チート級スキルを得たゲーマーのやりたいことだけするVRMMO!

しりうす。

文字の大きさ
上 下
72 / 118
Let's ギルドバトル!

Stage Sixty-Six

しおりを挟む
 俺、ミライ、カオリ、サクラ、アンラ、レッド、ブルーの七人でパーティーを組み、創造神がいる【機械仕掛けの迷宮メカニカル・ラビリンス】まで【転移テレポート】してきた。ここで初めて知った事。パーティーは最大7人!【転移】は距離だけじゃなくて人数によって消費MPが増える!以上!

 【転移】の方は予想はできてたけど、パーティーの最大人数は知らなかった。だって、ずっとソロで行くつもりだったから。・・・今ボッチとか思った奴。正解です。ご褒美に【落雷ドンナーシュラーク】をあげましょう。〇ね!

 そんなことは置いといて、なんとここのダンジョン。攻略しないと創造神のところまで行けないようになってます。うーん鬼畜!ま、関係ないけどね。え?何でかって?

「───【転移テレポート】」

 直接神界に行くからです!じゃあなんで一回【機械仕掛けの迷宮】に行ったかって?それは、MPが持たなかったから。直接行けるようにしないためか、神界に【転移】するためには膨大な量のMPが必要だったんだよ。で、神界に一番近いダンジョンの外に【転移】して少しでも必要MP量を減らそうとしたんだよ。その結果、出来たって訳。

『なんだ?』
「よっ!クレアシオン」
『お主は妾と戦った奴じゃの?』
「そうだ。自己紹介してなかったな。キラだ」
「そう言えばそうでしたね。ミライです」
「カオリよ」
「・・・サクラ」
『して、此度は何用じゃ?』
「用があるのは俺らじゃない。ほら、早く言えよ」
「ど、どうも!アンラです!」

 およ?アンラがきょどってる。これは珍しいな。スクショしておこうかな?・・・あ、スクショ機能ないんだった。ちくせう。

『・・・キラの新しい彼女かの?』
「彼女!?しかも新しいって何!?」
「ちょっと何言ってんの創造神!?」

 この創造神、やりおる!いきなり爆弾発言とは!・・・俺が悪いの?でもさ、よく考えてみ?ミライはともかくカオリとサクラは彼女じゃないよね?え?告白しただろそんな言い分は通じない?さいですか・・・。ちくせう。本当は愛の告白じゃなにのに・・・。

『ふむ。彼女じゃないのか。して、お主は妾に何を望む?』
「え、えっと・・・。オリジナルスキルが欲しいです!」
『オリジナルスキルとな?心得た。じゃが・・・』
「何か条件があるんですか!?」
『うむ。誰でもいいが、妾と戦って勝ったら創ってやる』
「だって!よろしくキラ!」
「迷わず俺に振るのやめてくれる!?」

 今回はアンラの頼み事なんだから自分で戦えや!

「だって、創造神と戦えるのキラしかいないし」
「いやまぁそうだけどさ」

 俺しか戦えないのは知ってるよ?【エターナルフルバースト】とか使われたら一分持たないよね。今のステータスじゃ。仕方ない。勝手にギルドの土地を使ったていう負い目もあるし、戦うか・・・。気が乗らないなぁ。

『妾と戦うやつは決まったかの?』
「俺だ。これで二回戦目だな?また勝たせてもらうぞ」
『精々税に浸っているがよい。すぐに吠え面をかかせてやるわ』

 軽く挑発し、俺とクレアシオンは試合を始める、前に。

『今回もバトルフィールドを創るかの。そうじゃ、この前は魔法で固定されて負けた故、此度は魔法の一切を禁ずるかの』

 そう言ってフィンガースナップを一発。また闘技場が出てくる。前回と一緒だ。

「それだとクレアシオンも【創造クリエイション】は使えないぞ?」
『関係ない。妾は魔法などなくてもキラに勝てる』
「魔法で負けたくせに?」

 魔法で負けたのに魔法が無くても勝てるとか傲慢すぎんだろ。

『では始めるとするかの』
「ああ」
『先手必勝!【神気全開放】!』

 最初からそれかよ!?

「【金剛不壊】!【百花繚乱】!」
『ふんっ!甘いと言うておろう!』
「ぐはっ」

 ここまでは前回と同じ。前回はこの後・・・魔法を使ってたからこの後の行動が読めない!しかもクレアシオンのやつ消えやがった!未だに【金剛不壊】と【百花繚乱】の効果続いている。なら冷静になればどうにかできるかもしれない!

「【鏡明止水】!」

 全感覚を以てクレアシオンを感知しようと試みる。そして───

「見つけた」

 足音から位置を特定することに成功。そこに向かって移動する。

「【神足通】!【電光石火】!」

 【神足通】で一瞬で肉薄し、【電光石火】で一刀のもとに切り捨てる。だが、

『馬鹿め。それは残像、いや、分身だぞ?【無限夢幻連閃】』
「は!?何その技!」

 俺が驚くのも仕方ないと思う。だってさ、一度に七本の剣が見えるんだよ?躱せるのかな?

「マジかよオイ!夢幻ってそういうことか!」

 なんと、俺が避けた剣は、地面に当たると同時に消え失せ、そのうちの一本だけが残った。

「んで以て無限はやっぱりそういうことか!」

 今度はさっきと同じ攻撃が繰り出されてきた。それを回避するとまた同じ攻撃が。これの繰り返し。なにこれ超面倒くさい技じゃねぇか!ならこっちも返してやんよ!

「【必滅連閃・無限】!」
『むっ』

 これは【一刀両断】と【電光石火】、それに【疾風迅雷】という三つの武技を合わせた奥義だ。効果は名前の通りで、必滅の剣劇が無限に続く。

『これは対処が面倒じゃ。今のところは妾の【無限連閃】と拮抗して折るようじゃが、いつ崩れるかわからぬ故、奥の手を切らせてもらおう。【邪帝炎殺白龍波】!』
「ちょい待てやぁぁあああ!」

 それも危ない!結構近いから!ってかその技チート過ぎない!?絶対当たったらいけないやつなのに剣が見えないだと!?これ【電光石火】より早くないか!?ってかマズっ。

「くっ、【覇龍滅翔陣】!」

 これは一応奥義としてある。ただ、武技だけじゃなくて魔法要素も少しあるから、ルールに反していないかはグレーゾーンだ。
しおりを挟む
感想 39

あなたにおすすめの小説

貴族に生まれたのに誘拐され1歳で死にかけた

佐藤醤油
ファンタジー
 貴族に生まれ、のんびりと赤ちゃん生活を満喫していたのに、気がついたら世界が変わっていた。  僕は、盗賊に誘拐され魔力を吸われながら生きる日々を過ごす。  魔力枯渇に陥ると死ぬ確率が高いにも関わらず年に1回は魔力枯渇になり死にかけている。  言葉が通じる様になって気がついたが、僕は他の人が持っていないステータスを見る力を持ち、さらに異世界と思われる世界の知識を覗ける力を持っている。  この力を使って、いつか脱出し母親の元へと戻ることを夢見て過ごす。  小さい体でチートな力は使えない中、どうにか生きる知恵を出し生活する。 ------------------------------------------------------------------  お知らせ   「転生者はめぐりあう」 始めました。 ------------------------------------------------------------------ 注意  作者の暇つぶし、気分転換中の自己満足で公開する作品です。  感想は受け付けていません。  誤字脱字、文面等気になる方はお気に入りを削除で対応してください。

元おっさんの俺、公爵家嫡男に転生~普通にしてるだけなのに、次々と問題が降りかかってくる~

おとら@ 書籍発売中
ファンタジー
アルカディア王国の公爵家嫡男であるアレク(十六歳)はある日突然、前触れもなく前世の記憶を蘇らせる。 どうやら、それまでの自分はグータラ生活を送っていて、ろくでもない評判のようだ。 そんな中、アラフォー社畜だった前世の記憶が蘇り混乱しつつも、今の生活に慣れようとするが……。 その行動は以前とは違く見え、色々と勘違いをされる羽目に。 その結果、様々な女性に迫られることになる。 元婚約者にしてツンデレ王女、専属メイドのお調子者エルフ、決闘を仕掛けてくるクーデレ竜人姫、世話をすることなったドジっ子犬耳娘など……。 「ハーレムは嫌だァァァァ! どうしてこうなった!?」 今日も、そんな彼の悲鳴が響き渡る。

(完結)もふもふと幼女の異世界まったり旅

あかる
ファンタジー
死ぬ予定ではなかったのに、死神さんにうっかり魂を狩られてしまった!しかも証拠隠滅の為に捨てられて…捨てる神あれば拾う神あり? 異世界に飛ばされた魂を拾ってもらい、便利なスキルも貰えました! 完結しました。ところで、何位だったのでしょう?途中覗いた時は150~160位くらいでした。応援、ありがとうございました。そのうち新しい物も出す予定です。その時はよろしくお願いします。

冷遇された第七皇子はいずれぎゃふんと言わせたい! 赤ちゃんの頃から努力していたらいつの間にか世界最強の魔法使いになっていました

taki210
ファンタジー
旧題:娼婦の子供と冷遇された第七皇子、赤ちゃんの頃から努力していたらいつの間にか世界最強の魔法使いになっていた件 『穢らわしい娼婦の子供』 『ロクに魔法も使えない出来損ない』 『皇帝になれない無能皇子』 皇帝ガレスと娼婦ソーニャの間に生まれた第七皇子ルクスは、魔力が少ないからという理由で無能皇子と呼ばれ冷遇されていた。 だが実はルクスの中身は転生者であり、自分と母親の身を守るために、ルクスは魔法を極めることに。 毎日人知れず死に物狂いの努力を続けた結果、ルクスの体内魔力量は拡張されていき、魔法の威力もどんどん向上していき…… 『なんだあの威力の魔法は…?』 『モンスターの群れをたった一人で壊滅させただと…?』 『どうやってあの年齢であの強さを手に入れたんだ…?』 『あいつを無能皇子と呼んだ奴はとんだ大間抜けだ…』 そして気がつけば周囲を畏怖させてしまうほどの魔法使いの逸材へと成長していたのだった。

Free Emblem On-line

ユキさん
ファンタジー
今の世の中、ゲームと言えばVRゲームが主流であり人々は数多のVRゲームに魅了されていく。そんなVRゲームの中で待望されていたタイトルがβテストを経て、ついに発売されたのだった。 VRMMO『Free Emblem Online』 通称『F.E.O』 自由過ぎることが売りのこのゲームを、「あんちゃんも気に入ると思うよ~。だから…ね? 一緒にやろうぜぃ♪」とのことで、βテスターの妹より一式を渡される。妹より渡された『F.E.O』、仕事もあるが…、「折角だし、やってみるとしようか。」圧倒的な世界に驚きながらも、MMO初心者である男が自由気ままに『F.E.O』を楽しむ。 ソロでユニークモンスターを討伐、武器防具やアイテムも他の追随を許さない、それでいてPCよりもNPCと仲が良い変わり者。 そんな強面悪党顔の初心者が冒険や生産においてその名を轟かし、本人の知らぬ間に世界を引っ張る存在となっていく。 なろうにも投稿してあります。だいぶ前の未完ですがね。

悪役顔のモブに転生しました。特に影響が無いようなので好きに生きます

竹桜
ファンタジー
 ある部屋の中で男が画面に向かいながら、ゲームをしていた。  そのゲームは主人公の勇者が魔王を倒し、ヒロインと結ばれるというものだ。  そして、ヒロインは4人いる。  ヒロイン達は聖女、剣士、武闘家、魔法使いだ。  エンドのルートしては六種類ある。  バットエンドを抜かすと、ハッピーエンドが五種類あり、ハッピーエンドの四種類、ヒロインの中の誰か1人と結ばれる。  残りのハッピーエンドはハーレムエンドである。  大好きなゲームの十回目のエンディングを迎えた主人公はお腹が空いたので、ご飯を食べようと思い、台所に行こうとして、足を滑らせ、頭を強く打ってしまった。  そして、主人公は不幸にも死んでしまった。    次に、主人公が目覚めると大好きなゲームの中に転生していた。  だが、主人公はゲームの中で名前しか出てこない悪役顔のモブに転生してしまった。  主人公は大好きなゲームの中に転生したことを心の底から喜んだ。  そして、折角転生したから、この世界を好きに生きようと考えた。  

愛されない皇妃~最強の母になります!~

椿蛍
ファンタジー
愛されない皇妃『ユリアナ』 やがて、皇帝に愛される寵妃『クリスティナ』にすべてを奪われる運命にある。 夫も子どもも――そして、皇妃の地位。 最後は嫉妬に狂いクリスティナを殺そうとした罪によって処刑されてしまう。 けれど、そこからが問題だ。 皇帝一家は人々を虐げ、『悪逆皇帝一家』と呼ばれるようになる。 そして、最後は大魔女に悪い皇帝一家が討伐されて終わるのだけど…… 皇帝一家を倒した大魔女。 大魔女の私が、皇妃になるなんて、どういうこと!? ※表紙は作成者様からお借りしてます。 ※他サイト様に掲載しております。

【完結】兄の事を皆が期待していたので僕は離れます

まりぃべる
ファンタジー
一つ年上の兄は、国の為にと言われて意気揚々と村を離れた。お伽話にある、奇跡の聖人だと幼き頃より誰からも言われていた為、それは必然だと。 貧しい村で育った弟は、小さな頃より家の事を兄の分までせねばならず、兄は素晴らしい人物で対して自分は凡人であると思い込まされ、自分は必要ないのだからと弟は村を離れる事にした。 そんな弟が、自分を必要としてくれる人に会い、幸せを掴むお話。 ☆まりぃべるの世界観です。緩い設定で、現実世界とは違う部分も多々ありますがそこをあえて楽しんでいただけると幸いです。 ☆現実世界にも同じような名前、地名、言葉などがありますが、関係ありません。

処理中です...