【R15】【第一作目完結】最強の妹・樹里の愛が僕に凄すぎる件

★兄弟の絆～この学校には女の殺人鬼が出没する～

あの教室には実は仕込みがされており、
中納が持っていたナイフの他に、樹里を拘束・蹂躙するための、ロープ、浣腸、大人のおもちゃ、タバコ、酒、マリファナ類が隠されていた。本気でやるつもりだったことが誰にも認識できた。

樹里も仕込みをしていた。ブラウスの切り込みだけではない。
拳には手のひらサイズの鉛の塊が握られ、その上からバンテージが巻かれてあった。さらしの下には雑誌は挟まれていて、それに刺すように演技をしていたのだった。

御堂家の親は事件を、それでも、少しでも隠そうとする学校と、真っ向対立し、マスコミ各社に内容を公開。警察はそもそも動いていたが予想外の大事件となり、教育委員会や文部科学省、学校の隠ぺい体質、教育委員会の無力さ、先生らの無関心・危機管理能力の無さなど、スキャンダルとなって連日報道された。
中納は殺人未遂で鑑別所送りになり、その後は余罪も発覚し、少年院送致。特に酷かったのは隣の行政区の公園での強姦致傷。未だに被害者の女性は意識不明だそうだ。どうやら大人と同様の一級危険人物として警察も包囲網を急速に狭めて行ってたらしい。他の三人中二人も同様。一人は保護観察となった。
中納は鼻が戻らず、膝には一生抱える怪我をおい、歯も何本も失い、裁判所で「（少年院に）入っている方がマシ。樹里に殺される」と言ったらしい。
その後学校にくることはなかった。

樹里も一時逮捕・勾留されたが、
録音された音声
録画された映像
雅樹のケガの具合
状況証拠
学校で人気のあった樹里に対する生徒たちの嘆願書
御堂家が雇った弁護士の介入
ここは本当かどうか定かではないが、樹里自身の警察・少年課でのコネクション
凶悪犯逮捕に功労・・・等々で情状酌量されたが、ほんのしばらくの間だけ保護観察の身になった。おそらく内申はボロボロで、それを気にする高校、公立や一部の私立にはもういけないぐらいの「ワル」扱いとなった。
樹里を輪姦しようという計画を立てていたのは中納のグループだが、そこに加わろうとしていたのは後で分かったことだが、総勢二十名ほど。当日雅樹の身に何かが起きることは分かっていたが出向くのが遅れてしまったのは、この二十名のうち約半数が情報を隠匿・攪乱したためだった。樹里たちは勿論メンバーは誰かを特定し、ただ調子乗った弱いやつ五名は死ぬほど脅して口頭注意、中納ら四名を除く残りの十一名は、血の粛清に合った。

その後、学校の評判掲示板にかかれたのが
「西南中の殺人鬼」
「この学校は、女の殺人鬼がおる」
「夜な夜な笑いながら美女が人を解体している」
などだった。


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