸の内にあるヘドロが溢れ出た。
しかしまた飲み込んだ。
これはやはり田中さんの中のブームかもしれない。
またどこかで、ひょっとしたらブームがもうまもなく去るかもしれない。そうしたら・・・そうしたら本当に大切なことは何か理解して、また僕や、江藤さんの元に戻ってくるかもしれない。そうだったらそれでいいじゃないか、許してあげて、また一緒にやっていこうじゃないか・・・・人は間違えることもある。調子に乗ってしまって言わないでいいことまで言ってしまうときもある。だけど後から間違いに気づいて優しく受け入れてくれたらきっと嬉しいと思う。
そりゃ誰だって勝っている時は調子に乗りたいんだ。また乗っていいと思う。樹里がそうしたんだから学校内では間違いなく足を引っ張るものもいないだろう。そんな環境で調子に乗らないわけがない。だからそこは考えようによっては寛大に見てあげることの方が大人な対応と言えるかもしれない。きっとそうだろう?
それに僕にとっては初めての女だ。初恋かといえばそうではないだろうけど。とにかく初めてなんだ。なにがって僕が初めて声を自分からかけていってそれに応じてくれたはじめての女子だったんだよ。みんなそうだろ、誰だって生まれていきなり〇〇童貞じゃないやつなんているはずがない。どいつもこいつもみんな最初の一人から始めるんだ!その一人でさ、別れ際に向こうから「メッセージアプリ交換しよう」て言ってくれたら感激するんじゃないの?ちょっと寄っていこうかってホテルじゃなくても最初の一人目の時なら近くのファミレスに一緒に入ってくれて、ご飯やドリンク一緒に飲んだだけで浮き足だったて仕方ないじゃないか!
「わはははははは!」
灯りを付けないリビングで、一人で大声で笑った。
そして一緒に釣りに行ってさ、大物釣らせてあげて喜んでもらって、樹里に悩み聞いてもらえた時はめちゃくちゃ喜んでいたで!そしたら今度は一緒に浴衣見に行こうだぜ。そしてあれでもないこれでもないって選んでビキビキに可愛いやつ選んで買ったよ。帯とセットの白いやつ。それに関しては、
「お祭りは、こっちにくるつもりやで、あの浴衣来て・・・・」
今日の別れ際に約束してくれた。
お祭り一緒に行こうな、やで。向こうから。あは・・あは・・そんなこと僕の人生で言ってくれたん初めてやったわ。『お祭り誘われ童貞』でしたわ。それを卒業させてくれた。だから関係をまだ続けたかったら、宿題やって見せてあげることが継続になるんとちゃうの?そうだろう?まだまだ逆転できるよきっと、、、きっと。。。テーマパーク行ったときは二人で宙ぶらりんジェットコースターに乗って・・・・あの日の帰りに電車の中で僕の・・・・肩に・・・・・もたれかかってきて・・・・
そして知らない間に泣いていた。
伏せて泣いているのではない。座ったまま一点を見つめていたら涙がとめどなく流れ始めたんだ。どうだ気持ち悪いだろう。瞬きもちゃんとしていたからな。
あのあと晩御飯の買い物をして、部屋に戻り、下ごしらえをして、電気を消してずっとリビングのソファにもたれかかっていた。樹里はまだ帰ってこない。
下ごしらえといっても、タコのぶつ切りだ。切りまくったらそれで終い。酢味噌がある。それで食べたらいいだろう。あとは黄金イカという烏賊を細く切ったものに魚卵を混ぜてあるもので、その魚卵が金色だから黄金。なにもしなくていい。というかできない。やる気が出ない。はっきりいってかなり鬱っぽい。汁物は今日はフリーズドライのやつが残っているからそれで。ご飯は炊いた。
この先どうなるのだろう、、、
なんとなく本当のところは見えている気がする。
田中さんの直ぐ先の将来には、きっと僕は、いないんだろ。
それは仕方ない・・・それはもういい。。。
でも・・・・
パチッ
スイッチを叩くような音がした。
「なにしてんの?」
樹里だった。
まだ顔の傷がわずかに残っている。あきらかに疑念の浮かんだ顔をリビングのソファにいる僕に向けてくる。
「ああ、おかえり、、、寝てたのかな」
とぼける。
「頭上向いてたで」
「上向いて寝てたんかな・・・・」
僕は立ち上がって
「冷蔵庫にタコのぶつ切りと黄金イカあるからそれ食べて。あとフリーズドライのお味噌汁出してあるからお湯かけたらできる。ご飯はできてるし」
自分の部屋に戻ろうとダイニングから出ようと樹里と入れ替わる。
「田中・・・・・」
『まりっぺ』とは呼ばなかった。
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