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1巻

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「さてと、準備もできたことだし、朝食にしますか」
「はい」

 いつものように二人でテーブルに料理を運び、着席する。
 そして両手を合わせ、いただきますの挨拶あいさつをした……その時だった。
 ――コンコン。
 玄関から聞こえてくるノック音。
 誰かが訪問ほうもんしてきたみたいだ。

「あらあら、こんな時間に誰かしら?」
「俺が出ますよ。おばさんは先に食べていてください」

 俺は玄関の方へ向かうと、声を張る。

「はい、どちら様でしょうか?」
「――俺だ、マルク。カイザーだ」
「カイザー?」

 俺はその名を聞いて、すぐに扉を開けた。

「フ、フウナ、レイカまで!」

 見覚えのある顔がズラリと玄関先に立っていた。
 灰色のよろいを身に着けた青年と二人の女冒険者。
 全員、俺と黒鉄闇夜ブラリオン・ダークネス】のメンバーだ。

「どうしたんだ、こんな早くから……」
「お前に伝えたいことがあってな。今、時間大丈夫か?」
「俺なら大丈夫だけど――」
「あら、マルくんのお友達? もし良かったら、うちで朝ご飯食べていかない? ちょうど今から食べるところだったの」

 俺の言葉の途中で、カレアおばさんが愛嬌あいきょうある笑みを浮かべながらひょっこりと顔を出してくる。
 そんなカレアおばさんと目が合ったカイザーは、既に面識があったため、ペコリと会釈えしゃくした。

「ご無沙汰ぶさたしています、カレアさん」
「あらあら、カイザーくんじゃない! ということはそちらのお二人さんも冒険者の方ね? どうぞ、遠慮えんりょなく入って入って! 今お茶をれるから!」

 ルンルン気分でキッチンの方へと歩いていくカレアおばさん。
 来客があると、無駄にテンションが高くなるのはいつものことだ。
 理由は人をもてなすことが好きだから……とのこと。

「あはは、相変わらず元気な人だな」
「おかげでこっちまで元気になるよ」

 正直な話、カレアおばさんの元気のおかげで、これまで俺の心が壊れずに済んでいた部分はあると思う。
 毎日の理不尽に耐えられた、一つの要因だ。
 そう言った意味でも、俺はおばさんに感謝しているのだ。

「というわけなので、三人とも中へどうぞ」
「ど、どうも……」
「それじゃあ、遠慮なく……」

 カレアおばさんの勢いにまれるがままに、俺は三人をダイニングルームへと案内するのだった。


「すみません、いきなりこんな朝早くにお邪魔してしまって……」
「ごめんなさい……」
「すみません……」
「いいのよ。マルくんのお友達ならいつでも大歓迎だから!」

 カイザーたちを家に入れて、いつもよりにぎやかな朝食が始まった。
 急ピッチで三人分の追加の朝食を作ったから、朝なのに少し疲れた。

「マルクも悪いな。朝からこんな人数で押しかけちゃって」
「気にするな。ちょうど俺もお前たちに話しておきたいことがあったから」

 この三人は、俺の土下座で何とかパーティに留まってくれていたメンバーたちである。
 三人のうち唯一の男子であリ、リナの次に俺との付き合いの長い、灰色の髪と高身長が特徴のイケメン、カイザー。
 そして、フウナとレイカの女性二人。
 この三人と俺の計四人が、パーティ内では古参の被害者だ。
 割と初期からいた他のメンバーは、もうパーティにはいない。
 カイザーに関してはパーティ設立前から親交があり、なかば親友のような関係だ。

「んじゃ、私は一旦いったん部屋に戻るから、後は若者だけでごゆっくり~」

 いつの間にか朝食を食べ終わっていたカレアおばさんは、そう言って席を立った。
 おばさんはとにかく食べるのが早く、いつもは俺が食べ終わるのを待って二人で皿洗いをするのだが、今回は俺の友人が来ているからか、空気を読んでくれたみたいだ。
 カレアおばさんはふふふと笑みを浮かべて、スタスタと自室に入っていった。

「カレアさん、いつ見ても美人だな。マルクがうらやましいぜ」
「まぁ、容姿は年齢と比例していないからな……」

 見た目で言えば二十代と間違われてもおかしくないだろう。
 だから街に一緒に行ったりすると、姉弟きょうだいと間違われることもしばしばだった。

「カイザー、あまり長居したら申し訳ないし、そろそろ本題に入らないと」
「あ、ああ……そうだな」

 フウナの言葉に、カイザーがうなずいた。
 この三人がこんな時間に俺の家を訪問するってことは、やっぱり……

「聞いたぞマルク。お前、パーティを抜けたんだって?」

 そうきますよね。
 どうやらもう彼らは事情を知っているみたいだった。
 俺はコクリと頷いた。

「もう知っていたんだな」
「まぁな。改めて確認なんだが、本当に抜けたんだな?」
「ああ、昨日リナの前で抜けるって言ったよ」

 正直にそう答えると、三人とも驚きの表情を浮かべた。

「よ、よく許可してくれたね……あのリナが……」
「いや、許可をもらったわけじゃないんだ。むしろ止められそうになったけど、強引に……」

 フウナの言葉に首を横に振りつつ、俺は続ける。

「でも、どちらにせよそろそろ潮時かなとは思っていたからちょうど良かったよ。ごめんな、俺が残るように言ってたのに勝手な真似をして」

 俺が申し訳なく思ってそう言うと、カイザーは肩をすくめた。

「いや、気にするな。俺たちももう抜けたから」
「えっ、お前たちもパーティを抜けたのか?」
「ああ。今朝、ギルドで脱退手続きをした。リナにも一言だけ挨拶したよ。無視されたけど」
「ホント、怖かったぁぁ……あの覇気はきはやっぱり格が違うわ。あれにもう触れなくてもいいかと思うと、気が楽だわ」
「でも、これでサンドバック生活ともおさらばです。おかげで気分スッキリ爽快です!」

 カイザー、フウナ、レイカが口々にそう言う。
 三人とも我慢の限界だったのだろう。
 各々おのおの、リナのことを愚痴ぐちりつつも、現状を喜んでいた。
 そんな三人に、俺は首を傾げながら尋ねる。

「ってことは、わざわざ報告をしに来てくれたのか?」
「そういうこと。まぁそれは二の次なんだが……」
「二の次? 他に何かあるのか?」

 カイザーは無言で頷くと、少し間を開けてから口を開いた。

「なぁ、マルク。お前は今後の予定とかはもう決めているのか?」
「それがまだ明確には定まっていなくて、色々と悩んでいたところなんだ。お前たちはもう今後のことを決めたのか?」
「いや、俺はまだだけど、二人はもう他のパーティへの加入が決定してる。スカウト枠でな」
「おお、二人ともさっすが!」

 パーティに加入するには、大まかに二つの方法が存在する。
 一つは自分から志望して加入する方法。
 世間ではごく一般的な方法だが、色々と条件があり、それに達していないと加入することはできないという決まりになっている。
 そしてもう一つがスカウト枠。
 これは名の通り、所属するパーティメンバーの推薦があった場合に適用される制度で、条件等にしばりはない。
 要はスカウトされた側が合意さえすれば、無条件でパーティに入ることができるという制度だ。
 当然、スカウトされるだけの実力が必要で、メンバーを募集しているタイミングかどうかという問題もあるため、スカウトというのはそうそうされるものではない。
 俺が驚きに目を丸くすると、フウナは胸を張り、レイカは照れたように笑みを浮かべる。

「えっへん!」
「えへへ……」

 フウナとレイカは共に回復術師をしている。
 二人とも結構レベルの高い回復魔法を使えることもあって、パーティを抜けた途端、周囲にいたパーティから一斉にスカウトが来たらしい。
 まず回復職自体、需要があるし、二人とも優秀だから当然と言えば当然だ。
 俺が納得していたら、カイザーがニヤリと笑みを浮かべた。

「ま、二人はそんなところだが、実は俺もとあるパーティからスカウトを受けているんだ」
「お、カイザーもか! なんだよ、みんな先があっていいなぁ~」
「いや、マルクよ。実は同じパーティにお前も誘われているんだ」
「えっ、それマジ?」
「マジ。というかお前の場合は、リーダー自身が加入を望んでいるっぽくてな。今日の昼に会えないかと言っているんだ」

 マジかよ。
 こんな俺をスカウトしたいパーティがあるだなんて……

「一体、どこのパーティなんだ?」
「それがな。聞いて驚くなよ……」

 カイザーはふっふっふと不敵な笑みを浮かべる。

「お前をスカウトしたいって言ってきたのは、あの【聖光白夜ルークス・ホーリーホワイト】のリーダー、エレノアさんなのだ!」
「……えぇぇぇぇぇッ!? あ、あのエレノアさんが!?」

 驚きのあまり思わず叫んでしまう。
聖光白夜ルークス・ホーリーホワイト】。
 昨日まで所属していた【黒鉄闇夜ブラリオン・ダークネス】と肩を並べるほどの有名パーティで、このブルームから少し離れた商業都市リールを拠点にしている。ちなみに余談だが、男女比率は女性の方が若干多い。
 そしてそれらを率いるのは、Sランクをかんする、大貴族リーヴェル家の長女、エレノア=フォン・リーヴェル。
 職業は上位魔術師ウィザード
 俺も一応有名パーティにいたため、他の名の知れたパーティとの交流もあり、【聖光白夜ルークス・ホーリーホワイト】には仲のいい冒険者もいる。
 リーダーのエレノアさんとも面識はあるが、あまりの美貌と神々こうごうしさに圧倒されてしまい、まともな会話をした覚えがない。
 一部の人にしか言っていないが、俺のあこがれの人でもある。

「ほ、ホントなのか……それ。うそじゃないよな?」
「嘘じゃない。本当さ。どうだ、実感かないだろ?」
「湧かないっていうか、夢のようだよ……」

聖光白夜ルークス・ホーリーホワイト】といえば、加入しているメンバーがみんな実力者ばかりということもあって、誰もが入ることを憧れるパーティだからな。
 そんなところからスカウトがあるのは、誇ってもいいことだろう。
 多分、俺が持つ唯一の自慢話になるかもしれない。

「で、どうだマルク。エレノアさんに会ってみるか?」
「もちろんだ。俺はどこへ行けばいい?」
「今日の昼に、ルージュっていう酒場まで来てほしいとのことだ。俺も呼ばれているから、一緒に行こう」
「分かった。じゃあ、準備しないとな!」
「準備? なんのだ?」
「身だしなみを整えるんだよ。汚い姿でエレノアさんに会うわけにはいかないだろ?」

 まだ寝起きだから寝癖ねぐせもあるし。
 服も一番見栄えのいいやつを着ていこう。

「なんだかんだでエレノアさんに憧れを持っているからなぁ、マルクは」
「なんかやる気スイッチ入ったね……」
「か、活気がすごい……」

 三人は俺の気合いの入り具合に圧倒された様子だ。ただ一人、カイザーだけは苦笑していたが。

「んじゃ、あとで街の噴水広場に集合でいいな?」
「分かった!」

 こうして、さっきまで暇だったはずの俺の予定は、最高の形で埋まることになったのだった。


 そして、同日の昼頃。
 俺は約束通り、集合場所の噴水広場までやってきた。
 噴水広場というだけあって、真ん中にはドデカい噴水があるのだが、その近くのベンチにカイザーが座っていた。

「お待たせ、カイザー」
「お、来たな……って、お前なぁ」

 カイザーは俺の服装を見るなり、呆れた顔をする。

「ん、なんだ? どこか変なところでも?」
「いや、変ではないけど……気合い入りすぎじゃね?」
「そ、そうか?」

 これくらい普通だろ?
 むしろ普段通りのカイザーに疑問を感じるくらいである。
 まぁカイザーに関しては見た目がいいし、なにを着てもカッコよく見えるからいいんだろうけど。
 今の俺は、昔父親おやじが使っていたらしい黒を基調とした派手な魔道服に、これまた派手すぎたせいで放置していた新品の白マントを羽織はおってきた。
 靴もピカピカに磨き、髪型もバッチリと決めてきた。
 エレノアさんとこうやって面と向かって会うのは久しぶりだから、多少気合いが入ってしまうのも無理はない。
 ちなみにいつもの俺の服装は、薄地のシャツに申し訳程度の鎧、灰色の地味な長いズボンに薄汚れた黒のローブを羽織ったスタイルでいることが多い。
 そのことを考えれば、今の俺は自分で言うのもあれだが、相当頑張ったと思っている。
 こんなに派手な服は着ないようにしてたからな。
 何故って?
 派手だとリナの目に留まりやすいからだ。
 そんな俺の服装を見ながら、カイザーは立ち上がる。

「ま、お前らしくていいけどよ。んじゃ、早速行くか」
「お、おう!」

 まだ集合場所にすらついていないのに、軽く緊張してきた。
 早くなる鼓動こどうを抑えつつ、俺たちは酒場へと歩く。

「ここだな」
「おお……」

 集合場所の酒場ルージュは、街中から少し外れたところにあった。
 なんかこう、穴場みたいな感じだ。
 しかも扉を見ると、貸し切りの札がかけられていた。
 流石は一流パーティといったところだ。

「いいか、入るぞ」
「お、おっけ……」

 更に高まる鼓動を感じつつも、俺たちは扉を開けて中に入る。
 するとすかさず、店のボーイが出てきた。

「いらっしゃいませ。マルク様にカイザー様でございますね?」
「はい」
「お待ちしておりました。どうぞ、中へ」

 そう言って、流れるように中へと案内される。
 レトロな内装とそれにマッチしたジャズ調の音楽。雰囲気は高級なバーといった感じだ。

「こちらです」

 そう言ってボーイに案内されたのは少し大きめの部屋。
 一応個室の部類に入るようで、入り口にはVIPルームと書かれていた。

「失礼します」
「し、失礼します」

 冷静なカイザーとは対照的に、緊張で心臓バクバクの俺。
 そんな俺たちを部屋で迎えてくれたのは四人の冒険者だった。
 女性三人は顔見知りだが、あと一人の男性は知らない人だ。
 そして俺たちが部屋に入ってくるなり、前に出てきたのが……

「お久しぶりですね。カイザーくん、マルクくん」
「お久しぶりです、エレノアさん」
「お、お久しぶりです!」

 白銀の髪と澄んだあおひとみを持った美女。
 この人こそが、有名パーティ【聖光白夜ルークス・ホーリーホワイト】のリーダー、エレノア=フォン・リーヴェルさんだ。


 ちなみに、年齢はびっくりなことに俺と同い年。
 初めて知った時は度肝を抜かれたもんだ。

「一応、改めて自己紹介を。リーダーのエレノア=フォン・リーヴェルです。この度は突然のお誘いながらご足労いただき、ありがとうございます」
「こちらこそ、お誘いしていただいた時はびっくりしました。特にマルクの方は……」
「え、えっと……その……」

 カイザーが話を振ってくれるが、情けないことに言葉が出てこない。
 だがエレノアさんは、そんな俺を見るとニコッと笑いかけてくる。
 単純なもので、その可愛らしい笑顔にドキッとしてしまった。

「既に面識はあるかと思いますが、こちらも改めてメンバーの紹介をさせていただきます。私の右隣にいるのが副団長のステラです」
「副団長のステラ・アルファートです。お願いします」

 ステラさんは紫髪むらさきがみの巨乳美人で、いかにもクールな感じの女性だ。

「そしてこちらの二人は参謀のクレアとルイスです」
「参謀のクレアと申します。よろしくお願いしますね」
「同じく参謀のルイス・リックマンです。まだ就任して二週間足らずの駆け出しですが、どうぞよろしくお願いします」

 クレアさんは蒼いショートヘアーの女性で、彼女とステラさんとは、俺たちも面識がある。
 ルイスさんは、黒縁メガネが印象的で、いかにもマジメそうな好青年って感じの風貌ふうぼうだ。

「ルイスくんに関してはまだ加入したてなのでお二人がお会いするのは初めてだと思いますが、仲良くしていただけるとうれしいです」

 なるほど、参謀には就任したばかりなのか。どうりで見たことがなかったわけだ。

「もちろんですとも!」
「よろしくお願いします、ルイスさん」
「はい。こちらこそ!」

 カイザーと俺の言葉に、ルイスさんは笑みを浮かべる。俺たちも軽く会釈をしながら、返答する。
 それにしても、加入したばかりでいきなり参謀に抜擢ばってきされるなんてすごいな。
 多分、相当なやり手なのだろう。
 その後、俺たちも軽く自己紹介をすると、エレノアさんは姿勢を正す。

「さて、突然ですが本筋に入りましょう。あ、その前にマルクくんはカイザーくんからお話は聞かれていますか?」
「あ、はい。一応一通りのことは聞いています」
「良かったです。では気を取り直して……わたしたち【聖光白夜ルークス・ホーリーホワイト】はお二人を新たなメンバーとして迎え入れたいと考えています。もちろん、スカウト枠でです」

 そうだった、俺たちはスカウト枠としてお誘いを受けているんだった。

「ちなみにカイザーくんは参謀のクレア。マルクくんはわたしの推薦で加入していただこうと思っています。今回お呼び立てしたのは、そのご説明をしたいと思いまして。あ、ちなみにお返事はまた後日でも結構ですので。今日は気楽にお話を聞いていただければ……」
「いえ、その必要はありませんよエレノアさん。な、マルク」
「ああ」
「え、それってどういう……」

 カイザーと俺の反応に、エレノアさんは首を傾げる。
 俺たちの心はもう決まっている……というか、朝の話し合いの時点で決めていた。
 そんな俺たちにもはや説明など不要。
 俺とカイザーはスッと真剣な眼差しを向けると、パーティに入りたいという意思を伝えた。

「ほ、本当によろしいのですか?」
「ええ、もちろんです!」
「こんな人生に一度あるかないかのお誘い、断る理由なんてありませんよ!」

 俺としちゃあ、あの憧れのエレノアさんといつも一緒にいられるというだけでメリットしかない。
 それにパーティ内の雰囲気も、交流の経験があるので、よく知っている。
 メンバーの話によれば待遇も超いいらしいし。
 理不尽暴君のいるブラックなぼうパーティよりもはるかに、いや……比べるにも値しないほどの差があるってもの。
 逆にこんなホワイトパーティからのお誘いを断ったら、天罰が下るだろう。
 エレノアさんは俺たちの熱意を聞くと、嬉しそうに満面の笑みを見せてくれた。

「じゃ、じゃあ……早速手続きしないとですね! 皆さんもそれで大丈夫ですか?」
「異論ありません」
「大丈夫です」
「問題ありません」

 他のメンバーも異論なし、ということで……

「では、早速お二人のパーティ加入の手続きをさせていただきますね。カイザーくん、マルクくん、これからよろしくお願いしますね!」
「こちらこそ、お願いします!」
「よろしくお願いします!」

 ……この瞬間。
 今日から俺とカイザーは過去を捨て、有名パーティ【聖光白夜ルークス・ホーリーホワイト】の一員となり、再出発することになった。


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