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ツンデレ攻め×屈強男前受け(幼なじみ/ラブラブ)
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「愛してくれとは言わないが俺の事を超絶好きにはなって欲しいんだが、ダメだろうか?」
ベッドに寄りかかり 座っている攻めの前に 真面目な顔で 仁王立ちして 唐突にそんな事を言ってきたのは 幼なじみの恋人だった。
「……何言ってんの?」
ポカンとしたまま 受けの屈強な体を見上げて子首を傾げると、受けも子首を家事げながらもう一度同じ言葉を口にしようとした
「聞こえなかったか?愛し」
「いや、違う聞こえてた。ちゃんと一言一句しっかり聞こえてた。そういう事じゃねぇんだ」
手を挙げて制止しながら、受けに隣へ座る様に促すと ピッタリくっ付くように隣へ腰を下ろした。
「うん、なんかすげぇ近くね?」
「超絶好きになって貰うにはボディタッチが良いと聞いたんだが?これは違うのか?」
至極真面目に悩ましげな顔をする受けに苦笑しながら頭をぽんぽんと撫でた
「なんつーか、まぁ別に良いけどよ。誰だそんな事お前に教えたヤツ」
「同じクラスの女子だ」
今度は攻めが悩ましげな顔をする番だった。
「女子ッて……お前にそんな知り合い居たか?」
「話すと長くなるんだが、攻めを好きだと言ってた女子でな。以前手紙を渡してくれと言われて 俺の恋人だから諦めてくれと言ったんだ。そしたら何故か色々と話しを聞いてくれるようになってな」
開いた口が塞がらないとはこう言う時に使うんじゃないかと思う程に唖然と聞き続けた。
「つまり あれか?お前、その女子と仲良くおしゃべりしてきたわけ?俺達のこともベラベラ話して?」
この感情を俺は知っている。嫉妬だ。
「安心しろ、詳しい話はしていない」
「詳しい話って何だよ」
受けの肩に手をかけて覆い被さりながら跨ると、凄みを利かせて問いかけた。
「フッ、なんだ?女子と話してたから怒ってるのか?可愛い奴だな」
「はぁ?可愛いって何だよ。話そらすな……っん」
更に眉間のシワを増やして怒りを顕にしていたにも関わらず受けは嬉しそうな顔で攻めに唇を重ねた。
「女には興味が無いから安心しろ俺には攻めの方が百倍は可愛いからな」
「……何言ってんだよ。バカじゃねぇの?」
本当に愛おしそうに言う受けの言葉に口先だけで文句を言いつつ 唇を拭いながら顔を隠した。
「耳、赤くなってるぞ?照れてるのか?」
俺とは違う 太く頑丈なゴツゴツとした指が熱い耳に触れると 皮膚が踊る様な浮き足立った気持ちになってしまうのは相手がコイツだからだ。
「うっせ 少し黙っとけ」
少し悔しい気持ちになりながら、照れ隠しに手で口を塞ぐと、指先の間を熱くヌラヌラとした舌で輪郭をなぞらる。
「……ッ、舐めんなっ!」
背筋まで甘く痺れる感覚に驚いて手を引っ込めると 舌を出したままの受けがニヤリと笑った
「勃ったな。抱いてやろうか?」
「なっ!ふっざけんな!誰が抱かれるか!」
明らかに余裕のある受けに翻弄されながら そっぽを向いてボソボソと言葉を続けた
「……もう超絶好きになってるっつーの」
「ん?なんだって?」
「だから!俺はお前を愛してぇの!抱くのは絶対俺だからなっ!」
本当はもっと素直になりたいし、身長も男としての余裕もあいつの方が有るし 俺が抱かれる側のが良いのかも知れないけど、ここだけは譲れない。
「俺はどっちでも構わないぞ。愛してくれると言うならたっぷりと 愛してもらおうか」
どちらかともなく唇が重なり、ベッドへ上がると 言葉なくたっぷり時間をかけて愛しあった。
「俺の気持ち伝わったかよ?」
「ああ、まさかお前があんなに」
「あー!それ以上言うな!」
「ははっ、分かったよ。お前は本当に可愛いやつだな」
ーおわりー
もしかしたらケツ抱き受けかも知れないし 可愛いのにスることだけば激しい攻めかも知れない🤔
攻めくんには永遠にツンデレしてて欲しい✧︎*。
ベッドに寄りかかり 座っている攻めの前に 真面目な顔で 仁王立ちして 唐突にそんな事を言ってきたのは 幼なじみの恋人だった。
「……何言ってんの?」
ポカンとしたまま 受けの屈強な体を見上げて子首を傾げると、受けも子首を家事げながらもう一度同じ言葉を口にしようとした
「聞こえなかったか?愛し」
「いや、違う聞こえてた。ちゃんと一言一句しっかり聞こえてた。そういう事じゃねぇんだ」
手を挙げて制止しながら、受けに隣へ座る様に促すと ピッタリくっ付くように隣へ腰を下ろした。
「うん、なんかすげぇ近くね?」
「超絶好きになって貰うにはボディタッチが良いと聞いたんだが?これは違うのか?」
至極真面目に悩ましげな顔をする受けに苦笑しながら頭をぽんぽんと撫でた
「なんつーか、まぁ別に良いけどよ。誰だそんな事お前に教えたヤツ」
「同じクラスの女子だ」
今度は攻めが悩ましげな顔をする番だった。
「女子ッて……お前にそんな知り合い居たか?」
「話すと長くなるんだが、攻めを好きだと言ってた女子でな。以前手紙を渡してくれと言われて 俺の恋人だから諦めてくれと言ったんだ。そしたら何故か色々と話しを聞いてくれるようになってな」
開いた口が塞がらないとはこう言う時に使うんじゃないかと思う程に唖然と聞き続けた。
「つまり あれか?お前、その女子と仲良くおしゃべりしてきたわけ?俺達のこともベラベラ話して?」
この感情を俺は知っている。嫉妬だ。
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「詳しい話って何だよ」
受けの肩に手をかけて覆い被さりながら跨ると、凄みを利かせて問いかけた。
「フッ、なんだ?女子と話してたから怒ってるのか?可愛い奴だな」
「はぁ?可愛いって何だよ。話そらすな……っん」
更に眉間のシワを増やして怒りを顕にしていたにも関わらず受けは嬉しそうな顔で攻めに唇を重ねた。
「女には興味が無いから安心しろ俺には攻めの方が百倍は可愛いからな」
「……何言ってんだよ。バカじゃねぇの?」
本当に愛おしそうに言う受けの言葉に口先だけで文句を言いつつ 唇を拭いながら顔を隠した。
「耳、赤くなってるぞ?照れてるのか?」
俺とは違う 太く頑丈なゴツゴツとした指が熱い耳に触れると 皮膚が踊る様な浮き足立った気持ちになってしまうのは相手がコイツだからだ。
「うっせ 少し黙っとけ」
少し悔しい気持ちになりながら、照れ隠しに手で口を塞ぐと、指先の間を熱くヌラヌラとした舌で輪郭をなぞらる。
「……ッ、舐めんなっ!」
背筋まで甘く痺れる感覚に驚いて手を引っ込めると 舌を出したままの受けがニヤリと笑った
「勃ったな。抱いてやろうか?」
「なっ!ふっざけんな!誰が抱かれるか!」
明らかに余裕のある受けに翻弄されながら そっぽを向いてボソボソと言葉を続けた
「……もう超絶好きになってるっつーの」
「ん?なんだって?」
「だから!俺はお前を愛してぇの!抱くのは絶対俺だからなっ!」
本当はもっと素直になりたいし、身長も男としての余裕もあいつの方が有るし 俺が抱かれる側のが良いのかも知れないけど、ここだけは譲れない。
「俺はどっちでも構わないぞ。愛してくれると言うならたっぷりと 愛してもらおうか」
どちらかともなく唇が重なり、ベッドへ上がると 言葉なくたっぷり時間をかけて愛しあった。
「俺の気持ち伝わったかよ?」
「ああ、まさかお前があんなに」
「あー!それ以上言うな!」
「ははっ、分かったよ。お前は本当に可愛いやつだな」
ーおわりー
もしかしたらケツ抱き受けかも知れないし 可愛いのにスることだけば激しい攻めかも知れない🤔
攻めくんには永遠にツンデレしてて欲しい✧︎*。
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