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♡ドッペルゲンガーな恋人<前編>(双子/年の差/NTR/3P/ハピエン/メリバ)
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バイト先が同じ大学生の受けちゃんを好きになった高校生の攻め。バイト先では攻めのが少し先輩で受けちゃんに色々教えてあげているうちに 映画の趣味や食べ物の趣味が同じことが分かっておのずと仲良くなって行った2人。
段々とバイト帰りに2人でご飯に行ったりカラオケに行ったりする様になり、休日には映画館で1つのポップコーンを一緒につまみながら鑑賞してはバイト先系列店のファミレスで語り合う事が当たり前になって来て受けちゃんを好きになりかけていた頃、受けちゃんは風邪をひいて双子の兄(受けくん)がバイトに来た。
実は初めの頃何度が兄(受けくん)が代わりにバイトに入っていた事もあり、仕事はそつなくこなしていたが 攻めはどことなくいつもより大人っぽい雰囲気を感じて声をかけるのに躊躇う。
「……受けちゃんお疲れ様。なんか今日雰囲気違うね?」
「あ、攻めくんお疲れ様。えー?雰囲気違うかな?分け目変えたからかも」
「分け目!あ~そうかも?なんかいつもより大人っぽい感じしてちょっとドキドキするよ」
グラスを拭きながら何気なく言った一言に自分で少し驚いていると、受けくんがそっと近寄り誰も居ない事を確認してから攻めの耳元でいつもより色っぽい響のする声で「いつもの俺とどっちの方が好き?」と問い掛けた。
攻めが驚いて危うく落としかけたグラスを受けくんは攻めの手ごと支えて 驚きすぎと軽く笑って拭き終わったグラスをラックの中へしまう。
「ぁ、ごめん、ありがとう」
「ん。ねぇ 今日さ、帰り時間ある?」
「帰り?うん。大丈夫だよ」
「じゃーさ、ご飯食べて帰ろうよ。俺が奢るから」
「え!マジ?やった!いいの?」
すっかり普段通りの優しい声色の受けと帰宅前に食事に行く攻め。
珍しくお酒を飲む受けがなんだか新鮮で、いつもより大人の色気を感じてドキドキしながらも、頬を桜色に染める受けを可愛いと思ってついじっくりと見つめる。
「攻めくん、明日学校休み?なんか予定ある?」
「うん。部活も休みだから予定はないよ。あっ!映画行く?」
バクバクと高鳴る鼓動に気付かれぬよう、出来るだけ普段通りの振る舞いを心掛けながら提案すると、ふにゃふにゃと微笑んでいた受けが 口元に少し垂れたお酒を指で拭ってから舌で舐めとってニヤリと笑った。
「やったぁデートだね♡」
「デ、デートだなんて……大丈夫?酔ってる?」
「んーん?まだ酔ってないよ?……ねぇ攻めくん、今日って帰らないとダメ?俺もっと一緒に居たいな♡」
向かいに座っているのに じりじりと攻めの方へ移動してくる受けくん。色気MAXでしな垂れ掛かりながら潤んだ瞳でうわ目に見つめられると、桜色に染まった頬や酒に濡れた艶々の唇が魅惑的で攻めの心臓は爆発しそうなほど早鐘を打つ。
「……もう少し遊んでく?」
放任主義の家庭であるが故に連絡さえしておけば帰らなくてもとやかく言われる事の無い攻めは誘惑に負けて受けちゃんだと思い込んだまま受けくんと一夜を共にしてしまう。
翌日のデートも当然受けくんが来て、要所要所に何となく違和感を感じながらもまた体を重ねてしまう攻め。
「あのさ、今更こんなこと言うの変かもしれないけど……受けちゃん、俺と付き合って欲しい」
ホテルのベッドで正座して頭を下げる攻め。受けくんは攻めにバレない程度小さくため息をつくと、嬉しいと微笑みながら攻めに抱きついて押し倒すと跨って上に乗った。
「これで俺たち恋人同士だね♡あ、でも……ホテルのベッドが告白場所って誰にも言えないなぁ。ねぇ、また告白してくれる?ロマンチックな場所が良いなぁ~?」
少し唇を尖らせて言う受けくんに慌てて謝ると、次のデートで必ずロマンチックな告白をすると約束した。
段々とバイト帰りに2人でご飯に行ったりカラオケに行ったりする様になり、休日には映画館で1つのポップコーンを一緒につまみながら鑑賞してはバイト先系列店のファミレスで語り合う事が当たり前になって来て受けちゃんを好きになりかけていた頃、受けちゃんは風邪をひいて双子の兄(受けくん)がバイトに来た。
実は初めの頃何度が兄(受けくん)が代わりにバイトに入っていた事もあり、仕事はそつなくこなしていたが 攻めはどことなくいつもより大人っぽい雰囲気を感じて声をかけるのに躊躇う。
「……受けちゃんお疲れ様。なんか今日雰囲気違うね?」
「あ、攻めくんお疲れ様。えー?雰囲気違うかな?分け目変えたからかも」
「分け目!あ~そうかも?なんかいつもより大人っぽい感じしてちょっとドキドキするよ」
グラスを拭きながら何気なく言った一言に自分で少し驚いていると、受けくんがそっと近寄り誰も居ない事を確認してから攻めの耳元でいつもより色っぽい響のする声で「いつもの俺とどっちの方が好き?」と問い掛けた。
攻めが驚いて危うく落としかけたグラスを受けくんは攻めの手ごと支えて 驚きすぎと軽く笑って拭き終わったグラスをラックの中へしまう。
「ぁ、ごめん、ありがとう」
「ん。ねぇ 今日さ、帰り時間ある?」
「帰り?うん。大丈夫だよ」
「じゃーさ、ご飯食べて帰ろうよ。俺が奢るから」
「え!マジ?やった!いいの?」
すっかり普段通りの優しい声色の受けと帰宅前に食事に行く攻め。
珍しくお酒を飲む受けがなんだか新鮮で、いつもより大人の色気を感じてドキドキしながらも、頬を桜色に染める受けを可愛いと思ってついじっくりと見つめる。
「攻めくん、明日学校休み?なんか予定ある?」
「うん。部活も休みだから予定はないよ。あっ!映画行く?」
バクバクと高鳴る鼓動に気付かれぬよう、出来るだけ普段通りの振る舞いを心掛けながら提案すると、ふにゃふにゃと微笑んでいた受けが 口元に少し垂れたお酒を指で拭ってから舌で舐めとってニヤリと笑った。
「やったぁデートだね♡」
「デ、デートだなんて……大丈夫?酔ってる?」
「んーん?まだ酔ってないよ?……ねぇ攻めくん、今日って帰らないとダメ?俺もっと一緒に居たいな♡」
向かいに座っているのに じりじりと攻めの方へ移動してくる受けくん。色気MAXでしな垂れ掛かりながら潤んだ瞳でうわ目に見つめられると、桜色に染まった頬や酒に濡れた艶々の唇が魅惑的で攻めの心臓は爆発しそうなほど早鐘を打つ。
「……もう少し遊んでく?」
放任主義の家庭であるが故に連絡さえしておけば帰らなくてもとやかく言われる事の無い攻めは誘惑に負けて受けちゃんだと思い込んだまま受けくんと一夜を共にしてしまう。
翌日のデートも当然受けくんが来て、要所要所に何となく違和感を感じながらもまた体を重ねてしまう攻め。
「あのさ、今更こんなこと言うの変かもしれないけど……受けちゃん、俺と付き合って欲しい」
ホテルのベッドで正座して頭を下げる攻め。受けくんは攻めにバレない程度小さくため息をつくと、嬉しいと微笑みながら攻めに抱きついて押し倒すと跨って上に乗った。
「これで俺たち恋人同士だね♡あ、でも……ホテルのベッドが告白場所って誰にも言えないなぁ。ねぇ、また告白してくれる?ロマンチックな場所が良いなぁ~?」
少し唇を尖らせて言う受けくんに慌てて謝ると、次のデートで必ずロマンチックな告白をすると約束した。
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