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Let's ギルドバトル!
Stage Sixty-Nine
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神界から出た俺達は、早速クレアシオンに創ってもらった鍛冶場を家に組み込み、使うために俺の【転移】で【アーネスト】にある拠点へと帰ってきた。ただ、ここで問題が一つ。
「これ、どうやってくっ付けるんだ・・・?」
どうやって家とくっつけるかがわからない!と、思ったら。
───────────────────────────────────────
所持アイテムの中に現在地付近にある建物と合成することが可能なアイテムがあります。
合成しますか? 〈yes/no〉
───────────────────────────────────────
というウィンドウが目の前に出てきた。文の通り、俺が持ってる鍛冶場と、目の前にある俺達の拠点を組み合わせるかどうかのウィンドウだろう。思ってたより簡単だな。勿論俺は迷わず〈yes〉を押す。
すると、目の前にあった拠点に隣に、渡り廊下が架かり、その先にかなり大きな建物が出来た。大きさは拠点よりは小さいくらい。でも、周りの家と比べたら1,5倍くらいある。この中には鍛冶師に向いた環境が整ってるんだろう。これなら同時に訓練場とかも頼めばよかったかな?
「「わー!鍛冶場だー!」」
ブルーとレッドの双子姉妹は元気に叫びながら鍛冶場に特攻していった。元気だなぁ・・・。
それを見送った俺達は、一度リビングに来た。広さは、一人暮らしができるんじゃないかというほど広く、掃除が面倒そうだなぁと思っていたら、掃除マシーン動いていた。なんという高性能。そこにフカフカのソファや、パソコンのようなものが置かれている。
今頃双子姉妹は武器作ってんのかなぁ。今度作ってもらおうかな?今俺が使ってんのが【しらゆり・くろばら】だから普通の剣が欲しいんだよね。【武神】のお陰で攻撃力とかはあんまり考えなくてもいいからね。
おっと、話が逸れてしまった。それで、ここに来たのは、アンラ達のこれからを話し合うためだった。
「で、仕掛けられたって言うギルドバトルはいつやるの?」
一番重要なことをまず俺が質問しておく。ギルドバトルまでの期間によって、どれだけ準備ができるかが変わる。できれば長めがいいけど。
「来週だよ」
「意外に早いな」
アンラ達をなめてるのか?如何に戦闘職がアンラしかいないからってアンラはβテストクリア者なんだぞ?まぁ、物量作戦で来ることは分かったな。一対一より多対一の方が勝率も上がるしな。
「とりあえず、明日詳しく話し合おう。今日はもうすぐ暗くなる」
リビングにある大きな窓から外を見ると、すでに空の一部分が橙に染まっていた。あと数時間もしないうちに真っ暗になるだろう。
「それ、何だけどね?」
「どうした?」
何か問題があるのか?家に帰れないとか?
「私たちの家、ここ」
「え・・・」
「小さな小屋があったでしょ?あれは元々あったものだけど、態々新しく家を建てるのは面倒だし、お金がなかったからそのまま使ってたんだけど、用事があってみんなこの家からいなくなる時に防御用に魔法をかけておいたのに、どっかのばかにぃが壊しっちゃったから、私たちの家ないんだよね」
「・・・じー」
あの小屋アンラ達が使ってたのかよ!?そりゃ魔法かけておくよな!壊されたくないし。それを俺が壊したと。完全に俺のせいじゃないか!・・・いや待てよ?
「俺は悪くない!カオリが壊そうと提案したんだ!」
「私のせい!?」
そうだ!元凶はカオリ、お前だ!
「人のせいにしないの!これだからくそにぃは・・・」
「く、くそにぃ・・・」
女の子がそんな言葉を言っちゃだめだと思います。しかも本当にカオリが言い出したのに俺が一番悪いみたいになってるし・・・理不尽!助けてミライ!・・・こら!目を逸らすんじゃない!
「誰が壊したにせよ、私たちの家が無くなって、そこに新しい家が出来て、しかもこの土地の権利は私達にもあるんだからこの家に住む権利は勿論あるよね?」
「は、はい。ありますです」
謎の圧力が来てるんですが!?
「そういうわけだから、キラの部屋使わせてもらうね~」
「待てやおい!なんで俺の部屋!?」
「だって私達何も持ってないから。もしかして、私達に床で寝ろって言うの!?」
あ、寝具の問題?なら大丈夫。この家の全寝室にベッドあるから。それと何故か大量の変えのシーツ。しかも小さいけど風呂もあるっていう。ホテルですか?いいえ寝室です。
「部屋にベッドはあるから好きな部屋使っていい。だから俺の部屋に来るなよ?」
「わかった。キラにもイロイロあるもんね?」
ちょっと何言ってるかわからないですね・・・。
そして、今日のところはここで解散になって、明日また話し合うことになった。あ、ブルーとレッドは話の途中で戻ってきて無言のままソファに座り、そのまま寝ていた。ここまで同一の動き。双子ってここまでシンクロするものなのか?
その夜は、いつも通り俺がご飯を作り、風呂には何故かミライが乱入するということがあったがそれ以外は何も無かった。で、俺が寝ようとベッドの中に入ると、これまたいつも通りミライが夜這いをかけてきたので───おっとここからは言えないな。
「これ、どうやってくっ付けるんだ・・・?」
どうやって家とくっつけるかがわからない!と、思ったら。
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所持アイテムの中に現在地付近にある建物と合成することが可能なアイテムがあります。
合成しますか? 〈yes/no〉
───────────────────────────────────────
というウィンドウが目の前に出てきた。文の通り、俺が持ってる鍛冶場と、目の前にある俺達の拠点を組み合わせるかどうかのウィンドウだろう。思ってたより簡単だな。勿論俺は迷わず〈yes〉を押す。
すると、目の前にあった拠点に隣に、渡り廊下が架かり、その先にかなり大きな建物が出来た。大きさは拠点よりは小さいくらい。でも、周りの家と比べたら1,5倍くらいある。この中には鍛冶師に向いた環境が整ってるんだろう。これなら同時に訓練場とかも頼めばよかったかな?
「「わー!鍛冶場だー!」」
ブルーとレッドの双子姉妹は元気に叫びながら鍛冶場に特攻していった。元気だなぁ・・・。
それを見送った俺達は、一度リビングに来た。広さは、一人暮らしができるんじゃないかというほど広く、掃除が面倒そうだなぁと思っていたら、掃除マシーン動いていた。なんという高性能。そこにフカフカのソファや、パソコンのようなものが置かれている。
今頃双子姉妹は武器作ってんのかなぁ。今度作ってもらおうかな?今俺が使ってんのが【しらゆり・くろばら】だから普通の剣が欲しいんだよね。【武神】のお陰で攻撃力とかはあんまり考えなくてもいいからね。
おっと、話が逸れてしまった。それで、ここに来たのは、アンラ達のこれからを話し合うためだった。
「で、仕掛けられたって言うギルドバトルはいつやるの?」
一番重要なことをまず俺が質問しておく。ギルドバトルまでの期間によって、どれだけ準備ができるかが変わる。できれば長めがいいけど。
「来週だよ」
「意外に早いな」
アンラ達をなめてるのか?如何に戦闘職がアンラしかいないからってアンラはβテストクリア者なんだぞ?まぁ、物量作戦で来ることは分かったな。一対一より多対一の方が勝率も上がるしな。
「とりあえず、明日詳しく話し合おう。今日はもうすぐ暗くなる」
リビングにある大きな窓から外を見ると、すでに空の一部分が橙に染まっていた。あと数時間もしないうちに真っ暗になるだろう。
「それ、何だけどね?」
「どうした?」
何か問題があるのか?家に帰れないとか?
「私たちの家、ここ」
「え・・・」
「小さな小屋があったでしょ?あれは元々あったものだけど、態々新しく家を建てるのは面倒だし、お金がなかったからそのまま使ってたんだけど、用事があってみんなこの家からいなくなる時に防御用に魔法をかけておいたのに、どっかのばかにぃが壊しっちゃったから、私たちの家ないんだよね」
「・・・じー」
あの小屋アンラ達が使ってたのかよ!?そりゃ魔法かけておくよな!壊されたくないし。それを俺が壊したと。完全に俺のせいじゃないか!・・・いや待てよ?
「俺は悪くない!カオリが壊そうと提案したんだ!」
「私のせい!?」
そうだ!元凶はカオリ、お前だ!
「人のせいにしないの!これだからくそにぃは・・・」
「く、くそにぃ・・・」
女の子がそんな言葉を言っちゃだめだと思います。しかも本当にカオリが言い出したのに俺が一番悪いみたいになってるし・・・理不尽!助けてミライ!・・・こら!目を逸らすんじゃない!
「誰が壊したにせよ、私たちの家が無くなって、そこに新しい家が出来て、しかもこの土地の権利は私達にもあるんだからこの家に住む権利は勿論あるよね?」
「は、はい。ありますです」
謎の圧力が来てるんですが!?
「そういうわけだから、キラの部屋使わせてもらうね~」
「待てやおい!なんで俺の部屋!?」
「だって私達何も持ってないから。もしかして、私達に床で寝ろって言うの!?」
あ、寝具の問題?なら大丈夫。この家の全寝室にベッドあるから。それと何故か大量の変えのシーツ。しかも小さいけど風呂もあるっていう。ホテルですか?いいえ寝室です。
「部屋にベッドはあるから好きな部屋使っていい。だから俺の部屋に来るなよ?」
「わかった。キラにもイロイロあるもんね?」
ちょっと何言ってるかわからないですね・・・。
そして、今日のところはここで解散になって、明日また話し合うことになった。あ、ブルーとレッドは話の途中で戻ってきて無言のままソファに座り、そのまま寝ていた。ここまで同一の動き。双子ってここまでシンクロするものなのか?
その夜は、いつも通り俺がご飯を作り、風呂には何故かミライが乱入するということがあったがそれ以外は何も無かった。で、俺が寝ようとベッドの中に入ると、これまたいつも通りミライが夜這いをかけてきたので───おっとここからは言えないな。
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