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一章 「二人の少女」
17.頼み
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~ボルゼベータ視点~
―――時は遡ること数十分前
「これ全部本……なのよね?」
「ああ、図書だけをざっと数えても100万冊は越えている」
「す、すごいのね……でもこんなに数があったら一生かかっても読めなさそうだけど」
「そんなことはない。我はもう既に所蔵されている半分は目を通した」
「あ、あなたも大概じゃないわね……」
天高くまでそびえたつ書架と綺麗並べられた本たちを眺めながら二人はある部屋へと向かっていた。
ボルが先導し、その後からクローレが付いていく。
「あ、あのボルゼベータさん?」
「ボルでいい」
「え?」
「ボルで良いと言っているのだ。敬称で呼ばれるのは好まん」
好まないのでなく違和感があるが故の返答だった。いつもはレギルスに「ボル」と略称で呼ばれているため、慣れないのだ。
それに人とまともに関わったことがないのも相まって接し方も分からない。
ボルは密かに悩んでいた。
(ふむ……)
書架を歩き、地下階段を降りる過程では特に話をすることはなく、目的地へと辿り着く。
「ここなら誰も来ることはないだろう。適当な場所に座れ」
「え、ええ……」
言われるままにすぐ近くに起きてあった椅子に座る。
「それで、話とは何なのだ?」
前置きもなく早速本題から入るよう促す。
メロディアは少し間を開ける。
そして口を開き、一言話し始めた。
「め、メロのことなのだけど……」
「メロ? ああ、貴様の傍にいるあの銀髪の女か」
雑な覚え方はボルが人と関わる上で唯一残された能力といえる。関わりはしないが記憶には残る。
興味がなければすぐに忘れるがメロディアとクローレだけは別だった。
ボルは話を進める。
「貴様の傍付きがどうかしたのか?」
「それより先に一つ聞いてもいいかしら?」
質問を質問で返すクローレ。ボルも表情こそ変えないが、じっとクローレの方を見つめる。
そしてクローレは少し声を張り上げ、
「あなたはどうして人と関わることを避けるの?」
ボルの欠点の一つをストレートな質問で聞く。前にレギルスに聞かれたのと同じ質問だった。
そして今回もあの時のように迷うことなく返答する。
「……必要ないからだ」
出た言葉はそれだけ。これは本心だった。
だがそれを聞くとクローレはさらに突っ込みを入れてくる。
「ならレギルスさんと旅をしているのはなぜなの?」
「奴だけは特別だからだ。それ以上でもそれ以下でもない」
ボルは彼女の問いに即答する。
仲間や絆、友情なんて親や族に捨てられたあの日から信じていない。むしろなぜそのようなくだらないことを信じるのか疑問に思うくらいだった。
ボルは生まれ持った天才だ。槍を使わせても魔法を使わせてもその潜在能力はとてつもないものを持っていた。
だからこそバルトスクルムは彼を引き取り、賢者候補として育てようと思ったのだろう。
「本当に必要のないものだと思っているの?」
クローレは再度質問をする。だがボルの考えは揺るがず無言で頷くだけだった。
「そう……理由は分かったわ。でもメロには接してほしいの。今の私とこうやって話しているように……」
「それはなぜだ? ここ最近、あの女の行動は俺を避けているようにも見えるが」
「ち、違うのよそれは!」
突然クローレは声を大にして主張する。
「あれは違うの……あなたとただ話したいだけだった。メロは貴方を心配していたのよ」
「……心配だと?」
「ええ。いつも悲しそうな顔をするから何か力になってあげたいなって。そう言ってた」
(我が……?)
悲しさなんて微塵もない。というか悲しみの感情自体知らなかった。
自分の信念のもとで動き、レギルスと賢者バルトスクルム以外の者とは接してこなかった生涯。
苦痛とも思わなかったし、それが自分にとっての普通だった。
でもなぜだろうか。
(このモヤモヤとした感覚は……)
初めて感じる感覚だ。少し息苦しささえも感じる。
「……貴様の傍付きは我と話したがっているのだな?」
「そう、でも話しずらくて近づけない。あなたには人を寄せ付けない負のオーラを感じるの」
「負のオーラ……」
自覚なんてない。そのオーラとやらも故意的なものではないのだ。
「だから話してあげて。あの子は人の心を……うっ」
突然だった。
クローレが最後に何を言いかけた途端、その場に倒れ込んでしまう。
「お、おいどうした!」
額は汗に塗れ、苦しそうな表情を浮かべる。
ボルはすぐに彼女の脈に手を当て、脈拍を調べる。
「脈拍が落ちている……欠乏か」
魔力欠乏症。人の体内に流れる魔力の基準値が一定以下までに下がってしまった時に発症するものだ。
レギルスが二人を連れてきたあの日からまだ数日しか経っていない。
人によっては一度失った魔力を回復させるには時間を有することだってある。魔力と言っても魔法を以外にもストレスや過労などでも消費するのだ。
その中でも特に魔力量の多いものはそのような症状に陥りやすい。
恐らくクロ―レの魔力はまだ完全に回復しきっていなかったのだ。
「ちっ、手間がかかる」
このままじゃ魔力不足によって生命の心配さえも出てくる。
人を救うなんて人柄ではない。だがボルの頭の中にはバルトスクルムの伝言が鮮明に刻み込まれていた。
「こんな女を保護など……」
愚痴を吐きながらもクローレをそっと抱え、近くに置いてあったベッドの上に寝かせる。
「貸しとしておくぞ、人間の女よ」
ボルは上半身に身に付けた鎧を脱ぎ、半裸の状態になる。そして苦しそうな顔をするクローレも下着一枚の姿にし、儀式を始める。
「―――生命の理(ことわり)に従い、我の魔力を汝へ与えよ」
―――時は遡ること数十分前
「これ全部本……なのよね?」
「ああ、図書だけをざっと数えても100万冊は越えている」
「す、すごいのね……でもこんなに数があったら一生かかっても読めなさそうだけど」
「そんなことはない。我はもう既に所蔵されている半分は目を通した」
「あ、あなたも大概じゃないわね……」
天高くまでそびえたつ書架と綺麗並べられた本たちを眺めながら二人はある部屋へと向かっていた。
ボルが先導し、その後からクローレが付いていく。
「あ、あのボルゼベータさん?」
「ボルでいい」
「え?」
「ボルで良いと言っているのだ。敬称で呼ばれるのは好まん」
好まないのでなく違和感があるが故の返答だった。いつもはレギルスに「ボル」と略称で呼ばれているため、慣れないのだ。
それに人とまともに関わったことがないのも相まって接し方も分からない。
ボルは密かに悩んでいた。
(ふむ……)
書架を歩き、地下階段を降りる過程では特に話をすることはなく、目的地へと辿り着く。
「ここなら誰も来ることはないだろう。適当な場所に座れ」
「え、ええ……」
言われるままにすぐ近くに起きてあった椅子に座る。
「それで、話とは何なのだ?」
前置きもなく早速本題から入るよう促す。
メロディアは少し間を開ける。
そして口を開き、一言話し始めた。
「め、メロのことなのだけど……」
「メロ? ああ、貴様の傍にいるあの銀髪の女か」
雑な覚え方はボルが人と関わる上で唯一残された能力といえる。関わりはしないが記憶には残る。
興味がなければすぐに忘れるがメロディアとクローレだけは別だった。
ボルは話を進める。
「貴様の傍付きがどうかしたのか?」
「それより先に一つ聞いてもいいかしら?」
質問を質問で返すクローレ。ボルも表情こそ変えないが、じっとクローレの方を見つめる。
そしてクローレは少し声を張り上げ、
「あなたはどうして人と関わることを避けるの?」
ボルの欠点の一つをストレートな質問で聞く。前にレギルスに聞かれたのと同じ質問だった。
そして今回もあの時のように迷うことなく返答する。
「……必要ないからだ」
出た言葉はそれだけ。これは本心だった。
だがそれを聞くとクローレはさらに突っ込みを入れてくる。
「ならレギルスさんと旅をしているのはなぜなの?」
「奴だけは特別だからだ。それ以上でもそれ以下でもない」
ボルは彼女の問いに即答する。
仲間や絆、友情なんて親や族に捨てられたあの日から信じていない。むしろなぜそのようなくだらないことを信じるのか疑問に思うくらいだった。
ボルは生まれ持った天才だ。槍を使わせても魔法を使わせてもその潜在能力はとてつもないものを持っていた。
だからこそバルトスクルムは彼を引き取り、賢者候補として育てようと思ったのだろう。
「本当に必要のないものだと思っているの?」
クローレは再度質問をする。だがボルの考えは揺るがず無言で頷くだけだった。
「そう……理由は分かったわ。でもメロには接してほしいの。今の私とこうやって話しているように……」
「それはなぜだ? ここ最近、あの女の行動は俺を避けているようにも見えるが」
「ち、違うのよそれは!」
突然クローレは声を大にして主張する。
「あれは違うの……あなたとただ話したいだけだった。メロは貴方を心配していたのよ」
「……心配だと?」
「ええ。いつも悲しそうな顔をするから何か力になってあげたいなって。そう言ってた」
(我が……?)
悲しさなんて微塵もない。というか悲しみの感情自体知らなかった。
自分の信念のもとで動き、レギルスと賢者バルトスクルム以外の者とは接してこなかった生涯。
苦痛とも思わなかったし、それが自分にとっての普通だった。
でもなぜだろうか。
(このモヤモヤとした感覚は……)
初めて感じる感覚だ。少し息苦しささえも感じる。
「……貴様の傍付きは我と話したがっているのだな?」
「そう、でも話しずらくて近づけない。あなたには人を寄せ付けない負のオーラを感じるの」
「負のオーラ……」
自覚なんてない。そのオーラとやらも故意的なものではないのだ。
「だから話してあげて。あの子は人の心を……うっ」
突然だった。
クローレが最後に何を言いかけた途端、その場に倒れ込んでしまう。
「お、おいどうした!」
額は汗に塗れ、苦しそうな表情を浮かべる。
ボルはすぐに彼女の脈に手を当て、脈拍を調べる。
「脈拍が落ちている……欠乏か」
魔力欠乏症。人の体内に流れる魔力の基準値が一定以下までに下がってしまった時に発症するものだ。
レギルスが二人を連れてきたあの日からまだ数日しか経っていない。
人によっては一度失った魔力を回復させるには時間を有することだってある。魔力と言っても魔法を以外にもストレスや過労などでも消費するのだ。
その中でも特に魔力量の多いものはそのような症状に陥りやすい。
恐らくクロ―レの魔力はまだ完全に回復しきっていなかったのだ。
「ちっ、手間がかかる」
このままじゃ魔力不足によって生命の心配さえも出てくる。
人を救うなんて人柄ではない。だがボルの頭の中にはバルトスクルムの伝言が鮮明に刻み込まれていた。
「こんな女を保護など……」
愚痴を吐きながらもクローレをそっと抱え、近くに置いてあったベッドの上に寝かせる。
「貸しとしておくぞ、人間の女よ」
ボルは上半身に身に付けた鎧を脱ぎ、半裸の状態になる。そして苦しそうな顔をするクローレも下着一枚の姿にし、儀式を始める。
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