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第一巻
★一緒に帰ろうその二
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大通り?二車線対向できるから一応そうか。大通りに差し掛かって北向きに歩けば天川橋がある。僕も田中さんもどうやら同じ方向。二人とも橋を渡り駅前の方角へ。
「私が入学して、直ぐのころ、なんか無邪気でおもしろそうなことしてんなあって思ったんよ。それがサッカー部の人らだった」
「崖下りとか?」
「そうそう!あれ!凄いよね」
指さして顔が明るくなる田中さん。僕は、
「いや、ただのアホやん」
目立ちたがりのスクールカーストお笑いスタント部門目指しているだけやんとしか思えない。
「アホやけど、なんか凄い頭に残ってて、それであんな人らの輪の中に入れたら、私も変われるかなって思って・・・・」
――――あんなん何がいいの??
そう思う自分も振り返ってみれば、中学校の時はお笑い系路線にシフトしていればあんなのがいいと思っていたのかもしれない。
なんかでも・・・・あんまりそこに憧れ持つのは違うんじゃないかなって思う。一時的な気の迷いみたいなもんかなあ。首を傾げてしまう。
自分なりの考えを伝えさせていただくと、
「僕はあんまり関わりたくないって最初っから思ったなあ」
「ええーそうなんやあ。最初は分からなかったけど、後からあいつらの態度見てそう思ったけどなあ」
――――あいつら・・・・今度逆に田中さんに対して「結構きつめな言葉を吐くんだな」と、一瞬心に残る。でも恨みがあるからだろうと思うので、あまり気にしないことにした。
「うん、雰囲気がな、僕はああいうのあかんねん」
「でも一瞬おもしろそうと思わなかった?」
確かにああいうのがお好みで、ごくわずかにファンや彼らを好んで彼女になる女子も居てるのは事実。
「思わないなあ」
「そうなんやあ。上手に生きはる人の『目』ってちゃいますわ!」
上手には生きていないけどな。
今も一瞬田中さんの言い放った語尾がキツく感じた。
「私ね、サッカー部入ってもなんとなくのけ者扱いで、誰も目を合わせてくれなくて・・・・」
なんとなく分かる。
なんだかんだ言ったって、田中さんは僕からしたら「真面目」の印象。
おもしろいことをしたら、自分が変われるんじゃないかと真面目に思っていたんだろうね。そんな子を、いきりたがりの半端な連中らに混ぜると『異物が来た時の拒絶反応』みたいなもんになるだろう。
そして、おもしろい集団=みんなと仲良く、とは違う。
「そのうち、陰で色々言われるようになっててな、それで終わり・・・・」
「辞めたんやね」
「そう、居れなくなった」
「普通そうやと思うわ」
「・・・・・・・・・」
「・・・・・・・・・・」
天川橋はとっくに超えて、また古い商店街の街並みが少し続き、そこから新しく開発された駅前の街へと変わっていく。
僕らは宅地用途に造成されて売れ残った空き地群を越え、より駅に近い住宅地をさらに超えて、自分の自宅のある分譲マンション群のところまで来ていた。
あのあとずっと沈黙ではなかったものの、メインの相談話のちょっとした確認や、それは酷いなあ的な、気持ちの反芻だけしかできていなかった。
「御堂くんて、どこから来てるの?」
「あ、おれ、そこのマンション」
指を刺す。
「え?こんな便利なところに住んでるの?ええなあ。私ら神宮(隣の隣町の町名)の古い一戸建てよ」
まあそれは確かに、駅の周辺の再開発に便乗したデベロッパーが作ったものだから、買い物も、駅アクセスもすごく快適でかつ、景観も整ってはいるよね。
でも僕の実力で買ったわけでもなんでもないので、自慢にもならないんだな。
「マンションとか格好良いなあ。憧れるなあ・・・・じゃあ、ここで」
手を挙げて、ニコッとして去ろうとするけど、
僕はなんとなく彼女から離れなかった。
そのまま田中さんに付いて歩く。
「あれ?」
「うん?」
「御堂くん、そこじゃあ?」田中さんもマンションを指さす。
彼女はどう思っているかは知らないけど、僕はなんとなくだけど、、、
『解決』に近づきたかった。
「駅の改札前までいくわ」
「ああ・・・・あ、あ、ありがと」
照れくさそうに、少し戸惑いながらも笑って受け入れてくれた。
少しでも彼女といると『解決』つまり答えが、見えてくるのではないかと思った。だからできるだけ一緒にいたかった。
あと、せっかくだから、再び駅まで僕と二人で歩き出した田中さんに、
「とりあえず、僕と友達になってくれるってのはどうかな?」
足を止めた。そして
「友達なあ、そ、そんなんして大丈夫?私らと話していてるの周りから指摘されたら、御堂くんも…しんどくない?」
なんか、カクカクしたような動揺している動きを見せる。
顔の手振りとかやたら忙しいし。
「あ、僕ほとんど周りと接していないし、なにか義理立てしないといけないグループもないから大丈夫よ」
「そ、そうなんだあ」
駅に近づけばマンションではなく大きなスーパーマーケットが入っているショッピングモールに近づく。時間にも寄りけりだが、だいたい皆このショッピングモールの中を抜けてそのまま駅構内に入る。
「じゃ、、、じゃあ、よろしくお願い、、、します」
「うん、よろしく」
また二人は歩き出す。
曇り気のない新しくキレイな自動ドア。
柔らかな黄色い照明。
貴金属が入っているショーケース。
ギャルっぽい服をきたマネキンが並ぶ。
大型のケータイキャリアショップに、整理券を見ながら赤いクッションの長椅子に座る人々。
夏の特集、水着の浴衣のバーゲンの特設会場・・・・・
「ホンマかなー明日とかになって、やっぱムリ~とか言われたら嫌やなあ(笑)」
ハハハと軽く笑いながら顔をこちらに向けた。笑っているけど、僕がどんな顔しているのか見たいのかな。そういう風に見えた。
「言うかよ、そんなこと。じゃあ明日も一緒に帰ろう」
「え、ホンマにいいの?なんかちょっと…」
――――なんかちょっと?キモいんだけど!?
僕はこの二秒ぐらいヒヤッと背中に冷たいものが走った気がした。
結構僕攻めているけど、ホンマはかなりひよっているのは事実。
内心ビクビクしている臆病な僕がいる。
「…嬉しいんだけど」
目を合わさず、エヘヘへって笑顔でそう呟いた。
ヨッシャー!
心の中で歓喜の声を上げる。
僕の表情も多分緩んだ。
ていうか、
田中さんフツーに可愛いんだけど。
なんかドキドキしてきた気持ちが、上がってきたように思う。
で、中央の大広場に到着し、そこにはエスカレーターが真ん中に二本。隣接して大階段があり、電光掲示板に次の電車の行き先と時間が出ている。
僕達はそのエスカレーターに乗って、まだ他愛もない話をしながら一緒にいた。
やがてエスカレーターに、「中央改札入口」と書かれて釣られている看板のところまで導かれた。
「じゃあ、ここで」
「うん、また明日ね」
「うん、、、あの、」
「はいはい?」
田中さんは少し言葉に詰まらせながら、
「友達だったら、メッセージアプリ…交換しない?」
――――あ。
田中さんの提案に思わず声が漏れた。
メッセージアプリ交換…
メッセージアプリ交換…
メッセージアプリ交換…
マジかよ、同級生の女子と!
今までおかんと、特殊といえば特殊だが、妹の樹里としか交換したことなかったこの僕…
以前中学校のデビューしていたときにチャラっとそんなことを、仲良くなってきたかなーと思っていた女子に言ったら、普通に「無理ー」と言われてガラスのハートが飛び散ったような思い出がある。
――――けど、なんか、そんなん・・・・えーの?ホンマに?
多分僕は平然を装っているがめちゃくちゃアタフタしているぞ、めちゃくちゃアタフタしているなあ…これは相当恥ずかしい、けど嬉しい。
きっと耳が赤くなってるように思う。すごいドキドキして、、、手が震えていたらどうしよう。格好悪いなあ。
――――彼女はどうかな・・・・
「ほら、もし予定とか変わってしまったら、、、今やったら直接言わないと伝えられないし・・・・」
「あ、そ、そうだね」
確かにごもっとも。
僕はひょっとして近くにやってきた「恋の灼熱」にメラメラと焼かれそうな気になっていたが、田中さんの整然とした理由に目を覚まさせられた。
けどまだくすぶっているけど。
スマホを出して・・・・
ええっとどこだっけ?ここだったかな・・・・
やり慣れていないから、どこをどうするんだったか、分からない。
非モテ男の属性を如実に表してしまったようだ・・・・病みそう。
「ええっと多分、ここだったかなあ、ここからこうして・・・・」
近い距離に田中さんが寄ってくる。
――――じゅ、樹里以外の女子が近くに来るなんて。。。
スマホの説明のためとはいえ、、、ドキドキが加速する。
田中さんもあんまり詳しくはない様子で、お互い慣れないこと、特に僕が慣れないことをしているので、時々トンチンカン…まあでも無事二次元コードにたどり着く。
「キンコーン」
メッセージアプリがお互いのことを認識しあったのが分かった。
「よかった・・・・・あ、電車の出発時間ヤバッ!、行くね」
バイバイと手を笑顔で振って体を進路方向に戻して小走りに改札から駅に消えていった。
僕はまだおそらく地面に足がついていないと思う
――――今の僕…浮遊霊かもしれない。
魂だけちょっとだけどっかお出かけしたのかも…
今なら下りのエスカレーターだと思い込んで、上りのエスカレーターを下に向かって逆走しそう。
「私が入学して、直ぐのころ、なんか無邪気でおもしろそうなことしてんなあって思ったんよ。それがサッカー部の人らだった」
「崖下りとか?」
「そうそう!あれ!凄いよね」
指さして顔が明るくなる田中さん。僕は、
「いや、ただのアホやん」
目立ちたがりのスクールカーストお笑いスタント部門目指しているだけやんとしか思えない。
「アホやけど、なんか凄い頭に残ってて、それであんな人らの輪の中に入れたら、私も変われるかなって思って・・・・」
――――あんなん何がいいの??
そう思う自分も振り返ってみれば、中学校の時はお笑い系路線にシフトしていればあんなのがいいと思っていたのかもしれない。
なんかでも・・・・あんまりそこに憧れ持つのは違うんじゃないかなって思う。一時的な気の迷いみたいなもんかなあ。首を傾げてしまう。
自分なりの考えを伝えさせていただくと、
「僕はあんまり関わりたくないって最初っから思ったなあ」
「ええーそうなんやあ。最初は分からなかったけど、後からあいつらの態度見てそう思ったけどなあ」
――――あいつら・・・・今度逆に田中さんに対して「結構きつめな言葉を吐くんだな」と、一瞬心に残る。でも恨みがあるからだろうと思うので、あまり気にしないことにした。
「うん、雰囲気がな、僕はああいうのあかんねん」
「でも一瞬おもしろそうと思わなかった?」
確かにああいうのがお好みで、ごくわずかにファンや彼らを好んで彼女になる女子も居てるのは事実。
「思わないなあ」
「そうなんやあ。上手に生きはる人の『目』ってちゃいますわ!」
上手には生きていないけどな。
今も一瞬田中さんの言い放った語尾がキツく感じた。
「私ね、サッカー部入ってもなんとなくのけ者扱いで、誰も目を合わせてくれなくて・・・・」
なんとなく分かる。
なんだかんだ言ったって、田中さんは僕からしたら「真面目」の印象。
おもしろいことをしたら、自分が変われるんじゃないかと真面目に思っていたんだろうね。そんな子を、いきりたがりの半端な連中らに混ぜると『異物が来た時の拒絶反応』みたいなもんになるだろう。
そして、おもしろい集団=みんなと仲良く、とは違う。
「そのうち、陰で色々言われるようになっててな、それで終わり・・・・」
「辞めたんやね」
「そう、居れなくなった」
「普通そうやと思うわ」
「・・・・・・・・・」
「・・・・・・・・・・」
天川橋はとっくに超えて、また古い商店街の街並みが少し続き、そこから新しく開発された駅前の街へと変わっていく。
僕らは宅地用途に造成されて売れ残った空き地群を越え、より駅に近い住宅地をさらに超えて、自分の自宅のある分譲マンション群のところまで来ていた。
あのあとずっと沈黙ではなかったものの、メインの相談話のちょっとした確認や、それは酷いなあ的な、気持ちの反芻だけしかできていなかった。
「御堂くんて、どこから来てるの?」
「あ、おれ、そこのマンション」
指を刺す。
「え?こんな便利なところに住んでるの?ええなあ。私ら神宮(隣の隣町の町名)の古い一戸建てよ」
まあそれは確かに、駅の周辺の再開発に便乗したデベロッパーが作ったものだから、買い物も、駅アクセスもすごく快適でかつ、景観も整ってはいるよね。
でも僕の実力で買ったわけでもなんでもないので、自慢にもならないんだな。
「マンションとか格好良いなあ。憧れるなあ・・・・じゃあ、ここで」
手を挙げて、ニコッとして去ろうとするけど、
僕はなんとなく彼女から離れなかった。
そのまま田中さんに付いて歩く。
「あれ?」
「うん?」
「御堂くん、そこじゃあ?」田中さんもマンションを指さす。
彼女はどう思っているかは知らないけど、僕はなんとなくだけど、、、
『解決』に近づきたかった。
「駅の改札前までいくわ」
「ああ・・・・あ、あ、ありがと」
照れくさそうに、少し戸惑いながらも笑って受け入れてくれた。
少しでも彼女といると『解決』つまり答えが、見えてくるのではないかと思った。だからできるだけ一緒にいたかった。
あと、せっかくだから、再び駅まで僕と二人で歩き出した田中さんに、
「とりあえず、僕と友達になってくれるってのはどうかな?」
足を止めた。そして
「友達なあ、そ、そんなんして大丈夫?私らと話していてるの周りから指摘されたら、御堂くんも…しんどくない?」
なんか、カクカクしたような動揺している動きを見せる。
顔の手振りとかやたら忙しいし。
「あ、僕ほとんど周りと接していないし、なにか義理立てしないといけないグループもないから大丈夫よ」
「そ、そうなんだあ」
駅に近づけばマンションではなく大きなスーパーマーケットが入っているショッピングモールに近づく。時間にも寄りけりだが、だいたい皆このショッピングモールの中を抜けてそのまま駅構内に入る。
「じゃ、、、じゃあ、よろしくお願い、、、します」
「うん、よろしく」
また二人は歩き出す。
曇り気のない新しくキレイな自動ドア。
柔らかな黄色い照明。
貴金属が入っているショーケース。
ギャルっぽい服をきたマネキンが並ぶ。
大型のケータイキャリアショップに、整理券を見ながら赤いクッションの長椅子に座る人々。
夏の特集、水着の浴衣のバーゲンの特設会場・・・・・
「ホンマかなー明日とかになって、やっぱムリ~とか言われたら嫌やなあ(笑)」
ハハハと軽く笑いながら顔をこちらに向けた。笑っているけど、僕がどんな顔しているのか見たいのかな。そういう風に見えた。
「言うかよ、そんなこと。じゃあ明日も一緒に帰ろう」
「え、ホンマにいいの?なんかちょっと…」
――――なんかちょっと?キモいんだけど!?
僕はこの二秒ぐらいヒヤッと背中に冷たいものが走った気がした。
結構僕攻めているけど、ホンマはかなりひよっているのは事実。
内心ビクビクしている臆病な僕がいる。
「…嬉しいんだけど」
目を合わさず、エヘヘへって笑顔でそう呟いた。
ヨッシャー!
心の中で歓喜の声を上げる。
僕の表情も多分緩んだ。
ていうか、
田中さんフツーに可愛いんだけど。
なんかドキドキしてきた気持ちが、上がってきたように思う。
で、中央の大広場に到着し、そこにはエスカレーターが真ん中に二本。隣接して大階段があり、電光掲示板に次の電車の行き先と時間が出ている。
僕達はそのエスカレーターに乗って、まだ他愛もない話をしながら一緒にいた。
やがてエスカレーターに、「中央改札入口」と書かれて釣られている看板のところまで導かれた。
「じゃあ、ここで」
「うん、また明日ね」
「うん、、、あの、」
「はいはい?」
田中さんは少し言葉に詰まらせながら、
「友達だったら、メッセージアプリ…交換しない?」
――――あ。
田中さんの提案に思わず声が漏れた。
メッセージアプリ交換…
メッセージアプリ交換…
メッセージアプリ交換…
マジかよ、同級生の女子と!
今までおかんと、特殊といえば特殊だが、妹の樹里としか交換したことなかったこの僕…
以前中学校のデビューしていたときにチャラっとそんなことを、仲良くなってきたかなーと思っていた女子に言ったら、普通に「無理ー」と言われてガラスのハートが飛び散ったような思い出がある。
――――けど、なんか、そんなん・・・・えーの?ホンマに?
多分僕は平然を装っているがめちゃくちゃアタフタしているぞ、めちゃくちゃアタフタしているなあ…これは相当恥ずかしい、けど嬉しい。
きっと耳が赤くなってるように思う。すごいドキドキして、、、手が震えていたらどうしよう。格好悪いなあ。
――――彼女はどうかな・・・・
「ほら、もし予定とか変わってしまったら、、、今やったら直接言わないと伝えられないし・・・・」
「あ、そ、そうだね」
確かにごもっとも。
僕はひょっとして近くにやってきた「恋の灼熱」にメラメラと焼かれそうな気になっていたが、田中さんの整然とした理由に目を覚まさせられた。
けどまだくすぶっているけど。
スマホを出して・・・・
ええっとどこだっけ?ここだったかな・・・・
やり慣れていないから、どこをどうするんだったか、分からない。
非モテ男の属性を如実に表してしまったようだ・・・・病みそう。
「ええっと多分、ここだったかなあ、ここからこうして・・・・」
近い距離に田中さんが寄ってくる。
――――じゅ、樹里以外の女子が近くに来るなんて。。。
スマホの説明のためとはいえ、、、ドキドキが加速する。
田中さんもあんまり詳しくはない様子で、お互い慣れないこと、特に僕が慣れないことをしているので、時々トンチンカン…まあでも無事二次元コードにたどり着く。
「キンコーン」
メッセージアプリがお互いのことを認識しあったのが分かった。
「よかった・・・・・あ、電車の出発時間ヤバッ!、行くね」
バイバイと手を笑顔で振って体を進路方向に戻して小走りに改札から駅に消えていった。
僕はまだおそらく地面に足がついていないと思う
――――今の僕…浮遊霊かもしれない。
魂だけちょっとだけどっかお出かけしたのかも…
今なら下りのエスカレーターだと思い込んで、上りのエスカレーターを下に向かって逆走しそう。
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