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しりうす。

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デスゲーム?

Stage Fourteen

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「よし、部屋取ったし、これからどうする?」
「ねぇ、キラ君。私と二人部屋だよね?そうだよね?」
「ん?違うぞ?ミライとカオリで二人部屋だ」
「・・・・・・・・・はぁ」
「オイなんだそのため息は。私とじゃ不満か?利用を聞こうじゃないか。ん?」
「・・・はぁ」
「・・・コロス」
「はいストップな」
「ぐぎゃ!」
 
 何故か二人の間で喧嘩が起きそうだったので仲裁に入ったらカオリが女の子の発してはいけないような声を発しながらすっ飛んでいった。・・・力加減ミスった。

「大丈夫か?」
「心配するなら最初からやらないでくれる!?」
「大丈夫だな」
「ちょっと!?無視しないでよ!」
「あの、キラ君。私、冒険者ギルドに登録してないので登録したいです」
「そうか。でもこの時間だと明日の方が良さそうだな。明日でもいいか?」
「勿論!よろしくね!」
「おう!任せとけ!」
「・・・私が騒いでるのを華麗に無視し、さらに明日冒険者登録と言う名のデートに誘うとかマジでヒロインね・・・。私も入りたいけど、ミライからこっちを見てないのに“入るな。来るな。入ってきたらコロス”と言う圧が来ているような気がするし・・・。私の存在意義って何・・・?」

 カオリが何か言っているが無視することにする。だって、一人でブツブツ呟いてるんだぜ?不気味すぎるよ。っていうか怖い。このままだとカオリが闇落ちしそうだから切り上げさせないと。

「もう夜だし寝ようぜ?」
「そうだね」
「・・・えぇ、そうね・・・・・・」
 
 まだ暗いよこの子・・・。

「カオリ、元気出せよ!」
「なら一晩くらい一人にさせて?」
「それくらいでいいなら、全然いいぞ?な、ミライ」
「うんうん!ぜ~んぜんいいよ♪」

 なんでこんなに機嫌がいいんだ?ま、いいか。

「なら風呂入って寝るか」
「おー!」
「・・・おー」

 元気ないなぁ。明日には治ってるかな?治ってるといいんだけど。治っててください。


 なんでこうなった。

 それは俺が部屋に入って、風呂に入っている時に起きた。ミライと同じ部屋なのは初めてじゃないし、カオリのためにも一緒の部屋じゃないとダメ、と言うことで割り切った。・・・気合で。割とマジ。美少女と一夜を共にするとか理性保かなぁ・・・。昨日は俺が落ちてたから大丈夫だったけど。まぁ、そんなことはいいんだよ。大事なのは今の状況。

「~♪~~♪~~~♪」

 俺は風呂で鼻歌なんて歌わない。ここは部屋についていたお風呂場。このお風呂場がとても広くて、2,3人程は入れそうな広さがあった。二人部屋だからかもだけど。んで、お風呂に入るわけですよ。グラフィックも気になってたし。そしたらね、入ってきたわけですよ。もう一人のこの部屋に泊まる人が。そう、ミライが。湯浴みなんて持ってない。それならせめてタオルでも巻いとけと言いたかった。だって、何も付けずに入ってきたもん。・・・そもそも入ってくんなや。

「なぁ、何故入ってきた?」
「キラ君と一緒に居たいから」
「ならせめてタオル巻け」
「キラ君になら私のどこを見られても良い。と言うか見て」
「見ないから」
「意気地なし」
「少しは恥じらいと言うものを持とうよ」
「他の人には見せないし。絶対」
「襲われるとは考えないのか?」
「襲われるのなら本望」
「なぁ、キャラ変わってない?」
「変わってない。キラ君に合わせてるだけ」
 
 こんな感じで何を言っても通じない。どうして?ねぇ、どうして?

「俺はもう上がるぞ」
「早くないですか?」
「そうか?いつもこれくらいだぞ?」
「そうですか。では上がってどうぞ?」
「んじゃ、のぼせんなよ~」
「わかってますよ。・・・・・・キラ君の大きいですね」
「・・・忘れろ」
「イヤです。・・・でも将来はアレを現実で見られるのですか。・・・楽しみです」
「見せないから。楽しみにしなくていいから」

 ミライって本当は変態なの?ビッチだったの?どちらにせよ、初めて会った時のあの清楚?なイメージはなくなっちゃったなぁ。・・・はぁ、あの頃のミライもいいけど、今のミライもいいなぁ、なんて思ている自分が居る。どうしよう。ま、そのうち考えればいいか。
 それと風呂のエフェクトはとても綺麗でした、マル。

 風呂から上がった俺は、何もすることがないので空中を人差し指で軽くはじき、メニューウィンドウを表示した。

 メニューウィンドウはステータスウィンドウと違い、声だけで表示することはできない。メニューウィンドウからステータスウィンドウに飛ぶこともできる。で、このメニューで何をするのかと言うとスキルの購入だ。           
 スキルはメニューの【ショップ】から【スキル】を選ぶことで買うことができる。購入可能なスキルは人それぞれで、解放条件をクリアしたスキルしか買うことはできなくなっている。
 スキルを買うにはPPプレイヤーポイントと呼ばれるポイントが必要でこのポイントは魔物を倒すことで獲得できる。

 スキルについての説明はここまででいいかな。
 それじゃ、どんなスキルがあるか見てみるかな。・・・あ、オプションで買えないスキルを非表示にできるらしい。そこを設定してっと。・・・よし。んじゃ、改めて。

【スキル】
PP:546,300

【気配察知】PP:100 【気配遮断】PP:100 【空間把握】PP:100 【立体起動】PP:100 【威圧】PP:100 
【投擲】PP:100
【魔力感知】PP:100 【魔力放射】PP:100 
【毒耐性】PP:150 【麻痺耐性】PP:150 【火傷耐性】PP:150 【混乱耐性】PP:150 【気絶耐性】PP:150 
【物理攻撃耐性】PP:150 【魔法攻撃耐性】PP:150 【高温耐性】PP:150 【低温耐性】PP:150
【木こり】PP:50 【採取】PP:50 【裁縫】PP:50 【開拓】PP:50 【野営】PP:50

 
 思ったより少なかったな。う~ん。どうしような。・・・よし。全部取るか。

〈スキル【気配察知】を取得しました。〉
〈スキル【気配遮断】を取得しました。〉
〈スキル【空間把握】を取得しました。〉
〈スキル【立体起動】を取得しました。〉
     ・
・  
・  
・    
・   

〈スキル【野営】を取得しました。〉
〈残りPPは543,900PPです。〉

 あ、頭が・・・。スキル取得のアナウンスがうるさすぎた。またか・・・。つ、次はステータスの確認だな。頭が~。

キラ

種族:人
第一職業:剣士
状態:正常
Lv.100⁺
HP:Error (+100)
MP:Error
体力:Error (+10)
攻撃力:Error (+2)
防御力:Error 
魔法攻撃力:Error
魔法防御力:Error 
俊敏:Error
運:100

〈スキル〉
[Master]
・跳躍Lv.10 ・ステップLv.10 
・HP自動回復量増加Lv.10 ・MP自動回復量増加Lv.10
・料理Lv.10
・苦痛耐性Lv.10

[ユニークスキル]
・身体強化Lv.10 ・武神Lv.10 ・賢者Lv.10 ・経験値自乗 ・ステータス上昇値自乗 
・スキルレベルアップ速度上昇Lv.10 ・ストレージ ・完璧鑑定 ・完全偽装
・レアアイテムドロップ率上昇Lv.10

[コモンスキル]
・気配察知Lv.1 ・気配遮断Lv.1 ・空間把握Lv.1 ・立体起動Lv.1 ・威圧Lv.1 ・投擲Lv.1   
・魔力感知Lv.1 ・魔力放射Lv.1
・木こりLv.1 ・採取Lv.1 ・裁縫Lv.1 ・開拓Lv.1 ・野営Lv.1

[耐性]
・毒耐性Lv.1 ・麻痺耐性Lv.1 ・火傷耐性Lv.1 ・混乱耐性Lv.1 ・気絶耐性Lv.1 ・高温耐性Lv.1
・低温耐性Lv.1 ・物理攻撃耐性Lv.1 ・魔法攻撃耐性Lv.1
 
〈称号〉
・βテストクリア者

〈所持金〉
 533,427G

 ステータスバグったかぁ。そりゃ、レベル100越えのスキルの補助でヤバいことになってるんだからそうなるよね。Errorってことはカンストを超えたってことでしょ?そんなことできんの?実際できてるけど。
 あー。やることなくなった。何しよう。・・・ん?【お知らせ】?




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 遅れました!ごめんなさい<(_ _)>

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感想 39

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