16 / 41
第2章 学園編
第15話「来都」
しおりを挟む
謎の魔獣襲来から早くも1週間ほど経過した。
例の新種の魔獣はまだ調査中だ。
いや、にしてもあの時はまじで死ぬかと思った。
結構死に際を彷徨っていたなとあとで思い返す。
アークビーという新手の魔獣が出てくると思ったら口からビームを吐く完全上位互換の奴が出てきて、しまいには自分のマグが喋る始末。
色々混沌とした出来事が異世界に転移してから起きてばかりな気がする。
まぁ異世界オタクにとってこんな出来事を肌で感じることができるなんてご褒美みたいなものだ。
正直、まだ数日しか経っていないのに今まで過ごしてきた現実世界よりもよほど充実している気がする。
さて、学園生活も板についてきた。
クラスメートとも少しずつ話始め、楽しく毎日を過ごしている……が。
「すごい! ザイゼンくんのマグが喋ってる!」
「マグが喋るなんて大発見だよな!」
「名前なんて言うのー?」
『やあ~やあ。私、超人気だねえ』
「そりゃ、喋らなかったものが喋ったらそうなるわ」
マグが喋るということを隠すべきか迷い、一度《並行世界》の異次元空間にぶち込もうかと思ったが、ヴィーレがそれを拒んだため、野放しということになった。
それにしても自分で意志を持つ上に移動もできるなんて聞いてないぞ。
物が歩いてどこかにいくっていう冗談が通用しないじゃないか。
脱走とかしたらどうするか……
こんなことを考えながらぼーっとしているといきなり目の前が真っ暗になる。
「だーれだ」
「ん? アイリスか?」
「せいかーい。なんで分かったの?」
「勘かな」
「勘って……他になにかあるでしょ? 『アイリスならすぐ分かるよ!』っとか」
「お前は俺に何を求めてるんだ……」
するとアイリスはいきなり話を切り出す。
「ねぇ、リュウタロウ。今度の休日に王都にいかない?」
「王都……? 何か用があるのか?」
「買い物よ! かーいーもーの!」
「そ、そうか。だが俺が行く必要あるのか?」
「えっと……に、荷物持ちがいないのよっ!」
(まじかぁ……)
まぁ大体そうだよな。俺誘う理由なんて……
「じゃ、じゃあミルやイルーナたちも誘おう。みんなで行った方が楽しいだろ?」
「え、うん。分かったわ……」
アイリスはどこか悲しいような顔をする。
(あれ? 俺何か悪いこといったか?)
そういうわけで今度の休日にみんなで出かけることになった。
* * *
―――当日。
待ち合わせは休日の学園前だった。
なぜならそこが一番集合場所として分かりやすいからだ。
「リュウタロウ様~」
一番乗りはイルーナだった。しかも集合時間30分前に来た。
よかった……集合時間間違えといて……
俺は集合時間を勘違いして1時間早く来てしまっていた。
なぜか分からないが、救われた気分になった。
「お誘いありがとうございます。とてもうれしいですわ」
「う、うん……」
今日の彼女はなんというか一味違った。
眼鏡を外しているからか、いつもより一層可愛く見える。
別に眼鏡が嫌いというわけじゃないんだが、外した姿は新鮮さ故か魅了されるものがあった。
「今日のイルーナなんか違うね」
「はい? その……お気に召しませんでしたか?」
「あーいやいや。なんか雰囲気がいつもと違うなって」
「いつもワタクシ地味ですものね……」
褒めようとしたつもりがなぜか落ち込ませる結果に……
「いや! 凄い綺麗だよ。いつも以上に!」
「ほ、本当ですの?」
「お、おう!」
するとイルーナは一気にご機嫌が良くなり、しがみついてくる。
「い、イルーナ!?」
「凄く嬉しいですわ!」
「……なにいちゃいちゃしてるのよ」
「お2人さんともお似合いですね」
いつの間にか目の前にアイリスとミルが……
「お、おい2人ともいつからそこに……」
「数十秒前よ」
全く気配がなかった。というかイルーナの方に気を取られていたからか。
しかもミルまでいるなんて想定外だった。
「そ、それじゃあ行こうか……」
「あ、ちょっと待って」
「どうした?」
「今日は馬車を手配しているの」
「ば、馬車?」
すると学園の方から一台の馬車が近づいてきた。
「やあ、皆の者よい休日は過ごしているか?」
「れ、レーナ会長!」
「今回はレーナ会長に頼んで馬車を出してもらったの」
「けど、どうして……」
「王都では浮遊魔術での来都は禁止しているんだ。入国審査を通らない輩とかが出てくるからな
「な、なるほど」
「私もバルクさんに用があるのだ。だからちょうどよかった」
こうして俺たちは馬車へと乗り、王都へと出発した。
「久しぶりの王都だな……初めて魔獣に襲われた時以来か」
「あの時はいきなりでびっくりしたわよ」
『だが主様は活躍したじゃないか』
「まぁ、奇跡的に1体倒したけど」
「だが、マグの扱いに慣れていないのにも関わらず新種のアークビーを倒すとは中々だぞ」
「さすが、リュウタロウ様。確かにこの間の1戦で湧き上がる強さを感じましたわ」
「はい! マグを使って1か月とは思えません!」
「終いにはヴィーレを覚醒させるし、なんか負けた気分だわ……」
王都への道のりは大体馬車で片道2時間ちょっとという所だ。
「ところで皆は王都に何をしに行くのだ?」
「俺はアイリスの荷物持ちを……」
「私はリュウタロウ様に誘われて……」
「私もです」
「会長は団長に何の御用なんですか?」
「稽古だ」
「稽古……?」
「私は時折王都に出向いてバルクさんに剣術を教えてもらっているのだ」
「そ、そうなんですか」
あの俊敏な動きはバルク団長の教えによって生み出されたものなのか……
あんなに無類の強さを誇っていた会長の師である団長ってどこまで強いんだ?
「彼には本当に感謝しているよ。何もなかった私にマグと剣術という物を与えてくれた人だ」
「感謝……か」
俺は今まで誰かに心から感謝したことがあっただろうか。
現実世界では毎日当たり前のように学校へ行き、当たり前のように水泳を続けていた。
一度当たり前になると感謝というものは必然的に形を無くす。
だからこそ会長が団長に対して心からの感謝をしている所になにか引っかかるものを感じた。
「あ、王都が見えてきましたー」
あっという間の2時間だった。
入国審査をしっかりと通り、王都へと入る。
にしても相変わらずの盛り上がりだ。
この前の一件があったのにも関わらず、完全に復興して既に元の姿を取り戻している。
レーナ会長とはここで別れ、俺たちは王都を散策することにした。
「さぁ! 遊ぶわよ!」
「は? 遊ぶ?」
「あ、いや。買い物ついでにせっかく来たんだから遊ぼうかなって」
「いいですわね、日ごろの疲れを癒したいですし……」
「賛成ですっ!」
「じゃあ決まり! 行くわよリュウタロウ」
アイリスは俺の手を引っ張る。
「あ、アイリスさん! リュウタロウ様と手を握るのはNGです~」
すぐさまイルーナは俺の腕にしがみつく。
「い、イルーナだからそれはやめ……」
「別に握ってないわよっ! それと腕を組むのはやめなさい!」
「なんでですの? それならアイリスさんもリュウタロウ様の腕にしがみつけばよろしいのでは?」
「そっ、そんなことできるわけないでしょっ!」
「いや、だからさぁ……おい、ミル。2人を止めてくれよ」
「私じゃ無理ですよ~ふふっ」
困惑する俺に後ろで微笑ましく見守るミル。
今日もまたしんどい1日になりそうだ。
そう思う俺であった。
例の新種の魔獣はまだ調査中だ。
いや、にしてもあの時はまじで死ぬかと思った。
結構死に際を彷徨っていたなとあとで思い返す。
アークビーという新手の魔獣が出てくると思ったら口からビームを吐く完全上位互換の奴が出てきて、しまいには自分のマグが喋る始末。
色々混沌とした出来事が異世界に転移してから起きてばかりな気がする。
まぁ異世界オタクにとってこんな出来事を肌で感じることができるなんてご褒美みたいなものだ。
正直、まだ数日しか経っていないのに今まで過ごしてきた現実世界よりもよほど充実している気がする。
さて、学園生活も板についてきた。
クラスメートとも少しずつ話始め、楽しく毎日を過ごしている……が。
「すごい! ザイゼンくんのマグが喋ってる!」
「マグが喋るなんて大発見だよな!」
「名前なんて言うのー?」
『やあ~やあ。私、超人気だねえ』
「そりゃ、喋らなかったものが喋ったらそうなるわ」
マグが喋るということを隠すべきか迷い、一度《並行世界》の異次元空間にぶち込もうかと思ったが、ヴィーレがそれを拒んだため、野放しということになった。
それにしても自分で意志を持つ上に移動もできるなんて聞いてないぞ。
物が歩いてどこかにいくっていう冗談が通用しないじゃないか。
脱走とかしたらどうするか……
こんなことを考えながらぼーっとしているといきなり目の前が真っ暗になる。
「だーれだ」
「ん? アイリスか?」
「せいかーい。なんで分かったの?」
「勘かな」
「勘って……他になにかあるでしょ? 『アイリスならすぐ分かるよ!』っとか」
「お前は俺に何を求めてるんだ……」
するとアイリスはいきなり話を切り出す。
「ねぇ、リュウタロウ。今度の休日に王都にいかない?」
「王都……? 何か用があるのか?」
「買い物よ! かーいーもーの!」
「そ、そうか。だが俺が行く必要あるのか?」
「えっと……に、荷物持ちがいないのよっ!」
(まじかぁ……)
まぁ大体そうだよな。俺誘う理由なんて……
「じゃ、じゃあミルやイルーナたちも誘おう。みんなで行った方が楽しいだろ?」
「え、うん。分かったわ……」
アイリスはどこか悲しいような顔をする。
(あれ? 俺何か悪いこといったか?)
そういうわけで今度の休日にみんなで出かけることになった。
* * *
―――当日。
待ち合わせは休日の学園前だった。
なぜならそこが一番集合場所として分かりやすいからだ。
「リュウタロウ様~」
一番乗りはイルーナだった。しかも集合時間30分前に来た。
よかった……集合時間間違えといて……
俺は集合時間を勘違いして1時間早く来てしまっていた。
なぜか分からないが、救われた気分になった。
「お誘いありがとうございます。とてもうれしいですわ」
「う、うん……」
今日の彼女はなんというか一味違った。
眼鏡を外しているからか、いつもより一層可愛く見える。
別に眼鏡が嫌いというわけじゃないんだが、外した姿は新鮮さ故か魅了されるものがあった。
「今日のイルーナなんか違うね」
「はい? その……お気に召しませんでしたか?」
「あーいやいや。なんか雰囲気がいつもと違うなって」
「いつもワタクシ地味ですものね……」
褒めようとしたつもりがなぜか落ち込ませる結果に……
「いや! 凄い綺麗だよ。いつも以上に!」
「ほ、本当ですの?」
「お、おう!」
するとイルーナは一気にご機嫌が良くなり、しがみついてくる。
「い、イルーナ!?」
「凄く嬉しいですわ!」
「……なにいちゃいちゃしてるのよ」
「お2人さんともお似合いですね」
いつの間にか目の前にアイリスとミルが……
「お、おい2人ともいつからそこに……」
「数十秒前よ」
全く気配がなかった。というかイルーナの方に気を取られていたからか。
しかもミルまでいるなんて想定外だった。
「そ、それじゃあ行こうか……」
「あ、ちょっと待って」
「どうした?」
「今日は馬車を手配しているの」
「ば、馬車?」
すると学園の方から一台の馬車が近づいてきた。
「やあ、皆の者よい休日は過ごしているか?」
「れ、レーナ会長!」
「今回はレーナ会長に頼んで馬車を出してもらったの」
「けど、どうして……」
「王都では浮遊魔術での来都は禁止しているんだ。入国審査を通らない輩とかが出てくるからな
「な、なるほど」
「私もバルクさんに用があるのだ。だからちょうどよかった」
こうして俺たちは馬車へと乗り、王都へと出発した。
「久しぶりの王都だな……初めて魔獣に襲われた時以来か」
「あの時はいきなりでびっくりしたわよ」
『だが主様は活躍したじゃないか』
「まぁ、奇跡的に1体倒したけど」
「だが、マグの扱いに慣れていないのにも関わらず新種のアークビーを倒すとは中々だぞ」
「さすが、リュウタロウ様。確かにこの間の1戦で湧き上がる強さを感じましたわ」
「はい! マグを使って1か月とは思えません!」
「終いにはヴィーレを覚醒させるし、なんか負けた気分だわ……」
王都への道のりは大体馬車で片道2時間ちょっとという所だ。
「ところで皆は王都に何をしに行くのだ?」
「俺はアイリスの荷物持ちを……」
「私はリュウタロウ様に誘われて……」
「私もです」
「会長は団長に何の御用なんですか?」
「稽古だ」
「稽古……?」
「私は時折王都に出向いてバルクさんに剣術を教えてもらっているのだ」
「そ、そうなんですか」
あの俊敏な動きはバルク団長の教えによって生み出されたものなのか……
あんなに無類の強さを誇っていた会長の師である団長ってどこまで強いんだ?
「彼には本当に感謝しているよ。何もなかった私にマグと剣術という物を与えてくれた人だ」
「感謝……か」
俺は今まで誰かに心から感謝したことがあっただろうか。
現実世界では毎日当たり前のように学校へ行き、当たり前のように水泳を続けていた。
一度当たり前になると感謝というものは必然的に形を無くす。
だからこそ会長が団長に対して心からの感謝をしている所になにか引っかかるものを感じた。
「あ、王都が見えてきましたー」
あっという間の2時間だった。
入国審査をしっかりと通り、王都へと入る。
にしても相変わらずの盛り上がりだ。
この前の一件があったのにも関わらず、完全に復興して既に元の姿を取り戻している。
レーナ会長とはここで別れ、俺たちは王都を散策することにした。
「さぁ! 遊ぶわよ!」
「は? 遊ぶ?」
「あ、いや。買い物ついでにせっかく来たんだから遊ぼうかなって」
「いいですわね、日ごろの疲れを癒したいですし……」
「賛成ですっ!」
「じゃあ決まり! 行くわよリュウタロウ」
アイリスは俺の手を引っ張る。
「あ、アイリスさん! リュウタロウ様と手を握るのはNGです~」
すぐさまイルーナは俺の腕にしがみつく。
「い、イルーナだからそれはやめ……」
「別に握ってないわよっ! それと腕を組むのはやめなさい!」
「なんでですの? それならアイリスさんもリュウタロウ様の腕にしがみつけばよろしいのでは?」
「そっ、そんなことできるわけないでしょっ!」
「いや、だからさぁ……おい、ミル。2人を止めてくれよ」
「私じゃ無理ですよ~ふふっ」
困惑する俺に後ろで微笑ましく見守るミル。
今日もまたしんどい1日になりそうだ。
そう思う俺であった。
0
お気に入りに追加
349
あなたにおすすめの小説
フリーター転生。公爵家に転生したけど継承権が低い件。精霊の加護(チート)を得たので、努力と知識と根性で公爵家当主へと成り上がる
SOU 5月17日10作同時連載開始❗❗
ファンタジー
400倍の魔力ってマジ!?魔力が多すぎて範囲攻撃魔法だけとか縛りでしょ
25歳子供部屋在住。彼女なし=年齢のフリーター・バンドマンはある日理不尽にも、バンドリーダでボーカルからクビを宣告され、反論を述べる間もなくガッチャ切りされそんな失意のか、理不尽に言い渡された残業中に急死してしまう。
目が覚めると俺は広大な領地を有するノーフォーク公爵家の長男の息子ユーサー・フォン・ハワードに転生していた。
ユーサーは一度目の人生の漠然とした目標であった『有名になりたい』他人から好かれ、知られる何者かになりたかった。と言う目標を再認識し、二度目の生を悔いの無いように、全力で生きる事を誓うのであった。
しかし、俺が公爵になるためには父の兄弟である次男、三男の息子。つまり従妹達と争う事になってしまい。
ユーサーは富国強兵を掲げ、先ずは小さな事から始めるのであった。
そんな主人公のゆったり成長期!!
元おっさんの俺、公爵家嫡男に転生~普通にしてるだけなのに、次々と問題が降りかかってくる~
おとら@ 書籍発売中
ファンタジー
アルカディア王国の公爵家嫡男であるアレク(十六歳)はある日突然、前触れもなく前世の記憶を蘇らせる。
どうやら、それまでの自分はグータラ生活を送っていて、ろくでもない評判のようだ。
そんな中、アラフォー社畜だった前世の記憶が蘇り混乱しつつも、今の生活に慣れようとするが……。
その行動は以前とは違く見え、色々と勘違いをされる羽目に。
その結果、様々な女性に迫られることになる。
元婚約者にしてツンデレ王女、専属メイドのお調子者エルフ、決闘を仕掛けてくるクーデレ竜人姫、世話をすることなったドジっ子犬耳娘など……。
「ハーレムは嫌だァァァァ! どうしてこうなった!?」
今日も、そんな彼の悲鳴が響き渡る。
異世界で穴掘ってます!
KeyBow
ファンタジー
修学旅行中のバスにいた筈が、異世界召喚にバスの全員が突如されてしまう。主人公の聡太が得たスキルは穴掘り。外れスキルとされ、屑の外れ者として抹殺されそうになるもしぶとく生き残り、救ってくれた少女と成り上がって行く。不遇といわれるギフトを駆使して日の目を見ようとする物語
俺だけ異世界行ける件〜会社をクビになった俺は異世界で最強となり、現実世界で気ままにスローライフを送る〜
平山和人
ファンタジー
平凡なサラリーマンである新城直人は不況の煽りで会社をクビになってしまう。
都会での暮らしに疲れた直人は、田舎の実家へと戻ることにした。
ある日、祖父の物置を掃除したら変わった鏡を見つける。その鏡は異世界へと繋がっていた。
さらに祖父が異世界を救った勇者であることが判明し、物置にあった武器やアイテムで直人はドラゴンをも一撃で倒す力を手に入れる。
こうして直人は異世界で魔物を倒して金を稼ぎ、現実では働かずにのんびり生きるスローライフ生活を始めるのであった。
転生貴族のハーレムチート生活 【400万ポイント突破】
ゼクト
ファンタジー
ファンタジー大賞に応募中です。 ぜひ投票お願いします
ある日、神崎優斗は川でおぼれているおばあちゃんを助けようとして川の中にある岩にあたりおばあちゃんは助けられたが死んでしまったそれをたまたま地球を見ていた創造神が転生をさせてくれることになりいろいろな神の加護をもらい今貴族の子として転生するのであった
【不定期になると思います まだはじめたばかりなのでアドバイスなどどんどんコメントしてください。ノベルバ、小説家になろう、カクヨムにも同じ作品を投稿しているので、気が向いたら、そちらもお願いします。
累計400万ポイント突破しました。
応援ありがとうございます。】
ツイッター始めました→ゼクト @VEUu26CiB0OpjtL
俺だけレベルアップできる件~ゴミスキル【上昇】のせいで実家を追放されたが、レベルアップできる俺は世界最強に。今更土下座したところでもう遅い〜
平山和人
ファンタジー
賢者の一族に産まれたカイトは幼いころから神童と呼ばれ、周囲の期待を一心に集めていたが、15歳の成人の儀で【上昇】というスキルを授けられた。
『物質を少しだけ浮かせる』だけのゴミスキルだと、家族からも見放され、カイトは家を追放されることになった。
途方にくれるカイトは偶然、【上昇】の真の力に気づく。それは産まれた時から決まり、不変であるレベルを上げることができるスキルであったのだ。
この世界で唯一、レベルアップできるようになったカイトは、モンスターを倒し、ステータスを上げていく。
その結果、カイトは世界中に名を轟かす世界最強の冒険者となった。
一方、カイトの家族は彼の活躍を耳にしてカイトを追放したことを後悔するのであった。
迷い人 ~異世界で成り上がる。大器晩成型とは知らずに無難な商人になっちゃった。~
飛燕 つばさ
ファンタジー
孤独な中年、坂本零。ある日、彼は目を覚ますと、まったく知らない異世界に立っていた。彼は現地の兵士たちに捕まり、不審人物とされて牢獄に投獄されてしまう。
彼は異世界から迷い込んだ『迷い人』と呼ばれる存在だと告げられる。その『迷い人』には、世界を救う勇者としての可能性も、世界を滅ぼす魔王としての可能性も秘められているそうだ。しかし、零は自分がそんな使命を担う存在だと受け入れることができなかった。
独房から零を救ったのは、昔この世界を救った勇者の末裔である老婆だった。老婆は零の力を探るが、彼は戦闘や魔法に関する特別な力を持っていなかった。零はそのことに絶望するが、自身の日本での知識を駆使し、『商人』として新たな一歩を踏み出す決意をする…。
この物語は、異世界に迷い込んだ日本のサラリーマンが主人公です。彼は潜在的に秘められた能力に気づかずに、無難な商人を選びます。次々に目覚める力でこの世界に起こる問題を解決していく姿を描いていきます。
※当作品は、過去に私が創作した作品『異世界で商人になっちゃった。』を一から徹底的に文章校正し、新たな作品として再構築したものです。文章表現だけでなく、ストーリー展開の修正や、新ストーリーの追加、新キャラクターの登場など、変更点が多くございます。
特殊部隊の俺が転生すると、目の前で絶世の美人母娘が犯されそうで助けたら、とんでもないヤンデレ貴族だった
なるとし
ファンタジー
鷹取晴翔(たかとりはると)は陸上自衛隊のとある特殊部隊に所属している。だが、ある日、訓練の途中、不慮の事故に遭い、異世界に転生することとなる。
特殊部隊で使っていた武器や防具などを召喚できる特殊能力を謎の存在から授かり、目を開けたら、絶世の美女とも呼ばれる母娘が男たちによって犯されそうになっていた。
武装状態の鷹取晴翔は、持ち前の優秀な身体能力と武器を使い、その母娘と敷地にいる使用人たちを救う。
だけど、その母と娘二人は、
とおおおおんでもないヤンデレだった……
第3回次世代ファンタジーカップに出すために一部を修正して投稿したものです。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる