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しりうす。

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創造神に会いに行こう!あとついでに龍神も

Stage fifty-Two

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 結局、ここに住んでいるNPCに聞き、そこで【冒険者ギルド前】というバス停のようなものがあることを知り、そのバスに乗って冒険者ギルドまで来た。まさか街に入ってからしばらく歩くとは思わなかったよ。

 過去を振り返るのここらへんで終了して、さっそく俺達が行こうとしているとこの情報を聞く。

「ようこそ!冒険者ギルドへ!」

 受付前に行くと、元気な声であいさつしてくれた。挨拶してくれるのは良いんだよ?でもさ、幼すぎない?え?成人してる16歳?・・・同い年!?サクラよりロリロリしてるけども!

 ま、それは(ミライが怖いから)触れないで。

「この町の地下に巨大な迷宮があると聞いた。情報が欲しい」
「巨大な迷宮・・・?ああ!【鉱山迷宮】の事ですか?」
「【鉱山迷宮】?」

 【鉱山迷宮】ってことは、鉱石を取っていくうちに迷宮になったってことか?なら外れじゃね?

「はい。【鉱山迷宮】にはアイアンゴーレムなどたくさんの種類のゴーレムが出るので、【鉱山迷宮】と言われてるんですよ。本当は【機械仕掛けの迷宮メカニカル・ラビリンス】って言うんですけど」
「そうなのか。それで、情報は?」

 本当の名前とかどうでもいいしね。それよりも俺達の家だろ!

「情報ですね。【機械仕掛けの迷宮メカニカル・ラビリンス】は、地下に潜っていく形のダンジョンで、今まで5層目までは攻略されましたが、その先にも階段があるとのことですので全何層で構成されているのかは分かりません。広さは、地下に潜っていくと少しずつ狭くなっていっているのでそこまで広くないかと言われています。15階層くらいですね。そして、ここが重要なのですが、迷宮に“機械仕掛けメカニカル”とあるように、一定時間ごとに迷宮内の道順が変化します。同じ道順になることなどないとお考え下さい」
「道順に関しては大丈夫だ」
「そうですか。私からお話しできることは以上です。それと・・・」
「なんだ?」

 受付嬢(ロリ・16歳)が伏し目がちにお願いしてきた。

「あの、【鉱山迷宮】に行くのでしたら、アイアンゴーレムなどのゴーレムを数体、持って帰ってきてくれませんか?あ、ゴールドゴーレムというお金を落として消えていくゴールデンゴーレムに似たゴーレムがいますのでお気を付けください」
「アイアンゴーレムだけでいいのか?」
「はい。お願いできますか?それと、オリハルコンゴーレムやミスリルゴーレムなどの希少金属ゴーレムを見つけても絶対に手を出さないでください。まぁ、最下層あたりにしか出ないと予想されていますが」

 ゴーレムを持ってくることくらい簡単にできるので、二つ返事で了承しておく。ゴーレムの事は無視で大丈夫だろ。


 冒険者ギルドを出て俺達は、さっそく【鉱山迷宮】もとい【機械仕掛けの迷宮メカニカル・ラビリンス】に向かった。今度は迷わなかった。あの受付嬢が車を用意してくれたからだ。なんとこの車、自動運転でした!流石科学と魔法の街!

「あの車、凄かったわね」
「欲しいです」
「あってもいいけど、ここ以外だと使い物にならなそうだよ?」
「そこは創造神特製自動運転機能付き自動車を作ってもらいましょう!」
「あ、やっぱり創造神頼りなんだ」
「そうですよ!便利な神様を放っておくとかできるわけないじゃないですか!」
「あぁキラ、どうしようかしら。ミライが神様は道具としか思ってないわ」

 そう言われてもなぁ。俺も創造神を利用しようとしてここに来たわけだし、何も言い返せねぇ。しかも、創造神の居場所を突き止めるために龍神使ったからもっと前からそのツッコミは居れるべきだったな。・・・今考えると、道具創造神のために使われる道具龍神って・・・哀れ。
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