8 / 41
第1章 異世界転移編
第7話「初登校」
しおりを挟む
俺は今、リーベンバッハ家のお屋敷の前にいる。
今日からここで居候をさせてもらうのだ。
玄関から既に雰囲気がヤバい。
俺は期待を胸に、屋敷の中に入る。
「おかえりなさいませ。お嬢様」
入った途端出迎えたのは、大人数のメイド軍団。
ひらひらでピンク色に輝くメイド服に身を包んだ美少女軍団。
(メイド……ホンモノだぁ~!)
異世界物ラノベでしか感じたことのない世界に俺は感動した。
「おかえりなさいませ。お嬢様方」
メイド軍団の中に1人、筋肉質なのが服の上からでもわかる老紳士が姿を現した。
「バートン、彼がリュウタロウよ」
「おお、そうでございましたか。ようこそリーベンバッハ家へ」
老紳士は近づき、一礼をした。
「は、はじめまして、財前 龍太郎といいます」
「私はこの家で執事をしているバートンというものです。これから身の回りのお世話をさせていただきます。どうぞよろしくお願い致します」
丁寧でしっかりとした礼節。その姿には隙がなかった。
これぞ異世界貴族家の執事!
「それでは部屋に案内させていただきます」
バートンは自分が先導し、部屋へと案内した。
「こちらが今日からリュウタロウ様にお泊まりになられる部屋になります」
(ま、まじか……)
何畳あるだろうか? 感覚的にだが少なくとも俺の部屋の数百倍……いや、数千倍はあった。
とにかくアホみたいに広い。
おいおい、どこの西洋貴族だ? というくらいゴージャスな装飾品で彩られていた。
「この部屋は今日こんにちよりリュウタロウ様の部屋となります。好きなようにレイアウトを変えてもらっても結構でございます」
異世界にいきなり転移してこんなことあるだろうか。
美少女助けて、魔法使えるようになって、モンスター倒して、学校に通えることになって、しまいには立派なお屋敷の部屋で異世界ライフを満喫できる。
やっぱり異世界は夢の世界なんだなと心底思った。
「それと、学園の方からリュウタロウ様宛てにこんなものが」
バートンが手渡したものはこれから通う学校の制服だった。
どこぞのアニメの魔道士を連想させるような……とにかくロマンくすぐるようなカッコイイ制服だった。
バルク団長の粋な計らいで明日から学校に通えることになった。
明日から楽しみで仕方がない。学校にいくことに楽しみを覚えるのなんて何年ぶりだろうか。
おそらく俺が「学校たのしー」って思っていたのは小学校2年生までだったか。
それ以降、学校というものの辛さ、残酷さを知るようになった。俺は誰よりも早く子供をやめていたのだ。
毎日だるい、行きたくないの一点張り。
だからこそ今のこの感覚は懐かしく感じたのだ。
その夜、俺は楽しみのあまり全く寝れなかったことはとてもではないが言えない。
* * *
「リュウ……リュウタ……」
誰かが俺の名前を呼んでいる。
なんだ、母さんがくるってことはもう朝か。
今日も1日、つまらない日常が始まる……
「ねえ、リュウタロウ! 早く起きなさい!」
俺はその耳元に響く大きな声で飛び起きた。
「はっ! あれ? 母さんじゃない」
「あんた何寝ぼけているのよ。今日から学園始まるのよ?」
そうだった。俺は今、異世界の住人として生きているのだった。
今日から異世界での学園生活が始まるのだ。
俺は急いで起き上がり、服を脱ぎだした。
「ちょ……あんたいきなり何脱ぎだしているのよ!]
アイリスは慌てて目をそらす。
「え? そりゃ着替えるために決まっているでしょ」
「着替えるならそういいなさいよ! バカ!」
「ご、ごめん……」
なぜあそこまで恥ずかしがるのか俺には分からなかったが、とりあえず気を悪くしたようなので謝った。
「着替え終わるまで外で待っているから」
「わ、分かった」
元々現実世界できていた制服を脱ぎ、新たな制服に袖を通す。
(ああ、1年ぶりだな。この感覚)
なんだかんだ言って高校入学時にも同じような感じだった。
新しい制服を着て、いざ、高校生活!
っと、思ったものの始まって1か月くらいで撃沈した。
そんな苦い思い出もあって後々の学園生活を充実したものにするためには最初が肝心だと思っている。
「アイリス終わったぞ~」
「もう、着替えるの遅いわよ」
「ちょっと懐かしい気分になってさ」
「どういうことよ」
「それで、どうかな俺の制服姿」
「ええ、似合っていると思うわ」
これから俺は新しい制服を着て、生涯2回目の学園生活がスタートする。
朝からボリュームたっぷりの高級ブレックファストを済ませ、俺たちは学園は向かった。
「じゃあリュウタロウ飛ぶわよ」
「はい……?」
飛ぶ? なにそれどういうこと?
「あ、そうか。まだ浮遊魔術を習ってなかったのよね」
「魔術で空も飛べるの!?」
「当たりまえよ。学園から一番遠い所からくる子で100キロの道のりを飛んでくる子もいるのよ」
「ひゃっ、100キロ!?」
そんなの現実世界だったら学校へ行くだけで旅行気分になれる。
魔法が使えるこの世界だからこそというものだ。
でもまあその内覚えなければいけないものだ。
俺はダメ元でやってみた。
「なあアイリス、浮遊魔術ってどういう風にやるの?」
「気の使い方をマグで勉強したわよね? その要領で空を飛びたいという思いを込めるのよ」
「こうか?」
気を落ち着かせ、それを飛びたいという意志を込める。
するとみるみる身体が浮いて、空高く舞い上がった。
「おっしゃ~! できたぞアイリスー」
「ホントあなたって型破りな男よね」
この魔術もL4(ランクフィーア)レベルの常用魔法で人によっては習得するのに1か月かかる人もいるらしい。
俺たちは学園に向けて出発した。
刀のように腰に差した相棒、ヘッズナイトが日の光でより一層輝いて見える。
「そういえばあなたマグを変わった形で持ち歩くのね」
「えっ……ああ、そういえばアイリスってどこにマグを閉まっているの?」
「ここよ」と言って手からマグがにょきっと出てくる。
そういえば、前回に例の化け物と戦った時もそんな感じで召喚していた。
これはどうやら自身の魔力で別の異次元空間を生み出し、物を収納できるスペースが作れるらしい。
(いやいやどこの収納王だよ)
この世界では俺の思っていた以上に魔法を便利道具のように利用していた。
でもまあ、俺は腰に差している方がなんかしっくりきた。
異世界LOVEとはいえ、日本男児としての風習は失っていなかった。
数分飛ぶとあっという間に目的地に着いた。
「うわ、でけえ!」
東京ドーム何個分だか分からないくらいの大規模な建物が姿を現した。
ここ、王立セントバーナー魔術学園は初等部から高等部まであるベラード王国最大の魔術学校なのだ。
俺はここの高等部2年としてこれから通うことになる。
空からは沢山の生徒が学園目指して飛来してくる。
異様な光景で普通の人なら違和感を覚えるだろうが、異世界というジャンルをこよなく愛し妄想にふけっていた俺だからこそ受け入れるのも早かった。
「そろそろ降りるわよ。魔力を徐々に抑えて」
学園の手前で着地するため魔力を徐々に抑え、着地に備える。
皆、慣れたような魔力さばきで次々と着地する。
だが、魔力の扱いに慣れていなかった俺はスピードが落とせず、そのまま地面めがけて突進していった。
「リュウタロウ! なにやっているのよ魔力を抑えなさい!」
「いや、んなこと言われても……うわー!」
「きゃっ!」
(あれ? 痛くない……しかも誰かとぶつかったか?)
目の前が真っ暗で何も見えない。
どういうことだ? まさか俺……死んじまったのか!?
「ねえリュウタロウ……あなた入学初日から何やっているのかしら……?」
あれ? アイリスの声が聞こえる。じゃあここは?
「あ、あの……すみません。顔どかしていただけませんか?」
「えっ!?」
どうやらそこは死の世界でもなんでもなく、女の子のスカートの中だったようだ。
「う、うわっ! ご、ごめんなさい! わざとじゃないんです!」
周りの視線は一気に俺の方に向いた。
後ろではアイリスがずっと俺の方を見て睨んでいる。
(あ、終わったわ……俺の異世界学園ライフ……)
ショックを通り越して苦笑い。
「ご、ごめん! じゃ、じゃあ!」
俺はその場からなんとしても立ち直るため1人学園の方へ突っ走っていった。
「あ、リュウタロウ待ちなさいよ!」
あとからアイリスも追いかける。
こうして俺の異世界学園生活は初日から波乱の展開で幕開けするのだった。
今日からここで居候をさせてもらうのだ。
玄関から既に雰囲気がヤバい。
俺は期待を胸に、屋敷の中に入る。
「おかえりなさいませ。お嬢様」
入った途端出迎えたのは、大人数のメイド軍団。
ひらひらでピンク色に輝くメイド服に身を包んだ美少女軍団。
(メイド……ホンモノだぁ~!)
異世界物ラノベでしか感じたことのない世界に俺は感動した。
「おかえりなさいませ。お嬢様方」
メイド軍団の中に1人、筋肉質なのが服の上からでもわかる老紳士が姿を現した。
「バートン、彼がリュウタロウよ」
「おお、そうでございましたか。ようこそリーベンバッハ家へ」
老紳士は近づき、一礼をした。
「は、はじめまして、財前 龍太郎といいます」
「私はこの家で執事をしているバートンというものです。これから身の回りのお世話をさせていただきます。どうぞよろしくお願い致します」
丁寧でしっかりとした礼節。その姿には隙がなかった。
これぞ異世界貴族家の執事!
「それでは部屋に案内させていただきます」
バートンは自分が先導し、部屋へと案内した。
「こちらが今日からリュウタロウ様にお泊まりになられる部屋になります」
(ま、まじか……)
何畳あるだろうか? 感覚的にだが少なくとも俺の部屋の数百倍……いや、数千倍はあった。
とにかくアホみたいに広い。
おいおい、どこの西洋貴族だ? というくらいゴージャスな装飾品で彩られていた。
「この部屋は今日こんにちよりリュウタロウ様の部屋となります。好きなようにレイアウトを変えてもらっても結構でございます」
異世界にいきなり転移してこんなことあるだろうか。
美少女助けて、魔法使えるようになって、モンスター倒して、学校に通えることになって、しまいには立派なお屋敷の部屋で異世界ライフを満喫できる。
やっぱり異世界は夢の世界なんだなと心底思った。
「それと、学園の方からリュウタロウ様宛てにこんなものが」
バートンが手渡したものはこれから通う学校の制服だった。
どこぞのアニメの魔道士を連想させるような……とにかくロマンくすぐるようなカッコイイ制服だった。
バルク団長の粋な計らいで明日から学校に通えることになった。
明日から楽しみで仕方がない。学校にいくことに楽しみを覚えるのなんて何年ぶりだろうか。
おそらく俺が「学校たのしー」って思っていたのは小学校2年生までだったか。
それ以降、学校というものの辛さ、残酷さを知るようになった。俺は誰よりも早く子供をやめていたのだ。
毎日だるい、行きたくないの一点張り。
だからこそ今のこの感覚は懐かしく感じたのだ。
その夜、俺は楽しみのあまり全く寝れなかったことはとてもではないが言えない。
* * *
「リュウ……リュウタ……」
誰かが俺の名前を呼んでいる。
なんだ、母さんがくるってことはもう朝か。
今日も1日、つまらない日常が始まる……
「ねえ、リュウタロウ! 早く起きなさい!」
俺はその耳元に響く大きな声で飛び起きた。
「はっ! あれ? 母さんじゃない」
「あんた何寝ぼけているのよ。今日から学園始まるのよ?」
そうだった。俺は今、異世界の住人として生きているのだった。
今日から異世界での学園生活が始まるのだ。
俺は急いで起き上がり、服を脱ぎだした。
「ちょ……あんたいきなり何脱ぎだしているのよ!]
アイリスは慌てて目をそらす。
「え? そりゃ着替えるために決まっているでしょ」
「着替えるならそういいなさいよ! バカ!」
「ご、ごめん……」
なぜあそこまで恥ずかしがるのか俺には分からなかったが、とりあえず気を悪くしたようなので謝った。
「着替え終わるまで外で待っているから」
「わ、分かった」
元々現実世界できていた制服を脱ぎ、新たな制服に袖を通す。
(ああ、1年ぶりだな。この感覚)
なんだかんだ言って高校入学時にも同じような感じだった。
新しい制服を着て、いざ、高校生活!
っと、思ったものの始まって1か月くらいで撃沈した。
そんな苦い思い出もあって後々の学園生活を充実したものにするためには最初が肝心だと思っている。
「アイリス終わったぞ~」
「もう、着替えるの遅いわよ」
「ちょっと懐かしい気分になってさ」
「どういうことよ」
「それで、どうかな俺の制服姿」
「ええ、似合っていると思うわ」
これから俺は新しい制服を着て、生涯2回目の学園生活がスタートする。
朝からボリュームたっぷりの高級ブレックファストを済ませ、俺たちは学園は向かった。
「じゃあリュウタロウ飛ぶわよ」
「はい……?」
飛ぶ? なにそれどういうこと?
「あ、そうか。まだ浮遊魔術を習ってなかったのよね」
「魔術で空も飛べるの!?」
「当たりまえよ。学園から一番遠い所からくる子で100キロの道のりを飛んでくる子もいるのよ」
「ひゃっ、100キロ!?」
そんなの現実世界だったら学校へ行くだけで旅行気分になれる。
魔法が使えるこの世界だからこそというものだ。
でもまあその内覚えなければいけないものだ。
俺はダメ元でやってみた。
「なあアイリス、浮遊魔術ってどういう風にやるの?」
「気の使い方をマグで勉強したわよね? その要領で空を飛びたいという思いを込めるのよ」
「こうか?」
気を落ち着かせ、それを飛びたいという意志を込める。
するとみるみる身体が浮いて、空高く舞い上がった。
「おっしゃ~! できたぞアイリスー」
「ホントあなたって型破りな男よね」
この魔術もL4(ランクフィーア)レベルの常用魔法で人によっては習得するのに1か月かかる人もいるらしい。
俺たちは学園に向けて出発した。
刀のように腰に差した相棒、ヘッズナイトが日の光でより一層輝いて見える。
「そういえばあなたマグを変わった形で持ち歩くのね」
「えっ……ああ、そういえばアイリスってどこにマグを閉まっているの?」
「ここよ」と言って手からマグがにょきっと出てくる。
そういえば、前回に例の化け物と戦った時もそんな感じで召喚していた。
これはどうやら自身の魔力で別の異次元空間を生み出し、物を収納できるスペースが作れるらしい。
(いやいやどこの収納王だよ)
この世界では俺の思っていた以上に魔法を便利道具のように利用していた。
でもまあ、俺は腰に差している方がなんかしっくりきた。
異世界LOVEとはいえ、日本男児としての風習は失っていなかった。
数分飛ぶとあっという間に目的地に着いた。
「うわ、でけえ!」
東京ドーム何個分だか分からないくらいの大規模な建物が姿を現した。
ここ、王立セントバーナー魔術学園は初等部から高等部まであるベラード王国最大の魔術学校なのだ。
俺はここの高等部2年としてこれから通うことになる。
空からは沢山の生徒が学園目指して飛来してくる。
異様な光景で普通の人なら違和感を覚えるだろうが、異世界というジャンルをこよなく愛し妄想にふけっていた俺だからこそ受け入れるのも早かった。
「そろそろ降りるわよ。魔力を徐々に抑えて」
学園の手前で着地するため魔力を徐々に抑え、着地に備える。
皆、慣れたような魔力さばきで次々と着地する。
だが、魔力の扱いに慣れていなかった俺はスピードが落とせず、そのまま地面めがけて突進していった。
「リュウタロウ! なにやっているのよ魔力を抑えなさい!」
「いや、んなこと言われても……うわー!」
「きゃっ!」
(あれ? 痛くない……しかも誰かとぶつかったか?)
目の前が真っ暗で何も見えない。
どういうことだ? まさか俺……死んじまったのか!?
「ねえリュウタロウ……あなた入学初日から何やっているのかしら……?」
あれ? アイリスの声が聞こえる。じゃあここは?
「あ、あの……すみません。顔どかしていただけませんか?」
「えっ!?」
どうやらそこは死の世界でもなんでもなく、女の子のスカートの中だったようだ。
「う、うわっ! ご、ごめんなさい! わざとじゃないんです!」
周りの視線は一気に俺の方に向いた。
後ろではアイリスがずっと俺の方を見て睨んでいる。
(あ、終わったわ……俺の異世界学園ライフ……)
ショックを通り越して苦笑い。
「ご、ごめん! じゃ、じゃあ!」
俺はその場からなんとしても立ち直るため1人学園の方へ突っ走っていった。
「あ、リュウタロウ待ちなさいよ!」
あとからアイリスも追いかける。
こうして俺の異世界学園生活は初日から波乱の展開で幕開けするのだった。
0
お気に入りに追加
351
あなたにおすすめの小説
アイテムボックス無双 ~何でも収納! 奥義・首狩りアイテムボックス!~
明治サブ🍆スニーカー大賞【金賞】受賞作家
ファンタジー
※大・大・大どんでん返し回まで投稿済です!!
『第1回 次世代ファンタジーカップ ~最強「進化系ざまぁ」決定戦!』投稿作品。
無限収納機能を持つ『マジックバッグ』が巷にあふれる街で、収納魔法【アイテムボックス】しか使えない主人公・クリスは冒険者たちから無能扱いされ続け、ついに100パーティー目から追放されてしまう。
破れかぶれになって単騎で魔物討伐に向かい、あわや死にかけたところに謎の美しき旅の魔女が現れ、クリスに告げる。
「【アイテムボックス】は最強の魔法なんだよ。儂が使い方を教えてやろう」
【アイテムボックス】で魔物の首を、家屋を、オークの集落を丸ごと収納!? 【アイテムボックス】で道を作り、川を作り、街を作る!? ただの収納魔法と侮るなかれ。知覚できるものなら疫病だろうが敵の軍勢だろうが何だって除去する超能力! 主人公・クリスの成り上がりと「進化系ざまぁ」展開、そして最後に待ち受ける極上のどんでん返しを、とくとご覧あれ! 随所に散りばめられた大小さまざまな伏線を、あなたは見抜けるか!?

クラス転移で無能判定されて追放されたけど、努力してSSランクのチートスキルに進化しました~【生命付与】スキルで異世界を自由に楽しみます~
いちまる
ファンタジー
ある日、クラスごと異世界に召喚されてしまった少年、天羽イオリ。
他のクラスメートが強力なスキルを発現させてゆく中、イオリだけが最低ランクのEランクスキル【生命付与】の持ち主だと鑑定される。
「無能は不要だ」と判断した他の生徒や、召喚した張本人である神官によって、イオリは追放され、川に突き落とされた。
しかしそこで、川底に沈んでいた謎の男の力でスキルを強化するチャンスを得た――。
1千年の努力とともに、イオリのスキルはSSランクへと進化!
自分を拾ってくれた田舎町のアイテムショップで、チートスキルをフル稼働!
「転移者が世界を良くする?」
「知らねえよ、俺は異世界を自由気ままに楽しむんだ!」
追放された少年の第2の人生が、始まる――!
※本作品は他サイト様でも掲載中です。
能力値カンストで異世界転生したので…のんびり生きちゃダメですか?
火産霊神
ファンタジー
私の異世界転生、思ってたのとちょっと違う…?
24歳OLの立花由芽は、ある日異世界転生し「ユメ」という名前の16歳の魔女として生きることに。その世界は魔王の脅威に怯え…ているわけでもなく、レベルアップは…能力値がカンストしているのでする必要もなく、能力を持て余した彼女はスローライフをおくることに。そう決めた矢先から何やらイベントが発生し…!?

【完結】初級魔法しか使えない低ランク冒険者の少年は、今日も依頼を達成して家に帰る。
アノマロカリス
ファンタジー
少年テッドには、両親がいない。
両親は低ランク冒険者で、依頼の途中で魔物に殺されたのだ。
両親の少ない保険でやり繰りしていたが、もう金が尽きかけようとしていた。
テッドには、妹が3人いる。
両親から「妹達を頼む!」…と出掛ける前からいつも約束していた。
このままでは家族が離れ離れになると思ったテッドは、冒険者になって金を稼ぐ道を選んだ。
そんな少年テッドだが、パーティーには加入せずにソロ活動していた。
その理由は、パーティーに参加するとその日に家に帰れなくなるからだ。
両親は、小さいながらも持ち家を持っていてそこに住んでいる。
両親が生きている頃は、父親の部屋と母親の部屋、子供部屋には兄妹4人で暮らしていたが…
両親が死んでからは、父親の部屋はテッドが…
母親の部屋は、長女のリットが、子供部屋には、次女のルットと三女のロットになっている。
今日も依頼をこなして、家に帰るんだ!
この少年テッドは…いや、この先は本編で語ろう。
お楽しみくださいね!
HOTランキング20位になりました。
皆さん、有り難う御座います。
完結【真】ご都合主義で生きてます。-創生魔法で思った物を創り、現代知識を使い世界を変える-
ジェルミ
ファンタジー
魔法は5属性、無限収納のストレージ。
自分の望んだものを創れる『創生魔法』が使える者が現れたら。
28歳でこの世を去った佐藤は、異世界の女神により転移を誘われる。
そして女神が授けたのは、想像した事を実現できる創生魔法だった。
安定した収入を得るために創生魔法を使い生産チートを目指す。
いずれは働かず、寝て暮らせる生活を目指して!
この世界は無い物ばかり。
現代知識を使い生産チートを目指します。
※カクヨム様にて1日PV数10,000超え、同時掲載しております。

異世界に召喚されたが「間違っちゃった」と身勝手な女神に追放されてしまったので、おまけで貰ったスキルで凡人の俺は頑張って生き残ります!
椿紅颯
ファンタジー
神乃勇人(こうのゆうと)はある日、女神ルミナによって異世界へと転移させられる。
しかしまさかのまさか、それは誤転移ということだった。
身勝手な女神により、たった一人だけ仲間外れにされた挙句の果てに粗雑に扱われ、ほぼ投げ捨てられるようなかたちで異世界の地へと下ろされてしまう。
そんな踏んだり蹴ったりな、凡人主人公がおりなす異世界ファンタジー!
死にたくない、若返りたい、人生やり直したい、還暦親父の異世界チート無双冒険譚
克全
ファンタジー
田中実は60歳を前にして少し心を病んでいた。父親と祖母を60歳で亡くした田中実は、自分も60歳で死ぬのだと思ってしまった。死にたくない、死ぬのが怖い、永遠に生きたいと思った田中実は、異世界行く方法を真剣に探した。過去に神隠しが起ったと言われている場所を巡り続け、ついに異世界に行ける場所を探し当てた。異世界に行って不老不死になる方法があるかと聞いたら、あると言われたが、莫大なお金が必要だとも言われた。田中実は異世界と現世を行き来して金儲けをしようとした。ところが、金儲け以前に現世の神の力が異世界で使える事が分かり、異世界でとんでもない力を発揮するのだった。
異世界で穴掘ってます!
KeyBow
ファンタジー
修学旅行中のバスにいた筈が、異世界召喚にバスの全員が突如されてしまう。主人公の聡太が得たスキルは穴掘り。外れスキルとされ、屑の外れ者として抹殺されそうになるもしぶとく生き残り、救ってくれた少女と成り上がって行く。不遇といわれるギフトを駆使して日の目を見ようとする物語
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる