17 / 118
デスゲーム?
Stage Sixteen
しおりを挟む
「んじゃ、俺五回回してみるわ」
「そんなに引けるの!?」
「キラ君凄い!」
俺はガチャ画面に5万Gつぎ込み、五連ガチャを引くためにボタンをタップした。すると、俺の前に魔法陣が現れ、輝きだした。その色は、金、紫、虹色で割合は、金1:紫2:虹2だった。三秒ほど輝いたとき、急に光の量が多くなったかと思うと一瞬のうちに光が弾けるように消えた。そしてそこに残っていたのは・・・
「お初にお目にかかります。主殿」
「血、血はありますか!主様!」
金髪に碧眼、そして透き通るような真っ白い肌を持つ美しい女性と、黒髪に紫の眼、褐色の肌を持ち、背中には小さな一対の翼の生えた少女がいた。少女は話している時に鋭い八重歯が見えたし、血と言っているので吸血鬼かな?
おそらくこれが虹色の魔法陣から出てきたんだと思う。だって超レアそうじゃん。じゃあ、他のはどこに?・・・あった。彼女たちの後ろにあったわ。【刀】と【杖】と金属?
彼女たちも気になるけどまずはあっちかな。
俺は彼女たちの脇を通り抜け、床に落ちていた【刀】を拾い上げた。
「なにこれ?」
これが何なのか不明なので【完璧鑑定】を使ってみた。すると、この武器の説明が出てきた。
しらゆり・くろばら
レア度:★★★★★★★★★(9)
武器種【刀】
特性【不壊】
・決して折れない
【変化】
・『しらゆり』から『くろばら』へ、『くろばら』から『しらゆり』へと武器の特性と見た目を変化できる。
【雪化粧】
・『しらゆり』のみが使える特性。刀身を透き通るような透明な刃にすることができる。MPを流し込めば流し込むほど切れ味と威力が上がる。(※MPは常時流し込まないといけない)
MPを流している間は刀の周りに極微小の氷の礫を纏わせる。
【阿鼻叫喚】
・『くろばら』のみが使える特性。刀身を呑み込まれるような漆黒の刃にすることができる。MPを流し込めば流し込むほど切れ味と威力が上がる。(※MPは常時流し込まないといけない)
MPを流している間は刀の周りに燃え盛る炎を纏わせる。
なにこれ・・・これが当たり?チートアイテムじゃん!ん?景品一覧にはもっと上に同じように剣がある。この一覧って順位表みたいに上の方が強いとかなのかな?そうだとしたら何だろうこの剣。多分エクスカリバーより上だよな。・・・神剣・デュランダル?神剣、か・・・。ま、今はいいか。多分出ないし。
さて、次は【杖】かな?
アスクレピオス
レア度:★★★★★★★★★(9)
武器種【杖】
特性【不壊】
・決して壊れない。
【治癒の光】
・MPを消費してHPを回復する。【回復師】の場合、効果が倍増する。
【回復師】の意味がなくなるのか・・・?でも、【回復師】が使うと効果が上がるんだよな?・・・カオリにあげるか。
で、最後のこの金色をした金属だけど、
オリハルコン
レア度:★★★★★(5)
とても固い金属。
シンプルな説明だな!わかりやすいけど!
「ね、ねぇ、どうしたの?」
一言も話さない俺が心配になったのかミライが声をかけてくれた。
「いや?何でもないよ」
「そう?」
「うん。大丈夫」
「それじゃ、聞いていいかしら?」
俺とミライが話しているのにカオリが割り込んできた。
「何だよ」
「何が出たの?」
まぁ、気になりますよね。教えないとうるさそうなので全て教えてあげた。
「ち、チートじゃない・・・」
「だよなぁ・・・」
「じゃ、はい」
「?なんだ?この手は」
「アスクレピオス頂戴?要らないでしょ?剣士なんだから」
「うーん。正直いらないし、別にいいよ」
「ありがと!キラ愛してる!」
「そりゃどーも」
激レア押し付けただけで愛してもらえるなんてカオリの愛ってものすごく軽い?
「あ、愛!?」
ミライは純粋でかわいいね。・・・もう少し、恥じらいが欲しいかな。主に俺に対しての、うん。
「んで?さっきから無視してるけど、この子たちは?」
「さあ?俺にもガチャの景品だとしかわからない」
意図して無視しているわけでは無いのだが、やはり気になっているのかカオリが聞いてきた。でもなぁ、俺にもわからないんだよなぁ。何でNPCとか出てくるの?
「私はキャラ識別番号001番“アーサー”でございます。★は10です」
「ウチはキャラ識別番号009“アハト”です!ウチも★10です!」
「だ、そうだよ?」
うん。正直自己紹介してくれて助かったかな。調べるのも面倒だし。【完璧鑑定】を使うのにもMPは消費するからね。節約大事。
「“アーサー”に“アハト”・・・統一性がないわね」
「女ですか?」
ミライさん、今すぐ何よりも迅速にあなたの身体から出ているどす黒いオーラを消滅させてください。・・・そもそもあんなエフェクトあったのか。・・・『俺的本当にあったいらないエフェクト』二つ目だな。一つ目は宿のエントランスでミライを褒めた時の『頭から湯気が出るエフェクト』だ。
「種族は【人】と【吸血鬼】か?」
「はっ!その通りでございます」
「違います!ウチは【混血吸血鬼】です!」
「【混血吸血鬼】?なにそれ」
「え、キラ知らないの?人と吸血鬼の間に生まれたこのことを【混血吸血鬼】って言うのよ」
「へ~そうなんだ」
「女が二人も・・・渡さない。キラ君は渡さない・・・」
ミライは早くこっちの世界に帰ってこような。
「そんなに引けるの!?」
「キラ君凄い!」
俺はガチャ画面に5万Gつぎ込み、五連ガチャを引くためにボタンをタップした。すると、俺の前に魔法陣が現れ、輝きだした。その色は、金、紫、虹色で割合は、金1:紫2:虹2だった。三秒ほど輝いたとき、急に光の量が多くなったかと思うと一瞬のうちに光が弾けるように消えた。そしてそこに残っていたのは・・・
「お初にお目にかかります。主殿」
「血、血はありますか!主様!」
金髪に碧眼、そして透き通るような真っ白い肌を持つ美しい女性と、黒髪に紫の眼、褐色の肌を持ち、背中には小さな一対の翼の生えた少女がいた。少女は話している時に鋭い八重歯が見えたし、血と言っているので吸血鬼かな?
おそらくこれが虹色の魔法陣から出てきたんだと思う。だって超レアそうじゃん。じゃあ、他のはどこに?・・・あった。彼女たちの後ろにあったわ。【刀】と【杖】と金属?
彼女たちも気になるけどまずはあっちかな。
俺は彼女たちの脇を通り抜け、床に落ちていた【刀】を拾い上げた。
「なにこれ?」
これが何なのか不明なので【完璧鑑定】を使ってみた。すると、この武器の説明が出てきた。
しらゆり・くろばら
レア度:★★★★★★★★★(9)
武器種【刀】
特性【不壊】
・決して折れない
【変化】
・『しらゆり』から『くろばら』へ、『くろばら』から『しらゆり』へと武器の特性と見た目を変化できる。
【雪化粧】
・『しらゆり』のみが使える特性。刀身を透き通るような透明な刃にすることができる。MPを流し込めば流し込むほど切れ味と威力が上がる。(※MPは常時流し込まないといけない)
MPを流している間は刀の周りに極微小の氷の礫を纏わせる。
【阿鼻叫喚】
・『くろばら』のみが使える特性。刀身を呑み込まれるような漆黒の刃にすることができる。MPを流し込めば流し込むほど切れ味と威力が上がる。(※MPは常時流し込まないといけない)
MPを流している間は刀の周りに燃え盛る炎を纏わせる。
なにこれ・・・これが当たり?チートアイテムじゃん!ん?景品一覧にはもっと上に同じように剣がある。この一覧って順位表みたいに上の方が強いとかなのかな?そうだとしたら何だろうこの剣。多分エクスカリバーより上だよな。・・・神剣・デュランダル?神剣、か・・・。ま、今はいいか。多分出ないし。
さて、次は【杖】かな?
アスクレピオス
レア度:★★★★★★★★★(9)
武器種【杖】
特性【不壊】
・決して壊れない。
【治癒の光】
・MPを消費してHPを回復する。【回復師】の場合、効果が倍増する。
【回復師】の意味がなくなるのか・・・?でも、【回復師】が使うと効果が上がるんだよな?・・・カオリにあげるか。
で、最後のこの金色をした金属だけど、
オリハルコン
レア度:★★★★★(5)
とても固い金属。
シンプルな説明だな!わかりやすいけど!
「ね、ねぇ、どうしたの?」
一言も話さない俺が心配になったのかミライが声をかけてくれた。
「いや?何でもないよ」
「そう?」
「うん。大丈夫」
「それじゃ、聞いていいかしら?」
俺とミライが話しているのにカオリが割り込んできた。
「何だよ」
「何が出たの?」
まぁ、気になりますよね。教えないとうるさそうなので全て教えてあげた。
「ち、チートじゃない・・・」
「だよなぁ・・・」
「じゃ、はい」
「?なんだ?この手は」
「アスクレピオス頂戴?要らないでしょ?剣士なんだから」
「うーん。正直いらないし、別にいいよ」
「ありがと!キラ愛してる!」
「そりゃどーも」
激レア押し付けただけで愛してもらえるなんてカオリの愛ってものすごく軽い?
「あ、愛!?」
ミライは純粋でかわいいね。・・・もう少し、恥じらいが欲しいかな。主に俺に対しての、うん。
「んで?さっきから無視してるけど、この子たちは?」
「さあ?俺にもガチャの景品だとしかわからない」
意図して無視しているわけでは無いのだが、やはり気になっているのかカオリが聞いてきた。でもなぁ、俺にもわからないんだよなぁ。何でNPCとか出てくるの?
「私はキャラ識別番号001番“アーサー”でございます。★は10です」
「ウチはキャラ識別番号009“アハト”です!ウチも★10です!」
「だ、そうだよ?」
うん。正直自己紹介してくれて助かったかな。調べるのも面倒だし。【完璧鑑定】を使うのにもMPは消費するからね。節約大事。
「“アーサー”に“アハト”・・・統一性がないわね」
「女ですか?」
ミライさん、今すぐ何よりも迅速にあなたの身体から出ているどす黒いオーラを消滅させてください。・・・そもそもあんなエフェクトあったのか。・・・『俺的本当にあったいらないエフェクト』二つ目だな。一つ目は宿のエントランスでミライを褒めた時の『頭から湯気が出るエフェクト』だ。
「種族は【人】と【吸血鬼】か?」
「はっ!その通りでございます」
「違います!ウチは【混血吸血鬼】です!」
「【混血吸血鬼】?なにそれ」
「え、キラ知らないの?人と吸血鬼の間に生まれたこのことを【混血吸血鬼】って言うのよ」
「へ~そうなんだ」
「女が二人も・・・渡さない。キラ君は渡さない・・・」
ミライは早くこっちの世界に帰ってこような。
21
お気に入りに追加
1,213
あなたにおすすめの小説
愛されない皇妃~最強の母になります!~
椿蛍
ファンタジー
愛されない皇妃『ユリアナ』
やがて、皇帝に愛される寵妃『クリスティナ』にすべてを奪われる運命にある。
夫も子どもも――そして、皇妃の地位。
最後は嫉妬に狂いクリスティナを殺そうとした罪によって処刑されてしまう。
けれど、そこからが問題だ。
皇帝一家は人々を虐げ、『悪逆皇帝一家』と呼ばれるようになる。
そして、最後は大魔女に悪い皇帝一家が討伐されて終わるのだけど……
皇帝一家を倒した大魔女。
大魔女の私が、皇妃になるなんて、どういうこと!?
※表紙は作成者様からお借りしてます。
※他サイト様に掲載しております。

巻添え召喚されたので、引きこもりスローライフを希望します!
あきづきみなと
ファンタジー
階段から女の子が降ってきた!?
資料を抱えて歩いていた紗江は、階段から飛び下りてきた転校生に巻き込まれて転倒する。気がついたらその彼女と二人、全く知らない場所にいた。
そしてその場にいた人達は、聖女を召喚したのだという。
どちらが『聖女』なのか、と問われる前に転校生の少女が声をあげる。
「私、ガンバる!」
だったら私は帰してもらえない?ダメ?
聖女の扱いを他所に、巻き込まれた紗江が『食』を元に自分の居場所を見つける話。
スローライフまでは到達しなかったよ……。
緩いざまああり。
注意
いわゆる『キラキラネーム』への苦言というか、マイナス感情の描写があります。気にされる方には申し訳ありませんが、作中人物の説明には必要と考えました。

貴族に生まれたのに誘拐され1歳で死にかけた
佐藤醤油
ファンタジー
貴族に生まれ、のんびりと赤ちゃん生活を満喫していたのに、気がついたら世界が変わっていた。
僕は、盗賊に誘拐され魔力を吸われながら生きる日々を過ごす。
魔力枯渇に陥ると死ぬ確率が高いにも関わらず年に1回は魔力枯渇になり死にかけている。
言葉が通じる様になって気がついたが、僕は他の人が持っていないステータスを見る力を持ち、さらに異世界と思われる世界の知識を覗ける力を持っている。
この力を使って、いつか脱出し母親の元へと戻ることを夢見て過ごす。
小さい体でチートな力は使えない中、どうにか生きる知恵を出し生活する。
------------------------------------------------------------------
お知らせ
「転生者はめぐりあう」 始めました。
------------------------------------------------------------------
注意
作者の暇つぶし、気分転換中の自己満足で公開する作品です。
感想は受け付けていません。
誤字脱字、文面等気になる方はお気に入りを削除で対応してください。

無能なので辞めさせていただきます!
サカキ カリイ
ファンタジー
ブラック商業ギルドにて、休みなく働き詰めだった自分。
マウントとる新人が入って来て、馬鹿にされだした。
えっ上司まで新人に同調してこちらに辞めろだって?
残業は無能の証拠、職務に時間が長くかかる分、
無駄に残業代払わせてるからお前を辞めさせたいって?
はいはいわかりました。
辞めますよ。
退職後、困ったんですかね?さあ、知りませんねえ。
自分無能なんで、なんにもわかりませんから。
カクヨム、なろうにも同内容のものを時差投稿しております。

(完結)醜くなった花嫁の末路「どうぞ、お笑いください。元旦那様」
音爽(ネソウ)
ファンタジー
容姿が気に入らないと白い結婚を強いられた妻。
本邸から追い出されはしなかったが、夫は離れに愛人を囲い顔さえ見せない。
しかし、3年と待たず離縁が決定する事態に。そして元夫の家は……。
*6月18日HOTランキング入りしました、ありがとうございます。
どうも、死んだはずの悪役令嬢です。
西藤島 みや
ファンタジー
ある夏の夜。公爵令嬢のアシュレイは王宮殿の舞踏会で、婚約者のルディ皇子にいつも通り罵声を浴びせられていた。
皇子の罵声のせいで、男にだらしなく浪費家と思われて王宮殿の使用人どころか通っている学園でも遠巻きにされているアシュレイ。
アシュレイの誕生日だというのに、エスコートすら放棄して、皇子づきのメイドのミュシャに気を遣うよう求めてくる皇子と取り巻き達に、呆れるばかり。
「幼馴染みだかなんだかしらないけれど、もう限界だわ。あの人達に罰があたればいいのに」
こっそり呟いた瞬間、
《願いを聞き届けてあげるよ!》
何故か全くの別人になってしまっていたアシュレイ。目の前で、アシュレイが倒れて意識不明になるのを見ることになる。
「よくも、義妹にこんなことを!皇子、婚約はなかったことにしてもらいます!」
義父と義兄はアシュレイが状況を理解する前に、アシュレイの体を持ち去ってしまう。
今までミュシャを崇めてアシュレイを冷遇してきた取り巻き達は、次々と不幸に巻き込まれてゆき…ついには、ミュシャや皇子まで…
ひたすら一人づつざまあされていくのを、呆然と見守ることになってしまった公爵令嬢と、怒り心頭の義父と義兄の物語。
はたしてアシュレイは元に戻れるのか?
剣と魔法と妖精の住む世界の、まあまあよくあるざまあメインの物語です。
ざまあが書きたかった。それだけです。

悪役顔のモブに転生しました。特に影響が無いようなので好きに生きます
竹桜
ファンタジー
ある部屋の中で男が画面に向かいながら、ゲームをしていた。
そのゲームは主人公の勇者が魔王を倒し、ヒロインと結ばれるというものだ。
そして、ヒロインは4人いる。
ヒロイン達は聖女、剣士、武闘家、魔法使いだ。
エンドのルートしては六種類ある。
バットエンドを抜かすと、ハッピーエンドが五種類あり、ハッピーエンドの四種類、ヒロインの中の誰か1人と結ばれる。
残りのハッピーエンドはハーレムエンドである。
大好きなゲームの十回目のエンディングを迎えた主人公はお腹が空いたので、ご飯を食べようと思い、台所に行こうとして、足を滑らせ、頭を強く打ってしまった。
そして、主人公は不幸にも死んでしまった。
次に、主人公が目覚めると大好きなゲームの中に転生していた。
だが、主人公はゲームの中で名前しか出てこない悪役顔のモブに転生してしまった。
主人公は大好きなゲームの中に転生したことを心の底から喜んだ。
そして、折角転生したから、この世界を好きに生きようと考えた。

クラス転移したけど、皆さん勘違いしてません?
青いウーパーと山椒魚
ファンタジー
加藤あいは高校2年生。
最近ネット小説にハマりまくっているごく普通の高校生である。
普通に過ごしていたら異世界転移に巻き込まれた?
しかも弱いからと森に捨てられた。
いやちょっとまてよ?
皆さん勘違いしてません?
これはあいの不思議な日常を書いた物語である。
本編完結しました!
相変わらず話ごちゃごちゃしていると思いますが、楽しんでいただけると嬉しいです!
1話は1000字くらいなのでササッと読めるはず…
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる