チート級スキルを得たゲーマーのやりたいことだけするVRMMO!

しりうす。

文字の大きさ
上 下
53 / 118
創造神に会いに行こう!あとついでに龍神も

Stage Forty-Seven

しおりを挟む
 【マジエンスシティ】に向かう前に、もう帰ってこなくてもいいように買い出しをしてから【オーネスト】を出た。今はそれから時間が経って、夜になっている。

「久しぶりの野宿ね」
「そうですね」
「・・・嫌い」

 今みたいにサクラの言葉がわからない時がある。慣れてきたと思ったんだけどな。

「何が嫌いなんだ?」
「・・・ご飯」

 あ、そう言うことね。普通野宿だと、【アイテムボックス】(全プレイヤーにある)に食料とかを入れておくんだけど、【アイテムボックス】には量制限があるから、鍋や沢山の食料を持つより【回復薬】とかをたくさん入れるせいで、大体が干し肉なんだよな。それがサクラはイヤだから野宿は嫌いなのだろう。

 だが安心して欲しい。俺には無制限に入る【ストレージ】というスキルを持っている。つまり、野宿だろうが何だろうがおいしい料理を食べられるのだ!

「ご飯に関しては心配無用よ」

 お?何故カオリが胸を張っているんだ?しかも少しドヤ顔なのがイラッ☆とくる。

「なんでカオリが胸を張ってんですか?自慢ですか?」

 ミライが言ってるのはミライと違いカオリの豊満なとある部分の事かな?

「違うわよ!私、【料理】スキル買ったから料理はお任せよ!」

 なんだ、そう言うことか。多分レベルはそこまで高くないんだろう。そもそもレベル10までしかないスキルは最大までレベル上げるの大変なんだよな。俺は最大だけど。

 楽したいからカオリにご飯を任せた結果。

「なにこれ」
「キラ君新しいのを作ってくださいお願いします何でもしますからこれは食べたくありません」
「・・・」

 ダークマターが出来たんだが?いや、紫色してるからパープルマターかな?何それ。ってか紫色の食べ物ってどうやって作った?ジ〇イアンマジック?ってか、このゲームの料理ってウィンドウに表示されるからそれをいじるだけだぞ?何故失敗する?

「い、一応聞くが、これはなんだ?」
「これ?どう見てもカレーライスじゃない」

 は?カレーライス?ご飯とカレールウ共に紫っぽい色してるんだが?そもそもご飯とかどうやって色付けた。まさにジャ〇アンマジック。

「カオリ、【料理】のレベルは?」
「6よ!」

 6!?おいおい6って結構高いぞ。このレベルなら幼稚園児でもプロ級の料理を作れるんだぞ?因みに、8レベル以上からは人外レベルを競うレベル。

 って、そんなことよりこれでレベル6ってことはリアルでどんな料理作るんだよ。サクラなんて顔真っ青だぞ?

「・・・野宿怖い」

 ほら!野宿“嫌い”から野宿“怖い”になっちゃったぞ!

 その後は、カオリが作った料理(?)を消滅(魔法)させて俺が新しい料理を作った。面倒だったからスープとサラダくらいだけどな。それでもミライとサクラは泣いて喜んでくれた。理由は察してくれ。



「で、なんでミライがここに居るんだ?」

 ご飯を食べ終わったあと、テントを張り、すぐに寝ることになった。そこでさも当然のように俺のテントに入ってきたのがミライだった。

「だって、私はキラ君の彼女ですよね?」
「そうだな」

 間違っていないので肯定する。

「だから彼氏のテントで寝ても何の問題も無いのです」
「いやあると思うよ!?」
「何ですか?」
「そ、それは・・・」

 あれ?なにかあるよね?絶対にあるはずなんだ。でもおかしいな、俺には何も思いつかないぞ?

「何もないじゃないですか」
「・・・」

 何も言い返せなかった。

「───【結界バリアサウンド》】」

 ミライが何故か音を遮断する結界を張った。いやな予感がする。そもそもなんで使えるんだよ。【魔法神】のスキルで【聖属性魔法】だけ即育てたのか?

「ミライさん?何故結界を張ったのです?」
「ふふっ、そんな分かりきった事質問しないでくださいよ。 ───【魅了チャーム】」

 キラは ミライに 魅了されている !

 違うそうじゃない!ってか働け俺の【賢者】!

「さぁキラ君?ナニをするかわかりますね?」
「はい」

 くそっ!逆らえない!

「それじゃあ、楽しい事しましょうか」
「・・・はい」

 せめてもの反抗をと思って硬い意志で口を閉じてたのに10秒も耐えられないだと!?

「キラ君。私、初めてなので、優しく、して、くださいね?」
「・・・」

 あぁ、もうどうにでもなれ!


───
──────そこからの記憶は、あるけれども絶対に誰にも話したくない。と、キラ氏は語った。


———————————————————————————————————————————————————
ちゃうねん……投稿されてると思ってたんですよ。でもされてなかった!今まで気づかなくてごめんなさい!m(__)m
しおりを挟む
感想 39

あなたにおすすめの小説

巻添え召喚されたので、引きこもりスローライフを希望します!

あきづきみなと
ファンタジー
階段から女の子が降ってきた!? 資料を抱えて歩いていた紗江は、階段から飛び下りてきた転校生に巻き込まれて転倒する。気がついたらその彼女と二人、全く知らない場所にいた。 そしてその場にいた人達は、聖女を召喚したのだという。 どちらが『聖女』なのか、と問われる前に転校生の少女が声をあげる。 「私、ガンバる!」 だったら私は帰してもらえない?ダメ? 聖女の扱いを他所に、巻き込まれた紗江が『食』を元に自分の居場所を見つける話。 スローライフまでは到達しなかったよ……。 緩いざまああり。 注意 いわゆる『キラキラネーム』への苦言というか、マイナス感情の描写があります。気にされる方には申し訳ありませんが、作中人物の説明には必要と考えました。

貴族に生まれたのに誘拐され1歳で死にかけた

佐藤醤油
ファンタジー
 貴族に生まれ、のんびりと赤ちゃん生活を満喫していたのに、気がついたら世界が変わっていた。  僕は、盗賊に誘拐され魔力を吸われながら生きる日々を過ごす。  魔力枯渇に陥ると死ぬ確率が高いにも関わらず年に1回は魔力枯渇になり死にかけている。  言葉が通じる様になって気がついたが、僕は他の人が持っていないステータスを見る力を持ち、さらに異世界と思われる世界の知識を覗ける力を持っている。  この力を使って、いつか脱出し母親の元へと戻ることを夢見て過ごす。  小さい体でチートな力は使えない中、どうにか生きる知恵を出し生活する。 ------------------------------------------------------------------  お知らせ   「転生者はめぐりあう」 始めました。 ------------------------------------------------------------------ 注意  作者の暇つぶし、気分転換中の自己満足で公開する作品です。  感想は受け付けていません。  誤字脱字、文面等気になる方はお気に入りを削除で対応してください。

(完結)醜くなった花嫁の末路「どうぞ、お笑いください。元旦那様」

音爽(ネソウ)
ファンタジー
容姿が気に入らないと白い結婚を強いられた妻。 本邸から追い出されはしなかったが、夫は離れに愛人を囲い顔さえ見せない。 しかし、3年と待たず離縁が決定する事態に。そして元夫の家は……。 *6月18日HOTランキング入りしました、ありがとうございます。

【完結】転生7年!ぼっち脱出して王宮ライフ満喫してたら王国の動乱に巻き込まれた少女戦記 〜愛でたいアイカは救国の姫になる

三矢さくら
ファンタジー
【完結しました】異世界からの召喚に応じて6歳児に転生したアイカは、護ってくれる結界に逆に閉じ込められた結果、山奥でサバイバル生活を始める。 こんなはずじゃなかった! 異世界の山奥で過ごすこと7年。ようやく結界が解けて、山を下りたアイカは王都ヴィアナで【天衣無縫の無頼姫】の異名をとる第3王女リティアと出会う。 珍しい物好きの王女に気に入られたアイカは、なんと侍女に取り立てられて王宮に! やっと始まった異世界生活は、美男美女ぞろいの王宮生活! 右を見ても左を見ても「愛でたい」美人に美少女! 美男子に美少年ばかり! アイカとリティア、まだまだ幼い侍女と王女が数奇な運命をたどる異世界王宮ファンタジー戦記。

どうも、死んだはずの悪役令嬢です。

西藤島 みや
ファンタジー
ある夏の夜。公爵令嬢のアシュレイは王宮殿の舞踏会で、婚約者のルディ皇子にいつも通り罵声を浴びせられていた。 皇子の罵声のせいで、男にだらしなく浪費家と思われて王宮殿の使用人どころか通っている学園でも遠巻きにされているアシュレイ。 アシュレイの誕生日だというのに、エスコートすら放棄して、皇子づきのメイドのミュシャに気を遣うよう求めてくる皇子と取り巻き達に、呆れるばかり。 「幼馴染みだかなんだかしらないけれど、もう限界だわ。あの人達に罰があたればいいのに」 こっそり呟いた瞬間、 《願いを聞き届けてあげるよ!》 何故か全くの別人になってしまっていたアシュレイ。目の前で、アシュレイが倒れて意識不明になるのを見ることになる。 「よくも、義妹にこんなことを!皇子、婚約はなかったことにしてもらいます!」 義父と義兄はアシュレイが状況を理解する前に、アシュレイの体を持ち去ってしまう。 今までミュシャを崇めてアシュレイを冷遇してきた取り巻き達は、次々と不幸に巻き込まれてゆき…ついには、ミュシャや皇子まで… ひたすら一人づつざまあされていくのを、呆然と見守ることになってしまった公爵令嬢と、怒り心頭の義父と義兄の物語。 はたしてアシュレイは元に戻れるのか? 剣と魔法と妖精の住む世界の、まあまあよくあるざまあメインの物語です。 ざまあが書きたかった。それだけです。

悪役顔のモブに転生しました。特に影響が無いようなので好きに生きます

竹桜
ファンタジー
 ある部屋の中で男が画面に向かいながら、ゲームをしていた。  そのゲームは主人公の勇者が魔王を倒し、ヒロインと結ばれるというものだ。  そして、ヒロインは4人いる。  ヒロイン達は聖女、剣士、武闘家、魔法使いだ。  エンドのルートしては六種類ある。  バットエンドを抜かすと、ハッピーエンドが五種類あり、ハッピーエンドの四種類、ヒロインの中の誰か1人と結ばれる。  残りのハッピーエンドはハーレムエンドである。  大好きなゲームの十回目のエンディングを迎えた主人公はお腹が空いたので、ご飯を食べようと思い、台所に行こうとして、足を滑らせ、頭を強く打ってしまった。  そして、主人公は不幸にも死んでしまった。    次に、主人公が目覚めると大好きなゲームの中に転生していた。  だが、主人公はゲームの中で名前しか出てこない悪役顔のモブに転生してしまった。  主人公は大好きなゲームの中に転生したことを心の底から喜んだ。  そして、折角転生したから、この世界を好きに生きようと考えた。  

クラス転移したけど、皆さん勘違いしてません?

青いウーパーと山椒魚
ファンタジー
加藤あいは高校2年生。 最近ネット小説にハマりまくっているごく普通の高校生である。 普通に過ごしていたら異世界転移に巻き込まれた? しかも弱いからと森に捨てられた。 いやちょっとまてよ? 皆さん勘違いしてません? これはあいの不思議な日常を書いた物語である。 本編完結しました! 相変わらず話ごちゃごちゃしていると思いますが、楽しんでいただけると嬉しいです! 1話は1000字くらいなのでササッと読めるはず…

(完結)もふもふと幼女の異世界まったり旅

あかる
ファンタジー
死ぬ予定ではなかったのに、死神さんにうっかり魂を狩られてしまった!しかも証拠隠滅の為に捨てられて…捨てる神あれば拾う神あり? 異世界に飛ばされた魂を拾ってもらい、便利なスキルも貰えました! 完結しました。ところで、何位だったのでしょう?途中覗いた時は150~160位くらいでした。応援、ありがとうございました。そのうち新しい物も出す予定です。その時はよろしくお願いします。

処理中です...