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Let's ギルドバトル!
Stage Sixty-Three
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アンラからのメッセージを受け取ったことをミライ達に伝えたところ、今すぐ行くことになった。
「場所はどこですか!?」
もう既に準備は終わっていて、後はアンラがどこに居るのかを確認すればいいだけなんだけど、場所の名前じゃなくてx~,y~,z~みたいな感じで送ってきたから特定までに時間がかかった。何故場所ではなくわかり辛い方を俺に送ってきたのか予想すると、送り易かったことだと思う。これはメニューかどこかで位置がコピーできるようになっているから早く位置を伝えたいときに使用される。
では何故早く送りたかったのか。それほどまでに危険なのか。送られた場所を特定してもそこまで危険じゃないと思った。だって、【始まりの森】だったから。
【始まりの森】でも危険な所はある。【深部】とかね。でもなんでそこでアンラからSOSが来たのかは分からない。本当にピンチなのかもしれないし、悪ふざけで送ってきたのかもしれない。でも、万が一があるかもしれないから急いでいく。
「目的地は【始まりの森】だから【転移】で行く!俺につかまれ!」
皆が俺につかまったのを確認し、俺は【転移】を使って【始まりの森】に向かった。
転移してきたのが【始まりの森】の入り口。ここには今もプレイヤーが沢山いる。まぁ、発売してから一ヶ月も経ってないし、レベル上げないと生き残れないもんね。
「周りに注意して進もう。アンラを見つけたら知らせるように」
「そもそもアンラがどんな容姿をしてるのか、私達知らなんだけど?」
「あ、そっか」
そうだった。ミライ達はアンラに会ったことないんだっけ。
「魔法使うか ───【探査】」
これは自分の近くに探しているものがあるのかを調べる魔法で、主に鍛冶職のプレイヤーや採集系のクエストをやっている人が使うことが多い。勿論プレイヤーやNPCを探すこともできる。範囲は使用するMPによって変わる。今回はほぼ全てのMPをつぎ込み、【始まりの森】全域に【探査】をかけた。が・・・。
「ちょっとミライ達はここで待っててな」
「はい?」
「ここで待ってればいいのね?」
「・・・待ってる」
ミライ達にそう言って、俺は徒歩でアンラの方へ向かって行った。
「ていっ!」
「ぴぎゃ!?」
アンラの方に向かって歩いて数十秒。俺は無事アンラを発見していた。・・・ここ【深部】でも何でもないんですけど!?レベル15あれば余裕でクリアできるところなんですけど!?ねぇどこがピンチなの!?
「ちょっと!なにするの!?」
「それはコッチのセリフだ!」
「あ、キラじゃん」
「あ、キラじゃん、じゃない!どこがピンチなんだよ!」
「そうそう!ピンチなのよ!」
どう見てもそうは見えないが、一応話は聞こう。・・・ミライ達のところまで戻るか。
「後で話は聞くから、今は俺についてこい」
「は~い!」
「場所はどこですか!?」
もう既に準備は終わっていて、後はアンラがどこに居るのかを確認すればいいだけなんだけど、場所の名前じゃなくてx~,y~,z~みたいな感じで送ってきたから特定までに時間がかかった。何故場所ではなくわかり辛い方を俺に送ってきたのか予想すると、送り易かったことだと思う。これはメニューかどこかで位置がコピーできるようになっているから早く位置を伝えたいときに使用される。
では何故早く送りたかったのか。それほどまでに危険なのか。送られた場所を特定してもそこまで危険じゃないと思った。だって、【始まりの森】だったから。
【始まりの森】でも危険な所はある。【深部】とかね。でもなんでそこでアンラからSOSが来たのかは分からない。本当にピンチなのかもしれないし、悪ふざけで送ってきたのかもしれない。でも、万が一があるかもしれないから急いでいく。
「目的地は【始まりの森】だから【転移】で行く!俺につかまれ!」
皆が俺につかまったのを確認し、俺は【転移】を使って【始まりの森】に向かった。
転移してきたのが【始まりの森】の入り口。ここには今もプレイヤーが沢山いる。まぁ、発売してから一ヶ月も経ってないし、レベル上げないと生き残れないもんね。
「周りに注意して進もう。アンラを見つけたら知らせるように」
「そもそもアンラがどんな容姿をしてるのか、私達知らなんだけど?」
「あ、そっか」
そうだった。ミライ達はアンラに会ったことないんだっけ。
「魔法使うか ───【探査】」
これは自分の近くに探しているものがあるのかを調べる魔法で、主に鍛冶職のプレイヤーや採集系のクエストをやっている人が使うことが多い。勿論プレイヤーやNPCを探すこともできる。範囲は使用するMPによって変わる。今回はほぼ全てのMPをつぎ込み、【始まりの森】全域に【探査】をかけた。が・・・。
「ちょっとミライ達はここで待っててな」
「はい?」
「ここで待ってればいいのね?」
「・・・待ってる」
ミライ達にそう言って、俺は徒歩でアンラの方へ向かって行った。
「ていっ!」
「ぴぎゃ!?」
アンラの方に向かって歩いて数十秒。俺は無事アンラを発見していた。・・・ここ【深部】でも何でもないんですけど!?レベル15あれば余裕でクリアできるところなんですけど!?ねぇどこがピンチなの!?
「ちょっと!なにするの!?」
「それはコッチのセリフだ!」
「あ、キラじゃん」
「あ、キラじゃん、じゃない!どこがピンチなんだよ!」
「そうそう!ピンチなのよ!」
どう見てもそうは見えないが、一応話は聞こう。・・・ミライ達のところまで戻るか。
「後で話は聞くから、今は俺についてこい」
「は~い!」
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