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第一巻
★兄弟の絆~樹里がキレたらどうなるか~
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中納の腕が身体に触れそうになった瞬間、
素早く小さく後ろに下がった。
反射的に中納が樹里を掴みに行く!
ブラウスが掴まれる!
樹里は蝶が舞うようにブラウスを脱ぎながら身体を何度か回転させた。そうすることで樹里の動きが攪乱され手が出せない。そのうちに気が付けば中納の右腕を縛り上げて掴んでいた。樹里はブラウスを掴ませるためにわざと掴まれる範囲で小さくステップしたのだ。中納は何事か理解できずにその巻きついた右手のブラウスを剥がそうとする。
そこに扉側に立っていた男一人が樹里に襲い掛かったが、黒板消しを投げつけ顔面に当てる。ものを持っていても手をブラウスから抜けやすくするために切り込みをいれていた。ついていたチョークの粉が大量に目に入り苦しんだ。
中納が反対の左足で樹里を蹴ろうとしたが、樹里の右足で制止され、左手で殴りかかるがそのスピードより早く樹里の右の拳が中納の顔面を打ち抜く。
「ブェ‼」
男以上のパンチ力に後ろによろめきそうになるため、堪えて踏ん張ろうとすれば樹里のいる方角に力が働く。そこを樹里は中納に絡まっているブラウスを引くことで中納の身体をおもいっきり寄せてくる。中納自身の力も入ってとんでもないスピードになる。そこに樹里の空いている右腕で後頭部を掴み、顔を貫くような強烈な膝蹴りを入れた!
「ブヒッ!!」
潰れた鼻で呼吸すると、液体が混じり豚の鼻を鳴らしたような音を発して膝をつく。強烈な痛みに悶絶し、自分が雅樹にやったこと同様に、鼻が潰されたを認識した。
窓側にいた男、この男が雅樹に必要に一点攻撃を繰り返し、促した男だ。
樹里に向かって早い左ストレートを繰り出すが、樹里は何の躊躇もせずに躱し、その左腕を掴み、捩じりを入れて、パンチを躱されて流れていく力を利用して肩で担ぎ上げた。その時、相手の腕から鈍い破裂音がした。
腕をへし折りながら樹里自身の身体も回転させて背負い投げをした。その男の身体は地面に叩きつけられた
「あいやああああああ――――!!」
激烈な痛みで、情けなく泣きながら悶絶し、その後何も言わなくなった。
先ほど黒板消しをぶつけられた男が、樹里が投げた金属バットを持ってきた。もはや樹里の身体を蝕もうとする気はまったくなかった。ぶちのめすのみだった。
「このクソアマ・・・ぶっ殺してやる!」
「やっこ!撮っとけ!」
樹里は廊下側に声をかける。
雅樹を見張っている男が焦る。廊下が騒がしくなってきているからだ。
バットをものすごい勢いで振り回す。しかし当たらない。
右、左、縦、横、振り回すがボクシングの要領でリズム良く躱していく。
こいつ・・・当たらない!そのたびに悔しさが募る。そこを見透かしているかのように、この状況で笑みを浮かべながら金属バットの襲撃を躱し続ける!
「どうした、こっちよほら?」
あえて中納に背を向けたところに足の運んだ。男は後ろで中納が立ち上がっていることをもはや認識できない。
「クソ――――!」
「オルアアアア!」中納も背後から樹里を襲う!
樹里はまた躱す。
ガツッ!
空を切ったバットの先端は・・・・・・・中納の折れた鼻だけを左から右に殴りつけた。
「ぎゃあああああああーーー痛い~~~~!」
再び膝をついて悶え苦しむ。
「あ!中納君・・・・!」
「アハハハハハハッ!」
手を叩いて爆笑する樹里。
さらに男は血が上る。もう頭の中は「樹里を殺す」それだけでいっぱいだ。
「うわーーーーっ!」
固められて置かれている窓際の椅子と机たちを背景に樹里が左回りで躱す!金属バットは樹里ではなく、その後にあった机をおもいっきり叩く。固いものを叩いてしまったため、男の腕は一瞬強烈に痺れた。透かさず樹里の蹴りがバットに。
「ぐぅうう・・・!」
バットは振り降ろされた方と反対方向に弧を描き、男の顔面を打ち付けた!
顔を抑えて後によろけるが、
「ああああああああ!」
熊のように両手を上げて最後の力を振り絞って樹里を襲った。ところが、樹里が背後に飛び、男が樹里の身体をつかんだのも束の間・・・足を腹に入れられ、男の前に進む力を使い、樹里もその力の方向へ机の上を少し転がる。
巴投げだ。
男は勢いが付きすぎているため身体がそのまま机を飛び越え、窓を割り、外に飛び出した。かろうじて、足と手が手すりの棒にあたり、直下することはなかったが、もつれて片手で棒を掴んだ。
「ああ・・・お、おい・・・た、たすけて・・・・」
人をバットで殴り殺そうとして、自分が死にそうになれば助けては、調子が良すぎる。
体重を支え続けるにはすぐに限界がきた。
「ああ、あああああ!」
男は三階から、下の職員用自転車置き場の屋根に落下した。
また中納が立ち上がる。樹里は余裕の笑みを見せる。
「さあ、お終いか?」
「ぶっ殺してやる」
再びポケットからナイフを出した。
奇声を発しながらナイフを振り回す。しかし樹里は先ほどの素早い動きは無くなり、緩慢になった。呼吸も乱れだし、肩で息をしているのが分かる。しかし寸分で嘲笑いながら躱していく。
(こいつさっき、なにかの攻撃に当たったか、もしくは疲れが出てきたなあ。そりゃそうだろ、男三人相手に戦ってるんだからよ・・・これでおまえは終わりだ!)
中納は左の拳を放った。樹里はそれを右腕でガード。
「やっこ!ここや!」
樹里が言い放ったところに、女子がスマホを持って雪崩れ込んだ。
「うぉあああああ!死ね!化け物が!」
中納の右手ナイフが、樹里の腹部を突き刺した・・・・
二人は硬直して動かない。樹里の顔が歪む。
そしてすぐに・・・・床に血が滴りだした。
「樹里!樹里ーーー!!」
康子(やっこ)がスマホの撮影はしながら、間に入ろうとする・・・・と、
「樹里!」
康子の呼びかけに、にやりと樹里が笑う。
ナイフは刺さっていない。さらしは貫通して、その下の何かに刃の先端だけ刺さっているだけだ。逆に、鍔の無いナイフだったため、刺さらないとそのまま手がグリップをすり抜けて、中納は刃を握ってしまった状態になった。
「殺人未遂やな・・・これでアンタ殺しても大丈夫やわ」
樹里の横に切り裂かれたような口は、悪魔が笑っているかのように見えた。
「痛ぇ・・・痛ぇよクソーー!俺がやられる?俺が?ありえねぇ、ありえねぇ!」
切れて血まみれになった手。血まみれの顔、あらぬ方角を向いている鼻・・・
「ああ、そうよ。遠慮なくやってから、もう死ね・・・」
最後の咆哮をあげて樹里に立ち向かう。
再び、右足で蹴りに来るが、左足で防がれ、左足で蹴りにくるが右足で防がれ、
左腕を出すと右腕で防がれ、逆に樹里の雷のような左腕が飛んでくる。それを右腕で防いだが、樹里は中納の足、左膝を中納の真正面から蹴りこんだ。
「ぐぎゃあああああああーーーーーー‼」
膝は本来とは逆の方向に向いた。そのまま倒れこむが、樹里がそれを許さない。襟首を掴み上体を起し、
「ハァアアア‼」
手刀で中納の鎖骨をへし折る!
「うわあああああああ!痛い痛い痛い‼」
「アッハハハハハハ!うちのあにぃもさぞ痛かっただろうねえ、アハハハハハハ!」
右の拳が中納の鼻血まみれの口元に入る。
メリッ・・・・今度は歯が折れる音がした。
しかし掴んでいる左手を離さない。樹里は狂乱したように右拳を何度も中納の顔面に叩きこむ。叩きこむたびに大笑いをする。返り血が飛び散り、樹里のバンテージは勿論、顔や身体まで赤く染まっていく。
この情景を見ていた見張りの男は、「自分も殺される」と悟り、役目を捨て逃げ出そうとして、扉を開けたとたん、
バキッ!
顔面に拳がヒットして床に倒れこむ。倒れこんだその男をさらに蹴りの連打が入る。外には樹里の仲間が揃っていた。いっきに中に雪崩れ込み、逃げようとした男が袋叩きに合う。
「ちょ・・・ちょと・・・ちょっともう止めよう、誰か!誰か止めて!ホンマに死ぬ!ホンマに死ぬって‼」
康子が悲鳴のような声をあげて樹里に飛びつくが止まらない。他の男複数人が樹里を羽交い絞めにして、
「もうやめろ、樹里さん、もうやめろ、ホンマ殺してまう!あかんて!」
もう動かない中納にまだ猛攻撃を咥えようとする樹里を引き離した。
引き離したが油断できない。油断するとまた不用品で置いてあるミケランジェロの首から上だけの石像を持ちあげて、倒れている中納の頭を割ろうとしていたのだった。
素早く小さく後ろに下がった。
反射的に中納が樹里を掴みに行く!
ブラウスが掴まれる!
樹里は蝶が舞うようにブラウスを脱ぎながら身体を何度か回転させた。そうすることで樹里の動きが攪乱され手が出せない。そのうちに気が付けば中納の右腕を縛り上げて掴んでいた。樹里はブラウスを掴ませるためにわざと掴まれる範囲で小さくステップしたのだ。中納は何事か理解できずにその巻きついた右手のブラウスを剥がそうとする。
そこに扉側に立っていた男一人が樹里に襲い掛かったが、黒板消しを投げつけ顔面に当てる。ものを持っていても手をブラウスから抜けやすくするために切り込みをいれていた。ついていたチョークの粉が大量に目に入り苦しんだ。
中納が反対の左足で樹里を蹴ろうとしたが、樹里の右足で制止され、左手で殴りかかるがそのスピードより早く樹里の右の拳が中納の顔面を打ち抜く。
「ブェ‼」
男以上のパンチ力に後ろによろめきそうになるため、堪えて踏ん張ろうとすれば樹里のいる方角に力が働く。そこを樹里は中納に絡まっているブラウスを引くことで中納の身体をおもいっきり寄せてくる。中納自身の力も入ってとんでもないスピードになる。そこに樹里の空いている右腕で後頭部を掴み、顔を貫くような強烈な膝蹴りを入れた!
「ブヒッ!!」
潰れた鼻で呼吸すると、液体が混じり豚の鼻を鳴らしたような音を発して膝をつく。強烈な痛みに悶絶し、自分が雅樹にやったこと同様に、鼻が潰されたを認識した。
窓側にいた男、この男が雅樹に必要に一点攻撃を繰り返し、促した男だ。
樹里に向かって早い左ストレートを繰り出すが、樹里は何の躊躇もせずに躱し、その左腕を掴み、捩じりを入れて、パンチを躱されて流れていく力を利用して肩で担ぎ上げた。その時、相手の腕から鈍い破裂音がした。
腕をへし折りながら樹里自身の身体も回転させて背負い投げをした。その男の身体は地面に叩きつけられた
「あいやああああああ――――!!」
激烈な痛みで、情けなく泣きながら悶絶し、その後何も言わなくなった。
先ほど黒板消しをぶつけられた男が、樹里が投げた金属バットを持ってきた。もはや樹里の身体を蝕もうとする気はまったくなかった。ぶちのめすのみだった。
「このクソアマ・・・ぶっ殺してやる!」
「やっこ!撮っとけ!」
樹里は廊下側に声をかける。
雅樹を見張っている男が焦る。廊下が騒がしくなってきているからだ。
バットをものすごい勢いで振り回す。しかし当たらない。
右、左、縦、横、振り回すがボクシングの要領でリズム良く躱していく。
こいつ・・・当たらない!そのたびに悔しさが募る。そこを見透かしているかのように、この状況で笑みを浮かべながら金属バットの襲撃を躱し続ける!
「どうした、こっちよほら?」
あえて中納に背を向けたところに足の運んだ。男は後ろで中納が立ち上がっていることをもはや認識できない。
「クソ――――!」
「オルアアアア!」中納も背後から樹里を襲う!
樹里はまた躱す。
ガツッ!
空を切ったバットの先端は・・・・・・・中納の折れた鼻だけを左から右に殴りつけた。
「ぎゃあああああああーーー痛い~~~~!」
再び膝をついて悶え苦しむ。
「あ!中納君・・・・!」
「アハハハハハハッ!」
手を叩いて爆笑する樹里。
さらに男は血が上る。もう頭の中は「樹里を殺す」それだけでいっぱいだ。
「うわーーーーっ!」
固められて置かれている窓際の椅子と机たちを背景に樹里が左回りで躱す!金属バットは樹里ではなく、その後にあった机をおもいっきり叩く。固いものを叩いてしまったため、男の腕は一瞬強烈に痺れた。透かさず樹里の蹴りがバットに。
「ぐぅうう・・・!」
バットは振り降ろされた方と反対方向に弧を描き、男の顔面を打ち付けた!
顔を抑えて後によろけるが、
「ああああああああ!」
熊のように両手を上げて最後の力を振り絞って樹里を襲った。ところが、樹里が背後に飛び、男が樹里の身体をつかんだのも束の間・・・足を腹に入れられ、男の前に進む力を使い、樹里もその力の方向へ机の上を少し転がる。
巴投げだ。
男は勢いが付きすぎているため身体がそのまま机を飛び越え、窓を割り、外に飛び出した。かろうじて、足と手が手すりの棒にあたり、直下することはなかったが、もつれて片手で棒を掴んだ。
「ああ・・・お、おい・・・た、たすけて・・・・」
人をバットで殴り殺そうとして、自分が死にそうになれば助けては、調子が良すぎる。
体重を支え続けるにはすぐに限界がきた。
「ああ、あああああ!」
男は三階から、下の職員用自転車置き場の屋根に落下した。
また中納が立ち上がる。樹里は余裕の笑みを見せる。
「さあ、お終いか?」
「ぶっ殺してやる」
再びポケットからナイフを出した。
奇声を発しながらナイフを振り回す。しかし樹里は先ほどの素早い動きは無くなり、緩慢になった。呼吸も乱れだし、肩で息をしているのが分かる。しかし寸分で嘲笑いながら躱していく。
(こいつさっき、なにかの攻撃に当たったか、もしくは疲れが出てきたなあ。そりゃそうだろ、男三人相手に戦ってるんだからよ・・・これでおまえは終わりだ!)
中納は左の拳を放った。樹里はそれを右腕でガード。
「やっこ!ここや!」
樹里が言い放ったところに、女子がスマホを持って雪崩れ込んだ。
「うぉあああああ!死ね!化け物が!」
中納の右手ナイフが、樹里の腹部を突き刺した・・・・
二人は硬直して動かない。樹里の顔が歪む。
そしてすぐに・・・・床に血が滴りだした。
「樹里!樹里ーーー!!」
康子(やっこ)がスマホの撮影はしながら、間に入ろうとする・・・・と、
「樹里!」
康子の呼びかけに、にやりと樹里が笑う。
ナイフは刺さっていない。さらしは貫通して、その下の何かに刃の先端だけ刺さっているだけだ。逆に、鍔の無いナイフだったため、刺さらないとそのまま手がグリップをすり抜けて、中納は刃を握ってしまった状態になった。
「殺人未遂やな・・・これでアンタ殺しても大丈夫やわ」
樹里の横に切り裂かれたような口は、悪魔が笑っているかのように見えた。
「痛ぇ・・・痛ぇよクソーー!俺がやられる?俺が?ありえねぇ、ありえねぇ!」
切れて血まみれになった手。血まみれの顔、あらぬ方角を向いている鼻・・・
「ああ、そうよ。遠慮なくやってから、もう死ね・・・」
最後の咆哮をあげて樹里に立ち向かう。
再び、右足で蹴りに来るが、左足で防がれ、左足で蹴りにくるが右足で防がれ、
左腕を出すと右腕で防がれ、逆に樹里の雷のような左腕が飛んでくる。それを右腕で防いだが、樹里は中納の足、左膝を中納の真正面から蹴りこんだ。
「ぐぎゃあああああああーーーーーー‼」
膝は本来とは逆の方向に向いた。そのまま倒れこむが、樹里がそれを許さない。襟首を掴み上体を起し、
「ハァアアア‼」
手刀で中納の鎖骨をへし折る!
「うわあああああああ!痛い痛い痛い‼」
「アッハハハハハハ!うちのあにぃもさぞ痛かっただろうねえ、アハハハハハハ!」
右の拳が中納の鼻血まみれの口元に入る。
メリッ・・・・今度は歯が折れる音がした。
しかし掴んでいる左手を離さない。樹里は狂乱したように右拳を何度も中納の顔面に叩きこむ。叩きこむたびに大笑いをする。返り血が飛び散り、樹里のバンテージは勿論、顔や身体まで赤く染まっていく。
この情景を見ていた見張りの男は、「自分も殺される」と悟り、役目を捨て逃げ出そうとして、扉を開けたとたん、
バキッ!
顔面に拳がヒットして床に倒れこむ。倒れこんだその男をさらに蹴りの連打が入る。外には樹里の仲間が揃っていた。いっきに中に雪崩れ込み、逃げようとした男が袋叩きに合う。
「ちょ・・・ちょと・・・ちょっともう止めよう、誰か!誰か止めて!ホンマに死ぬ!ホンマに死ぬって‼」
康子が悲鳴のような声をあげて樹里に飛びつくが止まらない。他の男複数人が樹里を羽交い絞めにして、
「もうやめろ、樹里さん、もうやめろ、ホンマ殺してまう!あかんて!」
もう動かない中納にまだ猛攻撃を咥えようとする樹里を引き離した。
引き離したが油断できない。油断するとまた不用品で置いてあるミケランジェロの首から上だけの石像を持ちあげて、倒れている中納の頭を割ろうとしていたのだった。
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