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118 部下を強化しよう!
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次に強化するのは、他の戦闘メンバーだ。
まずは、ボーギルとアルファを呼び出す。
「なぁ、ボーギル、お前あの居合斬りみたいなヤツ、アルファにも教えられないか?」
そうなのだ。アルファのヤツって、素手でぶん殴る、というとっても単純明快な攻撃方法なのだ。
武器が使えた方が戦力増強になると思うんだよな。
「う~ん、そうだな……アルファ、お前、剣術とか習った事あるのか?」
「……ねぇよ。剣なんてバカ高ぇモン、スラム育ちが扱える訳ねーだろ」
ちなみに、スラムで子供が立派な剣など持って居ようものなら、衛兵からは警戒されるわ、大人からは絡まれるわ……ロクなことにならないらしい。
アルファの恩人の冒険者さんも拳士だったみたいだし……武器に触れる機会はあまり無かったようだ。
「……死芽切・黄泉切・宇智切は、三連撃で一つの技だからなぁ……」
へー? そうなの?
ボーギル曰く、実はこの技は『死芽切』で攻撃と同時に自身の素早さを上げ、『黄泉切』で攻撃と同時に自身の力を上げ、最後の『宇智切』で敵の心……精神力や、魔力そのものを砕く、というタイプの攻撃なのだとか。
「俺の宇智切を止めたヤツはお前くらいなもんだぜ?」
「ふん……べ、別に、大したことじゃねーよ」
アルファのヤツ、照れていやがるな。
しかし、そういう連撃技となると、一朝一夕で習得は難しい。
「だったら、これよりも『終の太刀・打居弾縁』を習得した方が良いんじゃねーかな?」
この技は、「終の太刀」と言う名ではあるが、万が一、武器破壊をされた場合でも戦えるように、拳による突きを極めるタイプの攻撃方法なのだそうだ。
これなら、アルファの戦闘スタイルとも一致する。
「ボーギル、ついでにベータとコギッツくん、シスター・ウサミンも鍛えてやってくれないか?」
「そりゃ構わんが……何でまた、急に……」
「うん。端的に言うと、他の魔王に目を付けられて喧嘩売られたから、倍にして返そうかと思ってな?」
その答えに、ボーギルのヤツが大きく深いため息をついて頭を抱えた。
「旦那ァ……また、厄介なことを……」
「……生贄代わりにルシーファのヤツをソイツに渡せば一応の和解は出来そうなんだけどな?」
「ハァッ!? おいおい、旦那、ふざけてんじゃねぇだろうな? ウチのかわいい天使を売るってのか!?」
ボーギル……お前、独身なのにすっかり父性に目覚めてるよな……
カシコちゃんもルシーファが絡むと、だいぶ母性が強くなってるみたいだし……いや、良いけど。
「そのつもりは無ぇよ。……だから、その魔王を『ぎゃふん』と言わせるためにも、他の皆を鍛えて欲しいんだ」
「そういう事なら全力を尽くさせてもらうぜ! ああ、そうだ、シスターに教えるのは、俺よりカシコの方が向いていると思うから、ついでに俺の方から話をつけておくぞ?」
「お、おう……悪いな。じゃ、頼むわ」
ボーギルがやる気になってくれて助かるわ。
その間に、俺はゴブローさんに、武器や防具の作成を依頼しておいた。
ちなみに、ルシーファのヤツにミーカイルって名前の弟が居るか、尋ねてみたのだが、めちゃくちゃキョトン、とした様子で「いいえ? わたしに家族なんて居ませんし……仮に、家族が居るなら『中央神殿』に捕らえられていた時に指名してますよ」と、実にごもっともな回答だった。
……うん、そんな気はしてた。
まぁ、記憶から抜け落ちているにしろ、「姉さん」と言われながらも、赤の他人からストーカー被害に遭っていただけにしろ、わからないならその方が良い。
だいたい、中央神殿で俺の名前を出すってこと自体、相当、追い詰められてたみたいだったからな。
それに、言っちゃなんだが、ミーカイルとルシーファってそこそこ共通しているのが背中の翼の形状だけで、その他は真逆と呼べるくらい似ていない。
どちらかというと爽やか体育会系マッチョのミーカイルと、インドア文学系メガネのルシーファ。
むしろ、あの中央神殿のマチョリダの方が、ミーカイルと血がつながっている、と言われた方が納得できる。
髪の色も瞳の色も、鮮やかな緋色のミーカイル、かたや、プラチナブロンドに緑の瞳のルシーファ。
正直、姉弟と言うには少し無理がある気がする。
「さてと……」
これで、俺の腹心達とベータ、コギッツくんの強化のめどは立った。
今回、俺が狙っているのは『攻撃は最大の防御! 速攻・電撃攻略』である。
ネーヴェリクとオメガからの情報によるとミーカイルのダンジョンは現在地下50階層に亘るもののようだが、もともと、野性のダンジョン・コアを成長させたもののようだ。
これなら、ダンジョンの癖を知り尽くしている俺からすると、突きやすい穴が透けて見える。
深さこそ、向こうが上だが、その広さ・罠の豊富さ・ルートの厭らしさについては、ウチの方が数枚上手らしい。
二人共、姿を隠すスキルが高くて助かったぜ。
そして、ミーカイル陣営の主な戦力は、魔王であるミーカイル本人、副官のトラオウ、屍鬼のフジョシーヌちゃん。配下には獣魔人系とアンデッド系が多い。
今まではそこに遊撃・諜報活動担当としてシシオウが居たらしいので、その地位に誰か別の高位魔族が入っている可能性は高い。
とはいえ……ぶっちゃけ、俺が『育成型』であるだけあって、部下の層の厚さはダントツ上だ。
つまり、今回俺が狙っているのは、配下全員特攻!! 物量で相手のダンジョン・コアを叩き潰すッ!!!
防衛は俺に任せろ!!!
……で、ある。
目ぼしい魔族が4~5体ということは『攻撃:防衛』を、『2~3:2』……程度に分けて来るのが定石。
仮に、魔王自身が1体で特攻してくるような事があったとしても『1:3~4』
恐らく物量で押し切れるはずだ。
なお、ドエムンみたいな防衛力特化タイプを攻撃側に回す場合、彼自身が盾となり、比較的、打たれ弱いカシコちゃんやシスター・ウサミン、ベータ、コギッツくん等をフォローしてもらう事になる。
その分、防衛側である俺は多少キツイ事になるが、現在のダンジョン・ポイント貯蓄量的に1日……24時間だけなら、絶対に防衛できる自信がある。
逆に言うと、相手のコア破壊まで24時間以上かかるようなら、ちょっと不安なのだが、俺には【腹心召喚】もあるから、そうそう無残な事にはならないだろう。
俺は、準備を終えると、ダンジョン20階層のサーキュのところへと、ダンジョン内瞬間移動を発動させた。
まずは、ボーギルとアルファを呼び出す。
「なぁ、ボーギル、お前あの居合斬りみたいなヤツ、アルファにも教えられないか?」
そうなのだ。アルファのヤツって、素手でぶん殴る、というとっても単純明快な攻撃方法なのだ。
武器が使えた方が戦力増強になると思うんだよな。
「う~ん、そうだな……アルファ、お前、剣術とか習った事あるのか?」
「……ねぇよ。剣なんてバカ高ぇモン、スラム育ちが扱える訳ねーだろ」
ちなみに、スラムで子供が立派な剣など持って居ようものなら、衛兵からは警戒されるわ、大人からは絡まれるわ……ロクなことにならないらしい。
アルファの恩人の冒険者さんも拳士だったみたいだし……武器に触れる機会はあまり無かったようだ。
「……死芽切・黄泉切・宇智切は、三連撃で一つの技だからなぁ……」
へー? そうなの?
ボーギル曰く、実はこの技は『死芽切』で攻撃と同時に自身の素早さを上げ、『黄泉切』で攻撃と同時に自身の力を上げ、最後の『宇智切』で敵の心……精神力や、魔力そのものを砕く、というタイプの攻撃なのだとか。
「俺の宇智切を止めたヤツはお前くらいなもんだぜ?」
「ふん……べ、別に、大したことじゃねーよ」
アルファのヤツ、照れていやがるな。
しかし、そういう連撃技となると、一朝一夕で習得は難しい。
「だったら、これよりも『終の太刀・打居弾縁』を習得した方が良いんじゃねーかな?」
この技は、「終の太刀」と言う名ではあるが、万が一、武器破壊をされた場合でも戦えるように、拳による突きを極めるタイプの攻撃方法なのだそうだ。
これなら、アルファの戦闘スタイルとも一致する。
「ボーギル、ついでにベータとコギッツくん、シスター・ウサミンも鍛えてやってくれないか?」
「そりゃ構わんが……何でまた、急に……」
「うん。端的に言うと、他の魔王に目を付けられて喧嘩売られたから、倍にして返そうかと思ってな?」
その答えに、ボーギルのヤツが大きく深いため息をついて頭を抱えた。
「旦那ァ……また、厄介なことを……」
「……生贄代わりにルシーファのヤツをソイツに渡せば一応の和解は出来そうなんだけどな?」
「ハァッ!? おいおい、旦那、ふざけてんじゃねぇだろうな? ウチのかわいい天使を売るってのか!?」
ボーギル……お前、独身なのにすっかり父性に目覚めてるよな……
カシコちゃんもルシーファが絡むと、だいぶ母性が強くなってるみたいだし……いや、良いけど。
「そのつもりは無ぇよ。……だから、その魔王を『ぎゃふん』と言わせるためにも、他の皆を鍛えて欲しいんだ」
「そういう事なら全力を尽くさせてもらうぜ! ああ、そうだ、シスターに教えるのは、俺よりカシコの方が向いていると思うから、ついでに俺の方から話をつけておくぞ?」
「お、おう……悪いな。じゃ、頼むわ」
ボーギルがやる気になってくれて助かるわ。
その間に、俺はゴブローさんに、武器や防具の作成を依頼しておいた。
ちなみに、ルシーファのヤツにミーカイルって名前の弟が居るか、尋ねてみたのだが、めちゃくちゃキョトン、とした様子で「いいえ? わたしに家族なんて居ませんし……仮に、家族が居るなら『中央神殿』に捕らえられていた時に指名してますよ」と、実にごもっともな回答だった。
……うん、そんな気はしてた。
まぁ、記憶から抜け落ちているにしろ、「姉さん」と言われながらも、赤の他人からストーカー被害に遭っていただけにしろ、わからないならその方が良い。
だいたい、中央神殿で俺の名前を出すってこと自体、相当、追い詰められてたみたいだったからな。
それに、言っちゃなんだが、ミーカイルとルシーファってそこそこ共通しているのが背中の翼の形状だけで、その他は真逆と呼べるくらい似ていない。
どちらかというと爽やか体育会系マッチョのミーカイルと、インドア文学系メガネのルシーファ。
むしろ、あの中央神殿のマチョリダの方が、ミーカイルと血がつながっている、と言われた方が納得できる。
髪の色も瞳の色も、鮮やかな緋色のミーカイル、かたや、プラチナブロンドに緑の瞳のルシーファ。
正直、姉弟と言うには少し無理がある気がする。
「さてと……」
これで、俺の腹心達とベータ、コギッツくんの強化のめどは立った。
今回、俺が狙っているのは『攻撃は最大の防御! 速攻・電撃攻略』である。
ネーヴェリクとオメガからの情報によるとミーカイルのダンジョンは現在地下50階層に亘るもののようだが、もともと、野性のダンジョン・コアを成長させたもののようだ。
これなら、ダンジョンの癖を知り尽くしている俺からすると、突きやすい穴が透けて見える。
深さこそ、向こうが上だが、その広さ・罠の豊富さ・ルートの厭らしさについては、ウチの方が数枚上手らしい。
二人共、姿を隠すスキルが高くて助かったぜ。
そして、ミーカイル陣営の主な戦力は、魔王であるミーカイル本人、副官のトラオウ、屍鬼のフジョシーヌちゃん。配下には獣魔人系とアンデッド系が多い。
今まではそこに遊撃・諜報活動担当としてシシオウが居たらしいので、その地位に誰か別の高位魔族が入っている可能性は高い。
とはいえ……ぶっちゃけ、俺が『育成型』であるだけあって、部下の層の厚さはダントツ上だ。
つまり、今回俺が狙っているのは、配下全員特攻!! 物量で相手のダンジョン・コアを叩き潰すッ!!!
防衛は俺に任せろ!!!
……で、ある。
目ぼしい魔族が4~5体ということは『攻撃:防衛』を、『2~3:2』……程度に分けて来るのが定石。
仮に、魔王自身が1体で特攻してくるような事があったとしても『1:3~4』
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その分、防衛側である俺は多少キツイ事になるが、現在のダンジョン・ポイント貯蓄量的に1日……24時間だけなら、絶対に防衛できる自信がある。
逆に言うと、相手のコア破壊まで24時間以上かかるようなら、ちょっと不安なのだが、俺には【腹心召喚】もあるから、そうそう無残な事にはならないだろう。
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