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第3章 スノープリンス編
第21話「紅き巨人」
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王都訪問から数週間が経ち、俺たちは久しぶりの学園生活を楽しんでいた……はずだった。
「―――リュウタロウくん国王様に会ってきたんだよね? どんなこと言われたの?」
「―――なにか褒美は貰ったのか?」
「―――王都はどうだった?」
「あ、いや……」
当然のごとくクラスメートからは質問攻めに遭い、国王陛下に直々に会いたいと言われた数少ない人物として学園内では有名人となっていた。
俺はあまりこういうのに慣れていなかったためなんと答えてよいのか分からない。
もちろん俺だけじゃなく、アイリスやミルにも視線は集中した。
2人は元々Aランクマグ使いで有名であるため俺より人だかりができていた。
ま、まぁ俺もあの1件以来その功績を称えられ、一気にAランクマグ使いに昇進したわけだが。
同じクラスだけでなく他クラスの人たちにも毎時間のように質問攻めに遭うため、とりあえず避難することにした。
「はぁ……やっと解放された」
今日は下の学年の魔術訓練があり教師陣は皆、そちらの方に出向くという決まりがあるらしく俺たちは実質上、自習という形をとっている。
「丸1日実習なんて夢みたいだよなぁ。現実世界の学校がいかに勤勉であるか分かるよ」
学園の屋上で空を見上げながらぼーっとする。
「あ、いたいた」
「リュウタロウさーん」
この声はアイリスとミルか。
「2人もおサボりか?」
「あんたと一緒にしないでよ。私たちは一時的に避難してきただけ」
「まぁ、あんな質問攻めに遭ったら逃げたくなるよなぁ」
「でも、そういうことも名誉なことだと思いますよ。陛下に会いたいと言われて呼ばれた人なんて歴史上あまり類を見ないですからね」
「相当なことをしたのは間違いないわね。兄ですら玉座の間に立ち入ったことがないと言っていたもの」
「バルクさんですら入れない領域だったのか!?」
なんでも国王陛下の玉座の間に入れる人はよほどのことをしないと入れさせてくれないらしい。
この決まりは陛下が決めたことではなく、昔から代々受け継がれてきた伝統みたいな感じだそうだ。
「そ、それなら納得だ」
―――ゴゴゴゴゴゴ
「ん? 地震?」
「おい、アイリス……あれはなんだ?」
「えっ?」
「紅き巨人……」
「ギガンテス?」
それは地鳴りと共に現れた紅く燃えるような巨人だった。
しかも現れた場所はちょうど王都の方角だ。
「まずいぞ、すぐに会長に……」
「ええ、そうね」
俺たちはすぐさま生徒会室へ。
「会長! 魔獣です!」
「リュウタロウか。今王都から連絡がきた。どうやらギガンテスが現れたみたいだな」
「レーナ会長! 私たちを現場に行かせてください。ギガンテス相手だと王都軍だけでは足りません」
「私も行きたいのは山々なのだが、王都からは待機命令が出ててな」
「待機命令……? どうしてです?」
「私も分かっていない。とりあえず命令に従い待機とする」
―――アルージュの森にて。
「始まったようね」
「はい、彼らは必ず現れるかと」
「それは楽しみですわ。ただ実験道具がギガンテスなのに不安を覚えますが……」
「ご安心ください。あれの元の素材はギガンテスではありますが、人工的に改造させた特殊な物となっております。及第点くらいの働きはできるかと……」
「ああ、例の計画の一端ということですのね」
「はい、その通りでございます」
「ふふっ、それなら安心ですわ。我がナパード公国繁栄のために使わせていただきますわ」
* * *
その頃、王都ではギガンテス討伐のため編成部隊を構築していた。
「ギカンテスと思われる魔獣は王都から数百メートル先、アルージュの森付近で確認された。我々、祇王騎士団は騎士部隊、魔術部隊、支援部隊の3部隊を編成する」
「団長、アルージュの森は言わずと知れた深い森で覆われています。綿密な部隊配置が必要かと」
彼は祇王騎士団、副団長のレゲル・ポリューション。祇王騎士団の知識人としてバルクからも厚い信頼がある実力者だ。彼がいるからこそ祇王騎士団は今まで最悪な状況を乗り越えてきたといっても過言ではない。
「ああもちろんだ。今回は兵力も十分にある。まずは隠密兵が背後から奇襲をかけ、それと同時に前線部隊が一気に畳みかけるという方針で行きたいと思う。そして挟みかけるように魔術部隊を配置。逃げ道をなくす」
「了解です。ですが団長、今回のギガンテスは通常種と比べ異なる部分があるようです」
「どういうことだレゲル」
「はい。ギガンテスは通常、背後と頭部の先端にコアがございます。ですが今回確認された物は背部にも頭部にもコアが確認されませんでした」
「コアがないだとっ!?」
「はい、私の推測からすると改造種ではないかと思っております」
「改造……ということはあいつを操っている奴がいるということか?」
「十分にありえるでしょう」
「なるほどな。では隠密部隊の一部をそちらの方の探索へと回してくれ。とりあえず相対してみないと分からん」
「了解しました。それと団長、セントバーナーの学生部隊には支援要請は出していないのですか?」
「軍の上の連中が今回は頼らないと意地を張っているみたいだ。前回の事件では王国の軍でありながらなにもできていなかったからな。プライドが許さないようだ」
「全く……王国軍幹部の連中は頭の堅い人が多いこと……彼らの力は評価すべきだと私は思いますがね」
「不満があるが、今は従うしかない。レゲルよ私は騎士部隊の指揮を執る。お前は残りの2部隊の指揮をお願いしたい」
「了解しました。お任せください」
こうして王国軍は編成され、ギガンテス討伐に向けて動くのであった。
そして学園では……
「待機ってどういうことだ?」
「恐らく何らかの事情があるのかもしれないわね」
「ミル、ギガンテスってそんなに強いのか?」
「いえ、ギガンテス自体は魔獣の中でも中堅レベルの戦闘力ですが、あのギガンテスはどこか違う感じがしました」
「違う感じ……?」
「通常持つギガンテスの魔力をはるかに凌駕しているといいますか……何かしらに脅威を感じました」
「ってことは只者ではないと」
「はい、行動パターンも違う風に見えました」
ギガンテス自体はそこまで脅威ではないようだ。
だが、ミルが言うには魔力が通常より段違いであるということから何かしら人工的な手を加えられた可能性があると推測した。
「アイリス、行くぞ」
「えっ、どこに?」
「決まっているだろ? 奴の所にだよ」
「まさかあんた戦う気?」
「当たり前だ。あんなすげぇのがいるのにここで黙ってみていられるかよ」
「でもリュウタロウさん、私たちには待機命令が……」
「恐らく前の1件があるからだ」
「前の1件?」
前の1件とは謎の魔獣討伐時のことだ。
俺たちは王国軍が来る前に蹴りをつけることができた。
だからこそ学生に頼るのは王国軍としていささか問題であると判断したのだろう。
「待っていれば出番はないだろう。だからこそ自分たちで出番を作りにいく」
「はぁ……わかった付き合うわよ」
「は、はい! ギルドマスターのリュウタロウ様が言うならついていきますっ!」
「じゃ、決まりだな」
「リュウタロウ様ーお待ちくださいー」
後方からイルーナが凄まじいスピードで走ってくる。
「い、イルーナ……どうした?」
「リュウタロウ様、あのギガンテスを討伐しに行くのですね?」
「あ、ああよく分かったな」
「先ほど会長からお聞きいたしました。もしかしたらって思って」
なるほど、会長には全部お見通しってわけか。
さすがレーナ・セントバーナー。
今更知ったのだが、彼女は『雷女帝』という二つ名を持っているらしい。
まぁあそこまで異常な強さを持っていればそりゃ異名もつくだろうな……
「いいなぁ……異名」
「ん? リュウタロウ?」
「え、ああコホン。なんでもない」
(おっと思わず心の声が漏れてしまった。異名を作るためにそれこそ功績をもっと残さないとな)
「それでリュウタロウ様。ワタクシも同行してもよろしいでしょうか?」
「ああ、もちろんだよ。イルーナも立派なギルド『RIMA』のメンバーだ。断る理由なんてない」
「ありがとうございます。リュウタロウ様」
これがギルドの初仕事(依頼はされていないが)になるだろう。
ここで功績を残し、異名を作ってやる。
こうして俺たちは謎のギガンテス討伐に向けて出発したのであった。
「―――リュウタロウくん国王様に会ってきたんだよね? どんなこと言われたの?」
「―――なにか褒美は貰ったのか?」
「―――王都はどうだった?」
「あ、いや……」
当然のごとくクラスメートからは質問攻めに遭い、国王陛下に直々に会いたいと言われた数少ない人物として学園内では有名人となっていた。
俺はあまりこういうのに慣れていなかったためなんと答えてよいのか分からない。
もちろん俺だけじゃなく、アイリスやミルにも視線は集中した。
2人は元々Aランクマグ使いで有名であるため俺より人だかりができていた。
ま、まぁ俺もあの1件以来その功績を称えられ、一気にAランクマグ使いに昇進したわけだが。
同じクラスだけでなく他クラスの人たちにも毎時間のように質問攻めに遭うため、とりあえず避難することにした。
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今日は下の学年の魔術訓練があり教師陣は皆、そちらの方に出向くという決まりがあるらしく俺たちは実質上、自習という形をとっている。
「丸1日実習なんて夢みたいだよなぁ。現実世界の学校がいかに勤勉であるか分かるよ」
学園の屋上で空を見上げながらぼーっとする。
「あ、いたいた」
「リュウタロウさーん」
この声はアイリスとミルか。
「2人もおサボりか?」
「あんたと一緒にしないでよ。私たちは一時的に避難してきただけ」
「まぁ、あんな質問攻めに遭ったら逃げたくなるよなぁ」
「でも、そういうことも名誉なことだと思いますよ。陛下に会いたいと言われて呼ばれた人なんて歴史上あまり類を見ないですからね」
「相当なことをしたのは間違いないわね。兄ですら玉座の間に立ち入ったことがないと言っていたもの」
「バルクさんですら入れない領域だったのか!?」
なんでも国王陛下の玉座の間に入れる人はよほどのことをしないと入れさせてくれないらしい。
この決まりは陛下が決めたことではなく、昔から代々受け継がれてきた伝統みたいな感じだそうだ。
「そ、それなら納得だ」
―――ゴゴゴゴゴゴ
「ん? 地震?」
「おい、アイリス……あれはなんだ?」
「えっ?」
「紅き巨人……」
「ギガンテス?」
それは地鳴りと共に現れた紅く燃えるような巨人だった。
しかも現れた場所はちょうど王都の方角だ。
「まずいぞ、すぐに会長に……」
「ええ、そうね」
俺たちはすぐさま生徒会室へ。
「会長! 魔獣です!」
「リュウタロウか。今王都から連絡がきた。どうやらギガンテスが現れたみたいだな」
「レーナ会長! 私たちを現場に行かせてください。ギガンテス相手だと王都軍だけでは足りません」
「私も行きたいのは山々なのだが、王都からは待機命令が出ててな」
「待機命令……? どうしてです?」
「私も分かっていない。とりあえず命令に従い待機とする」
―――アルージュの森にて。
「始まったようね」
「はい、彼らは必ず現れるかと」
「それは楽しみですわ。ただ実験道具がギガンテスなのに不安を覚えますが……」
「ご安心ください。あれの元の素材はギガンテスではありますが、人工的に改造させた特殊な物となっております。及第点くらいの働きはできるかと……」
「ああ、例の計画の一端ということですのね」
「はい、その通りでございます」
「ふふっ、それなら安心ですわ。我がナパード公国繁栄のために使わせていただきますわ」
* * *
その頃、王都ではギガンテス討伐のため編成部隊を構築していた。
「ギカンテスと思われる魔獣は王都から数百メートル先、アルージュの森付近で確認された。我々、祇王騎士団は騎士部隊、魔術部隊、支援部隊の3部隊を編成する」
「団長、アルージュの森は言わずと知れた深い森で覆われています。綿密な部隊配置が必要かと」
彼は祇王騎士団、副団長のレゲル・ポリューション。祇王騎士団の知識人としてバルクからも厚い信頼がある実力者だ。彼がいるからこそ祇王騎士団は今まで最悪な状況を乗り越えてきたといっても過言ではない。
「ああもちろんだ。今回は兵力も十分にある。まずは隠密兵が背後から奇襲をかけ、それと同時に前線部隊が一気に畳みかけるという方針で行きたいと思う。そして挟みかけるように魔術部隊を配置。逃げ道をなくす」
「了解です。ですが団長、今回のギガンテスは通常種と比べ異なる部分があるようです」
「どういうことだレゲル」
「はい。ギガンテスは通常、背後と頭部の先端にコアがございます。ですが今回確認された物は背部にも頭部にもコアが確認されませんでした」
「コアがないだとっ!?」
「はい、私の推測からすると改造種ではないかと思っております」
「改造……ということはあいつを操っている奴がいるということか?」
「十分にありえるでしょう」
「なるほどな。では隠密部隊の一部をそちらの方の探索へと回してくれ。とりあえず相対してみないと分からん」
「了解しました。それと団長、セントバーナーの学生部隊には支援要請は出していないのですか?」
「軍の上の連中が今回は頼らないと意地を張っているみたいだ。前回の事件では王国の軍でありながらなにもできていなかったからな。プライドが許さないようだ」
「全く……王国軍幹部の連中は頭の堅い人が多いこと……彼らの力は評価すべきだと私は思いますがね」
「不満があるが、今は従うしかない。レゲルよ私は騎士部隊の指揮を執る。お前は残りの2部隊の指揮をお願いしたい」
「了解しました。お任せください」
こうして王国軍は編成され、ギガンテス討伐に向けて動くのであった。
そして学園では……
「待機ってどういうことだ?」
「恐らく何らかの事情があるのかもしれないわね」
「ミル、ギガンテスってそんなに強いのか?」
「いえ、ギガンテス自体は魔獣の中でも中堅レベルの戦闘力ですが、あのギガンテスはどこか違う感じがしました」
「違う感じ……?」
「通常持つギガンテスの魔力をはるかに凌駕しているといいますか……何かしらに脅威を感じました」
「ってことは只者ではないと」
「はい、行動パターンも違う風に見えました」
ギガンテス自体はそこまで脅威ではないようだ。
だが、ミルが言うには魔力が通常より段違いであるということから何かしら人工的な手を加えられた可能性があると推測した。
「アイリス、行くぞ」
「えっ、どこに?」
「決まっているだろ? 奴の所にだよ」
「まさかあんた戦う気?」
「当たり前だ。あんなすげぇのがいるのにここで黙ってみていられるかよ」
「でもリュウタロウさん、私たちには待機命令が……」
「恐らく前の1件があるからだ」
「前の1件?」
前の1件とは謎の魔獣討伐時のことだ。
俺たちは王国軍が来る前に蹴りをつけることができた。
だからこそ学生に頼るのは王国軍としていささか問題であると判断したのだろう。
「待っていれば出番はないだろう。だからこそ自分たちで出番を作りにいく」
「はぁ……わかった付き合うわよ」
「は、はい! ギルドマスターのリュウタロウ様が言うならついていきますっ!」
「じゃ、決まりだな」
「リュウタロウ様ーお待ちくださいー」
後方からイルーナが凄まじいスピードで走ってくる。
「い、イルーナ……どうした?」
「リュウタロウ様、あのギガンテスを討伐しに行くのですね?」
「あ、ああよく分かったな」
「先ほど会長からお聞きいたしました。もしかしたらって思って」
なるほど、会長には全部お見通しってわけか。
さすがレーナ・セントバーナー。
今更知ったのだが、彼女は『雷女帝』という二つ名を持っているらしい。
まぁあそこまで異常な強さを持っていればそりゃ異名もつくだろうな……
「いいなぁ……異名」
「ん? リュウタロウ?」
「え、ああコホン。なんでもない」
(おっと思わず心の声が漏れてしまった。異名を作るためにそれこそ功績をもっと残さないとな)
「それでリュウタロウ様。ワタクシも同行してもよろしいでしょうか?」
「ああ、もちろんだよ。イルーナも立派なギルド『RIMA』のメンバーだ。断る理由なんてない」
「ありがとうございます。リュウタロウ様」
これがギルドの初仕事(依頼はされていないが)になるだろう。
ここで功績を残し、異名を作ってやる。
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