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第一巻
★モテすぎるのも困りもの
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言っている言葉の意図が分からない。疑問のみが残る。
「こないだ言うてたやん。私は別に欲しくないもんなんぼ与えてもらっても、いらんもんはいらんねんて」
あ、そうだったね。そういう会話したなあ。
「うー」
唸りながら樹里が頬をテーブルにくっつけたまま、そのままの姿勢でスマホを渡してきた。
メッセージアプリが開かれていて、「見てよ」ということだ。
ほうほう、なにやら見ただけで樹里にラブコール&お誘い系だなってのは、あんまり読まないでも分かるが、なになに?
きみとし<(ハートマーク)(薔薇)ディア樹里ちゃん。
じゃあ、こうしよう、僕の家が◯◯浜(超高級住宅地であり、マリーナがある)に別荘兼マリーナがあるんだ。父親が管理してるんだけど総工費は10億円ほどかかってて、色々こってるんだぜ(きんにく)ここで素敵なディナーを楽しもうよ、イタリアンのシェフとか呼ぶからさ(ウインク)>
ちょっと内容がキモすぎるけど、
す、すげー…めっちゃ金持ちやん、こいつ…
なになに?樹里の返事は?
樹里<ムリ>
プッ笑
ムリ、二文字だけって笑
『らしい』っちゃあ『らしい』けど。
さらに下にスクロールして、あ、ムムムッ
電話がかかってて…
さらに
きみとし<おい、コラッ!おまえなめんのもいい加減にせえよコラッ!我クソガキのくせになめとったらあかんぞコラッ!……>
あわわわわ、これ、バイオレンスなメッセージ入っているやんか!
「ヤバイんちゃうん?怖なってきたぞ」
「うん?ヤバないよ、こんなぐらい。言うて脅してきてるだけ。すぐ分かるわ。」
顔を上げて、ニヘラと不敵な笑みを見せて、上体を起こして座り直す。
しかしマジか?警察に相談せんでええんか?
「なんか文面やばいってこれ、警察に相談とかしたほうがええんとちゃうん?」
「二十五歳か二十六歳のボンボン。実業家の息子か知らんけどな、腐ったやつやで。『押しても駄目なら脅してみな』やわ、アホらし・・・・」
樹里がため息をつく。
引いてみな、やろそれを言うなら。
口説きの世界には『引く』ってないのかなあ…分からん。
「だいたい二十五、六歳にもなって、私みたいな十五歳の女狙うところが頭イカれてると思えへん?身体目当てしか無いやん」
それは言えてるなあ。
普通に価値観が合うとは思えない。合わせにはいけるだろうけど、ずっとは保てないと思う。
少し樹里の言いたいことのリアリティとその全容が分かるような気がした。。。
「こんなんいっぱいおるねん、ホンマ。こんな鳩の糞みたいなやつ」
「そ、そうかあ」
凄いモテるというのは、傍から見ていれば羨ましい限りではあるが、現場で実践してみれば望まないものも山ほど引き付ける。どういう意味で『鳩の糞』なのかは分からないけど、僕なりに解釈すれば磁石に砂鉄がつくみたいなもんだろう。それを躱しながら生きているというところか。。。なるほどなあ。
スマホの画面をさっさと操作し、
「はい、着信拒否!まったくこの星は鳩の糞の嵐吹いているわ」
…えらい惑星だな。硫酸の雨が降ると言われている金星も真っ青だ。
「仮にさ、鳩糞がさ、」
鳩糞確定…
「金持ち部分はホンマやったとしようや」
そういって、制服のベストを脱ぎだして、荒々しくスクールベストも机の上に脱ぎ捨てる。ブラウスのボタンを上から外しだす。
おいおい…僕の存在関係なしかい…
「そうだとしても、こういうのんもっとしてほしい女いっぱいおるんやからさ、そっちに行ったらええねん。私はこんなんホンマ興味ないし」
男のことなんだか、リッチなテイストのデートのことなのか、どっちか分からんけど・・・IカップからJカップの豊満な山2つがスポーツブラいっちょになっちゃった…
・・・・つまり今度はそういうことを望んでいる女子からも嫉妬でなんらかの攻撃を受ける可能性が出てくる、ということなのか。。。そこは今回はなにも示していないけど、拡張させていけば大いにありうるなあ。
難しい問題やなあ。
手に脱いだブラウスをとって、机の上のスクールベストも椅子の背もたれにかけていたジャケットもとって、
「ちょ、あにい、付き合ってや」
「な、な、な、なに…?」
焦るわホンマ…まだスポーツブラ付けているからってそんな大型ミサイル発射台二つ出して。。。
大型ミサイルも凄いがそれ以外に凄いところが本当はいっぱいある。
まず首から肩にかけての筋肉がはっきりと分かるぐらい盛り上がっているし、上腕は筋肉で丸みを帯びているし、腹筋は完全なエイトパック。ここから見えるだけでも、胸と透き通るような白い肌がなければ完全に男、いや、男以上の身体をしている。
「今日は筋トレとマラソンフルコースでしよ。ウェア着替えてくるから、あにいも着替えて。十分後玄関集合」
樹里なりのストレス発散かな。
否応なしかよ。まあ気分転換やな、付き合うとしよう。
・・・・いや、付き合いきれないけどね。
僕は細い方だけど決してガリガリではない。マッチョではない。そう言うと盛っていることになる。多分ちょっとぐらいは・・・樹里には負けるけど、多分良い身体、の部類やと思う。僕も日頃からちょっとだけは筋トレしてるから。
情けないかな、これは実は「周囲への威圧」なのである。実は中学校の時に訳アリでございまして、そんなことに二度となるまいと、一応自分の見てくれで「あんまり調子乗ってこんといて」としているのである。そう、本当の理由は情けないものだ。
僕がこないだ山花先生に「都会からこっちへ」と聞かれていたのもそう。訳アリなんだ。
――――訳アリ多い僕なのだ。
ちなみに昨日マラソンもしたのだが、
樹里は足も速い。短距離も長距離も・・・・
あいつ確かこないだ楽に十キロ三十分程度で走ってたなあ。
走るコースはそんな遠くに行かないで(行った先で変なのに出くわしたら嫌だから)だいたいマンション群の外周をグルグル回っている。そうしたらご近所さんとかも走っていたりもするし、僕も樹里のこと安心でいられる。それでも前に樹里目的のカメ子や、芸能プロダクションのスカウトマンらしき人おって声かけられていたわ。振り切ってたけど(笑)
僕は樹里に追いつけず何度も周回遅れ。僕がいると嫌味なぐらいに飛ばしたりする。おちょくりたいのだろうね・・・ったく。
樹里に抜かれる際は後ろからお尻を触られたり、叩かれたり、蹴られたりするセクハラ&パワハラを受けている・・・・ハァ~ア、能力の差に溜息がでる。
そのあとは公園で鉄棒や滑り台や椅子を使って筋トレ。
先ほど前から見たらの話をしていたが今度はその逆で、鉄棒で懸垂するその背中は筋トレと戦いの中で鍛え抜かれた感がある。
某ハリウッドSFアクション映画に出ていた女優さんが、役の中で、精神科の入院病棟の部屋の中で懸垂をしているシーンを思い出す。
この辺は僕もあいつも個人的に気の済むまでやってる感じ。
週に二、三回ぐらいは僕も付き合ってやっているかな。
こういうのもあって、僕の身体は多分同級生たちよりは、良い感じになっているのである。
「こないだ言うてたやん。私は別に欲しくないもんなんぼ与えてもらっても、いらんもんはいらんねんて」
あ、そうだったね。そういう会話したなあ。
「うー」
唸りながら樹里が頬をテーブルにくっつけたまま、そのままの姿勢でスマホを渡してきた。
メッセージアプリが開かれていて、「見てよ」ということだ。
ほうほう、なにやら見ただけで樹里にラブコール&お誘い系だなってのは、あんまり読まないでも分かるが、なになに?
きみとし<(ハートマーク)(薔薇)ディア樹里ちゃん。
じゃあ、こうしよう、僕の家が◯◯浜(超高級住宅地であり、マリーナがある)に別荘兼マリーナがあるんだ。父親が管理してるんだけど総工費は10億円ほどかかってて、色々こってるんだぜ(きんにく)ここで素敵なディナーを楽しもうよ、イタリアンのシェフとか呼ぶからさ(ウインク)>
ちょっと内容がキモすぎるけど、
す、すげー…めっちゃ金持ちやん、こいつ…
なになに?樹里の返事は?
樹里<ムリ>
プッ笑
ムリ、二文字だけって笑
『らしい』っちゃあ『らしい』けど。
さらに下にスクロールして、あ、ムムムッ
電話がかかってて…
さらに
きみとし<おい、コラッ!おまえなめんのもいい加減にせえよコラッ!我クソガキのくせになめとったらあかんぞコラッ!……>
あわわわわ、これ、バイオレンスなメッセージ入っているやんか!
「ヤバイんちゃうん?怖なってきたぞ」
「うん?ヤバないよ、こんなぐらい。言うて脅してきてるだけ。すぐ分かるわ。」
顔を上げて、ニヘラと不敵な笑みを見せて、上体を起こして座り直す。
しかしマジか?警察に相談せんでええんか?
「なんか文面やばいってこれ、警察に相談とかしたほうがええんとちゃうん?」
「二十五歳か二十六歳のボンボン。実業家の息子か知らんけどな、腐ったやつやで。『押しても駄目なら脅してみな』やわ、アホらし・・・・」
樹里がため息をつく。
引いてみな、やろそれを言うなら。
口説きの世界には『引く』ってないのかなあ…分からん。
「だいたい二十五、六歳にもなって、私みたいな十五歳の女狙うところが頭イカれてると思えへん?身体目当てしか無いやん」
それは言えてるなあ。
普通に価値観が合うとは思えない。合わせにはいけるだろうけど、ずっとは保てないと思う。
少し樹里の言いたいことのリアリティとその全容が分かるような気がした。。。
「こんなんいっぱいおるねん、ホンマ。こんな鳩の糞みたいなやつ」
「そ、そうかあ」
凄いモテるというのは、傍から見ていれば羨ましい限りではあるが、現場で実践してみれば望まないものも山ほど引き付ける。どういう意味で『鳩の糞』なのかは分からないけど、僕なりに解釈すれば磁石に砂鉄がつくみたいなもんだろう。それを躱しながら生きているというところか。。。なるほどなあ。
スマホの画面をさっさと操作し、
「はい、着信拒否!まったくこの星は鳩の糞の嵐吹いているわ」
…えらい惑星だな。硫酸の雨が降ると言われている金星も真っ青だ。
「仮にさ、鳩糞がさ、」
鳩糞確定…
「金持ち部分はホンマやったとしようや」
そういって、制服のベストを脱ぎだして、荒々しくスクールベストも机の上に脱ぎ捨てる。ブラウスのボタンを上から外しだす。
おいおい…僕の存在関係なしかい…
「そうだとしても、こういうのんもっとしてほしい女いっぱいおるんやからさ、そっちに行ったらええねん。私はこんなんホンマ興味ないし」
男のことなんだか、リッチなテイストのデートのことなのか、どっちか分からんけど・・・IカップからJカップの豊満な山2つがスポーツブラいっちょになっちゃった…
・・・・つまり今度はそういうことを望んでいる女子からも嫉妬でなんらかの攻撃を受ける可能性が出てくる、ということなのか。。。そこは今回はなにも示していないけど、拡張させていけば大いにありうるなあ。
難しい問題やなあ。
手に脱いだブラウスをとって、机の上のスクールベストも椅子の背もたれにかけていたジャケットもとって、
「ちょ、あにい、付き合ってや」
「な、な、な、なに…?」
焦るわホンマ…まだスポーツブラ付けているからってそんな大型ミサイル発射台二つ出して。。。
大型ミサイルも凄いがそれ以外に凄いところが本当はいっぱいある。
まず首から肩にかけての筋肉がはっきりと分かるぐらい盛り上がっているし、上腕は筋肉で丸みを帯びているし、腹筋は完全なエイトパック。ここから見えるだけでも、胸と透き通るような白い肌がなければ完全に男、いや、男以上の身体をしている。
「今日は筋トレとマラソンフルコースでしよ。ウェア着替えてくるから、あにいも着替えて。十分後玄関集合」
樹里なりのストレス発散かな。
否応なしかよ。まあ気分転換やな、付き合うとしよう。
・・・・いや、付き合いきれないけどね。
僕は細い方だけど決してガリガリではない。マッチョではない。そう言うと盛っていることになる。多分ちょっとぐらいは・・・樹里には負けるけど、多分良い身体、の部類やと思う。僕も日頃からちょっとだけは筋トレしてるから。
情けないかな、これは実は「周囲への威圧」なのである。実は中学校の時に訳アリでございまして、そんなことに二度となるまいと、一応自分の見てくれで「あんまり調子乗ってこんといて」としているのである。そう、本当の理由は情けないものだ。
僕がこないだ山花先生に「都会からこっちへ」と聞かれていたのもそう。訳アリなんだ。
――――訳アリ多い僕なのだ。
ちなみに昨日マラソンもしたのだが、
樹里は足も速い。短距離も長距離も・・・・
あいつ確かこないだ楽に十キロ三十分程度で走ってたなあ。
走るコースはそんな遠くに行かないで(行った先で変なのに出くわしたら嫌だから)だいたいマンション群の外周をグルグル回っている。そうしたらご近所さんとかも走っていたりもするし、僕も樹里のこと安心でいられる。それでも前に樹里目的のカメ子や、芸能プロダクションのスカウトマンらしき人おって声かけられていたわ。振り切ってたけど(笑)
僕は樹里に追いつけず何度も周回遅れ。僕がいると嫌味なぐらいに飛ばしたりする。おちょくりたいのだろうね・・・ったく。
樹里に抜かれる際は後ろからお尻を触られたり、叩かれたり、蹴られたりするセクハラ&パワハラを受けている・・・・ハァ~ア、能力の差に溜息がでる。
そのあとは公園で鉄棒や滑り台や椅子を使って筋トレ。
先ほど前から見たらの話をしていたが今度はその逆で、鉄棒で懸垂するその背中は筋トレと戦いの中で鍛え抜かれた感がある。
某ハリウッドSFアクション映画に出ていた女優さんが、役の中で、精神科の入院病棟の部屋の中で懸垂をしているシーンを思い出す。
この辺は僕もあいつも個人的に気の済むまでやってる感じ。
週に二、三回ぐらいは僕も付き合ってやっているかな。
こういうのもあって、僕の身体は多分同級生たちよりは、良い感じになっているのである。
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